更新日:2024年4月26日

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幸せな家庭を築く夫婦のコミュニケーション

DV予防啓発冊子「幸せな家庭を築く夫婦のコミュニケーション」(2024年3月発行)

コミュニケーション冊子の表紙

 表紙・もくじ・ChapterⅠ 家族ライフサイクル(PDF:5,632KB)

 ChapterⅡ 夫婦の絆を深めるコミュニケーション(PDF:3,540KB)

 ChapterⅢ よりアサーティブになるために~自分も相手も大切にする自己表現をめざして~(PDF:7,950KB)

 結婚生活の中で遭遇する様々なことを二人で乗り越えていくために必要なのが、自己理解、パートナー理解、そして二人の絆を深めるようなコミュニケーションのスキルです。

 本冊子では、家族心理学、カップル・セラピー、そしてアサーション(自分も相手も大切にする自己表現)の観点から、夫婦はどのような道筋をたどって生きていくのか、その中でどのような課題に向き合わなければならないのか、アサーションとはどのようなコミュニケーションなのか、どのようにして身につけていったらよいかについて解説しています。(A5判20ページ)

 夫婦やパートナー間において生ずる様々なストレスを緩和し、末永く幸せな結婚生活を送っていただく。そのことがドメスティック・バイオレンス(DV)の未然防止にもなる。そう願ってこの冊子を作成しました。

 郵送をご希望の場合は、下記へお問い合わせください。

 問合せ先 かながわ男女共同参画センター 相談課
 電話:0466-27-2111 ファクシミリ:0466-25-6499

 

冊子の内容から

日頃の自分自身をふりかえってみましょう
「パートナーとのコミュニケーション・チェックリスト」

 日頃のあなたとパートナーとのコミュニケーションをふりかえってみましょう。あてはまる数が多いほどアサーティブで良好なコミュニケーションができている可能性があります。

コミュニケーション・チェックリスト

アサーティブ(アサーション)とは

 アサーティブな自己表現とは、自分の気持ちや考えや欲求を素直に率直に表現するものですが、相手には自分とは異なる気持ちや考えや欲求があって当然だと考え、相手の話にも耳を傾けて理解しようとする、相互尊重の自己表現のことです。

「I message(私はメッセージ)」で伝えてみましょう

 アサーティブな自己表現をするために、「私は~と思う」「私の気持ちとしては~」「私があなたにしてほしいのは~」というように、I message(私はメッセージ)で率直に伝えます。その一方で、「あなたはどう思う?」「あなたの気持ちを聴かせてくれる?」というように、相手の気持ちや考えや欲求を聴き理解しようとする姿勢も持っています。つまり、伝えることと聴くことの両方を大切にするのです。アサーティブに会話をすることは、少々面倒くさく感じられるかもしれません。しかし、きちんと自分の言いたいことを伝え、相手の話を聴く方が、多少時間はかかっても結果的に良い結果が導き出せたり、二人の関係に対する満足度が上がります。

聴くことは話すことと同じくらい重要なコミュニケーション

 コミュニケーションとは「話す」ことだと思っている人が少なくありませんが、「聴く」ことは話すことと同じぐらい重要なコミュニケーションの要素です。「この人はどんな気持ちなんだろう」「私に何を伝えたいんだろう」というように、ただ単に耳で「聞く」のではなく、相手を理解しようと思って「聴く」のはエネルギーが必要ですが、話し手の方はちゃんと聴いてもらえると、「分かってもらえた」と感じることができ、それだけでストレスは軽減されることもありますし、二人の心の絆はより深まります。

詳しくは冊子をご覧ください

 本冊子の中では、家族のライフサイクル(独身期から始まる夫婦の発達段階と課題)、夫婦の絆を深めるコミュニケーション、自己表現について詳しい解説やミニエクササイズ等もありますので、ぜひご覧ください。
 皆さんが日頃の自分自身をふりかえり、パートナーをあらためて見つめ直し、本冊子で紹介していることを一つでも二つでも二人の関係の中で活かしていただくことで、これから進んでいく二人の結婚生活が、より豊かで幸せなものになることを心から願っています。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は かながわ男女共同参画センターです。