結果報告書 (武田薬品工業株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 大阪市中央区道修町四丁目1番1号
届出者氏名 武田薬品工業株式会社  代表取締役 社長CEO クリストフ ウェバー
主たる業種 学術研究,専門・技術サービス業  |  中分類;学術・開発研究機関
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者 (使用台数 県内137台、うち適用除外区域外57台)

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計画期間

平成 25 年度〜平成 27 年度

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 24 年度

排出量の状況

実排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 71,700 tCO2 71,600 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 64,100 tCO2 64,000 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 61,400 tCO2 61,400 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 62,800 tCO2 62,700 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 70,000 tCO2 69,900 tCO2
削減率 12.41 % 12.43 %

排出の状況に関する説明

平成23年2月に竣工した湘南研究所は、建設時に省エネルギーに配慮したエネルギー効率が高い設備を導入していることから、平成25年度からの3ヵ年はソフト面に注力し、省エネルギーの教育を通じて設備を適切に運転することで、当初平成24年度の基準値から2.4%の削減を目指していた。しかしながら、省エネルギーを推し進めていく中で、当初の想定を上回る数の省エネルギー施策を発掘し、取り組むことができたため、計画を約10%上回る12.41%(実排出係数算出)の二酸化炭素排出量削減を達成することができた。3カ年計画の中で実施した主な施策について、以下に記す。
・ 計画初年度の平成25年度は、実験室等空調管理の適切化、冷凍機運転の最適化、車路排気ファンの運転時間短縮等の省エネルギーにより、二酸化炭素排出量を前年度比約11%削減することができた。
・ 計画2年目の平成26年度は、実験室等空調管理の適切化、スクラバー補給水の削減、夜間空調レヒータ温度の調整等の省エネルギーにより、二酸化炭素排出量を前年度比約4%削減することができた。
・ 計画3年目の平成27年度は、空調機械室吸排気ファン運転の適切化、常用発電機排温水循環量の増加、実験室等の照度調整等の省エネルギーにより、前年度比1%以上の二酸化炭素排出量削減を試みたが、受電契約電力を超えないよう、ターボ式冷凍機より吸収式冷凍機の運転を優先したことにより、約2%の増加となった。
・ 省エネルギー活動がやや頭打ちになってきていることを受け、平成27年度末に専門業者に省エネルギー診断を依頼し、新たな省エネルギー対策のアイデアを発掘することができた。平成28年度以降、これらのアイデア等を実施することで、さらなる二酸化炭素排出抑制を目指す。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《対象自動車を100台以上使用する事業者》

基準年度平成 24 年度

排出量の状況

基準排出量の合計量 324 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 302 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 310 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 255 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 334 tCO2
削減率 21.30 %

排出量原単位の状況

基準年度の排出量原単位 0.204 tCO2/千km
計画初年度の排出量原単位 0.196 tCO2/千km
計画2年度目の排出量原単位 0.182 tCO2/千km
計画3年度目の排出量原単位 0.152 tCO2/千km
目標とした最終年度の排出量原単位 0.197 tCO2/千km
削減率 25.49 %
原単位の指標の種類 総走行距離

排出の状況に関する説明

社用車をガソリン車から更新のタイミングでハイブリッド車へ置き換えることにより燃費の向上を図っており、効果が徐々に出ていると考えられる。

対象自動車の使用状況

総数うち 電気自動車うち 天然ガス自動車うち ハイブリッド自動車うち ディーゼル代替LPガス自動車
使用台数 137 台 1 台 0 台 123 台 0 台
割合 0.73 % 0.00 % 89.78 % 0.00 %

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○伝達・周知の実施(1101)
エネルギー使用データを従業員で共有し、省エネルギーの努力を図っているが、さらに、省エネルギーの社内教育を具体的かつ頻度高く実施することにより強化し、省エネルギー活動を推進する。また環境マネジメントシステム(ISO14001,エコアクション21,KESなど)の導入を検討する。
○推進体制の整備(1101)
年2回開催の省エネルギー委員会を通じて、省エネ施策および実績について従業員で共有し、省エネ意識が高まるよう啓発した。また、環境マネジメントシステムを導入することを決定し、湘南研究所環境安全衛生方針をまず策定した。現在、環境管理マニュアルを作成中である。

○その他
計画には記載していなかったが以下対策を実施した。
エネルギー使用量の管理対策(1105)
エネルギー消費が大きい設備であるドラフトチャンバーの無駄風量を解析し、その結果を従業員で共有した。この無駄風量データの共有により、一人一人が省エネルギーを意識しつつ、ドラフトチャンバーを使用している。

自動車における措置

計画実施の結果
・推進体制の整備(5101)エコドライブの実施(5105)
エコドライブ推進のため、全社的な周知を行う。
・低燃費車の導入(5106)CO2排出量の著しく少ない自動車の導入(5107)
リースの更新時期に合わせ、順次、ガソリン車をハイブリッド車に置き換える。
推進体制の整備(5101)エコドライブの実施(5105)
社内ホームページにエコドライブに関する内容を掲載し、全社的な周知を行った。
低燃費車の導入(5106)CO2排出量の著しく少ない自動車の導入(5107)
更新車両35台についてハイブリッド車両に置換えた。
 

新エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果
湘南研究所は、太陽光発電パネルおよび太陽光発電設備付街路灯を導入し、二酸化炭素の削減に努めています。さらに、二酸化炭素の削減を目的に、以下の設備や対策を導入しています。(1)排気風量連動空調機(インバーターファン)、(2)外気処理空調機の夜間モード運転、(3)昼光利用センサー付照明、(4)純水ポンプへのインバーター採用、(5)自然光利用トップライト、(6)外気処理空調機ドレンの再利用、(7)人感センサー付照明、(8)節水器具(衛生器具)、(9)高効率ランプ街路灯、(10)屋上緑化、(11)西日遮蔽対策(フィン・ブラインド)
これらの設備を、従業員一人一人に、設備の原理や省エネルギー効果を教育・周知徹底することにより、効率良く適切に運転することで、省エネルギーに努めます。
太陽光発電パネルおよび太陽光発電設備付街路灯をはじめ、(1)排気風量連動空調機(インバーターファン)、(2)外気処理空調機の夜間モード運転、(3)昼光利用センサー付照明、(4)純水ポンプへのインバーター採用、(5)自然光利用トップライト、(6)外気処理空調機ドレンの再利用、(7)人感センサー付照明、(8)節水器具(衛生器具)、(9)高効率ランプ街路灯、(10)屋上緑化、(11)西日遮蔽対策(フィン・ブラインド)を適切に運転・管理した。
これらの設備を、従業員一人一人に、設備の原理や省エネルギー効果を教育・周知徹底することにより、効率良く適切に運転し、省エネルギーに努めた。

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
(1)社内エコポイント制度を通じ、従業員や家族に対し、地球温暖化対策の啓発活動を実施しています。
(2)行政と当社で当社敷地内の緑地に対し「緑化協定」を締結し、緑地面積の維持に努めています。
(1)従業員およびその家族のエコ活動に対してポイントを付与する社内エコポイント制度(タケエコポイント制度)の運用を通じて、環境ボランティア活動、緑のカーテン作り、エアコンの適正温度設定など、従業員およびその家族の様々なエコ活動を継続的にバックアップした。
(2)行政と弊社の間で、湘南研究所敷地内の緑地に関して締結した「緑化協定」に基づいて緑地を適切に保護し、緑地面積を維持した。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

計画実施の結果
(1)特定フロン、代替フロン、新代替フロンを冷媒として使用している冷蔵庫・冷凍庫を廃棄する際には、フロン回収破壊法に従い、専門業者に委託することにより、フロンの排出抑制に努めています。
(2)二酸化炭素を使用する研究機器の一部には二酸化炭素の回収装置を設置し、二酸化炭素を回収し再利用することで、二酸化炭素の排出を抑制しています。
(1)特定フロン、代替フロン、新代替フロンを冷媒として使用している冷蔵庫・冷凍庫を廃棄する際には、フロン回収破壊法に従い、専門業者に委託することにより、フロンの排出抑制に努めた。
平成27年から施行したフロン排出抑制法に従った第一種特定製品の点検・修理および記録の保管等を行い、またCFC等の地球温暖化係数の高いフロンを含有する冷凍冷蔵機器、消費電力の大きい冷凍冷蔵機器の買い替えを推進することにより、温室効果ガスの排出抑制に努めた。
(2)二酸化炭素を使用するインキューベーター等の機器の一部に設置した二酸化炭素の回収装置により、二酸化炭素を再利用することで排出を抑制した。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 湘南研究所 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1 7114 医薬・薬学研究所

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