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更新日:2024年7月1日
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神奈川県地域医療医師修学資金貸付制度について
将来、県内の地域医療を担う医師の育成と確保を図るため、神奈川県地域医療医師修学資金貸付制度を平成22年度から創設しています。
なお、令和元年度に横浜市立大学医学部生を対象としていた神奈川県産科等医師修学資金貸付制度と統合しています。
この制度により入学された方には、自身が選択するキャリア形成プログラムに従って、初期臨床研修を含む神奈川県内での9年間の従事義務があります。
令和6年6月22日(土曜)に本修学資金等に係る説明会を開催しました。
詳しくは下記ページをご覧ください。
令和6年神奈川県医学部地域枠・自治医科大学合同説明会
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f535143/r6setsumeikai1.html
次の(1)から(5)までの要件をすべて満たす方が対象です。
(1)将来県内において、産科(産科の診療を行う産婦人科を含む。)、小児科、麻酔科、外科※1、内科、救急科、脳神経外科及び総合診療を担う診療科(以下「地域医療関連診療科」という。)を担当する医師の育成及び確保を図るための医学を履修する課程として、卒業後に一定の期間にわたり県内において医師の業務に従事する意思を有する入学者を選抜するための制度を設けている北里大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学及び横浜市立大学に置かれる課程(地域枠(指定診療科枠))を履修する者として大学に入学を許可された方であること。
(2)県内出身者であること。※2
(3)学業成績が優れ、性行が正しく、かつ、身体が健康であること。
(4)キャリア形成卒前支援プランの適用に同意すること。
(5)キャリア形成プログラムを選択し、当該キャリア形成プログラムに従い、特定臨床研修※3及び特定医師業務※4に特定期間※5以上の期間従事する意思を有すること。
※1 外科とは、日本専門医機構の外科の基本領域とし、具体的には外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、消化器外科、小児外科、内分泌・甲状腺外科がこれに当たります。
※2 県内出身者とは、次のいずれかに該当する者をいいます。
ア 大学に入学した時点において、県内に1年以上居住したことのある者
イ 県内の高等学校又は中等教育学校を卒業した者
※3 特定臨床研修とは、県内に所在する基幹型臨床研修病院が作成した臨床研修プログラムに基づく臨床研修をいいます。
※4 特定医師業務とは、県内に所在する指定医療機関における指定診療科を担当する医師の業務をいいます。
※5 特定期間とは、修学資金の貸付期間の2分の3に相当する期間をいいます。貸付期間が6年の場合、特定期間は9年となります。
北里大学 | 5名 |
聖マリアンナ医科大学 | 7名 |
東海大学 | 5名 |
横浜市立大学 | 8名 |
大学に入学する日の属する月から大学を卒業する日の属する月まで
(原則、大学1年次から6年次までの6年間)
月額10万円
原則、毎月貸付けを行います。
貸付に当たっては、成年の者で独立の生計を営む(原則として職業を有し、一定の収入のある)連帯保証人2名が必要です。
修学資金は修学生本人名義の口座へ振り込みます。
次の(1)から(3)までの要件をすべて満たしたときは返還の債務を免除します。
(1)キャリア形成プログラムに従い、特定臨床研修及び特定医師業務に継続して従事した期間が特定期間に達すること。
(2)大学を卒業した日※6の属する月の末日までに特定臨床研修を受けることが決定し、当該特定臨床研修を修了すること。
(3)臨床研修が終了した日の属する月の末日までに特定医師業務に従事することが決定し、当該特定医師業務に従事すること。
※6 大学を卒業した日の属する年度内に実施された医師国家試験に合格しなかった場合は、同日から起算して1年を経過する日
* 返還免除に該当しなくなった場合には、原則1か月以内に貸付けを受けた修学資金に利息(年10%)を付した額を返還していただきます。
県では、キャリア形成卒前支援プラン及びキャリア形成プログラムを定めており、本修学資金の貸与を受けた方は、本プラン及びプログラムの適用を受けることとなります。
それぞれの詳しい内容は、下記リンクからご確認ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f535143/sotuzennsiennpuran.html
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f535143/kyariakeisei.html
初期臨床研修修了までに、自身が選択したキャリア形成プログラムをもとに県内医療の状況、医師本人の特性(希望、能力、適性)等を総合的に勘案して、地域医療関連診療科の中から県が指定します。
初期臨床研修修了時に、神奈川県医療対策協議会※7において協議のうえ、自身が選択したキャリア形成プログラムをもとに県内医療機関の中から勤務していただく医療機関を県が指定します。
なお、指定する医療機関は、医師が不足している地域の病院又は診療所を想定しています(県立病院に限るものではありません)。
また、指定後は7年間同一の指定医療機関に勤務していただくとは限らず、県内医療の状況をみながら、いくつかの医療機関に勤務していただく場合もあります。
※7 神奈川県医療対策協議会とは、神奈川県における医師確保対策に関する事項等について協議するために設置したもので、公益社団法人神奈川県医師会等医療関係団体や医師の養成を行う県内大学、県内医療機関、住民代表者などにより構成されています。
「神奈川県地域医療医師修学資金貸付条例」
電話 045-210-4877
このページの所管所属は健康医療局 保健医療部医療整備・人材課です。