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更新日:2024年11月19日
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川崎市臨海部の大気環境と極地汚染対策
川崎市川崎区の産業道路沿いにある「池上新田公園前測定局(池上測定局)」は、県内の90局ある大気汚染常時監視測定局のうち、最も二酸化窒素(NO2)の濃度が高い測定局です。全国のほとんどの測定局がNO2の大気環境基準を達成している中で、平成24年度まで一度もNO2の大気環境基準を達成したことがありませんでしたが、最近は大気環境基準を達成するようになっています。しかしながら、依然として池上測定局は他の地域よりNO2の濃度が高い状況です。
池上測定局におけるNO2濃度(98%値)は、平成24年度まで大気環境基準値である0.060ppmを大幅に上回っていました。また、他の測定局の濃度が低減傾向であるのに対して、池上測定局は平成24年度までの約10年間、NO2濃度が横ばいの状況が続いていました。平成25年度に初めて0.060ppmを下回り大気環境基準を達成しました。平成26年度は大気環境基準を達成できませんでしたが、平成27年度以降は大気環境基準を達成しています。
最新の状況は、川崎市のホームページ(大気環境情報)をご覧ください。
池上測定局が位置する産業道路(県道6号 東京大師横浜線)では、臨海部の物流拠点や工場に出入りする大型トラックが多く走行し、渋滞が発生しています。また、風が抜けにくく、自動車排出ガスが溜まり易い構造も伴い、局地的な大気汚染が生じていると考えられます。
産業道路における局地的な大気汚染を改善するために様々な取組を行っています。
臨海部の事業所の方や臨海部で自動車を利用するすべての方々に、取り組んでいただきたい環境に配慮した自動車利用について、ガイドライン(PDF:424KB)にまとめました。
産業道路における局地的な大気汚染を改善するため、次の4つの取組に是非ご協力ください。
ガイドラインに基づく取組の実施要請に賛同していただいた110事業所を紹介します。
(賛同事業者の募集は平成24年度末で終了しました。)
本県では、各事業者が行っている「環境に配慮した自動車利用」の取組事例を募集しています。これまでに皆様からお寄せいただいた自動車排出ガス抑制のための取組は次のとおりです。
池上測定局の二酸化窒素の大気環境基準を今後も達成していくためには、引き続き、臨海部の事業所の方や臨海部で自動車を利用する方々に、エコドライブの実施、マイカー通勤の自粛等、環境に配慮した自動車利用の取組について、ご協力していただくことが必要です。
そこで、県では、皆様にこれらの取組を効果的に進めていただくため、池上測定局の二酸化窒素が高濃度になった時に、事前にご登録いただいた携帯電話等のメールアドレスに、池上測定局の二酸化窒素濃度の情報を配信します。
高濃度情報の配信を希望する方は、次のホームページにアクセスしてください。
このページの所管所属は環境農政局 環境部環境課です。