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更新日:2022年3月1日
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「きれいな海」を守り「豊かな水産物」を提供することを目的として、水産振興施策の企画・立案、水産資源の管理や栽培漁業の推進、漁業調整・取締り、漁業協同組合の指導、漁業就労支援などを行います。
研究部門では、東京湾及び相模湾の水質や資源等の調査研究、定置網等漁業技術改良の調査研究、水産物の新たな加工利用技術等の調査研究、さらには、水域環境の保全に関する研究や、河川や湖沼の水産生物に関する調査研究などを行います。
また、これらの調査研究結果等を基に、直接漁業者等に接しながら、新しい技術・知識の普及・指導などを行います。
水産技術センター、水産技術センター内水面試験場、水産技術センター相模湾試験場、地域県政総合センター、水産課など
各部局について、詳しく知りたい方は組織紹介をご覧ください。
アワビやサザエといった、沿岸の岩礁に生息する漁業資源の試験研究を担当しています。業務の内容は、市場に出向いて水揚げされたアワビやサザエを計測したり、自ら潜水して調査や実験を行ったり、漁業者さんへの聞き取り調査といったフィールドでの調査や、県内の各市場から集まってくる水揚げデータの解析など、多岐にわたります。これらの調査結果から、水産資源の安定的供給ができるように、水産資源の現状や、絶やさずに獲り続ける方法について、科学的根拠に基づいて伝えることが、私の仕事です。
水産職は、大学等で学んだ専門知識を水産業の発展のために直接生かすことができる仕事です。水産業の現場に密着して、水産のスペシャリストとして仕事ができることにやりがいを感じています。
イワシ類の資源調査や有害プランクトン発生状況のモニタリング、東京湾の貧酸素水塊対策などを担当しています。漁港で水揚げされたイワシ類の体長や重さを計測して得られたデータから資源状態や来遊量の予測を行ったり、漁業調査指導船を活用して東京湾の海水の酸素量等を計測したりと様々な業務がありますが、どの業務も地元の漁業者と関わることが多いです。
初めのうちは漁港に行っても漁業関係者からあまり話しかけられなかったのですが、何回も顔を出して情報提供しているうちに、県内の漁模様などについて聞かれることが多くなりました。その中で、自ら観測・収集した情報が操業に役立っていると言ってもらえたときにはやりがいを強く感じました。漁業者が今何を求めているのかを把握するために常に情報収集を心掛けています。
私はトラフグ、カサゴ等の放流用稚魚を育成する技術開発を担当しており、魚の赤ちゃん時代を人の手でいかに効率よく健全に守り育てるのかという研究をしています。育てた稚魚は水産資源を増やす取組の一環として、県内の沿岸域に放流します。生産から放流までを経験できる魅力ある仕事であり、飼育していた魚が大海原へ飛び出していくその瞬間は、「頑張ってこいよ!」と言わずにはいられません。
仕事で最もやりがいを感じるのは、生産した稚魚を放流した際に漁業者の方から感謝の言葉をいただくときです。生き物相手ゆえ、悪戦苦闘することも多いですが、その感謝の言葉をいただくと「また次も頑張ろう!」と強く感じます。
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