第28回(第4期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議審議結果

掲載日:2015年4月1日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第28回(第4期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議

開催日時

平成26年5月30日(金曜日) 15時00分から17時10分

開催場所

神奈川県庁新庁舎5階 第5会議室

出席者【座長・副座長等】

田中 充【座長】、淺枝 隆【副座長】

金森 厳、北村 多津一、倉橋 満知子、坂井 マスミ、佐藤 恭平、篠本 幸彦、滝澤 洋子、中門 吉松、長縄 今日子、中村 道也、西 寿子、浜野 安宏、林 義亮、前田 裕司、増田 清美、森本 正信、吉村 千洋

次回開催予定日

平成26年8月27日

所属名、担当者名

水源環境保全課調整グループ 担当者名 高乘、龍、葉山

電話番号 045-210-4352

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

(事務局)

 ただいまから第28回(第4期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。開会に当たり、吉川副知事からごあいさつ申し上げます。

(吉川副知事)

 皆様こんにちは。神奈川県副知事の吉川でございます。本日は、暑いところお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。そして、このたび県民会議の委員に新たにお引き受けいただいた方も、引き続き委員をお願いしている方もいらっしゃいますが、いずれにいたしましても、この県民会議は皆様方のいろいろな意見をいただいて、そして施策に反映していくという役割を持ってございますので、よろしくお願いいたします。

 この水源環境保全・再生の取組につきましては、何といっても水源環境保全税というものをベースとして、いろいろな施策を実施しているわけでございますけれども、この施策の実施のために県民の意見を反映するということで平成19年度に県民会議が創設され、水源環境保全税はスタートしたということです。

 創設以来、この県民会議には大きく3つの役割をお願いしてございます。1つは何といっても水源施策の点検・評価、これが一番大きなところです。それから2つ目は市民事業への支援。さらに、県民への情報提供、こうした役割を担っていただいてございまして、そういう意味では皆様方に、様々なことをお願いしているところでございます。

 この水源施策でございますけれども、周期でいきますと、19年から23年までの5年間が最初のスタート、第1期ということでございます。それから、24年から第2期に入ってございまして、今年がちょうど3年目ということになります。ある意味ではちょうど2期目の折り返しといったことが今年の位置づけであろうと思ってございます。いずれにいたしましても、県民会議の皆様方には、そうした中でそれぞれの立場からのいろいろなご意見をいただきたいと思いますので、どうぞ改めてお願いしたいと思います。

 それからまた、少しお話しさせていただきますと、今は第2期目とお話ししましたけれども、実は施策大綱というのがありまして、これは20年の長期の中での取り組みです。その中で1期、2期と、5年毎の計画にさせていただいて、今まさに2期目の半ばということです。様々な事業に取り組んでいる中で、我々の評価から言えば、概ね順調に進んでいるものと考えてございますが、まだ2期目の途中でございます。そうした意味ではまさに道半ばでございます。

 少し1期目の話をさせていただきますと、おかげさまで第1期につきましては、水源環境保全税をいただいて、トータルで言えば、総事業費189億7,000万円により、森林の再生保全、あるいは河川の再生保全、そうしたことに取り組ませていただいて、目標をおおむね達成してきました。

 2期目に入って、少し税収環境がよくなったこともありまして、平均すると年間で、39億円、40億円という税収を確保できています。そうした財源の下地があって我々の事業が順調に進めていけるのかなと思ってございます。

 いずれにいたしましても、2期目が28年度で最終ですが、一応10年ということになります。ですから、皆様方にぜひお願いしたいのは、この10年、さらに先の10年、これで20年、そうした意味で先を見ながらぜひご議論をお願いしていきたいと思います。

 この神奈川の水源を守って、良好な状態で次の世代に引き継ぐというのは我々の大きな眼目でございますので、どうぞこの2期目のこれからの3年間につきまして、引き続き皆様方の力添えをいただければと思います。このようなお願いをさせていただきまして、県民会議をぜひお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

- 金子環境農政局長ほか、出席職員について紹介 -

 

(事務局)

 次に、県民会議の公開基準等について御説明させていただきます。県民会議は、あらかじめ御案内しておりますが、公開で開催しております。また、会議記録につきましては、委員の氏名を記載した発言記録とし、事務局が作成した会議録を出席委員が確認した後、県のホームページで公開いたします。また、報道関係の方や、県職員が会議の妨げにならない範囲で写真等の撮影をさせていただくことがありますので、あらかじめ御了承いただきたいと存じます。

 なお、県職員が撮影した写真は、県のホームページなど、広報媒体に掲載することがありますので、あわせて御了承いただきますようお願い申し上げます。

次に、今回は第4期最初の県民会議ということで、新任の委員の方々との初顔合わせとなりますので、ここで本日出席委員の皆様から1分程度、自己紹介をお願いしたいと思います。それでは、出席名簿の順ということで、金森委員からよろしくお願いいたします。

(金森委員)

 金森と申します。到着が若干おくれました、申しわけございません。私は3期に続いて4期も委員をやらせていただきます。よろしくお願いいたします。

 森・水にかかわるところでは、私は神奈川県の森林インストラクターをしていまして、あるいは東京都のやはり同じようなインストラクターをしていまして、NPOも10個ほどいろいろかかわっています。その辺の詳しくは交流していろいろお話、情報交換させていただければと思います。

 普段は相模原市立の市民・大学交流センターというのが相模大野にあるのですが、そこの指定管理を受けまして、副所長で管理責任者をしております。私も森林に興味どころか、非常に思い入れがあって、この役割は重いものだと感じています。よろしくお願いします。

(北村委員)

 北村と申します。どうぞよろしくお願いします。実は私、新任となっていますけれども、第2期の県民委員をやらせていただきました。3期目は都合があって参加できませんでしたけれども、やはりその後の水源環境はどうなっているのかということが気になりますので、改めてお受けさせていただきました。若干参加した経験がありますので、こういうところでは皆さんと一緒になって、よりよい県民委員としてお手伝いさせていただきたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(倉橋委員)

 倉橋満知子と申します。よろしくお願いいたします。私は団体のほうから来ておりまして、この水源環境県民会議のほうは第1期から今まで7年間、ことしは8年目になりまして、最初のころから続いて参加している数少ない1人でございます。私は桂川・相模川流域協議会と申しまして、この神奈川県の飲み水となっています水道水、600万人が飲んでいる相模川の水を環境問題としてやっています。特に山梨県と一緒にやっておりますので、山梨県の課題と、それからそれに付随した水質・水量の問題というのを直接見たり、また関係者から聞いたりしまして、その課題をこの水源環境保全の中で、少しでもクリアできていったらよりよい水が神奈川県の皆さんに飲んでいただけるのではないかなと思っております。ただ、課題がなかなか多くてまだしばらくかかるかと思いますけれども、ぜひ皆さんにも御協力いただいて、特に山梨県のことを皆さんにここで知っていただく役割も私は担ってきておりますので、よろしくお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(坂井委員)

 公募で2期目の坂井マスミでございます。よろしくお願い申し上げます。私が住んでいるのは川崎でございます。川崎の人は大体8割から9割ぐらいは多摩川の水を飲んでいると思っています。神奈川県は非常に多様な要素を持ち合わせていて、それぞれの人がそれぞれ違う暮らし方をしていらっしゃいます。その方々が唯一、これは川崎でも同じことですけれども、唯一同じことを、1つのことを目指して何かをできるという問題は、今神奈川県においてはこの問題だけなのではないかと思います。どうしたら神奈川県900万人が1つのことに向かって課題を解決しているかということに関して、どういう方向を示せるか、私どもは試されていると思っております。よろしくお願い申し上げます。

 また、私は口が渇く症状がありますので、会議中も含めて常にガムを噛む、あるいは水分の補給をすることがございますが、皆さんの御理解と御承諾をお願いいたしたいと思います。引き続きよろしくお願い申し上げます。

(佐藤委員)

 私、佐藤恭平と申します。よろしくお願いします。川崎の麻生区に住んでおります。私は神奈川の森林インストラクターをもう21年やっておりまして、森林づくりボランティアをやってきております。

 また、私が勤務しているのは日揮株式会社という会社でございまして、パートナー林活動に参加しておりまして、会社内のパートナー林活動のリーダーをやっています。私ども日揮という会社はいろいろな国の方がいらっしゃいまして、パートナー活動には参加してもらっているのです。外国人の方と一緒に山に行きまして、もう単純に山の緑と、それから川のせせらぎの音と、それから水のきれいさ、これに単純に感動して、すごく喜ぶのです。私がつくづく思ったのは、やはりこういう神奈川の森林とか、水資源というのは他国にはないすごく貴重な資源だというふうにつくづく思います。

 ということで、この神奈川県の森林保全という活動、施策は非常に重要なことだというふうに考えています。これはやはり一つの資産ですので、やはりこの資産を守るということと、それから県民の持っている資産をもっと活用して、皆さんがハッピーになるようなことを考えて提案できたらなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

(篠本委員)

 酒匂川水系保全協議会の副会長という立場で出席させていただいています。私は初めてで、前任者である片山幸男さんがお亡くなりになりまして、その後私のほうに白羽の矢が立ちました。手を挙げてこれに参加しようという気はなかったのですけれども、当面どういったことをやっていらっしゃるのか感覚をつかんで、それが今まで私、本職は酒匂川漁協で組合長をやっておりまして、内水面のほうで橋本のほうを一生懸命見ていたのですけれども、これから県内というか、こういった会議を通じて全体に及ぼす影響を、自分の仕事を含めて何か水源環境保全にかかわるところを自分なりにとらえたらいいのかなということ、これから勉強させていただきます。よろしくお願いしたいと思います。

(滝澤委員)

 藤沢市からまいりました滝澤洋子です。どうぞよろしくお願いいたします。全国の森林インストラクターと神奈川県の森林インストラクターの資格をいただいているのですが、メーンは神奈川県で活動させていただいております。もともと山が好きだったのですけれども、もう何年も前ですが、シカとかクマの調査で丹沢に行ったりして、いろいろと教えていただく中で、だんだん山の変化、大変なことになってきているなと、とても思っております。何か少しでもお役に立てればと思って応募いたしました。よろしくお願いいたします。

(田中委員)

 こんにちは。法政大学の田中充と申します。どうぞよろしくお願いいたします。この水源環境保全にはいろいろなご縁があって、かかわりまして長くなっているのですが、今期も務めさせていただくことになりました。どうぞまた皆さんといろいろな議論ができるように、よろしくお願いいたします。

(中門委員)

 寒川町からまいりました中門と申します。私は倉橋さんと桂川・相模川流域協議会のほうも一緒にやっておりまして、それも公募のきっかけの一つなのですけれども、水源環境保全はできてから5年が過ぎて、7年が過ぎて、8年目になるということです。私も今67歳になりまして、先を考えて3年間たつと70歳になってから、ここで何か一つこたえなければいけないかなと思いながらいろいろ考えております。

 それで、その中で、一番川が好きで、川のことについていろいろやってきたのですけれども、いろいろやればやるほど自分の感じている川のところと違うところがあるなというのを最近感じ始めて、もう少し何か自分なりにできるところはないかなと思って応募しました。

 その2つは、1つは流域協議会のほうでいろいろ活動していて、特に相模川水系では上流域の山梨県側の方といろいろ交流する機会が多いのですけれども、私たちが下流域で思っている思いと、上流域の方が感じている川に対する思いというのは大きく違っていて、やっている活動も内容も大きく違います。そこで一緒にやっていけるようなことはどういうことがあるのかなというのを常々感じて、多くの仲間が例えば山梨東部のほうにもできましたので、そういう仲間との内容をこちらのほうに少し生かしていければいいのかなと思ってまいりました。

 それともう一つは、やはり水源域の方々というのは、過疎のところに住んでいる方が多くて、一生懸命やってはいるのですけれども、自分たちの力だけではなかなかどうしても発展していかないと。それで私は公募のきっかけに書いたのですけれども、10数年前に私は四国遍路を2回ほどやりまして、その歩いている途中が、日本で最初に環境税を導入した高知県森林環境税施行準備中でした。山間の村・馬路村の方と知り合いになり、その馬路村に行き来しているうちに知ったことですが、非常におもしろい取り組みをしていました。内容は森の風番人ボランティア会員になると「あなたの1年分の空気を馬路村が保証します」という空気保証書を発行していることでした。これが私の空気の1年間の保証書です。これを持ってもう10年ぐらいになるのです。毎年自分の空気は自分で作る思いで、会員になっています。馬路村の人たちが山の手入れをして頑張っていただいた後に会費で疲れを癒して頂き、私の空気も少しつくってもらうという思いです。そういうのはやはり地元の人たちが何かアイデアを発信して、それで全国に向かってやっていくようなことをしないと、小さな村で頑張ってもなかなか変わっていかないだろうと思っております。水源環境保全というのは、水源地域の方々が自分たちで何かを発信できることを支援して、それを実行できるようにお手伝いを何かやってみたいなと、そういう思いです。長くなりましたが、よろしくお願いいたします。

(長縄委員)

 今回初めて応募させていただきました長縄今日子と申します。住まいは秦野市になります。仕事は県立秦野ビジターセンターの館長としまして、表丹沢の登山口にある施設で、登山者の対応ですとか、小学校の遠足の子供たちなどに丹沢の自然について解説等をやらせていただいております。今回応募させていただきましたのは、日ごろ仕事の中でも丹沢とのかかわりは深いのですが、学生時代から丹沢のツキノワグマの生態調査などに携わらせていただきまして、学生時代から見ている丹沢の状況が日々、ブナの立ち枯れですとか、スズタケの衰退ですとか、いろいろな部分で課題が深刻になってきているのを感じてきておりまして、生き物がこれからも息づく森づくりと、人々が水を大切にするような豊かな丹沢の資源をどうにかして水源環境保全の事業の中でもいろいろやっていただいているのを、少しでもお手伝いといいますか、教えていただきながら何かできることがあればと思いまして、応募させていただきました。いろいろ未熟な点がありますが、いろいろよろしくお願いいたします。

(中村委員)

 丹沢自然保護協会の中村と申します。水源環境保全税は、私どもが20年以上丹沢のことをテーマに丹沢フォーラムを開催しております。そのときに丹沢で森林や野生動物を調査する丹沢の総合調査というものを実施いたしまして、それを受けて、一般の人たちを含めて、さまざまな人たちが集まって、丹沢の自然環境を守るためにどうしていったらいいかという議論をいたしました。

 そのときに、ある伊勢原の農家の方が手を挙げまして、「丹沢の森が非常に劣化しているのは森がだめになっている」と。「この森を再生するためには、やはりある程度お金をかけて森林を優先的に整備していかなければ、もう追いつかなくなるだろう」という提案をしていたのです。そのときに県のほうからも代表の方が来ておりまして、「一生懸命やりたいのだけれど、何分お金がない」と、そういうお話をされたのです。そのときにその伊勢原の農家の方が、「金がないのだったら、おれたちが出してやろう」と。「積極的に事業に自分たちを参加させてもらえるなら、金は県民が出せばいいではないか」というお話をいただきました。

私どもは事務局としてそういった意見をまとめて、そして受益者負担の原則に従って、県民から税金をとってほしいということを当時の県知事の岡崎さんに要望いたしました。その後、紆余曲折を経て、さまざまな議論の結果としてこの制度が生まれましたけれども、先ほど中門さんからお話がありました、四国の森林環境税ですが。議論は神奈川県が先だったのです。ところが、神奈川県がもたもたしている間に四国にとられてしまいました。

 私は四国に呼ばれまして、四国の森を見にいきました。そのときに神奈川県は水源税という言葉はありませんでしたけれども、「そういう制度が議論されているらしいけれども、知っていますか」と聞かれ、「知っているよ。今こういう話をしているのだ」と言ったら、「うちもぜひやりたい」ということを言われまして、そうしたら四国はあっという間に決まってしまったのです。「随分早かったですね」と聞きましたら、四国の県民は80万人しかいないから、必ずだれかしらが林業か農業にかかわっているのです。だから、反対する者が1人もいなかったという話を聞いたのです。

 神奈川県もこの制度を実施する前に当時の県がアンケートを採りましたら、やはり県民で反対する人は1人もいなかったのです。それは、私は神奈川県の県民というのが神奈川県という行政をある意味かなり信頼しているというか、そういういい感じであったからだろうと思いました。ただ、最近感じることは、いろいろな事業が行われていて、成果とはいえないにしても、効果はかなり上がってきています。ところが、その効果の、先ほど副知事さんのほうから発言がありましたけれども、県民に対する情報提供、そこの部分が少し私は弱いかなと思います。せっかくその事業を進めて効果が出ているのであれば、それをもう少し積極的に県民に情報提供して、そしてその事業の内容を理解してもらう努力も必要かもしれません。関心のある人には積極的に情報提供してさらに協力をしていただいて、これが事業をスムーズに進めていく一つの力になっていくかなと思っています。よろしくお願いいたします。

(西委員)

 ふるさと環境市民というNPOで活動しています。今度初めて応募させていただきました。よろしくお願いいたします。西と申します。私たちはふるさとの川づくりといいまして、目久尻川という川の清掃を年に2回、4市1町を結びまして清掃をしたり、それから子供たちへの環境教育を主にしています。私はその中でお水の話をよくすることがありまして、実際に飲んでいるお水について詳しくもっと知りたいし、子供たちにもっと神奈川の水のよさを知らせたいと思って応募させていただきました。未熟者ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。

(浜野委員)

 浜野です。横浜市のみなとみらい21都市デザイン委員会の委員を最初から終わりまでやり横浜とは深く関わっていたのですが、それが終わって町ができて、黒岩さんが知事になられて、知恵袋になれということでやらせていただいています。

 私は実はその面でこの委員会に来たのではなく、片方でフライフィッシングという釣りに半分人生をかけたというところがありまして、日本で最長老のフライフィッシャーマンだと言われているわけです。私は30年来イトウという魚をずっと研究しておりまして、釣りもやってきて、この状況を多くの人に知らせなくてはと、今回たまらずに全部自費で「さかなかみ」という映画を撮りました。今どこに残っているかというと、本当に北辺の、いくつかの川と北の稚内周辺の干潟にしかもう残っていません。その他のところにもちらほらいるのですが、釣りキチ三平などが間違った情報をいっぱい流すものだから、大変なことになっているのです。今もうやらないとだめだということで、私も実はNPO法人を旭川で立ち上げます。息子の一人がしばらくそれにかかりっきりになってくれるというのでやることにしました。

 この映画が完成しまして、14日から北海道で大規模な試写会をやります。それで一応感謝の集いみたいなことをやりまして、私の生地は京都なので、京都の仲間がぜひやれということで、同志社大学の大きなホールを満杯にするというので、そちらに招待で試写会をやって、東京でも青学の客員教授をやっていたから青学のホールを使わせてもらいます。

どうしてそういうことをやるかというと、映画館がどんどんなくなっていっているのです。私はもともと映画作家になりたくて大学を出たのですが、やっと映画をつくったら、まるで自分のつくった映画を持って映画の焦土の荒野に一人立っている、そういう感じのすごい時代になってしまっていたのだと思いまして、映画館づくりもやっているのですが、北の外れの干潟にイトウがなぜ残ったかというと、水源涵養保安林があるからです。非常にフラットな大地ですけれども、王子製紙が切らなかった森があるからそういう干潟があり、干潟があるからイトウがいる、その関係をしっかりわきまえて、どうして王子製紙が木を切らなかったかというと、半導体が普及したからだと。飛んだ話をしますと、コンピューターのおかげで森が守られているというところへ今きているわけです。その辺のところでロームという会社にかけ合って、「あなたのおかげで森が守られているのだから、CSRとして協力してほしい」というのは、ちょっと話が飛んでいますかね。

 でも、そういうことをしないと、なかなか人が気づかないので、この映画をつくってぜひ普及させたいと。非常に今回の水源と関係があるところです。去年は丹沢で釣り人たちによる川のリバーキーパーになろうという大きな呼びかけをやるイベントをさせていただきまして、日本を代表する釣り人何人かで話し合うような会を設けさせていただきました。ことしも頑張りたいと思いますので、一つよろしくお願いします。

(林委員)

 私は林と申します。よろしくお願いいたします。

(前田委員)

 初めて委員をさせていただきます山北町からまいりました前田裕司と申します。よろしくお願いします。普段は地元で林業会社をやらせてもらっています。林業をやっていますと、森の役割として第一に挙げられるのは木材の生産ということはありますけれども、それ以外には水源の森というのも森の一つの役割としてあります。私は本当に水源として森が役にたっているかというところを調べたいと思いまして、河川の水質調査を職場の仲間とやっております。本当に自分たちの整備した山から良質な水が流れているのかということを調べたいと思って始めて、それでその事業の事業費としまして、この水源の市民事業の支援補助金をいただいております。その市民事業の審査をしていただいているのがこの林さんとか増田さんとかで、きょうは大変緊張しております。

 私がこの委員に応募しましたのは、水源のことを考える皆さんと人とのつながりというものをつくっていきたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。

(増田委員)

 神奈川県政モニターOB会の増田と申します。倉橋委員と同じく私も第1期の平成19年度から委員としてかかわらせていただいております。私どもの神奈川県政モニターOB会といいますのは、県政に対して意見を言ったり、提言したりする団体です。またこの仕組みが出来る前の「神奈川県地方税制等研究会生活環境税制専門部会」に関係団体としてOB会から2人入っていました。OB会として関係深いものがあり、当時の知事のもと、ナイトトークで討議したり、いろいろなアンケートをとったり、例えば県民1人当たり幾らの税が妥当とか、県と一緒にディスカッションした記憶があります。後年、平成19年に自分がここへ入るということを予測していなかったのですが、あと3年何とか頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(森本委員)

 森本正信といいます。私の住まいは神奈川県内ではありません。東京の町田市になります。東京町田の私が公募委員になれたというのも、たまたま私が属しているNPO法人かながわ森林インストラクターの会の実績が評価されたのではないかなと勝手に思っています。町田も実は120年ぐらい前は神奈川県だったのです。上水は別にして、下水は鶴見川・境川に流していますし、そういう意味では神奈川県みたいなものだと自分では勝手に思っています。

 私は、NPOのときは長年、18年ぐらいになりますが、理事もかなり長くやらせていただいてきて、現在役務としては副理事長ということでやらせてもらっています。得意かどうかは人が判定するものなのでわかりませんけれども、キャンペーン系とか、普及・啓発的な、そういう県民運動については結構いいのではないかなと自分では思っています。

 この間も森林再生パートナーである神奈川トヨタさん、プリウス森木会といいますけれども、ここの土日でありまして、51名の大人の方々に「水源環境保全税ということを知っていますか」ということで早速、公募委員ということもあり聞きました。お二人、51名中お二人だから4%ぐらいという感じでした。もっと僕は「知っていますか」というのではなくて、県民はそうやって負担をしているわけですから、逆に誉めてあげたいと。もっと誉めるような、そういうトーンでいかないと、「知っていますか、知りませんか」という世界ではないのではないかという気もしています。

 偉そうなことを言っていますけれども、まだまだもちろん知らないことが多々ありますので、新たな知見を得て生かしていきたいと思っております。よろしくお願いします。

(淺枝委員)

 淺枝と申します。本日はおくれて申しわけございません。9階の方をさまよっていまして、根っからのおっちょこちょいです。私は今埼玉大学で湖や川とかの環境ですとか、生き物を教えています。今朝も講義を済ませて、それから駆けつけたところです。そうした専門の関係で、自然再生とかにもいろいろかかわっています。昨日もある方と千葉県野田市の話をしていました。皆さん、今千葉県の野田市にコウノトリがいるのは御存じですか。今ひなが生まれています。数年後はそれらを放鳥したいということで進めているのです。野田の方が今一番心配していることは何か御存じですか。放鳥したときに、コウノトリは野田には居つかず、どこかに飛んでいってしまうことです。私も野田の方には言わないようにはしていますが、恐らくこちらのほうに飛んでくるのではないかなというように思っています。そのときにはキッコーマンを少し多く買ってあげるとか、そうしたことも必要かもしれませんが、そうした形でコウノトリがぜひ飛んでくるような、そういった環境にしていければというように思っています。よろしくお願いします。

 

1 議題

(1)第4期水源環境保全・再生かながわ県民会議の運営について

(事務局)

 これより議事に入らせていただきます。議事の進行につきましては、座長をお決めいただくまでの間、水源環境保全課長が務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

(桑野水源環境保全課長)

 それでは、恐縮でございます。座長が決まるまでの間、進行を務めさせていただきたいと思います。お手元の次第に沿って議事を進めてまいります。

 まず、議題(1)、第4期水源環境保全・再生かながわ県民会議の運営についてでございます。この後座長・副座長をお決めいただきますが、最初に選任の方法について御説明を申し上げます。資料1、水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱をごらんください。第4条に座長及び副座長の規定がございます。第2項に記載のとおり、座長は委員の互選により選任し、副座長は委員の中から座長が指名するとなってございます。したがって、これに基づいて手続を進めてまいりたいと思います。

 それでは最初に座長の選任でございますが、互選ということでございます。どなたかを座長に御推挙いただければと思いますけれども、いかがでございましょうか。

(林委員)

 県民会議の議論に長く携わってこられて、かつ前期も意見の取りまとめに尽力されました田中先生がふさわしいのではないかと私は思っております。いかがでしょうか。

(桑野水源環境保全課長)

 ただいま法政大学の田中委員を座長に推薦するという御発言がございました。皆様、よろしいでしょうか。

 

- 各委員了承 -

 

(桑野水源環境保全課長)

 ありがとうございます。それでは、座長には田中委員に御就任をいただきたいと存じます。恐縮でございますが、田中座長、座長席のほうへお移り願いますようお願いいたします。

それでは、田中座長からごあいさつをお願いいたします。

(田中座長)

 皆様、すっかりいろいろと御紹介いただきましたのでよろしいかと思いますが、一言。先ほどそれぞれ皆様の自己紹介を聞いておりますと、大変多彩な分野からいろいろな経験をお持ちの方にこの会に御参画いただけるようでございます。県民会議の1メンバーとしても大変心強く思っております。県民会議は本当に自由闊達で、真摯な議論を重ねて、県の水源環境保全の効率的かつ友好な使い方について評価し、また提言していくという、こういう役割でございます。どうぞ委員の皆様の御協力・御尽力をいただいて、実りある県民会議にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(桑野水源環境保全課長)

 ありがとうございました。なお、今後の議事の進行につきましては、田中座長、どうぞよろしくお願いいたします。

(田中座長)

 それでは早速進行していきたいと思いますが、2点目は副座長の選任ということになります。先ほど事務局からも御説明がありましたけれども、規約では、大変僭越なのですが、座長が指名をするということになっております。したがいまして、私のほうから御指名をさせていただければと思います。

副座長には、平成19年の第1期の県民会議発足のときからこの水源環境保全会議にかかわっていらした淺枝委員、ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

- 淺枝委員了承 -

 

(田中座長)

 ご了承いただければと思いますが、皆様よろしくお願いいたします。それでは淺枝先生、どうぞこちらの副座長席のほうへよろしくお願いいたします。

(淺枝副座長)

 先ほど申しましたように、私、自他共に認めるおっちょこちょいな性格ではございますが、一生懸命やらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

コウノトリが放鳥されたときには、ぜひ神奈川のほうに飛んでくるように頑張ってやりましょう。

(田中座長)

 どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。副座長は座長に事故があるとき座長にかわってということになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

次が県民会議の仕組みということになります。これは議題(1)の中の3点目、県民会議の仕組みということになります。これは事務局から説明をお願いします。

(資料1~資料4により事務局から説明)


(2)専門委員会の運営について

(田中座長)

 議題(2)は、専門委員会の運営についてということでございます。これは今御説明がありましたが、県民会議の中に2つの専門委員会を設けて行っております。施策調査専門委員会と市民事業専門委員会でございます。ここではこの専門委員会をまず構成するということで、専門委員会の委員を選任したいと思います。選任の仕方でありますが、先ほど要綱の御説明にありましたけれども、これもまた大変僭越ですが、座長からの指名ということになっております。そこで、私のほうから指名をさせていただきたいと思います。

 施策調査専門委員会でございますが、施策の評価及びモニタリングということで、特に専門的な観点からこの委員会の活動を行っていただくということになりますので、有識者の委員からお願いしたいと思います。淺枝副座長、伊集委員、鈴木委員、中村委員、吉村委員、この5名に私も加えさせていただきまして、6名ということで施策調査専門委員会を構成いたしたいと思います。

 次に、市民事業専門委員会でございますが、有識者も一部入るわけですけれども、こちらの方、すなわち萩原委員、服部委員、浜野委員、林委員、増田委員の計5名にお願いしたいと思います。県民会議の専門委員会につきましては以上のメンバーで運営をお願いしたいと思います。

 また、先ほどの図にもございましたが、各フォーラムチーム、あるいはコミュニケーションチーム等につきましては、後ほど御確認をさせていただきます。

 ひとまずここまで県民会議の構成、それから運営の仕方について資料の内容を御紹介いただきましたが、いかがでしょうか、何か御質問・御意見がございましたらお願いしたいと思います。

(坂井委員)

 まずこれはちょっとした疑問でございますけれども、設置要綱の中で「再任は妨げない」ということが書いてありますけれども、実際の募集要項の中では、公募委員については限度がございます。設置要綱と募集要項は矛盾しています。

 それから、市民事業の委員はメンバーがずっと固定しています。公募委員でもこういう分野に明るい方がいらっしゃると思うので、新しい方が入られるほうがいいと思います。以上でございます。

(田中座長)

 ありがとうございました。ほかに御意見・御質問はございますか。

 それでは今2点、御質問、あるいは御意見をいただいたと思います。1つはこの県民会議設置要綱の「再任は妨げない」、たしかこれは第3条の第2項にあります。これと、公募委員の応募要項、これは私も十分隅々まで目を通していないので、そことの関係はわからなかったのですが、坂井委員からの御指摘では、重複をするようなことが書いてあるのでしょうか。

(坂井委員)

 公募委員だけは2期までです。

(田中座長)

 公募委員だけは2期までと、そういう規定があるということで、そことの関係はどうなっているのだという御指摘をいただきました。これについて事務局からお答えをいただいてよろしいですか。

(事務局)

 基本的に県の審議会や懇話会等、そういった会議の公募委員につきましては、神奈川県庁の全庁的なルールでございますけれども、多くの県民から幅広く御意見をいただくという観点から、基本的には再任をしないというのが原則ルールでございます。ただ、この水源環境保全・再生かながわ県民会議の特性を踏まえまして、1期に限り公募の方について再任をお認めするという形で運営をさせていただいております。以上でございます。

(田中座長)

 ということで、全庁的なルールもあり、公募委員について重複を避ける、広く参加の機会を与えるということで、御説明がありました。何かこの件に追加でありますか。よろしいですか。ありがとうございます。

 それから二点目でございます。これは先ほど私が指名させていただきました市民事業専門委員会の構成について、少し固定といいますか、継続性が長いのではないかという、そういう趣旨の御指摘だったと思います。これについては私のほうからの考えを述べさせていただきたいと思います。

 確かに継続している委員の方が何人かいらっしゃいまして、当初の時点から入っている委員もいるかと思います。ただ、市民事業というのは事業の選定に当たりますものですから、一種の継続性がやはり必要になります。それから、前後との関係ですね。以前の事業との関係、それから事業の評価といったことがございます。そこで、どちらかというと新任の委員というよりは継続されている委員を中心に私のほうから指名させていただきました。もちろん次のタイミングで委員の一部入れかえをさせていただくということがあるかもしれません。これは次の座長のお考えになるのかと思いますけれども、一応私としては、この市民事業等という委員会の役割は事業の選定をしていただくことになりますので、少し安定的に、継続的に見ていく必要があるということから、ここまでやっていただいた方を再任させていただきました。そんな趣旨でございます。

 もちろん、坂井委員の御指摘もよくわかりますので、市民事業専門委員会のオブザーバーという形で参加することが可能です。それから、施策調査専門委員会もオブザーバーということで、指名委員以外にもこの県民会議委員はそこに御出席をいただいて意見を述べるということが可能でございますので、そういう形で県民会議委員の全体の総意をできるだけくみ取るように運営をお願いしたいと思います。特に市民事業等については私のほうから委員長に当たる人にお伝えしたいと思います。よろしいでしょうか。

 ということで、御説明をさせていただきました。何か追加、あるいはほかの点で御質問・御意見はありますでしょうか。

(中門委員)

 先ほどの自己紹介のところで実は聞き漏らしたことがございましたけれども、今回県民会議のメンバーの方の得意分野についてみると森林環境、河川環境に分かれているように思える。水源環境保全税は森と、それから川と、水と森を中心に考えて保全・再生施策が実行されています。だから、当然つながってくるのですけれども、水を考えたら各委員会などの委員の振り分けのところは、得意分野の方がそれぞれバランスよく入って頂けると良いなと思います。そのバランスを良く加味していただけるといいなという気がします。

 それから、先ほどメンバーの方がそういったような得意不得手というのは語弊があるかもわかりませんけれども、そういう選定の基準がよくわからなかったので、もしおわかりだったら教えていただきたいと思います。

(田中座長)

 特に公募委員の10名の方はいろいろなバックグラウンドをお持ちの方が入られていて、森林インストラクターであるとか、あるいは先ほど西さんは川の活動とか、いろいろある意味専門というと大げさですけれども、主たる活動の分野があるかなというのを考えました。公募委員の選定に当たってはそういうことを御考慮いただいたということでよろしいですか。事務局、いかがですか。

(事務局)

 選考につきまして、県内の地域バランス、男女の割合、年齢的なバランスなど、そういったことにつきまして大きく偏りがあるような場合には選考の過程の中で配慮させていただいています。それは募集要件の中にもあらかじめ明記して募集をさせていただいております。ただ、今おっしゃったような、その方が特に森林の活動をやっているか、水の関係をやっているかということで選考、審査を行っているということはございません。書類選考と面接選考によりまして、水源環境保全・再生に関してどれぐらい意欲とか関心をお持ちであるのか、これまで活動の経験があるか、そういったことを審査選考委員会で選考した結果であるということです。

(中門委員)

 申しわけございません。私は公募委員の選出の仕方ということではなくて、私の言った言葉のニュアンスが悪かったのかわかりませんけれども、ここに委員が参加された公募も含めて専門、それから得意分野をもっている方がいろいろな事業委員会だとか、それから委員会の中にバランスよく、偏りが仮にあったとしてもうまくバランスをとっていただければいいなというニュアンスで言いましたので、公募委員の選定の仕方とか、そういうところではありません。

(田中座長)

 わかりました。私が実は公募委員の後に申し上げたいと思って、まさに今中門さんがおっしゃったので申し上げなかったのですが、実は団体委員と有識者委員という案がございます。今は公募委員から始めたのですが、実は団体委員と有識者委員の選定は県知事が行っております。ですから、一応選定の段階では、恐らくいろいろな、さまざまな専門分野、それから団体であればそれぞれの、例えば森林分野とか、あるいは水の漁協の部分とか、そういうことを一応お考えになって選定されているだろうという推察はしております。その上で公募委員も今言ったようなことで選定をされて、全体としては水、森、あるいは生態系といったそれぞれのバランスがとれて、県民会議が一応構成されているというふうに私は理解しております。ありがとうございました。

 ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。いろいろ熱心な御指摘をありがとうございました。

(3)第3期水源環境保全・再生かながわ県民会議からの引継事項について

(田中座長)

 それでは、次に議題(3)ということで、前期の第3期かながわ県民会議引継事項というものでございます。県民会議は2年間活動してきたわけですが、その中で幾つかの課題について自ら評価した、こういう認識でございます。そこで、そのことについて引継書ということでまとめてございます。資料5になります。一応これは前期の県民会議として取りまとめたということになりますけれども、このような形でまとまっております。少しこの紹介を事務局からしていただきまして、もしこの件についての御指摘・御質問等がありましたら、受けたいと思います。それでは、事務局からお願いいたします。

(資料5により事務局から説明)

(田中座長)

 ありがとうございました。先ほど申しましたように、これは第3期のかながわ県民会議の参加者が県民会議として取りまとめたものでございまして、2つの専門委員会、施策調査専門委員会、市民事業等専門委員会、2つの専門委員会と3つのチームがそれぞれ自分たちの活動を振り返って、どんなことが次の年の課題になったかと、懸案課題になったかということを含めて記したものでございます。もちろんそこにはその間の活動の実績なども記載されていることになります。これを受け継ぎながら第4期がスタートするということになろうかと思います。もちろん、第4期は第4期としての問題認識・関心もありますので、そこはそことして、さらに追加していったり拡大していくことになりますが、ひとまず前期ではこんなことが課題になったということが紹介されているものでございます。

 さて、この件についていかがでしょう、委員のほうから御質問・御意見がございましたらお願いしたいと思います。

 よろしいでしょうか。一応、最後の県民会議でこのことについて御審議いただき、また当日も活発な御指摘をいただきました。それを含めてこういう形で取りまとめをさせていただいたということでございます。ありがとうございました。


(4)平成26年度活動スケジュールについて
(5)県民意見の集約・県民への情報提供について

(田中座長)

 それでは、いよいよ今度は私たちの活動の進め方に移っていきたいと思います。まず、平成26年度の活動のおおよそのスケジュールを御紹介いただければと思います。これについても事務局からお願いいたします。

(資料6により事務局から説明)

(田中座長)

 今この資料の中に出てきました県民フォーラムであるとか、事業モニター、コミュニケーションチームというのは、これは主に公募委員を中心にしながら委員の方に入っていただいて、活動していくことになっています。ついでと言うとあれですが、資料7も御紹介いただいてよろしいでしょうか。

(資料7により事務局から説明)

(田中座長)

 ということで、こういうチーム構成を皆様委員の希望を聞きながら、ひとまずこういう形で整理をさせていただいたということでございます。それぞれ3つのチーム、県民フォーラム、事業モニター、コミュニケーション、それぞれ役割がありまして、県民フォーラムについては県民に対する意見の情報提供、水源環境保全施策の情報提供あり方とか、意見の収集ということが役割になります。ですから、フォーラムを開く、あるいはミニシンポジウムを開く、あるいはもり・みずカフェというような形で県民の方、あるいは住民の方に働きかけをするということになります。

 それから、コミュニケーションチームはわかりやすい情報提供、例えば前回はパンフレットをつくったりしたわけですが、あるいは映像媒体ということもあるかと思います。特にコミュニケーションを活性化するためのツールや手法について御検討いただく、こういうことになります。

 それから、事業モニターチームは現場へ行って具体的に水源環境保全施策として実施されている、特別税が導入されている事業のあり方、現場でどうなっているかということを見ていただき、評価をしていただくということになります。ということで、このような構成にひとまずさせていただきました。どうぞ、この資料6、資料7の範囲で御質問、あるいは御意見をいただければと思います。いかがでしょうか。

 それでは、私から1点、この事業モニターチームでございますが、だんだん役割がやはり重要になってくるので、つまり施策調査専門委員会を中心に点検評価報告書というのをまとめます。つまり、水源環境保全施策が適切に実施されたか否かという点検・評価を行っていくことになります。これまで主には県のほうでとりまとめた調査結果、事業等の進捗状況についての調査結果、あるいは文書上での進捗結果、こういういわば紙ベースでの結果をもとに評価をまとめてきたわけですが、同時にやはりできるだけ多くの現場の実績・実態も評価に加味したほうがいいということがこの県民会議で繰り返し指摘を受けまして、少しずつこの事業モニター、具体的な事業の評価のあり方については改善が図られております。

 また、この事業モニターについてもこの県民会議自体、やはり現場で確認をしていくということが大事なことなので、できるだけ多くの委員にこの事業モニターに御参加いただければありがたいなというところでございます。有識者のほうはだれも丸がついておりませんけれども、ぜひ有識者の皆さんもこの事業モニターには入っていただく、あるいは毎回出るのは大変だということであれば、オブザーバー参加ということでも構いませんので、できるだけこの事業モニターについて多くの県民会議委員に御参加いただくということで進めていただければと思います。

 それから、場合によってはこの事業モニターが同行しながら県民の皆さんに現場を見ていただくと、前回、前年度もつくりましたけれども、多分そういう機会もあろうかと思います。一般県民の皆さんにも現場を御案内するということがあるかと思いますので、そういう形で現場の実態、それを踏まえた評価ということも工夫してみたらどうだろうと考えているところであります。何か。どうぞ、中村さん。

(中村委員)

 先ほど中門さんから質問というかお話がありました。森と水の専門というかそういう……

(田中座長)

 バランスですね。

(中村委員)

 そのバランスですが、事業モニターに積極的に参加をしていただくという事で、お願いしたいと思います。

 それからもう一つは、これは何回も言うようで大変恐縮なのですけれども、昨年から少しずつ現地の事業モニターの評価、現場というものを公募委員の方たちで場所を選定するようになりましたよね。これはぜひ積極的に進めていただきたいなと思います。最初のころは行政が「はい、こちらへどうぞ」というようなものでした。そうすると、それは事業が積極的に進められているところだけを見ることになるのです。やはり自分たちでここが問題になっているのではないかというようなところをぜひ評価するようにしていただきたいです。

 そのためには、委員会だけではなくて、自分たちで時間があるときにやはり現地に足を運ぶという努力が必要だと思います。これは、私はたまたま先週の土曜日に大山の山頂を使って広葉樹の植林をする活動をしました。定員数のほぼ100人が集まりましたけれども、先ほども言いましたように、県民であっても水源税をとられていることを知らない人がほとんどです。そこできちんとした話をしながら活動をしますけれども、そういった活動の中で、去年参加した人のうち、続けて参加する人というのが半分くらいいるのですが、翌日に今神奈川県がシカ管理と人工林の施業をしている場所に行きました。そのときに、たった1年で植生の回復が非常に多くて、1年前に参加した子が去年はスムーズに歩けたのに、ことしは歩けないと。それがシカ管理と森林整備の効果なのです。それが成果につながるかどうかというのは今後の事業の進め方なのですけれども、そういったことは実際に現地に足を運ぶと非常にわかるのです。そのときだけ行ってもわからないのです。

 ですから、例えばことしそこで事業評価をしたら、来年も一度は同じ場所に足を運ぶ、そういうことも今後は必要になってくるかと思いますので、事業モニターはぜひモニターチームの方々で場所を選定して、またそこも念頭に置いていただきたいと思います。よろしくお願いします。

(田中座長)

 ありがとうございます。事業モニターのあり方、モニター場所の設定は、たしか最初のころは検討会というかモニター会をやって選定することになっているかと思いますが、今御指摘の点で前回モニターした、あるいは前々回モニターした、そういうところもその後どうなったとかいう事後追跡もしたらどうかというような、そんなお話があったかと思います。確かにそれもよいお考えかと思います。ぜひ事業モニターで活動するときにはそんなことも含んでおいていただければと思います。ほか、いかがでしょうか。

(倉橋委員)

 事業モニターの際、委員の人たちで選定するということもすごく重要ですし、それと同時に、突然行ってただ見るのではなくて、やはり専門家、今までですと浅枝先生とか木平先生などからある程度レクチャーがあったのですけれども、やはりそういうことが前もってたとえ30分でも事前に学習会をした中で、ではそのことを踏まえて実際見てみたらどうなのかということが必要ではないかなと思うのです。だから、それができるのかどうか。こちらが例えばモニターチームで専門家に話を聞きたいというときに、できるかどうかも含めてお願いしたいと思うのですけれども。

(田中座長)

 確かに有識者のほうで、今回であれば鈴木先生であるとか、淺枝先生、あるいは吉村先生に入っていただいて現場に行く前に、あるいは現場で多少レクチャーやミニ講義をやっていただいて、そうした考え方を整理した上で現場を見ると、こういうことがより有効ではないかという話だと思います。場合によってはもう少しその周辺の、外部の有識者でもいいということがあるかもしれませんね。タイミングが合えば、そういう外部の有識者にも来ていただいてレクチャーを受けると、そんなことも確かに、あるいはその地域で活動しているNPO、NGOの方にも入っていただいて、少し講義を受けるということもあるかと思います。何か工夫できればいいですが。はい、どうぞ。

(中村委員)

 反論するようで申しわけないのですけれども、有識者といっても、丹沢を知らないような学者を呼んでも意味がないのです。植物の話だけ聞くくらいだったら、それはどこの先生を呼んだって一緒です。やはり少なくとも丹沢に足を運んでいる研究者がいないのであれば、むしろ丹沢のことを知っている人たちが幾らでもいるのです。県の職員の方も忙しいからそのたびに出てくれというわけにはいかないでしょうけれども、やはり虫の専門家であるとか、植物の専門家であるとか、あるいは動物の専門家であるとか、たくさんいるのです。私は、県の職員の中には、大学の先生以上に知識学識を有する人も多いと思っています。そういう方たちに声をかけて、今どういう事業を進めていて、どの程度進んでいて、どういう結果がとりあえず出ているというような説明を県の職員から聞くほうが、私は学者の話を聞くよりいいのではないかなと。先生方のことを言ってる訳ではありませんが。

(田中座長)

 いえいえ、おっしゃるとおりかもしれません。そこも含めて倉橋さんは言われたのかもしれません。有識者、そういう知識を持っている方ですね。

(倉橋委員)

 そうですね。もちろんそれも含めて、確かに中村さんがおっしゃるとおり、丹沢に入ったことのない先生から話を聞いても今一つかなと思うことがありますけれども、やはり専門家といっても、私なんかは川を専門にやっています。専門家であっても少し違うのではないかなということは確かにあるのです。ですが、例えば工法だとか、工法というのはいわゆるたくみのほうです。工事のほうの工法とか、そういったことも知らない人が見るときれいだからいいのではないかなと思ってしまうと思うのです。でも、本当はそうではないということをやはり知らないと、そういう視点で見ないと、見た目だけで知らない人が見たときと、それからある程度知識を持って見たのでは、そこで意見も出ると思うのです。ですから、そういうことをわかる人にレクチャーしてほしいというのが私の意見なのですけれども。

(田中座長)

 ありがとうございます。ぜひ事業モニターの結果を、せっかく現場を見る効果を上げるためにもそういう勉強があれば、勉強会のタイミングをとらえるということにいたしたいと思います。これは事務局にもぜひ工夫をお願いできればと思います。

ほかにどうでしょうか、ほかの点で。ほかの活動もありますし。坂井さん、どうぞ。

(坂井委員)

 事業モニターには、専門家の話も大事です。ただ、最終的に超過課税がなくなった後を引き受けるのはやはりその地域です。森林所有者さんなり、その地域の森林組合なりが、施業されたところが最終的に20年たって返ってきた後を、どうしていくかというのは、私たちが全部背負いきれるわけではありませんものですから、その地域の人から見てこの施業はどう感じるのか、当事者にうかがわないと、私たちがいい、悪いと勝手に点数をつけるのはかなり失礼なことなのではないかということを最近痛切に感じております。今後は、当事者の参加とご理解というものを重視していただきたいと思います。

(浜野委員)

 昨年いろいろシンポジウムなどもやらせていただいたのですが、継続的にあのようなことをやっていこうと、例えば川の水量とか水質というのを、やはり水に親しんでいる釣り人とか、愛好家とかそういうところで具体的に現場のウォッチャーになれるのではないかというのが意見として出てきていて、それを何とか継続していこうということがあります。こういうところが議題に上っていないので、もう森林ばかりになっているような気がしてしようがないのです。

 やはり川の方もいらっしゃるわけで、森に住む水生昆虫の変化とか、それからアメリカであればダムネーションということですごく大きなキャンペーンが行われていて、ダムをどれだけ潰したらアメリカは健全になれるかということを前提に潰し始めているのです。それはクリントンの時代から始まっていて、今ものすごい勢いでダムを潰している時代です。そういった意味で、もちろん丹沢方面はものすごく急峻な流れの川なので、メンテその他が必要でありますが、私が見る限り全く必要でないのもあるかと思うのです。その辺のところをきちんと見定める、それこそ川のモニターみたいな者が、いろいろな分野の方を、学識経験者ではだめだと思うのです。もう少し具体的に川を知っている人をきちんと見定める必要があります。

北海道は今もう大変な時期にきていまして、北海道の場合はサケというのがいるからいろいろ構造の違いがあるのですけれども、私の映画の大きなテーマなのですが、その中で囲い込まれたサケが河口から上は全部漁業権を放棄して、河口で魚を捕ってしまったと。その結果、上が農薬や糞尿を流し放題ですごいことになっていたのです。放流することによって抵抗してきた釣り人や運動家がどんどん成功しかかっていると。そういったことが北海道のサケでは起こっているわけですけれども、私は丹沢、もちろん芦ノ湖も含めて神奈川県なので、水源ということも考えたときに、水をいつも見続けていて、毎年定点観測とかそんなことも含めて、この川では何匹釣れたかとか、この管理釣り場ではどういう実績を上げたかとか、そういったことが、毎年レポートされない。そうすると水に余計にきっかけがいろいろ出ていても、ものすごくわかりにくいのです。森を整地する、整備するって、僕らからすれば放っといたほうが水は涵養、保水能力を高めるのではないかと思うぐらいなのですけれども、その辺のところがどうもこれまでのシンポジウムを見てもわからないという意見が多いです。だから、地域的にこういう会合を持ってやっていってもらいたいという意見がすごくあったので、そういったことがもう少し協議されると。私は提案もさせていただかなければならないなと思っているのですけれども、何せ去年は映画ばかり撮っていたので御協力はできなかったのですが、もう少し働きたいと思っております。

(田中座長)

 ありがとうございます。もう少し水に目を向けて、河川モニターというのもこの活動でやっております。森林モニターと河川モニターとありますので。ほかの委員、いかがでしょうか。

(倉橋委員)

 今の浜野さんの意見とも関連するのですけれども、モニタリングの中に、調査はもちろん今やっていますが、それは専門家とかほかの方たちがやっていますよね。私たちはいつもそういうモニタリング調査がないのですけれども、そもそもきれいな川とかにいる生き物がどんなものかというのを知っている方もいらっしゃるとは思いますが、やはりみんなで共有して、「こういう生き物がいるから川はきれいなのだ」ということがある程度根底にないと、きれいなのか汚いのかがわからないということになると思うのです。

それから、モニタリングの中にもう7年たちますから、成果として生き物がどう変わってきているのかということも自分たちで実際に教えてもらうということも含めてモニタリングしたらどうかなと思います。

(淺枝副座長)

 先ほど浜野委員がおっしゃったことにも関係しますが、山もそうですし、川もそうですが、非常にいろいろな課題があるわけです。そうした総合的な中で今の水環境税で行われている事業だという見方も重要です。そう考えると、例えば今保全課のほうで担当されている課題とは別のような話も当然入ってきたりしますし、場合によっては、防災までいろいろなことが関係します。そのため、どこかの段階でいいと思いますが、そういったいわゆる関係する部署の、県の方でもいいでしょうし、またそれに関係されている他の機関の方でもいいと思いますが、そうした方が入ったような形で、いろいろな情報が交換できる場も1回ぐらいあっていいのかなと思います。そうすると、全体の形が見えて、その中でこの事業はどういう位置づけになるかということがクリアになってくるように感じます。先ほどダムの話をされましたが、ダムもまさにそうしたことなのではないかなと思います。

(中村委員)

 私は事業モニターに積極的に参加してほしいと言った一つには、事業モニターは責任が重いと思うのです。1つは先ほど坂井さんから上流・下流の話が出ましたけれども、神奈川県の場合、上流にはほとんどこの税が使われていません。上流部の森林というのは県か国、あと一部の個人しか持っていないのです。そうしますと、県や国はもう既存の事業でやっているからこの税は使えないということで、あてがわれていないのです。ですから、上流の方をこの場所にお呼びしてといっても、呼ぶのは県か国だけでしょう。上流に個人所有者はほとんどいないのです。山梨県にはいますけれども、神奈川県にはいません。

 人工林の整備をしているのですけれども、ほとんどダムより下流域ですよね。ほとんど人間が生活しているすぐ傍で人工林を抱えていた所有者たち、ここに今地域水源林という名目でお金がつぎ込まれていますけれども、水源環境としては、私はそれほどの効果がないのではないかと思っています。ただ、森を整備するという理由で、ある程度お金をつぎ込むのは仕方ないと思っていますけれども、森林所有者が森を持つ責任を負っていないのです。だから水源環境税が必要になったのです。森を持っている人たちに意見を聞くのではなくて、森を持っている人たちは「県がやってくれるからおれたちはやらない」と今言っていますよ。森を持っている方達が責任を負わなくなっているのが現状なのです。ですから、この水源環境税はこの20年で終えるのではなくて、今やっている10年で次の10年につなげると同時に、次のさらに20年につないでいくことを考えないと、丹沢の水源環境というのは維持できないと思っています。ですから、ぜひこの事業モニターで次の10年、さらにその次の20年につなげるような事業評価をして、行政に投げかけてほしいと思います。

(中門委員)

 私が公募したきっかけがもう一つあって、地下水の涵養というところがこの事業モニターを見たときに、余り活動が深く入っていないのではないかなという感じがしました。例えば、秦野あたりの地下水は水源として活用しているところの汚染対策としてお金が投入されているのです。その結果を見ているというところについてはかなり積極的な取組と思いますけれども、実際地下水は、例えば相模川の水源を見たときに、相模川の水源の中でも上流域の富士山に雨が降って、そこから山中湖に湧いてきます。そういうところを見ていっても、私たちが仲間とこういう話をすると、最近は非常に山中湖や忍野の湧水が減ったと。雨の降っている量はそれほど変わらず、森林開発としていろいろやっていることはかなり以前よりも進んでいると。ただ、実際見ている方が減っていっていると言うのは明らかなのです。

 それは何かというと、富士山の周りだといろいろ桂川・相模川水系のところを見ていくと、どんどん山に降った水を地下から吸い上げて、それをミネラルウォーターとして汲み上げ販売しているところが多くあります。そういう企業として地下水を汲みあげているところに対して、モニターとしてやっていくのがいいのかどうかわかりませんけれども、を実際、水源環境税がスタートして、いろいろな森林対策が施行されて、水源を保全・再生していきましょうといった結果、水源環境がよくなってきました。ところが、森林の保全・再生して地下に浸透する水が増えましたが、その水がきちんと桂川・相模川を流れる水として戻ってきているのか疑問が湧いてきます。富士山麓には多くのミネラルウォーターの企業があるとお聞きしています。とってはいけないとは言いませんけれども、ある程度制約があっても良いのではないかと感じています。県民の皆さまの大切な税金を使ってやっている水源保全をしているのだから、それはきちんと我々のところに還元されるべきではないかということです。

 それから、国土交通省に湧水調査というのが日本全国の直轄市町村の中にあります。ところが、神奈川県を見ていくと、神奈川県できちんと湧水調査を市町村でやっているのは、座間市や秦野市など地下水を水源にしている市町では湧水環境の調査がされ更新されていました。地元の寒川町では平成13年以降実施されていなかったので湧水調査を町と一緒に行いました。神奈川県の中の市町村を見たときに、湧水調査の項目があって「全然自分のところについては知りません」という、真っ白になっているのです。「平成10年ぐらいには調べました。そのときに9カ所湧水が出ているのがわかりました。ただ、それはあるというのはわかっていても、その内容については調べておりません」そういうのが多いです。 何を言いたいかというと、もう少し地下水の涵養などをやったときには、各市町村が自分のところの地下の状態をきちんと知っていて、地下水の水の流れをとめるような開発はしないというような環境保全につながる取り組みをして欲しいということです。

 それから、相模川水系とかそういうところの近隣の市町村では、今まだ農家のところに必ず井戸があって、井戸から水を吸い上げていろいろやっています。そういう水についても個人のお宅に任せっきりにしていますから、そこの水がどういうふうになっているかと、水質調査を全然やっていないので、そういうところも行政がきちんと入って、一緒に地下水の保全をやって、有事があって表層の水が飲めないというときにはそういう地下水を行政と市民の方が管理をしておいて、それを何か生かしていくという、そういう水源の環境税の使い方もあるのではないかというのがつくづく感じておりまして、これは事業モニターのところの検討内容として今後出てきていくことになるかもわかりませんけれども、そういうことも含めて、そういうことに対して詳しい方を盛り立てて入っていただいて、地下水の涵養というようなところについては自治体でやっていったらいいのかなというふうに思います。

(田中座長)

 ありがとうございます。地下水の涵養も水源環境保全事業でやっていますので、ぜひ還元させていただければと思います。

 さて、あと10分ほどになりまして、もし発言していない方で、追加でぜひここだけは言っておきたいという方がいましたら、どうぞ御発言をお願いしたいと思います。それでは、北村委員。

(北村委員)

 基本的なことで大変申しわけないのですけれども、事業モニターで評価したところを県に施策として我々は意見を述べるということなのですが、その中で県に対する効力というのでしょうか、権限はないと思うので、その提言がどのような形で生かされているかというところで、過去ではどういう実例みたいなのがあったのでしょうか。具体的に、そういう我々がモニター評価をして、それが県の施策にどのように生かされたか、そこのところの縛りといいますか、権限といいますか、効力といいますか、そこら辺がどういう位置づけなのでしょうか。

(田中座長)

 具体的な事例があるかということなのですが。

(北村委員)

 事例でなくて、そこら辺の県の方の受けとめ方というのでしょうか、施策にどのように生かされるのかなというところです。

(事務局)

 これは県民会議の中でのプロセスになると思うのですけれども、事業モニターを毎回やっていただいた後に、事業モニター報告書というものをつくっていただきます。それをまた県民会議のほうで報告していく形になるのですけれども、さらにそれをまとめるような形で点検結果報告書、毎年県の特別対策事業の点検評価をした報告書を県民会議として出していただいているのですが、その中に事業モニターの結果についても盛り込んでいくという形になります。

 さらに毎年の点検評価を踏まえた中で、計画は5か年でございますので、次期計画に向けて5年間の後半のタイミングになりますと、次期計画策定に向けた意見書という形で県民会議として御意見を出していただいております。その意見書の中では、水源事業の基本的な考え方、方向性ですとか、具体的にどういった事業を盛り込んだらいいのかですとか、あるいは既存の事業に対して、こういう見直しが必要ではないかとか、そういった御意見を意見書でいただいています。その中の御意見を県のほうでは十分に受けとめ尊重し、その内容を検討しながら次期計画に反映させていくという、そういうプロセスをとっております。

 その中で過去の具体的な例としましては、かながわ森林塾という水源林の整備をする担い手の育成をやっていくと、そのための森林塾の開校というのが一つの事例としてはございます。以上です。

(田中座長)

 御説明いただきましたが、よろしいですか。一応県民会議で取りまとめた意見は県に伝えられて、しかるべき対応が図られていると。一例としては、先ほど出た森林塾、県民会議からの提案をもとに森林事業の活性化に向けた施策がもたれたりとか、あるいはシカ管理が第3期の事業から入っています。そういうように少しずつ改善が、PDCAの中で回ってと、こういうことでございます。ほかに御発言のなかった方、いかがですか。よろしいですか。

(金森委員)

 コミュニケーションチームと県民フォーラムチームのすみ分けになるのかもしれませんけれども、コミュニケーションチームは先ほど言われたように、ツールとか手法にかかわるということで、ニュースレターとか、リーフレットとか、必要性も含めてやっているわけです。県民フォーラムはフォーラムの際にまたそういった、例えばテレビの番組だったり、DVDを使っているのですけれども、どちらも感じるところは、今後どうやって広報していくのかというところが、何か共通の課題のように思うのです。今はバラバラにやっていますけれども、昨年度1回一緒にやったこともあったと思いますが、そういう機会をふやすのは大変ですから、事業モニターのときに大勢の当事者が大体集まりますので、事業モニターを利用して、お昼休みを少し削ってでも、コミュニケーションチームと県民フォーラムチームのお互いの課題、主にはどうやって広報していくかという課題を持ち寄ってやってみるのはどうかと思います。意見です。

(田中座長)

 確かに合同でやったほうがいいのではないかというのは前期の意見でも出ておりますので、今期の中で今言ったような事業モニターの機会を通じて、より効果的な打ち合わせ等ができれば、それはそれで確かに御指摘のとおりだと思います。ほか、それではよろしいですか。

 それでは、少し時間も迫っておりますので、議題の審議としてはここまでとさせていただきたいと思います。このような形で今年度の県民会議を進めたいというふうに思います。施策調査専門委員会、市民事業専門委員会、それから県民フォーラムチーム、事業モニターチーム、コミュニケーションチームと、いろいろな組織が多重にありますが、それぞれぜひお願いしたいと思います。

2 報告事項

  • 水源環境保全・再生市民事業支援補助金平成25年度実績、平成26年度交付決定状況について
  • 平成26年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金(水環境モニタリング事業)の募集について

(田中座長)

 それでは、あと残ったことで報告事項が2点ございますので、これについての紹介を事務局からお願いいたします。

(資料8-1、資料8-2及び資料9により事務局より報告)

(田中座長)

 今資料8-1、8-2、これは市民事業の補助金の決定であるとか、あるいは実績についての御報告をいただきました。資料9では今現在進行中の水環境モニタリング事業についての公募の状況ということになりますが、御報告をいただきました。

 この件について何か御質問等ございますでしょうか。

私から1点ですが、資料9の選考は市民事業専門委員会が行うのではなくて、それが構成する補助金選考会ということなのですか。市民事業等専門委員会で行うわけではないのですね。

(事務局)

 選考会です。

(田中座長)

 だからこれは水源環境保全の事業ではないということですか。

(事務局)

 市民事業専門委員会の一環で、通常のこれまでの市民事業支援補助金は大体年明けに翌年度の審査選考会を行っていますけれども、それも市民事業専門委員会の一環でございます。市民事業専門委員会の委員の方が審査選考委員会の委員になるという形で、選考会形式で1回実施する形になります。

(田中座長)

 そうですか。一見これを読むと、市民事業専門委員会が行うのではなくて、その委員が任意で参加した選考会で行うというふうに読めるものですから、それでいいですかというのが質問の趣旨です。

(事務局)

 市民事業専門委員会として実施をいたします。

(田中座長)

 わかりました。ではそういうことで、資料9の5番のところです。よろしいでしょうか。

 さて、きょうはもう5時を回っています。何か5時過ぎから懇親会もあるようなので、余り長引くのもいかがかなということで、このあたりでというふうに思うのですが、せっかくの機会ですから、もし委員のほうから何か御質問、御意見、全体にわたってあればということですけれども、吉村委員が先ほどおくれていらっしゃって、自己紹介もされていないので、少し簡単に1分ほどでお願いします。

(吉村委員)

 はい。初めまして。東京工業大学の吉村といいます。私は大学のほうでは水環境、上下水道、それから淡水池の生態系の管理、水質の管理を専門に研究をしております。あとは地元が藤沢でして、そういう意味からしても神奈川県の川にはすごく興味があって、思い入れもありますので、いろいろと情報をいただきながら、活動をしていきたいなと思います。なれるまで時間がかかるかもしれませんが、よろしくお願いします。

(田中座長)

 吉村委員には施策調査専門委員会の委員として指名をさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。

 さて、よろしいですか。もしほかにきょうのこの機会ですので、ぜひということがあれば受けますが、よろしいですか。

 それでは、特段これ以上御意見もないようでございますので、本日の平成26年度第1回ということになりますが、延べでいくと第28回水源環境保全・再生かながわ県民会議を閉会ということにいたします。どうも皆さん、お疲れさまでございました。

(会議終了)

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会議資料

次第

資料1 水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱

資料2 水源環境保全・再生かながわ県民会議の仕組み

資料3 施策調査専門委員会設置要綱

資料4 市民事業専門委員会設置要綱

資料5 第4期県民会議への引継書

資料6 水源環境保全・再生かながわ県民会議 平成26年度年間活動予定

資料7 第4期県民会議作業チームへの参加状況

資料8-1 平成25年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金事業実績一覧

資料8-2 平成26年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金交付決定事業一覧

資料9 平成26年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金(水環境モニタリング事業)の募集について

参考資料 平成25年度水源環境保全・再生かながわ県民フォーラムアンケート集計結果

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