講座内容・講師紹介

講座内容

このプログラムは、座学メインの「えがく編」と、ゼミ形式の「うごく編」2つのステップで構成されています。

Step01

えがく編

えがく編は、週1回程度のペースで開催され、全4回の集中講座で事業構想の土台となる知識のインプットと実践のワークを行います。
一方通行の講義ではなく、実践に手を動かしながら、あなたの“やってみたい”を言葉にし、かたちにしていくプロセスを大切にしています。
※えがく編では、講座の各回の前後に、ご自身で取り組む課題があります。スキマ時間を活用しながら無理のない範囲でチャレンジしましょう。

第1回:仲間とつながり、事業を描くための視点を知る

日時
2025年9月7日(日)13:00-16:00
形式
対面(会場:横須賀市産業交流プラザ)
内容
  • 今後、事業プランを共に磨くプログラム受講者同士が、交流を深める機会を設けます。
  • 事業構想の土台となる「地域軸」「自分軸」「事業軸」に関するフレームワークの理解を深めていきます。
  • 三浦半島地域で活躍する外部ゲストから、地域で活動するために重要なポイントを学びます。
  • エントリーシートをもとに、事業の視点を深めるワークショップを行います。
講師
  • 清水 謙 氏

外部ゲスト
(予定)

金澤 等 氏

金澤 等 氏

株式会社kaneyo art studio代表取締役。
漁師。造形作家。「海とミライのがっこう」発起。

10代~20代前半は日本と海外で波乗りに明け暮れ、浜辺に転がる流木を集めて作品作りに没頭。
それまでの経験から見えたビジョン、手先の器用さが相まって、父の漁師小屋、母が切り盛りする海の家だった「かねよ」をセルフリノベーションし、2003年、かねよ食堂として開業。
浜辺のバラックをアートに変えたような手作りな店は、多彩な仲間たちの支えにより繁盛店に成長。コロナ禍の直前には年間4万人の来客を記録するに至り、今年で23年目。現在は漁業との連携を色濃くし、地域環境を学びの素材にした教育事業「海とミライの学校」を発起。NTT東日本・地域循環型ミライ研究所と協働し、漁業体験、イベント、ワークショップ、小学校などの海の学習の受け入れなどを中心に、活動を行う。

第2回:地域を知り事業を描く

日時
2025年9月13日(土)13:00-16:00
形式
オンライン
内容
  • 地域の資源や課題を探りながら、「事業を届けたい相手像」「どんな価値を届けたいのか」「どんな未来をつくるか」の輪郭を描きます。
  • 事前課題としてご案内する「エリアリサーチシート」を活用し、自分のやりたい事業が地域の特徴やリソースとどのようにつながるかを整理し、イメージを具体化していきます。
講師
  • 清水 謙 氏

任意参加:フィールドワーク

日時
2025年9月21日頃を予定
形式
対面
内容
三浦半島内の地域企業を訪問して、地域への理解を深めていきます。
その他詳細は、決定次第掲載します。

第3回:事業構想とゼミへの準備

日時
2025年9月27日(土)13:00-16:00
形式
オンライン
内容
  • 「もし自分が地域で事業をするなら?」を軸に、ビジネスモデルのたたき台をつくっていきます。
  • うごく編のメンターが登壇し、地域で事業を行う上で重要なポイントを学びます。
  • 三浦半島の可能性を踏まえ、自分が実現したいことを「事業」として具体的に描きます。
講師
  • 清水 謙 氏

第4回:スタートライン!〜えがく編総仕上げ〜

日時
2025年10月5日(日)13:00-15:00
形式
対面(会場:まなびかん(横須賀市生涯学習センター))
内容
  • 今までの講座を受けて作成した事業アイデアを発表する場です。
  • 卒業生、メンターなどと繋がりながら、自分自身に足りない知恵・情報・ネットワークを相互に交換し合うことで、さらなる事業のブラッシュアップを目指します。
外部ゲスト
(メンター)
  • 嘉山 淳平 氏

  • 菊池 未来 氏

  • 塚越 暁 氏

  • 永井 由美 氏

  • 根岸 辰也 氏

  • 加藤 太一 氏

Step02

うごく編

うごく編は、三浦半島で活躍する先輩起業家がメンターとして参画し、より密な関係性が築けるゼミ形式で、事業プランのブラッシュアップを行います。
月1〜2回のゼミでは、メンターとの壁打ちに加え、ゼミ生同士によるフィードバックも重ねながら、実現性の高いプランへと磨き上げていきます。(うごく編の実施期間は2025年10月〜2026年2月末)

うごく編は、「やってみる」ことを通じて事業プランを深める設計となっています。
そのため、ゼミ期間中に最低1回、何らかの実践に取り組むことが参加条件となっています。(実践の規模や内容の難易度は問いません)

▼実践の例
・サービスの試作やトライアルをしてみる
・ポップアップ出店などでサービスを試してみる
・お試しのミニワークショップを開いてみる

※えがく編の終了後、どのゼミを希望するか、受講生の皆さんからアンケートにて希望を取り、ゼミの割り振りを決定します。

Aコース

出発点

自分の「想い」「好き」「やりたい」こと

  • やりたいことはあるが、どう事業化すればよいか悩んでいる
  • 自分の「WILL」から事業を構想したい
学びの視点
自己理解 / 自己資源の棚卸し
ゼミの進め方(アプローチ)
  • 内発的動機(WHY)を掘り下げ、人にどんな価値を生み出していけるかを考える
  • 「好き・関心」を小さく形にする仮説づくり
  • 自分のアクションを共有し、壁打ち・振り返りを行い、仮説を検証・修正

Bコース

出発点

地域の困りごと・顧客ニーズ・社会的課題

  • 地域・社会のニーズに応える事業づくりをしたい
  • 地域に貢献する事業を立ち上げたい
学びの視点
顧客インサイト / 課題解決力
ゼミの進め方(アプローチ)
  • 顧客・地域ニーズを踏まえたサービス仮説の設計
    →インタビューなどのリサーチとテスト販売などの実践から、消費者理解の解像度を上げる
  • 自分のアクションを共有し、壁打ち・振り返りを行い、仮説を検証・修正
目指す姿(ゴール)
実践と振り返りを繰り返しながら、持続可能なビジネスモデルの仮説を立て、次の挑戦に踏み出せること

事業ブラッシュアップ会

日時
2025年12月〜2026年1月ごろ
形式
オンライン
内容
受講生が集まり、お互いの事業プランのブラッシュアップや、情報交換を行う場です。

最終報告会

日時
2025年2月28日(土)
形式
対面
内容
これまで磨き上げてきた事業プランを発表する、プレゼンテーションの場を設けます。
自らの言葉で、事業プランや今後のビジョンを語ることで、共感してくれる応援者や顧客、事業パートナーとの出会いにつなげます。
当日は、プログラム卒業生やメンター、地域の経営者、金融機関など多彩な参加者を迎え、事業の体験・販売、対話の場を通して、これからの挑戦を後押しする新たな関係性が育まれます。

講師・メンター紹介

このプログラムには、三浦半島やその周辺で実践を重ねてきた先輩起業家たちが、メンター・講師として関わっています。
地域でのリアルな経験にもとづくアドバイスや伴走支援が受けられるのは、このプログラムならではの大きな特徴のひとつです。
受講生一人ひとりの「やってみたい」に寄り添い、挑戦を形にするための具体的なヒントやフィードバックを届けてくれる、心強いパートナーです。

清水 謙 氏

ヒトコトデザイン株式会社 代表取締役

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清水 謙 氏

神奈川県茅ヶ崎市 ヒトコトデザイン株式会社 代表取締役

1974年岐阜県生まれ、神奈川県茅ヶ崎市在住。輸入商社などを経て、株式会社リクルートマネジメントソリューションズで、企業の人材育成・組織開発に関するコンサルティングに従事。独立後、ヒトコトデザイン株式会社を設立。在住の茅ヶ崎では企みごと(TAKURAMI)創出のためのコミュニティとしてチガラボを運営(2017-2024)。災害復興支援(東北・能登)、食によるまちづくり(埼玉)などソーシャル&ローカルプロジェクト創出、越境型の人材育成、自走型の組織開発、などに取り組んでいる。

#たくらみ(TAKURAMI) #事業の仕立て屋 #湘南・茅ヶ崎  #まちづくり #場づくり #コンサルティング #ファシリテーション #日本酒好き

■メンタリングスタイル
#オールマイティ #ロジカル #ビジョナリー #異質なもの×異質なもの

嘉山 淳平 氏

株式会社シテコペ 代表取締役CEO

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嘉山 淳平 氏

株式会社シテコペ 代表取締役CEO

神奈川県 横須賀市 長井出身・在住。市議会議員 × 社会起業家。地域の魅力に付加価値を高めるため、農業体験や漁業体験などを企画運営する「株式会社シテコベ」を2018年に起業。人と人を結びつけ、課題解決に向けてまちを動かしていく「地域のプロデューサー」を目指しています。

#シテコベ #農業体験 #漁業体験 #元政治家 #まちづくり #現場密着

■メンタリングスタイル
#具体的な一歩をつくる #実践型 #引き出す #収支計画もしっかり書く

菊池 未来 氏

朝めしあるべ 店主 / 合同会社MISAKI STAYLE

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菊池 未来 氏

朝めしあるべ 店主/合同会社MISAKI STAYLE

神奈川県三浦市生まれ。大学で建築・都市計画・ランドスケープを学び、学外でもワークショップでリアルな地域課題解決を経験。 自身で提案した「三浦の滞在を変えるのはゲストハウス」を実現するため、鎌倉ゲストハウスのマネージャーを経験。 その後も多岐にわたる仕事に携わりながら、2018年に合同会社MISAKI STAYLE(ミサキステイル)を設立。 移住・創業相談、空き家相談、朝めし、イベントの企画運営など「三浦の入口・窓口」としてミサキステイルをキッカケに三浦が楽しくなる仕掛けを創出。

#三浦が地元 #移住相談 #創業相談 #空き家活用 #朝めしあるべ 女将 #新規創業 #古家大好き #バスケットボール #段取り命 #シェアハウス運営 #トライアル #空き家改修

■メンタリングスタイル
#とにかくやる #トライアル&ベター #意外と現実的?!

塚越 暁 氏

HARAPPA株式会社 代表取締役

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塚越 暁 氏

神奈川県逗子市 HARAPPA株式会社 代表取締役

1978年神奈川県逗子市生まれ。16歳男子・12歳女子の2児の父。2002年より株式会社リクルートで編集、ECサイト運営、経営企画に携わる。2011年秋、グリーンズ主催のスクールgreen school Tokyoをきっかけに2012年4月立ち上げたマイプロジェクトを3年がかりで事業化。現在は逗子の山中のフィールドを中心に親子がホンキで遊ぶ機会を提供することを仕事にしている。

#原っぱ大学 #ガクチョー #サーファー #逗子 #子ども #体験 #泥んこになって遊ぶ #想いを形にする #お酒飲めない

■メンタリングスタイル
#具体的な一歩をつくる #柔軟 #本音を活かす #おせっかい #収支計画もしっかり書く

永井 由美 氏

株式会社LINK 代表取締役

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永井 由美 氏

株式会社LINK 代表取締役

秋田県出身。1男2女の母。
結婚を機に横須賀での生活をスタート。海も山もあり、必要な時には都会へのアクセスも良い三浦半島は子育てにも最高の環境で大好きな街に。
第一子出産後に子育ての難しさを自分自身でも感じ、「親子カフェ+室内あそび場+託児所」の民間子育て支援施設mam&kids salon「結-Yui-」を2018年にオープン。「お家でも公共施設でもない第三の居場所」をコンセプトに親子の居場所作りを中心とした子育て支援活動を行っている。現在は全国の企業、個人の “親子のサードプレイス” 創出プロジェクトを統括。加えて親子サポートの必要性や課題解決に関わる講演・ワークショップ、人材育成にも取り組む。

#結-Yui- #横須賀 #子育て #居場所 #子ども #まちづくり#飛行機&空港大好き

■メンタリングスタイル
#手を動かし続ける #顧客に寄り添う#具体的な一歩をつくる#悩むならやる!#AIを味方にする #エンパワーメント

根岸 辰也 氏

Awesome Wheel Designs.共同代表 など

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根岸 辰也 氏

Awesome Wheel Designs.共同代表 ampvillage 代表取締役 株式会社三浦観光バス 常務取締役

1986年神奈川県三浦市生まれ。3児の父。2009年に近畿日本ツーリスト株式会社にて、海外インセンティブツアーの企画実施を中心に、2011年の東日本大震災以降は復興支援のバスツアーなど数多く運営するなど、ソーシャルな事業展開を目指し活動する。
2014年より事業承継として株式会社三浦観光バスに入社。貸切バス事業、レンタカー事業、旅行業等の事業経営を行う傍ら、既存事業以外の多角的な展開を推進。家業の強みを各種モビリティによる「移動」ビジネスであると再定義し【「移動」の新たな価値をデザインする】というビジョンのもと、承継事業における新たな価値創造を提案。モビリティを用いた自走可能なコンテンツによってアプローチできる地域や社会課題の解決をミッションとし、三浦半島を中心に様々な地域活性プロジェクトを展開中。

#移動 #モビリティ #三浦海岸 #事業承継 #3児の父 #のりもの大好き #ブレスト大好き #構想大好き

■メンタリングスタイル
#構想壁打ち24h受付中 #悩むよりもやってみる

加藤 太一 氏

空家レンジャー 代表

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加藤 太一 氏

神奈川県逗子市/葉山町 空家レンジャー 代表

子供の頃からものづくりの受賞暦が多く、若いときは電機メーカーのエンジニアでありながら、デザインやアートの作品も数多く生み出し、ミラノサローネなど国際的にも活動の幅を広げていたが、最近はものづくりから「場づくり」へと活動をシフト。浜の芸術祭、メイクネットワーク、空き家レンジャーなど、人の共感を集め「コミュニティ」を形成することで、革命に挑んでいる。空き家レンジャーは、空き家をDIY改装しながらコミュニティを作ると、改装中に使い手が埋まるという革命的な手法で空き家を再生し続けている。2016年の逗子市の古民家の再生から始まり、2017年には葉山町の巨大な社員寮をシェア工房やシェアキッチンに再生させた。2018年には逗子駅前の空きビルをコワーキングバーとして再生、現在は鎌倉山の空き森の再生など、次々とコミュニティの力で空き家再生を再生し続けているが、その活動をさらに全国に広めていくために、空き家再生のオンラインコミュニティをスタート。

#空き家レンジャー ピンク #空き家再生#シェアリング #アップサイクル #DIY #プレイスメイキング #コワーキングスペース #アクティブモンスター #逗子・葉山

■メンタリングスタイル
#Do it! #小さく稼いでみる #多様なリソース・機会とつなぐ #みんなで楽しく

連携施設(一例)

うごく編の実践の機会として、ポップアップ出店やテスト販売の場として協力いただける施設です。
※施設の利用は希望者全員に保証されるものではありません。

トライアルベース あるべ(三浦市三崎)

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シテコベハウス(横須賀市長井)

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NAHAMA BASE (横須賀市長井)

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葉山ファクトリー(葉山町長柄)

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