第9回(第2期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議 審議結果

掲載日:2015年4月1日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第9回(第2期第1回)水源環境保全・再生かながわ県民会議

開催日時

平成21年5月29日(金曜日) 18時00分から20時00分

開催場所

神奈川県本庁舎 3階大会議場

出席者【座長・副座長等】

金澤 史男【座長】、新堀 豊彦【副座長】

淺枝 隆、天野 望、井伊 秀博、井上 信康、岩渕 聖、片山 幸男、加山 俊夫(代理出席)、北村 多津一、木下 奈穂、久保 重明、倉橋 満知子、木平 勇吉、小林 信雄、瀬戸 孝夫、高橋 幸一、高橋 弘二、高橋 二三代、田中 充、蓮場 良之、林 義亮、原 慶太郎、増田 清美、柳川 三郎

次回開催予定日

平成21年8月3日(月曜日)

所属名、担当者名

緑政課水源環境調整班、担当者名 志澤、長谷川

電話番号 045-210-4324

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

(事務局)
定刻でございます。現在の委員出席状況について報告します。委員総数30名のうち、現在23名のご出席をいただいており、水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱第5条に規定する会議を開くに当たっての定足数であります過半数を満たしてございます。
それでは、ただ今から第9回水源環境保全・再生かながわ県民会議を開会いたします。
本日の出席委員につきましては、お手元に出席者一覧をお配りしてございます。
なお、相模原市長の加山委員の代理として、佐久間相模原市環境対策課長さんにご出席いただいております。それから、本日傍聴の方が1名いらっしゃいます。
申し遅れましたが、私は、会議の座長をお決めいただくまでの間、進行を務めさせていただきます、緑政課の長谷川と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
開会に当たりまして、石黒環境農政部長からごあいさつ申し上げます。

(石黒部長)
環境農政部長の石黒でございます。
本日はお忙しい中、また夜の会議にもかかわらず、多数の皆様にご出席いただきありがとうございます。
「水源環境保全・再生かながわ県民会議」も本日から2期目のスタートを切ることになります。前期から引き続き委員をお願いする皆様、また、今回新たに委員にご就任していただいた皆様、この会議委員にご就任をいただき改めて御礼を申し上げます。水源環境保全・再生施策の推進に向け、どうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。
水源環境保全・再生施策も、今年度で3年目に入りました。県の事務執行体制については、今年度から環境農政部に一元化をいたしまして、これにより施策のさらなる総合的推進を図ってまいる所存でございます。
この県民会議の事務局も政策部の土地水資源対策課から環境農政部の緑政課に移った形になっております。私も、この3月まで県央地域県政総合センターにおりまして、県民の水がめである相模湖・津久井湖、宮ヶ瀬湖、また、その水源地である丹沢・大山を抱える地域の所長として、市町村の方々とともに、現場において、この水源環境保全・再生施策に直接携わってきたところでございます。ぜひこの現場での経験を生かしてまいりたいと思っております。
今回の環境農政部への業務の一元化を踏まえまして、改めて私ども環境農政部一丸となりまして、全力で取り組んでいく所存でございます。皆様方の一層のお力添えをお願い申し上げます。
ところで、県民会議におきましては、これまでの2年間、県民会議本体での議論だけでなく、専門委員会での議論、現場へのモニター活動、フォーラムの開催など、県民意見を施策に反映するための取組みを、委員の皆様の精力的な活動により進めてきていただいたところと承知しております。
これらの取組みに基づき、いただいたご意見につきましては、例えば市民事業への補助制度の創設、あるいは森林整備の担い手を育成する「かながわ森林塾」の開講など、県の施策にも反映させてきたところでございます。
水源環境保全・再生施策は、計画実施などの各段階において、県民のご意見を反映させるという新たな形で推進しておりますので、その中核となりますこの県民会議の活動に今後も大いに期待しているところでございます。
本日は、知事も中途ではございますが、18時30分ごろに委員の皆様にごあいさつをさせていただく予定でおります。この会議が実りある県民会議となることをお願いいたしまして、私のあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(事務局)
続きまして、この4月から水源環境保全・再生施策の執行体制が環境農政部に一元化され、事業所管課の変更がございましたので、改めて本日出席しております県側の出席職員を紹介させていただきます。
まず、渋谷緑政課長でございます。
水源環境保全・再生施策を含む自然環境の保全及び緑化の推進に係る総合的企画及び調整に関する業務を所管してございます。

続きまして、星崎水源環境保全担当課長でございます。
水源環境保全・再生施策の総合調整、全体の進行管理等の業務を担当してございます。

続きまして、武井税制企画担当課長でございます。
水源環境保全・再生施策におきましては、個人県民税の超過課税が財源となっておりますが、税制関係に関する業務を担当してございます。

続きまして、高橋土地水資源対策課長でございます。
水資源の総合的企画及び調整、また水源地域の活性化等に関する業務を所管してございます。

続きまして、樋口環境農政総務課長でございます。
環境農政部の所管行政の企画及び調整に関する業務を所管してございます。

続きまして、轉大気水質課長でございます。
水源環境施策の特別対策事業のうち、河川、地下水、県内ダム集水域におけます合併処理浄化槽及び公共下水道の整備に係る事業を所管してございます。

続きまして、稲本水源の森林推進担当課長でございます。
特別対策事業のうち、水源の森林づくり事業や間伐材の搬出促進、地域水源林の整備に関する事業を担当してございます。

続きまして、山田環境科学センター所長でございます。
特別対策事業の水環境モニタリング調査のうち、河川に係る部分について担当してございます。

続きまして、松田自然環境保全センター所長でございます。
特別対策事業のうち、丹沢大山の保全再生対策や渓畔林整備事業、また水環境モニタリング調査の森林に係る部分について担当してございます。

続きまして、新井県央地域県政総合センター企画調整部長でございます。
県央地域におきましては、県内の水がめでございます4つのダム湖のうち、相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖がある地域を所管しており、地域行政の企画調整に係る業務を行ってございます。
県側の幹部職員は以上でございますが、今後、県民会議で取り上げられる議題に応じまして、関係する所属が出席するよう対応してまいります。
職員の紹介につきましては、以上でございます。

続きまして、本日の会議は、あらかじめご案内いたしましたが、公開の形で開催をさせていただいております。また、会議録につきましては、委員の氏名を記載した発言記録とし、事務局が作成した会議録案を出席委員が確認した後、県のホームページで公開させていただきます。
また、報道関係の方や県職員が審議の妨げにならない範囲で写真等の撮影をさせていただくことがありますが、あらかじめご了承いただきたいと存じます。なお、県職員が撮影した写真につきましては、県のホームページなど、広報媒体に掲載することがありますので、併せてご了承いただきますようお願い申し上げます。
それでは、次第に沿いまして、議事に移らせていただきます。
議題1「第2期県民会議の運営について」でございます。
最初の項目の「座長、副座長の選任」につきましては、お手元の資料番号1-1「水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱」をご覧いただきたいと思います。
要綱第4条の「座長及び副座長」でございますが、同条第2項に記載のとおり、座長は委員の互選により選任し、副座長は座長が指名することとなっております。
それでは、最初に座長の選任でございますが、互選ということですので、どなたかご推挙いただければと思いますが、いかがでしょうか。

(天野委員)
天野でございます。この水源環境事業の前段であります税の立ち上げから大変ご指導をいただき、第1期の座長をお務めいただきました横浜国大の金澤先生に、引き続き座長をお務めいただくのはどうかとご提案させていただきます。よろしくお願いします。

(事務局)
ただいま横浜国立大学の金澤委員をご推薦するご発言がありましたが、いかがでしょうか。

(拍手)

(事務局)
ありがとうございます。
それでは、金澤委員に座長にご就任いただきたいと存じます。
恐縮でございますが、金澤委員には座長席にお移りいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。

【金澤座長席を移動】

(事務局)
ただいまから進行は座長にお願いいたします。
最初にごあいさつをいただいた上で、以降の進行につきまして、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ご指名いただきました横浜国大の金澤でございます。
天野委員からありましたように、2000年4月に施行された地方分権一括法、これをいかに活用できるか、県民の生活環境をよくするために、どのようにしたら活用できるか、こういう検討を神奈川県は全国に先駆けてやったわけでございます。そのときに、神野東大教授をキャップとするプロジェクトが発足しまして、まず水と大気ではないかと、生活の根源的な部分ですね。それをよくするために税を活用できないか、分権と環境をどのようによくしていくのかという、分権化を進めながら環境をよくしていく、その手段として税というものが浮かび上がってきました。そして、7年の歳月を経て、いろいろありましたけれども、水源環境保全税という形で具体化したわけです。
1期目の県民会議の座長をさせていただきましたが、我々のミッションは、この38億円、実際は景気がよくて40億円以上あるようでございますが、それを本当に我々が当初考えた政策目的のために有用な使い方がされているのかどうか、これをチェックしていく機能があるということです。
もちろん県の組織と協力しながらやっていくわけですけれども、チェックしていくという、そういう役割もありますので、私はよく言うのですが、適度な距離感を県行政と持ちながらやっていこうということで2年間やり、その成果が委員の皆さん方の積極的な取組みの中で、ある程度出たのではないかと思います。
2期は3年間あります。この3年間というのは1期の2年と合わせて5年ですが、この5年という期間は水源環境税の財源となる住民税の超過課税の時限でございます。5年間ということしか決まってございません。これがさらに発展的に継承されていくのかどうかというのは、我々県民会議の肩にかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。そういう課題を持っている大切な県民会議でございますので、私も一生懸命やっていきたいと思いますが、1期から引き続きやっていただいている方々が大勢いらっしゃいます。引き続きご協力をお願いしたいと思います。
それから、11名の新しい方々をお迎えするわけですが、その方々の新鮮な感覚、これも県民会議の活動に生かしていけたらと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、副座長の選任ということですが、県民会議設置要綱第4条第2項の規定によりまして、私、座長が指名することになっております。
副座長には新堀委員にお願いしたいと思います。神奈川県の水源環境に関して、長いこと一貫して取り組んでおられます。今、神奈川県自然保護協会の理事長をされております。指名ということになっておりますけれども、ご了承いただきたいと思います。よろしくお願いします。

(拍手)

【新堀副座長席を移動】

(金澤座長)
それではごあいさつをお願いします。

(新堀副座長)
ご指名をいただきました新堀でございます。
金澤座長とは生活環境税制以来、10年近いおつき合いをさせていただいておりますが、私自身、自然保護という仕事を30数年来携わってまいりました。現在、トラストみどり財団の理事長もいたしておりまして、緑の関係、自然環境、そして鳥獣対策ということをずっとやらせていただいてまいりました。したがって、また水源環境の一番中心である丹沢大山、神奈川県内における一番の水源地域でございますが、そこの総合調査で2回委員長を務めさせていただいたわけでございまして、実は子供のころから丹沢へは入っていたということで、自分の第二の故郷というか、隅から隅まで知っているというか、そういう立場にございます。
したがいまして、ぜひひとつ皆さん方とご一緒に、この重要な仕事をさらに充実させて、そして県民の皆様方のご期待に添うようなお金の使い方をしなければならないと考えておりますので、ぜひこの会議が実のあるような形で進みますように心からお願いいたしまして、ごあいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(拍手)

(金澤座長)
それでは、座長、副座長、このメンバーで議事を進めていきたいと思いますが、最初に県民会議の仕組みについて、第1回目でございますので、大体どのような形で何を取り組んでいるかという概要を事務局からご説明いただきたいと思います。お願いします。

(事務局)
資料2を見ていただきたいと思います。
これは、平成19年から住民税の超過課税という特別な財源をいただきまして、12の特別対策事業ということで、水源環境保全・再生施策を行っております。その一つに「かながわ県民会議」を設置し、それによって、施策について、計画、評価、見直しの各段階で県民意見を反映させていく仕組みを作っていくということが、この施策の中に組み込まれております。そういうことで皆様方にお願いをさせていただいて、会議を運営させていただいているところでございます。
左側の一番大きな枠のところ、30名と書いてございますけれども、有識者10名、関係団体10名、公募委員10名ということで、有識者の皆様には専門的な知見からさまざまなご意見をいただき、関係団体の皆様には施策連携等の視点から団体としてのさまざまなご意見をいただいております。また、公募委員の皆様には、納税者あるいは一般の県民という視点からご意見をいただき、その中で、今まで2年間でこういった形のものをつくり上げてきたという状況でございます。
この会議は大体年4回ぐらい行っておりますが、それ以外に専門委員会ということで、専門家のご意見をお聞きしながらやっていく委員会を2つ設けてございます。1つは施策調査専門委員会ということで、施策の点検・評価を行っています。それから、もう一つは市民事業等審査専門委員会ということで、市民事業への支援制度等を検討していただいているところでございます。
右側に移りまして、この県民会議の大きな役割といいますか、お願いをさせていただいているところで、県民意見の収集あるいは集約、県民への情報提供ということで、県民フォーラムの企画、実施を行っていただいたり、現場に行って、現実にこの事業がどうなっているのかということで事業モニターをやっていただく。あるいは、それを県民に対して発信していくということで、「しずくちゃん便り」という機関紙的なものをつくっていますので、そういうことに携わっていただく、あるいは県の広報についていろいろなご意見をいただいているという状況でございます。
これは2つに分かれてございますけれども、それぞれ専門委員会のほうにも、委員の皆様はオブザーバーないしは拡大専門委員会ということで、さまざまな意見が反映できるような仕組みを作ってございますし、県民フォーラム、事業モニターについても専門家のご意見、あるいはレクチャーを受けながら、いろいろな評価等に携わっていただいている状況でございます。
その次、資料3でございます。そのうちの専門委員会ということで、施策調査専門委員会がございます。これが先ほどお話しさせていただきました点検、評価を行っていただいているところでございます。
それから、資料4でございますが、市民事業等審査専門委員会となってございます。実は、審査専門委員会という名称でやらせていただいていたのですが、昨年、点検結果という形で、県民会議の皆様から、支援のあり方等について引き続き検討していく必要があるので、この名称は望ましくないのではないかというご意見をいただきました。できましたら、市民事業の専門委員会というような形で、この部分については名称を変更したいと考えてございます。
以上でございます。

(金澤座長)
初めての方もいらっしゃいますので、まだいろいろご質問もあるかと思いますけれども、一、二回、この県民会議の全体を通じて、疑問やご意見を聴取して、新しい第2期の活動内容を定めていきたいと思っておりますので、さわりの説明というふうにご理解いただければと思います。
それで、この県民会議につきまして、2つの専門委員会が設置されるということはこの要綱で決まっておりまして、そういう意味で県民会議の仕事として義務づけられていると言うとちょっと強いのですけれども、そういう仕事になっております。そして、その要綱に専門委員会の構成について座長が指名することとなっておりますので、県民会議の骨格をまず定めるという意味で、施策調査専門委員会と、それから市民事業等審査専門委員会の委員を選任させていただきたいと思います。
まず、施策調査専門委員会ですが、淺枝委員、天野委員、木平委員、田中委員、原委員、中村委員の6名にお願いしたいと思います。
それから、市民事業等審査専門委員会ですが、先ほどのご説明にありましたように、審査だけではなくて、市民事業のあり方、もしくは市民事業支援のあり方についても議論をする場として、審査等専門委員会という名称がふさわしくないという前期からの申し送り事項がありますので、事務局の方からこれを取らせていただきたいということでございますので、市民事業専門委員会としたいと思いますが、まずこの点はよろしいでしょうか。

(各委員了承)

(金澤座長)
そういうことで、市民事業専門委員会の委員として、沼尾委員、萩原委員、林委員、蓮場委員、増田委員の5名にお願いしたいと思います。
これは、第1期のときに、この専門委員にすべてを任せるということではなく、県民会議としては、特に公募委員の方々は積極的にこの専門委員会を傍聴できるようにしようというご意見が出まして、そのような運営をしてまいりました。責任を持って専門的な立場から議論をしていただくという方は、今ご指名させていただいた方々ですが、その議論のプロセスにおいては、どの県民会議の委員も参加できるという形で第2期も運営していきたいと考えておりますので、その点、お含み置きいただければと思います。
今の点について、何かご質問、ご意見はございますか。また、後ほどそれぞれの方々にご意見を伺いたいと思っておりますけれども、よろしいですか。

(各委員了承)

(金澤座長)
ありがとうございます。

(事務局)
専門委員会の出席ですけれども、単なる傍聴ということではなく、オブザーバーということでご参加いただき、委員長の指名に応じてご発言ができるような形でございますので、ぜひ積極的なご参加をいただければと思います。引き続きこのような形でやっていただけると私どもは思っておりますので、よろしくお願いします。

(金澤座長)
ありがとうございます。
傍聴というのは、一般の人たちは傍聴できるということで、県民会議の委員の方々はオブザーバーで、席を同じくしてといいますか、発言も積極的にしていただけるという仕組みでございます。補足をさせていただきます。他にはよろしいですか。あと、会議の中で2時間の会議が多いわけで、この全体会では、お話が十分できない部分があると思います。これは仕方がないと思いますが、そういうところはぜひ後ほど文書等で補足的な意見を出していただければと思います。

【松沢知事入室】

(事務局)
それでは、知事がお見えでございますので、一言ごあいさつをいただければと思います。よろしくお願いいたします。

(松沢知事)
皆様、こんばんは。県知事の松沢でございます。
このたびは、水源環境保全・再生かながわ県民会議の2期目の委員をお引き受けいただきまして、まことにありがとうございます。また、金澤委員、新堀委員には引き続き座長、副座長の職を務めていただけるということでありまして、よろしくお願い申し上げます。県民会議の委員の皆様には、県民の代表として、施策のさらなる推進に向けて活発なご議論をお願いしたいと思います。
この水源環境保全・再生施策は平成19年度からスタートし、現在3年目に入ったところであります。この政策の特徴は大きく3つあると思います。
1つ目は、計画に基づく事業実施でございます。水源環境保全・再生の計画は20年という長いスパンを視野に入れて、基本的な考え方や取組の方向、施策体系などを明示した「かながわ水源環境保全・再生施策大綱」、この大綱を踏まえて、最初の5年間の取り組みを示した「かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」、この2つから構成されております。このうち、5か年計画には5年間に充実、強化して取り組む特別対策事業を掲げまして、具体的な内容や目標等をお示ししております。平成20年度の事業実績がまとまるのはこれからでありますけれども、現時点ではすべての事業がスタートできておりまして、おおむね順調に進捗していると考えています。
2つ目でございますが、これは新たな税制の構築ということであります。施策を着実に推進していくためには、安定した財源を確保することが必要でありまして、そこで水源環境保全税、これは個人県民税の超過課税という形で徴収をさせていただいておりますが、この水源環境保全税を創設して、水を利用される県民の皆様に広く、薄く、多くの方からご負担をいただいているわけであります。平成19年度の税収は約36億円となっておりまして、20年度の税収は約44億円を見込んでおります。
この個人県民税は一般財源でありますけれども、今回、特別会計をつくって、その中に基金をつくることによって、この超過課税でいただいた分は必ず水源環境保全のために使われる。それも基金をつくっていますので、複数年度にわたって調整しながら使えると、こういう形になっておりますので、県民の皆さんにとっては、受益と負担、つまり自分たちが負担したものが、その目的どおり、水源環境保全の姿として現れる、そういう形が見えやすい体系をつくらせていただきました。
3つ目でありますが、これが県民参加による施策の展開でございます。水源環境保全・再生施策を推進する上では、県民の皆様に事業計画や実施状況などを客観的に点検、評価していただき、意見を反映できる仕組みが大変重要であります。こうした観点から、この県民会議を設置させていただいているところであります。
県民会議の委員の皆様には、これまでに市民事業支援制度の創設、あるいは県民フォーラムの開催による県民意見の集約、事業モニターの実施など、会議だけでなく現場にも出向いていただき、その状況を踏まえたさまざまなご提案をいただいてまいりました。また、これまでの2年間の取組みの総括として、この3月には水源環境保全税による特別対策事業の点検結果報告書も提出をいただきました。5か年計画に基づき実施する12の特別対策事業のすべてについて多面的に点検を行っていただいたことに心から感謝を申し上げます。県といたしましても、この報告書の点検結果や意見を踏まえて、水源環境保全・再生施策への反映について検討してまいりたいと考えています。
この5か年計画の計画期間は平成23年度までとなっておりまして、今後は次の5か年計画の検討も視野に入れた議論も必要となってまいります。今期の委員の皆様の任期は3年間とさせていただきました。任期中は今までの2年間の活動をさらに発展させていただくとともに、現況の施策の点検、評価と次の5か年計画への県民意見の反映についてご協力をお願いしたいと考えております。
さて先日、私、ウィークリー知事現場訪問で丹沢に出向いてまいりました。委員をお願いしている木平先生と、そして神奈川県の環境大使をお願いしている白井貴子さんも含めて、県の担当職員と一緒に、久しぶりに、私はできるだけ年に1回、丹沢に現場視察に行くようにしていますが、東丹沢、堂平から丹沢山のほうに登らせていただいたのは恐らく4年ぶりだと思います。
ただ、この4年の変化にも驚きました。確かに、丹沢のブナやモミの立ち枯れですとか、あるいは鹿の食害、あるいは土壌の流出、こういう姿、大きくは変わっておりませんけれども、さまざまな施策が展開されて、例えば土壌流出を食いとめる土留めみたいな工夫ですとか、あるいは植生回復のための鹿柵もかなり広範囲に至っておりまして、いろいろな事業が進み始めているということも感じました。また、オゾンの測定も継続して続けていまして、モミの立ち枯れがなぜ起きるのか、これは大気の影響が大きいのではないかと、こういう知見のもとに、今データを蓄積して分析をさせていただいております。
そういう意味で、徐々にではありますが、こうした丹沢大山の自然再生に向けての取組みも進んでいるのだなということを、木平先生にもいろいろご指導をいただいて感じた次第であります。自然を相手にする施策というのは、なかなか一朝一夕にはいかないわけでありますけれども、長期的な目標を持って、粘り強く取り組む必要があると感じた次第であります。
また、森林再生に向けてもう1点、最近の大きな変化として、国が経済対策を打ち出しております。国債を発行して、とにかく地方でも使ってよいということで、補正予算も今通ったわけでありますけれども、そうした中にも、実は森林再生に向けてのプログラムも含まれておりまして、こうした国の補正予算絡みのメニューも利用して、水源環境保全税だけでなく、新たな国の財源も利用して、この森林再生のさまざまな事業を展開していける、そういうチャンスも到来をしているわけであります。
長くなりましたけれども、神奈川の水源を守り、良好な状態で次の世代に引き継いでいくためには、多くの県民の皆さんにご参加をいただきまして、水源環境の保全・再生に向けた取り組みをより実りあるものにしていきたいと考えております。そのためにも、委員の皆様には、これからの3年間、県民会議の活動にご尽力いただきますようよろしくお願い申し上げます。皆様のますますのご活躍をご祈念申し上げまして、知事としてのあいさつにさせていただきます。どうも本日はありがとうございます。

【松沢知事退室】

(金澤座長)
それでは、議事を進めてまいりたいと思います。
議題3、4、5でございますが、県民意見の集約・県民への情報提供について、それから県民会議ニュースレター「しずくちゃん便り」について、それから平成21年度当初予算等について、これはまとめて事務局からご報告をいただいて、大体こういうことをやってきたということのご紹介を兼ねたご報告をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

(事務局)
資料5でございます。県民意見の集約・県民への情報提供についてということで、こちらにつきましては3つのチームをつくらせていただきまして、精力的にご活動していただきました。
まず、1、県民フォーラムチームでございますが、各公募委員さんが選出をされた区分というのがございます。県西地域ですとか県北地域ですとか、そういった区分ということでございますが、その公募委員さんが中心となって企画、運営していただきまして、今の現況ですとか、それに対する意見とか、そういうことについての県民フォーラムを実施させていただきました。全体として6回ほどやりまして、合計として1,033名の方にご参加をいただき、意見総数として303件を集約していただいてございます。
1回から3回分につきましては、20年5月に知事にご提出いただきまして、県からは9月にご回答させていただいています。4、5回分につきましては、昨年12月にやはり知事にご提出いただきまして、3月にご回答させていただいています。さらに、6回分につきましては、まだ県からは回答はしていませんが、次の県民会議のときに間に合えば回答させていただきたいと考えてございます。
これらを通じまして、課題として点検結果報告書で言われていますのは、横浜、川崎等の水源地域でない県民や山梨県民への有効な啓発事業の展開がやはり必要ではないかということと、児童生徒に対する啓発・教育の展開、こういったことが課題として残っているとのご指摘でございます。
次に、事業モニターチームでございますが、この水源環境保全・再生施策につきましては12の特別事業がございます。そのうち、3つは調査などでございますので、違うのですが、9つにつきまして、現場に行っていただき、例えば実施している市町村ですとか県の職員等がご説明させていただいて、それに対してさまざまなご意見を集約し、レポートを書いていただいたということでございます。
実績としては(1)に記載のとおりでございますが、後ろをめくっていただきまして、課題としましては、事前の知識を習得してから現場に行くべきではないかというご意見、それから施策調査専門委員会との連携や県民の直接参加を図る仕組みづくりというものが必要ではないかというような課題を示していただいてございます。
最後に、コミュニケーションチームでございますが、ただいまのモニター結果等を機関紙ということで、ニュースレター「しずくちゃん便り」、この名前も皆様方に決めていただきまして、昨年、1号から11号まで発行させていただいています。その中の4、7、11号につきましては、県民会議そのもので発行させていただいている部分もございます。こういったことを通じまして、県民の皆様に現在の県の取組み状況ですとか、県民会議の活動状況をご報告させていただいているということでございます。
それからもう一つ、県のホームページや広報のやり方等についてご意見をまとめていただきまして、ご提案等をいただいてございます。課題としましては、せっかくつくったニュースレターについて、発行部数がちょっと少ないとか、それから配布方法などはもう少し改善の余地があるのではないかというご指摘をいただいてございます。
最後、当面のスケジュールということでございますが、今回いろいろご意見をいただいた中で、こういった活動について今後どうしていくのか、皆様方と意見交換をしながら、少なくとも学習会等は開かせていただきながら、次の県民会議で方向を定めていければと考えてございます。
資料6でございますが、「しずくちゃん便り」、水源環境保全・再生かながわ県民会議ニュースレターの素案でございます。本来であれば、コミュニケーションチーム等で発行をいただくのが望ましいわけでございますが、少し間があいてしまいますと、情報提供が途絶えてしまい、それはあまりよろしくございませんので、詳細については座長と詰めさせていただいて、発行できればと思ってございます。大体2カ月に1回程度は発行していきたいと考えてございます。
これはたたき台の素案ぐらいのお話でございますが、まず県民会議がスタートしたということをお知らせしたいということと、1枚めくっていただきまして、3月のときに点検結果報告書をいただいてございますので、その辺の概要をお知らせするとともに、今回の新しい県民会議のメンバーのご紹介ですとか、最後でございますけれども、退任されました公募委員さんからこれまでの活動を振り返ってということでご意見をいただいて、発行できればと考えてございます。
資料7でございますが、こちらは、先ほどから、12の特別対策事業と言ってございますけれども、それが左側の枠の中、森林の保全・再生事業については、水源の森林づくり事業の推進から5本の事業がございます。それから、河川の保全・再生、地下水、水源環境の負荷軽減、水源環境保全・再生を支える取組みということで、3本の事業がございます。それぞれ19年度の予算を使ったいわゆる執行額と呼んでございますけれども、その金額が入ってございます。
それから、どれだけやったのか、一番最初の上段でいきますと、水源林の確保をしたものは1,382ヘクタールやりましたというような形でございます。これは既に県のホームページでも出していますし、お手元のほうにご配付させていただいています点検結果報告書の中にも記載をさせていただいているものでございます。
その次の欄、20年度の執行見込額でございますが、これにつきましては、執行する額そのものはほぼ固まってございます。ただ、上から3つ目の事業、渓畔林整備事業の択伐等森林整備ですとか、5つ目の事業、地域水源林整備の支援というところで、ちょっと面積等が入っていない事業がございます。これはただいま集計中ということで、実績が出しだい、できれば施策調査専門委員会に速やかにご報告していきたいと考えてございます。全体で41億が事業の額ということになります。
最後、21年度現計予算ということで、こちらにつきましては総計で47億8,000万円という予算総計になってございます。一番下に書いてあるのが、その年に個人県民税の超過課税としていただいている額がこの程度ということで、これは19年度については確定してございますが、20年度は7月の後半ぐらいにならないと出てこないものでございますが、今の想定としてこの程度の額ということで、先ほど知事から少しご説明させていただきましたように、当然入札をして余ってきたりしますので、そういったものはこの会計の中の基金に積み立てまして、翌年度にこの施策に使わせていただいているという状況でございます。
その状況について、お手元に「県のたより」6月号というのを配ってございますが、その2ページのところに出させていただいておりますので、できれば「県のたより」に、定期的にこういう形でご報告をしたいと考えてございます。よろしくお願いします。

(金澤座長)
ありがとうございます。
それでは、ご質問もあるかと思いますが、疑問点も含めて、皆様方の自己紹介を兼ねたご発言をいただければと思います。
単なる自己紹介ではないということを申し上げたいのですが、それはなぜかというと、県民会議でやらなければいけないことはもちろんございます。要綱に書いてあることもございますし、それから第1期の活動の中で敷かれたレールというのもございまして、これを着実にやっていかなければいけないということもございます。しかし、また逆に県民会議自身がどういう形でこの12の事業をチェックしていったらよいのかということに関しては、いろいろなやり方があるということでありまして、コミュニケーションチームでニュースを出そうとか、県民フォーラムを各公募委員の地域ごとにやろうとか、そういう話はこの会議が発足する前に決まっていたことでは全然ございません。我々がこの中で議論しながら、そういうやり方がよいのではないかということでやってきたことでございます。
第2期は、1期目の反省を踏まえ、夢は全部実現するというわけではないのですが、夢を持たなければ何も前進しないというところもありますので、ぜひ引き続きやられる方は、1期目の反省から今度はこういうふうにしたらよいのではないかというご発言もいただければありがたいと思いますし、初めての方は、県民会議というのはこうあるべきなのではないかという基本的なところからのお話も歓迎いたしますので、そんなことも含めて自己紹介的な発言をしていただければと思います。
資料1-2の委員名簿でいきましょうか。どのような方かというのもおわかりになると思いますので、この順番でいきたいと思いますので、淺枝先生からお願いいたします。淺枝先生には、先ほど施策調査専門委員会の委員をお願いしたところでございます。

(淺枝委員)
淺枝と申します。私、本業は埼玉大学で河川とか湖沼の環境について研究しております。特に河川とか湖沼、特に水質に対する影響というのは非常にわかりづらいということがあろうかと思います。それで、昨年度から加わらせていただいておりますけれども、今年度はもう少し細かく見ていって、どういったところに影響が出ているのかというところを把握できればなと思っております。よろしくお願いします。

(金澤座長)
よろしくお願いします。続きまして、天野委員、お願いいたします。
(天野委員)
天野でございます。
先ほど少しお話しましたけれども、金澤先生からお話がございましたように、約10年ぐらい、新堀先生もそうですけれども、水源環境保全税をどうやって立ち上げるのかというところから参画をさせていただきまして、もとより私も旧津久井町長を務めさせていただいておりまして、この委員会に出てまいりましても、いつになったら津久井湖の水がきれいになるんだとか、相模湖の水がきれいになるんだとかという大変耳の痛いお話もちょうだいしましたけれども、私の目から見ますと、水源環境保全税が立ち上がりましたことによりまして、私どもは相模原市と合併いたしまして、今日、加山委員は出席ではございませんが、確実に事業が進んでいる。そして、また、私も個人的にたまたま親から引き継いだ山林がたくさんありまして、持て余していたわけでございますけれども、おかげさまで直接事業を実施させていただいておりまして、すばらしい成果が上がって、また私の近所の人たちからは、天野さん、このごろ何かうちの周りの山がみんな公園になってきたよというような話がありまして、これは実は水源環境保全税の仕事なんだという話をすると、ああ、そうだったんだというようなことで、足元からこの税制の制度を設けたことが確実に進展をしてきていると感じてございます。
これからさらに知事のお話にもございますように、ますますこれが充実した事業としてとして完結をするよう、微力でございますけれども、委員の責をまたお手伝いさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
天野委員には施策調査専門委員もお願いをしているところでございます。
次に、3番目の金澤は私でございます。横浜国大の経済学部で地方財政を担当しております。よろしくお願いします。
続きまして、木平先生、お願いいたします。

(木平委員)
木平と申します。
東京農工大学の名誉教授と書いてありますが、実際は丹沢大山自然再生委員会、この委員長をやっております。この委員会は、丹沢の自然再生を目指した県民協働の組織です。また機会がありましたら、皆さんぜひ丹沢の現状を見ていただきたいと思います。専門は森林、林業、森づくりの専門なので、その知識を少しでも役に立てていただきたいと思っております。
新しい任期での希望は、私は2つ持っております。
1つは、事業が進んでまいりまして、それぞれ成果が上がっております。そういうものをつぶさに見ていくというか、事業の成果を見ていく、モニタリングに力を入れていきたいと思います。もちろんいい成果が上がっているところもありますが、悪い成果のところも多々あります。
2番目は、やはり県民に支持をいただくと、それには県民への広報というのが非常に大切だと思います。その重要な方法として、前期は「しずくちゃん」という広報紙を発行しているのですが、この「しずくちゃん」の内容をぜひ県民会議の主体的な広報紙にしたいというのが私の希望であり、本音です。
以上です。

(金澤座長)
ありがとうございます。
木平委員には、先ほど施策調査専門委員をお願いしたところでございます。
続きまして、田中先生、お願いします。

(田中委員)
法政大学の田中充です。どうぞよろしくお願いいたします。
再任ということになりますが、私は、前期は施策調査専門委員会の方にも入らせていただきまして、12の事業の施策の評価の指標であるとか、仕組みであるとか、あるいは観測のとり方といったことについて討議、意見交換をさせていただいておりました。ただ、なかなか先ほども淺枝先生や木平先生からお話がありましたように、自然を相手にどういう指標を設定するか、なかなか難しい課題でございます。また、にわかには成果というのが出てこない部分もありまして、そういう点では少し息長く、しかし適切な施策の評価のあり方といったものもさらに考えていきたいと思っております。引き続きのことになりますが、どうぞ皆様よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
田中先生は、第1期に施策調査専門委員会の委員長をやっていただきました。今年度も引き続き施策調査専門委員でお願いするということでご指名させていただいたところです。
次は、沼尾波子先生でございますが、本日ご欠席でございます。沼尾先生には市民事業専門委員会の委員を先ほどお願いしたところでございます。
本日ご欠席ということで、私、伝言を言付かっております。市民事業について、今後の課題というのが第1期にいろいろと活動しても出てきたということで、特に横浜、川崎での啓発活動を展開していこうということも想定したのだけれども、そういうNPOの活動が少なかったということと、それから里山保全については、実際の整備事業にチャレンジするNPOはいくつか出てきたんだけれども、丹沢大山の本当に奥の方ですか、奥山の方についてチャレンジしていこうというところは、技術的にも人的にもなかなか難しいということで少なくて、これをどうしたらいいかということを問題意識として持っていらっしゃるということでございますので、ご紹介をさせていただきました。
次は、萩原なつ子委員ですが、ご欠席でございますけれども、市民事業の専門家の方でございまして、今回も市民事業専門委員会の委員をお願いしたところでございます。
続きまして、原委員、お願いいたします。

(原委員)
東京情報大学の原と申します。千葉にある大学ですけれども、その大学で環境と情報の問題を研究しております。
なぜ千葉にある大学の私がこの場に参加させていただいているのかと申しますと、丹沢大山総合調査で情報整備チームというのをつくっていただきまして、ご覧になった方も多いと思いますけれども、そちらでe-Tanzawaの構築にかかわらせていただきました。現在も、先ほど木平先生からご紹介がありましたけれども、自然再生事業のほうでe-Tanzawaをプラットホームにして、いろいろな情報の整備が進められております。
今回の水源環境保全・再生かながわのプロジェクトにおきましても、それぞれの事業のいろいろな成果が県民の方に伝わるためには、そのデータをきちんと整備しながら、それを最近「見える化」とか言うそうですけれども、広くきちんと見えるような形で提示することが重要かと思っております。その辺のところを皆様と一緒に考えていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございます。
原委員には施策調査専門委員会の委員をお願いしたところでございます。
続きまして、林委員、お願いいたします。

(林委員)
皆さん、こんばんは。神奈川新聞の林と申します。
実は、私は水源環境税とは全く縁がないわけではなくて、何年か前に県政を担当していたときに、この問題が一番の問題でした。我々も何回も記事に取り上げまして、ご事情は皆さんご存じでしょうからあえて申しませんけれども、ようやくにして成立したという議案でございました。私は新聞社の人間としてというよりも、横浜に住んでいる一人として、横浜でも、つい先般、みどり税というのができまして、これは県の環境税に比べれば、それなりにいろいろあったようですけれども、成立したという経緯がございました。いずれにしろ、私は横浜市からも県からも関係の税を取られているとは言いませんけれども、使ってもらっているわけですので、きちんと使われているかどうかということを、この席で皆さんと一緒に考えてたいと、そう考えております。よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました
。林委員には、先ほど市民事業専門委員会の委員をお願いしたところでございます。よろしくお願いいたします。
次は中村委員ですけれども、本日ご欠席ということで、中村委員は最初の生活環境税制施策専門部会の第1期のときに、委員としてご一緒させていただいた記憶がございます。新堀さん、何か伝言を言付かっているかと。

(新堀副座長)
先ほど座長からお話がありましたように、丹沢大山の奥山の部分についての話がどうもここでは出にくいというか、やりにくいというか、現実の問題として取り上げにくいことが多いものでございますから、私もNPOの一員として、神奈川県全体の自然をやっておりまして、仲間として、やっぱり丹沢大山の中心にいると。実際に丹沢の山地に住んでいらっしゃるわけでございますから、丹沢問題については、親子二代にわたって県政と直接かけ合ってやってこられたという、丹沢そのものを体で具現されているような方でございますので、ご本人は大分遠慮されまして、おれはそういう議論はしたくないんだということだったのですが、無理やり引っ張り出したということで、有識者の方へ入ってもらって議論をしていただこうと、こういうふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
今ありましたように、中村委員には施策調査専門委員会の委員をお願いしたところでございます。
次に、関係団体にまいります。片山委員、お願いいたします。

(片山委員)
酒匂川の水質を保全するための協議会から出ております片山と申します。よろしくお願いしたいと思います。今期も引き続き委員を務めさせていただきますので、いろいろご迷惑をおかけするかと思いますけれども、相変わらずよろしくお願いしたいと思います。
何しろ、私は本来が百姓でございますので、いい米をつくるにはいい水じゃなきゃいけないということで、それとともに水質の保全のためにも、農業者には農薬の投与を極力避けろということと、除草した草は川への投棄をやめろということは絶えず指導しているところでございまして、それが一つに水質の保全にもつながっていくのかなとも考えておりますので、今後はその運動もぜひ続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございます。
続きまして、神奈川県市長会の加山委員でございますが、本日は代理で相模原市の佐久間環境対策課長さんにご出席いただいております。お願いします。

(佐久間相模原市環境対策課長)
皆さん、こんばんは。ご紹介いただきました相模原市の環境対策課の佐久間と申します。本来でございましたら、私どもの加山市長が本会議の委員ということでございます。所用がございまして本日欠席ということで、代理で参加をさせていただいてございます。
一言、この会に当たってということですが、私、行政の代表でございます政策調査評価、どちらかというと、貴重な税を交付いただいて事業展開をさせていただいているという部分がございます。そういった側面のところから、皆様方の調査が来られたときに、これはよろしくないなというような評価をいただかないような形の中で、十分施策反映をしていくという側面があろうかと思いますので、期待にこたえるよう事業展開をさせていただければと思ってございます。
また、本日の会議に参加させていただいた中で、資料5の中で点検結果の報告云々という形の中で、課題というところで、こういった活動そのものを啓発、事業の展開、どのような形の中で展開したらいいだろうかというような課題が出てございます。やはりこういった活動、例えば施策の調査、結果、そういったものを広く県民の皆様方に周知してご理解いただくことは非常に重要なことかと思いますので、この会に市長が来られないときには私が参加をさせていただきたいと思っておりますので、そういった側面でご協力させていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
関係団体の場合は団体でお願いをしているという関係もございますので、代理ありと、有識者と公募委員については属人的に決まってございますので、原則的に代理はなしと、こういう理解で事務局の方はよろしいですか。

(事務局)
そういうことでお願いをいたします。

(金澤座長)
次に、高橋幸一委員、お願いいたします。

(高橋(幸)委員)
皆さん、こんばんは。日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会の監査担当役員を務めております高橋幸一です。どうぞよろしくお願いいたします。
私どもの組織は全国で4万名の会員がおりまして、20歳から40歳という青年会議所の青年というのは、多分ぎりぎり40歳が青年と呼ばれる年だと思っています。40歳が一応終わりの年なので、私、38歳でぎりぎりまで務めますので、よろしくお願いしたいと思います。
もともとは、私は天野委員のおひざ元、津久井の青年会議所で活動させていただいております。地元では、まずはいろいろな人たちに間伐材の存在を知っていただきたいという、そんな事業もやらせていただいております。あとは地域の子供たちを集めて、実際に山に入ってチェンソーの存在を知ってもらって、間伐材の大切さを知ってもらう事業などをやっております関係から、高橋が行ってこいということで3年間お世話になりますが、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

(金澤座長)
ありがとうございました。
連合から出られております飯島さんは、きょうはご欠席ということでございます。
次に、倉橋委員、お願いいたします。

(倉橋委員)
桂川・相模川流域協議会の代表幹事をしております倉橋と申します。
私たちの団体は、相模川だけでなく相模川の上流、山梨県桂川も含めまして、流域全体の環境保全をしている団体であります。特に、清く豊かに川は流れるというイメージのもとに活動をしておりますけれども、11年ほどやっております。余りにも流域が広いものですから、なかなか集中してできない難点がございますけれども、特に環境調査という非常に地道な活動ですけれども、今、特に田んぼの生き物調査とか、あと魚道の調査とか、それからシジミの調査とか、そういった非常に細かな調査を2年ごとにいろいろ続けてやってきております。全体としてはいろいろな事業をしておりますけれども、そういう事業を通じまして、特に現場中心にやっておりますので、問題点が特に見えることが多々ございます。
また、私個人としても、私は相模原市に住んでおりますけれども、里山の保全活動をしておりまして、やはり田んぼを中心にして、里山の今いろいろと問題になっております生物の問題とか、それから農業の問題なども、実際に体験しながら感じているところがあります。そういう中で、こういう場で現実に生の声ができるだけ反映していただけるよう、なるべく意見として言っていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。また一つ、私は2期目になりますけれども、1期目でとても感じたことなのですけれども、1期目は新しいことばかりなので忙しかったのですけれども、特に委員の方たちの背景が余りよく見えなかった。せっかく専門的にやられている方たちがたくさん集まっていらっしゃるので、2期目はできるだけそういう方のお話を、学習会とまでいかなくても、お話をしていただける時間があるといいかなと思いますし、また新しい方にはそういうことが必要ではないかと思いますので、要望として意見させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
新堀委員、よろしいですか。
新堀委員は神奈川県自然保護協会理事長ということでございます。
次に、瀬戸委員、お願いいたします。

(瀬戸委員)
瀬戸でございます。神奈川県の一番西のほう、県西部にあります足柄上郡山北町の町長をしております。私も1期目に引き続いての委員を今度引き受けることになりましたので、よろしくお願いします。まず、私のほうは相模原市さんと一緒に、行政の方で、私は町村の代表ですけれども、現在、水源環境保全税を実施する立場ということからいきますと、平成19年から近隣の森林整備をやっておりますのと同時に、平成20年からは丹沢湖の集水域において合併処理浄化槽の設置を始めました。20年度は30基やりまして、あと残り3年を含めて合計200基で、今期は、21年度は50基をやることになっていますので、1つはこれをきちんと行政として実行して、水源環境保全税の目的に対する責務といいますか、そういうものを果たしたいと思っています。
それと、あとはこの水源環境の問題というのは、神奈川県だけではなくて全国同じだと思うんですね。ですから、先ほど知事のほうから当面5年ということで、20年をにらんでということですけれども、それも当然でございまして、できればこれを30年、50年あるいは100年ということまでにらんでやっていく必要があると思います。県はそうですけれども、同時にやはり国としてそういう必要性が私はあると思いますので、この神奈川県の県民会議として、水源環境税の結果が非常によいということを示して、国に対する大きな力になればと思っている面もございます。
それからもう一つは、私のほうは酒匂川水系ですけれども、実は横浜市、川崎市で使っている水の半分以上は酒匂川水系からいっているんですね。けれども、このことをご存じの方が少ない。ですから、このことをもっとPRして、そのことによってこの水源環境税が必要なんだということを理解していただくようなことを力として発揮したいと思っていますので、ひとつよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、蓮場委員、お願いいたします。

(蓮場委員)
森林組合連合会の蓮場と申します。
私も1期目に引き続きましてお世話になるわけですけれども、私は林業の専門的立場で、1期目で余り私は言えなかったんですけれども、積極的にこういうふうにしたほうがいいんではないかというよりも、むしろこの場でいろいろ出ている内容について、それはなかなか現実問題として、こういう問題がありますよというような視点でお話をさせていただく方がいいのかなと思っておりますので、見方によれば消極的な面があるかもしれませんけれども、2期目については、そういう形で私は臨みたいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
蓮場委員には、先ほど市民事業専門委員会の委員をお願いしたところでございます。
続きまして、増田委員、お願いいたします。

(増田委員)
神奈川県政モニターOB会幹事の増田と申します。よろしくお願いいたします。私も2期目に入ったのですが、5か年計画という時限の中で2年が終わりまして、成果は一応ある程度あったと私は思っておりますが、水を取り巻く環境というのは、大綱にもありますように、長いスパンで考えなくてはならない問題だと思います。でも、やはり5か年という時限がありますので、残り3年間、今日からのスタートというのが非常に大事な問題だと思っております。
そして、先ほども知事がおっしゃっておられましたが、その次の5年というか、そのまた先というふうにつなげていくという上では、今回この3年間というものが非常に大事な時期だと思います。そして、それが私たちに課せられた問題ではないかと私なりに思っておりますので、何とか1期目よりもより充実してやりたいと思っております。
また、先ほどもどなたかおっしゃられましたように、横浜市もみどり税というのを導入いたしまして、いろいろ資料を読みましたら、非常に水源環境税とリンクしているところがありまして、また横浜市のような大都市の人たちについて、この2年間感じたのは、非常にこの水源環境保全税に対して関心が希薄だったものですから、このみどり税導入によって、水源環境保全税がまだ周知されていない中でこれが入ってきておりますので、非常に大都市の横浜、川崎、あるいはこれから政令都市になろうとする相模原市なども希薄さが増していくのではないかと危惧しております。それらも踏まえて、私たち県民会議の委員が周知させるということが重要な課題になるのではないかと思っておりますので、それは引き続きやっていきたいと思います。
また、2年間やりました事業モニター、あるいはニュースレターというのは、今後も充実してやっていければいいなと思っております。以上です。

(金澤座長)
ありがとうございました。
関係団体の最後、商工会議所の横田委員は本日ご欠席でございます。
次に、公募委員の方々に移りたいと思います。
公募委員におかれましては、特に新しい方々は、応募された動機とか、この県民会議に期待するもの等を含めてお話をいただければと思います。既に作文とか面接でさんざん言われていることで恐縮でございますが、初めての方も多いわけですので、よろしくお願いいたします。
まず、井伊委員、お願いいたします。

(井伊委員)
横浜から参りました井伊と申します。よろしくお願いします。
今、私は民間の林業事業体で週に2日ほどお手伝いという形で山に入っておりまして、丹沢近辺の山に出入りしております。また、NPO法人にも所属しておりまして、これは月に2回か3回ぐらいですけれども、やはり丹沢で森林保全活動などをやっております。
それで、今後の抱負ということですけれども、日ごろ山に出入りしていて感じることですけれども、やはり若い人が少ないというふうに感じておりまして、これはプロの現場でもボランティアの現場でも全く同じ状況だと思っておりまして、どこへ行っても大体私よりも若干年上の年代の人たちが頑張って活動をされていると。今は大体何とかなっているのでしょうけれども、これが5年後、10年後はどうなるのだろうかと考えますと、かなり深刻な担い手不足になるのではないかと思っております。
そういう意味では、今年度、21年度から開校することになりました「かながわ森林塾」は、非常に大事な事業だと思っておりまして、そのスタートする森林塾に私自身は注目していきたいと思っております。
また、このことを含めて、自分としては、これまでの県民会議の活動内容でいうところの森チーム、それが関わっている対策事業について、3年間の中で自分なりに努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、北村委員、お願いいたします。

(北村委員)
北村多津一と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私自身は、現在、JR横浜線の中山駅近くにあります県立四季の森公園で里山ボランティア活動をやっております。かれこれ8年近くやっております。水源林との関わりにつきましては、四季の森で活動する前に寄の育林隊での活動経験もありますし、最初のころに鹿のモニタリングの調査にも参加した経験がありますので、寄は大体何となくわかっているつもりでおります。私は横浜地域の公募委員ですから、都市部の県民の皆さんの意見をよく聞いて、集約して、それでこの会議に生かせればいいなと思っております。
2番目は、先ほども広報的な活動という話が出ておりましたけれども、やはりまだまだ一般の県民の皆さんにこのような会議の内容というのはなかなか浸透できていないと思うのですね。特に私は都市部で活動しておりますので、この活動に合わせたような形で、この会議の内容を広報活動できればいいなと思っています。
3つ目は、やはりせっかくこういう場に参加させていただきましたので、横のネットワークづくりですか、そういうものにも力を入れていければいいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、木下委員、お願いいたします。

(木下委員)
木下奈穂と申します。よろしくお願いいたします。
川崎市の多摩区に今住んでいます。川崎市の多摩区に1年ほど前から住んでいるのですけれども、私自身は川と言えば多摩川で、てっきり多摩川が飲み水だとつい最近まで思っていたぐらい勉強不足な感じですので、この委員会を通して自分自身も勉強させていただきながら、広報というものが本当に必要なのだなということもわかりますので、一般県民の目線というのを大事に参加させていただきたいと思います。
応募した理由は、日本の森林の荒廃ですとか、あと林業の現状の厳しさとか、そういうことに対して、私自身何か貢献できることがあればと思って応募いたしました。未熟ですが、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、久保委員、お願いいたします。

(久保委員)
このほど公募委員になりました久保でございます。よろしくお願いします。
私はこれまで数年間、神奈川の森林インストラクターとして、いわゆる自然観察とか間伐だとか枝打ちだとか、そういう諸作業などを通してボランティアの指導に当たってまいりました。そういう中で、今の森林がどうなっているのかということを、いろいろ私なりに伝えてきたつもりです。
しかしながら、今回、公募委員になりまして、県とか、それからそれに関係する方々から情報をたくさんいただきまして、またそれを正確に県民に伝えるという立場になるのだなと考えております。そういう堅苦しいことはちょっと抜きにしても、やはり山に登って、現場を見て現実の問題をいろいろ伝えていければいいなと考えております。
例えば、5月27日もちょっと檜岳を歩いてきたのですけれども、いろいろな山の中で工事をやっており、それが何のためにやっているのかを知らせる方法とか、それから上まで登ってみると、鹿の食害がものすごく大きいわけですね。一方、網を張っているところは全然食害がないという状況を見ると、県民として、いわゆる素人として見て、なぜ鹿を減らせないのか、その数もまだはっきりしないというようなことを聞きますと、そんなことがなぜなのだろうかというような疑問を、やはり今度は県民に伝えていく必要があるのではないのかなというようなことを考えておりました。支離滅裂なことを申し上げたかもしれませんが、今後とも、神奈川の山をよくしていくために努力していきたいと思っております。よろしくお願いします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、高橋弘二委員。

(高橋(弘)委員)
高橋弘二と申します。専門が水でございまして、水質改善の調査、計画、それから設計までずっとやってきました。現在は地元でその専門性を生かして市民活動をやっておりますし、あとは子供たちの環境教育などをやっております。
この県民会議は2期目になりますが、1期目を振り返ってみますと、私は横須賀三浦地区ですが、この地区からは私1人です。県民フォーラムをやりましたが、フォーラムをやること自体は、どうっていうことはないのですが、どれだけ人が集まってくれるか頭が痛くて、フォーラムはもう次はやりたくはないです。それは冗談として、やはり広報という意味からやっていかなければならないことかなと思います。
それから、事業モニターの水チームに参加しましたが、先ほど増田さんがおっしゃいましたように、やはり事前に少し勉強する時間を設けることが必要かと思います。第1回目の小田原のとき、淺枝先生に最初に説明していただいて、現場に行ったらよくわかりましたし、問題点もわかるし、そうじゃないと、初めて行ってみて珍しいなで終わってしまうこともあります。もう一つ、一般県民に対して事業モニターツアーというようなものを計画してはいかがかなというのが、一つ提案です。
それからもう一つは、配布されているパンフレット「かながわの水源環境の保全・再生をめざして」の7ページを見ていただきたいのですが、この水源環境保全の対象は、いわゆる上水道、それから飲料水、この水源に限られており、白い地域、横浜、川崎、それから三浦半島の半分というのが今回の対象に入っていません。先ほど座長が代わりに言ってくださいましたけれども、沼尾先生の言われるように、川崎、横浜から助成事業に応募がなかったということですが、これはやはりこの制度が上水道の水源に限られているからだと思います。三浦半島で言えば、二子山から大楠山にかけて緑がたくさんあるのですけれども、この辺の森が大変荒れています。だから、これを何とかしないといけないが、この水源環境という点からいったら、対象ではないのではないかと。川の水源が対象であるいうことであればいいが、この制度では対象になっていないところがちょっと問題じゃないかなと、ぜひその辺は検討していただければなということを一つ提案いたします。よろしくお願いします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、岩渕委員、お願いいたします。

(岩渕委員)
自然環境保全を目的としましたNPO法人フィールドエッグというところの代表をしております。厚木に事務所があります。主に自治体とか企業の自然関連に伴う事業が何かありましたときに、自然環境調査とともに環境保全対策などを提言しています。そのほか少し自然再生とか講師派遣とかいったこともやっております。その中で、丹沢の調査などもやっております。
特に動物の方ですね。その中でも希少猛禽類を割と手がけておりまして、しばしば希少猛禽類と森林施業というのは問題があって、いろいろなところでバッティングするものですから、そういったところで意見が言えればと思って参加しまして、事前に議事録なんかも読ませていただいたら、ほとんどそういったことに対する話し合いは行われていなかったようですので、丹沢大山の総合調査報告書での提言もありますし、そちらもかなりのお金を使ってまとめられていますので、そういったこととの整合性、そういったことにも少し意見が言えればと思っています。
希望としましては、猛禽類に配慮した森林施業、希少猛禽類との共存ですね。特に神奈川の場合は頂点に立っているのはクマタカですので、クマタカとの共存をしながらの森林施業のモデルみたいなものがここでできれば、森林施業はこの税だけではないですから、国の補助金とかも使われておりますので、そういったことでやられている事業に対しても波及効果があるのではないかと思っていますので、少なくとも市民からのこの税の森林施業については、そういったモデルができればいいなというような希望です。よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、小林委員、お願いいたします。

(小林委員)
小林でございます。よろしくお願いします。
私は現役を3年前に離れまして、現在はNPOよこはま里山研究所の生物資源部というバイオマス関係のところに所属しております。
現役では、原子力発電設備の設計を長年やってきましたが、あるときから原子力は危ないからやめようじゃないかと、世界全体的な話になりました。その後は、バイオマス発電に取り組んできました。つまり間伐材、製材所の廃材、そういったものを燃料にして発電をする、それからその熱を利用するというプロジェクトを立ち上げようと、力を入れてきましたが、なかなかうまく進みませんでした。最近になってCO2の削減という話が叫ばれるようになりましたので、大分追い風になっているようでございます。
この県民会議については、私は19年度、20年度の報告書を拝見させていただきました。非常に広い範囲で事業を展開されているということに大変驚きました。それから、水源、水関係がかなり汚れていること、森林も随分荒廃していることについて非常に驚きました。この水源、森林を保全していくことは非常に重要な課題であるという認識でございます。今後3年間、ご指導をいただきながら取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
続きまして、柳川委員、お願いします。

(柳川委員)
平塚から参りました柳川三郎と言います。
私は1期目2年間務めさせていただいて、2期目に入りますけれども、事業モニターの水の関係の一応リーダーという形でやらせていただきましたけれども、いろいろ先ほど知事もおっしゃっておられましたけれども、計画的な施策を着実に各分野で施行されている姿を見たときに、我々一般の県民が見る目線と行政が考えている目線との距離を幾つか感じたんですけれども、それがどちらが正しいかというのはなかなか難しいなと思いながら、私たちはこれからいろいろ施策を実施している企業の方々の何がいろいろ課題が残るんだろうかという目線できめ細かくモニターをしていかないと、ただ現場を見ただけではいかんなというような思いを2年間してまいりましたので、でき得れば、これからも水のモニターという問題でやらせていただければ大変ありがたいと思います。
同時に、先ほど課題として出された小学生の啓発活動、環境学習の問題で、神奈川県は飯泉の堰と寒川の取水堰でたくさんの水を水道水として取っておりますけれども、小河川から相模川や酒匂川にいろいろ入っているんですけれども、それはすべて住民が住んでいるところから流れ込んでいる川ですから、そういう人たちに水に対する意識の啓発を、自然のものだ、当たり前のものだということから大切に使うということを小さいときからいろいろな機会で教えていくということを、この水源環境保全の税金の一つとして、より多くの子供たちに啓発活動をして、しっかりした大人になっていただければいいなというふうな思いで、現実に私個人でもそういった生き物観察会等をいろいろやっておりますけれども、広範にこの3年間はそういう活動が、たくさんの市町村で、たくさんの河川でできればいいなというような思いで、ぜひ取り組んでいきたいなと思っております。いろいろ3年間お世話になりますが、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
それでは、高橋二三代委員、お願いします。

(高橋委員)
高橋二三代と申します。小田原市に住んでおります。今回2期目ということで、県民の目線でというその言葉に押されながらこの2年間やってまいりました。
先日、日曜日、雨だったんですけれども、用事がありまして南足柄に行きましたら、植樹祭のプレイベントをやっていまして、ちょっとのぞいてきました。けれども、その中でお隣にいらっしゃる方の会話を耳にしまして、その方は水源の森、県の水源の涵養林に植林をされたのですね。ヒノキを植えたのです。あのとき何でヒノキを植えたのかなと思っていたんですけれども、その間にいろいろと混交林になるようにということで、そのときは山が荒れているということと谷が荒れている、それから河川に水が少ないということを憂いていて、仲間たちと何とかしなければという思いが、いつしか山を守る、水源を守るということで、今回の水源税につながったんだということをお話しされていました。
ああ、よかったなと、こういうお話が続いていると思う反面、その後の言葉で、何か地域の議員さんが、おれがこの水源税をやったんだ、おれの力だということをぽろっと耳にしたときに、まだまだ水源税のことが周知されていないなということで、「しずくちゃん便り」の持っていき方、どのような形でこの水源税に携わって、生むための努力をいっぱいされた人たちにうまく伝わるか。それとあと、何も知らないでまだ納めているんだけれども、このことを知らないでいる方にどのように伝えるか、そういうことをまたこの3年間、私の力でどうにか少しでも進みたいなと思います。
それと、今回のメンバーの方、たまたまそこで手にした「森の友」の中で、久保さんですか、山のインストラクターとして活動されているということを知りましたので、現場の声をぜひ、先ほど倉橋さんがおっしゃったように、委員同士のコミュニケーションの中で、いろいろな現場のお悩みとか現状とか、そういうこともお聞かせいただければ、知らない人にとってはとても勉強になるかなと思います。この3年間もよろしくお願いいたします。
(金澤座長)
ありがとうございました。
それでは、お待たせいたしました。最後になります。井上委員、お願いいたします。

(井上委員)
井上でございます。よろしくお願いいたします。
相模原市の津久井町の中野に今住んでございます。日々、津久井湖を眺めながら暮らしをしているような状態でございます。また、ふだんは家庭菜園等を行いながら過ごしておりますけれども、前年度から相模原市の創生事業の交付金をいただきまして、自然環境を守る会というものを結成いたしまして、これは15人程度の会員でございますけれども、里山や田畑に竹がはびこって困っている方がたくさんおりますので、その整理や山林内の下刈り、それから市内山林の探索等を行っております。このほか、道志川がございまして、そこにトラスト運動というふうなものを行っておりますので、それらの協力等も幅広く行ってございます。
また、切った竹等につきましては、市内に「相模原ビレッジ若あゆ」という教育施設がございますので、そこで竹材だとか、それから同じく炭焼き等を行っておりますので、特に資材が必要だということで、そこに今年につきましても数百本無償で提供をしてございます。また、会でも窯をつくりまして、竹炭づくりですね、こういったものを行っておりまして、地域で竹炭が欲しいという方につきましては無償で提供をしてございます。
また、さらに市内の山林を探索しながら、山林の整備状況等を皆さん方で、会員ということでございますけれども、視察をしてございますので、その内容等につきまして県民会議に役立てるようなことがあればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

(金澤座長)
ありがとうございました。
一通り本日出席の方々にご発言をいただきました。新しい方々、いろいろ豊富なご経験があるということがわかりましたし、またそれぞれ有識者、関係団体の方も新鮮な問題意識でご参加いただけるということが確認できたと思います。
具体的に深めたいテーマとかご提案もいただいているのですが、あと、今日予定している時間、15分しかございませんので、今日のご発言をもう一度事務局で整理していただいて、第2期の活動として取り入れられるものは取り入れる、それから検討するものは検討するということにしたいと思います。
そういう視点からすると、もう少しこういうことを言いたかったなということも委員の皆さんにはあると思いますので、事務局から次回の県民会議までに期限を区切って、こういう県民会議にしたいと、第2期はこういうことをしたいというご意見を集約したいと思いますので、ご意見のある方は、そういう形で今日のご発言の補足をしていただければと思います。それを踏まえて、第1期の事業で固めてきたことと、それから今回の2期に向けてのさまざまなご提案を少し咀嚼させていただいて、次回の県民会議のときに2期の大体の事業の骨格とスケジュール等をお示しして、ご審議いただきたいと思います。そのような段取りでよろしいですか。
それでは、そういう形でやらせていただきます。積極的にご意見を出していただければと思います。それでは、議題が若干残ってございます。6で、市民事業支援補助金についてご説明がございますので、事務局からお願いいたします。

(事務局)
資料8、資料9でございます。この市民事業の補助金につきましては、平成19年度から市民事業等審査専門委員会でご検討いただきまして、20年度に形を作らせていただいたものでございます。ここで20年度の事業実績が出てきましたので、ご報告させていただきます。対象とする事業は35事業で20団体でございまして、内訳については次のとおりでございまして、森林の保全・再生というのは11事業ございました。それから、森林の保全・再生以外の事業が3事業ございました。それぞれ資機材の購入をご希望のグループがあったということでございます。ただ、下から3段目の伊勢原森林里山研究会につきましては、資機材の購入を決定させていただきましたが、こちらについてはご辞退されたということでございます。
裏面に回りまして、そのほかに補助の対象として普及啓発の教育事業、それから調査研究事業ということで、これは合わせまして13事業ございます。こちらは補助率が2分の1ということもございまして、決算といいますか、確定の段階では少し予算を下回ったということで、結果として114万円ほど交付決定よりも少なかったという状況でございます。
次のところに上段に地図がございますが、支援をさせていただいている団体の活動の場所を示しています。下の方は、そこの事務所の場所を示してございます。先ほど言いましたように、ちょっと偏りがあるという状況でございます。
その次、資料9でございますが、これは今年度の事業の決定状況でございます。3月9日に皆さんに集まっていただいて、プレゼンテーションということで第2次の選考会を開きまして、こちらの団体が交付を受けることに決まりました。ただ、右側に書いてございますように、備考の欄に保留つきというグループが4グループございます。こちらについては、事務局ともう少し内容を詰めて決定をしてくださいと選考会から言われたものでございます。
裏面を見ていただきますと、そのうちのカワラノギクを守る会でございますけれども、こちらもいろいろ調整をさせていただいている中でご辞退されるという状況でございまして、それを除きましてほぼ決定ができるという状況でございます。先ほどの事業の分布図、それから事務所別の分布図を配布させていただいてございます。
以上でございます。

(金澤座長)
ありがとうございました。
何かご発言ございませんか。よろしいですか。
これは、予算枠からすると、枠いっぱいまではいかなかったのですね。想定した事業自身の数としてはそんなに少ない数ではなくてよかったんですけれども、なかなか大規模なものという形で、それはなかったということだと思いますが、消化率が落ちれば、やっぱり予算が落ちてきますか。それは大丈夫ですか。

(事務局)
執行残については、基金に積ませていただいて、有効に使わせていただくということでございますが、また今年度いろいろご検討いただく中で、その辺も含めてご意見を賜ればと思ってございます。

(金澤座長)
今度入ってくれる、実際に主体になってくれる方々に情報が非常によく伝わっているかどうかという問題もあると思いますので、予算枠をさらに要求するような状況をこの3年間でつくっていけたらいいなと思っております。
それでは、その他でございますが、県民会議の次回の開催日について、事務局からお願いいたします。

(事務局)
事務局といたしましては、次回の日程でございますけれども、8月3日、月曜日の午後と考えてございますけれども、いかがでしょうか。

(金澤座長)
日程は本会議で承認するとか、そういうことは今までなかったと思うので、大体その方向で調整させていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。大丈夫ですね。
では、その方向で詰めさせていただきたいと思います。
それから、私から1点お願いといいますか、ご提案がございます。
それは、この会議、こういう感じで初めての方もご経験されたわけですけれども、2期目の方も当然よくわかっていらっしゃいますが、議会で言うと、ややフォーマルの感じの会議になりまして、準備がそれなりに必要です。第1期の途中から、事務局と提案内容とか議題の提起の仕方とか相談をしております。私、座長と、それから副座長の新堀さんと、それから専門委員会の二人の委員長と打ち合わせをするということになっておりますが、要綱上は何の規定もないので、我々勝手に4者協議などと呼んでしまっていたんですが、そのような形で準備を座長、副座長プラス専門委員会の委員長でさせていただいているということを委員の皆さんにご了解いただきたいということでございます。よろしいでしょうか。

(各委員了承)

(金澤座長)
それをどういう形でオーソライズするかということについては、事務局とも相談させていただいて、次回に何か要綱とか覚え書き的なものが必要であるということであれば、準備をさせていただきたいと思います。
それでは、第9回ということですが、第2期から入られた方は違和感があると思いますので、括弧して第2期第1回というのを併記するということにしておりますので、第2期第1回、通計で第9回の県民会議を閉会させていただきたいと思います。
なお、事務局のほうから報告事項があるようですので、お願いいたします。

(事務局)
恐れ入ります。事務局から連絡をさせていただきます。
会議の中でも触れさせていただきましたが、県民会議の専門委員会でございます施策調査専門委員会と市民事業専門委員会につきまして、ともに6月11日に、午前と午後に分けて開催を予定してございます。専門委員会につきましては、専門委員会委員以外の方で出席を希望される場合は、オブザーバー参加として参加が可能でございます。後日、事務局からご案内の文書を委員の皆様にお送りをさせていただきますので、ご希望される方は、お申し込みをしていただくようよろしくお願いいたします。
あと最後になりますが、もう一件事務連絡といたしまして、県央地域県政総合センターから連絡事項がございますのでお願いいたします。
(新井県央地域県政総合センター企画調整部長)
貴重な時間を少しいただいて、情報提供ということで発言をお許し願います。
県央地域県政総合センター企画調整部長の新井と申します。皆様にはいつも大変お世話になっております。
当センターには水源の森林部と申しまして、県央地域の水源林の整備に当たります部署が津久井の合同庁舎にございます。本日、皆様にご報告といいますか、情報提供させていただきたいことですが、この水源林整備の拠点となっております相模原市津久井町中野にございます津久井合同庁舎に、水源林の整備、保全に携わるNPOの方やボランティアの方々が活動、交流するための専用スペースの準備を進めているということについてでございます。
具体の内容ですが、水源林の整備等に取り組むNPOやボランティアの方々、また水源林にかかわる勉強会や研修会を行う方々に、津久井合同庁舎3階の60平米弱、57平米の部屋を無料開放いたします。現在準備中でございますけれども、一度に十数人の利用ができると、そういう予定でございます。
ご利用の形態といたしましては、水源林の整備に出かける際の着替えとか、荷物や資材などの置き場として、また水源林にかかわる交流会とか勉強会、また研修会の会場としてご利用いただければと考えております。
利用していただく時期ですとか時間ですが、基本的に年末年始を除く毎日、朝9時から夜9時までを今考えてございます。また、ご利用に際しましては、事前にお申し込みをいただく予定でございますが、現在、手続の詳細等について最後の詰めの調整をしているところでございます。基本的に7月1日以降の利用開始を今考えておりまして、詳細につきましては、今後ホームページ、また「県のたより」の7月号でもお知らせする予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

(事務局)
事務局からは以上でございます。

(金澤座長)
すみません。1点だけ、8月3日予定の県民会議までに施策調査専門委員会と、それから市民事業専門委員会を開いていただいて、そこで県民会議での3年間の活動の柱とスケジュールですよね。それから、その中で今年度の活動の柱を何にするかということを第1期の反省を踏まえて、活動方針のようなものとして次回の県民会議でお示ししていただくよう、私から各専門委員の方にお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。事務局もよろしいですか。
それでは、本日はどうもありがとうございました。

【会議終了】

会議資料

資料1-1 水源環境保全・再生かながわ県民会議設置要綱
資料1-2 水源環境保全・再生かながわ県民会議委員名簿
資料2 水源環境保全・再生かながわ県民会議の仕組み
資料3 水源環境保全・再生かながわ県民会議 施策調査専門委員会設置要綱
資料4 水源環境保全・再生かながわ県民会議 市民事業等審査専門委員会設置要綱
資料5 県民意見の集約・県民への情報提供について
資料6 県民会議ニュースレター「しずくちゃん便り(第12号)」案
資料7 水源環境保全・再生事業会計(特別会計)計上事業に係る平成20年度執行見込額及び平成21年度当初予算の状況
資料8 平成20年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金事業実績一覧
資料9 平成21年度水源環境保全・再生市民事業支援補助金交付決定事業一覧(予定)

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