ホーム > くらし・安全・環境 > 身近な生活 > ごみ・リサイクル > 「かながわプラごみゼロ宣言」―クジラからのメッセージ― > ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者について
初期公開日:2022年11月1日更新日:2023年5月31日
ここから本文です。
ペットボトル水平リサイクルに対応可能な産業廃棄物処理業者の募集と情報掲載を行っています
県は、プラスチックが資源として循環する社会を目指し、ペットボトルがペットボトルに繰り返し再生される水平リサイクルの取組を進めています。
ペットボトルの水平リサイクルは、資源循環と温室効果ガスの削減の双方に資する取組ですが、使用済みペットボトルの排出事業者が水平リサイクルを希望しても、それに対応できる産業廃棄物処理業者がすぐに分からないことが課題となっています。そこで、県が対応可能な処理業者の情報をこちらのホームページに掲載しています。
排出する使用済みペットボトルの水平リサイクルを希望される排出事業者の皆様は、これらの処理業者にご相談ください。なお、家庭から排出され、一般廃棄物として市町村が回収するペットボトルについては対象外です。
こちらをクリックすると処理業者の連絡先など詳細情報が確認できます。
事業者名 (50音順) |
対応可能な 回収エリア |
排出荷姿・その他条件等 |
---|---|---|
(株)アドベル |
県全域 |
・バラ、袋入りのどちらも可 |
神奈川環境開発(株) |
県央地域 湘南地域 |
・ビン、缶、ペットボトルが混入した状態でも可能 ・ラベル、キャップが付いていても可能 ・ごみの混入が多い場合には対応不可 |
(株)カネダ | 県全域 |
・バラ、袋等 ・ビン、缶が混入しているペットボトルでも対応可能 ・異物混入及び飲み残しなし ・ラベル及びキャップの取り外し済は尚可 ・キャップは別にすればワクチン寄付のため回収可 |
(株)国岡商会 |
県全域 |
・ビン、缶が混ざったペットボトルでも対応可能 |
(株)グーン |
横浜地域 川崎地域 横須賀・三浦地域 |
・キャップが取り外され、異物が混入していないペットボトル |
三誠企業(株) | 横浜地域 |
・ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能 ・ルート回収で対応可能 ・一般廃棄物(事業系ごみ)も含めた回収サービスとなります |
三友環境サービス(株) |
県全域 |
・ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能 ・ラベル、キャップがついた状態でも対応可能 ・1回の収集量の制限無し ・業者様からの自車搬入での持込可能 ・飲料容器自動選別処理ラインを完備した中間処理場保有 |
(株)春秋商事 | 横浜地域 |
・分別され、ペットボトルのみとして排出されるもの。キャップ、ラベルの有無は問わない ・1回あたりの搬出量が極端に少ない場合や異物の混入が多い場合は、対応できない場合があります |
中央カンセー(株) |
県央地域 湘南地域 |
・ラベル、キャップ付きで対応可能 ・ビン、缶が混ざった状態でも対応可能 ・異物混入の程度により対応できない場合があります |
都市環境サービス(株) |
県全域 |
・ラベル、キャップがついた状態でも対応可能 ・ビン、缶が混入したペットボトルは対応不可 |
日本ダスト(株) |
川崎地域 湘南地域 |
・ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能 ・ルート回収で対応可能 ・一般廃棄物(事業系ごみ)も含めた回収サービスとなります |
ベストトレーディング(株) |
県央地域 |
・ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能 ・異物混入が多い場合は、対応できない場合があります |
(株)マルコ |
横浜地域 川崎地域 横須賀・三浦地域 湘南地域 |
・ビン、缶、ペットボトル混合でも対応可能 ・ラベル、キャップ付でも対応可能 ・異物混入や回収場所、回収量により費用が異なります |
リネックス(有) | 県全域 |
・ビン、缶が混入したペットボトルでも対応可能 ・異物が多い、汚れの酷い物は処理不可能な場合があります |
ペットボトルの水平リサイクルは、資源循環と温室効果ガスの削減の双方に資する取組ですが、使用済みペットボトルの排出事業者が水平リサイクルを希望しても、それに対応できる産業廃棄物処理業者がすぐに分からないことが課題となっていることから、対応可能な処理業者を募集し、県がその情報をホームページに掲載するものです。
募集は随時行っています。掲載を希望する産業廃棄物処理業者の皆様は、下記の対象事業者や応募方法等を確認の上、ご応募ください。
次の(1)及び(2)のいずれも満たす事業者が対象です。
(1) 神奈川県内で産業廃棄物収集運搬業(注1)又は産業廃棄物処分業(注2)の許可を受け、ペットボトル水平リサイクルのための収集運搬又は中間処理ができること。
注1:廃プラスチック類に係る収集運搬の許可を受けていること
注2:廃プラスチック類に係る中間処分の許可を受けていること
(2) 神奈川県内の排出事業者から、産業廃棄物として排出するペットボトルをペットボトル原料に水平リサイクルしてもらいたい旨の依頼があった場合に、対応可能な条件を提示し、それに適合する場合には水平リサイクルに対応できること。
応募者については、次にいずれかに該当する場合を除き、神奈川県のホームページ等で公表し、広く排出事業者に周知します。
(1) 対象事業者に該当しない場合
(2) 応募内容が、事実と異なる場合
(3) その他、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第25条から第27条までに掲げる違反行為が認められた場合等、県が「ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者」として事業者名を広く公表することが適当でないと判断した場合
事業者名、所在地、連絡先、担当部署、産業廃棄物処理業の許可内容、ペットボトル水平リサイクルに関する情報
応募用紙に必要事項を記入して電子メールにて提出願います。応募にあたっては、ペットボトル水平リサイクルのフローも提出してください。
提出先:shigen-recycle※pref.kanagawa.lg.jp
(ご提出の際は、メールアドレス欄の※を@に変更してください。)
「ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者」の募集について(PDF:125KB)
「ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者」応募用紙(ワード:16KB)
記載例:「ペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者」応募用紙(ワード:130KB)
参考:ペットボトル水平リサイクルのフロー 作成(エクセル:15KB)
ペットボトル水平リサイクルについて、よくある質問と回答を掲載します。
使用済みペットボトルは、他の使用済みプラスチック製品に比べ資源としての価値が高く、ペットボトルに何度も水平リサイクルすることができます。
現在、多くの使用済みペットボトルが、食品用トレイや繊維製品などペットボトル以外の製品にリサイクルされていますが、そのような製品へのリサイクル(カスケードリサイクル)は、リサイクルを繰り返すうちに最終的には焼却処理に回り、それ以上のリサイクルができなくなることから、資源循環の点で水平リサイクルの方が優れています。
また、ペットボトル水平リサイクルは、ペットボトルを製造する過程での二酸化炭素を削減することができるため、温室効果ガスの削減にも資する取組です。
参考資料:ペットボトルがペットボトルに再生される社会を目指して(PDF:314KB)
使用済みペットボトルからPET樹脂を製造する場合、原油からバージンPET樹脂を製造する場合と比べ、約6割程度の二酸化炭素を削減できると言われています。
ペットボトルは、国内全体で年間約248億本販売され、うち約86%がプラスチック製品等に再利用されていますが、何度でもリサイクル可能なペットボトル材料としては、約20%とまだ少ない状況です。しかしながら、その割合は年々着実に増加しています。
数値の出典:PETボトルリサイクル年次報告書2022(PETボトルリサイクル推進協議会作成)
「異物混入や、ラベル・キャップの分別の不徹底などにより回収ペットボトルの品質が低いこと」「排出事業者が自ら排出するペットボトルを水平リサイクルに回すことを希望しても、対応できる産業廃棄物処理業者を容易に調べることができないこと」等が要因になっていると考えられています。
ペットボトルは、「ボトル」「ラベル」「キャップ」に3分別すると、リサイクルがしやすくなります。回収ボックスが一つの時も、分別してから入れるよう、事業所内等でのご協力をお願いします。また、排出事業者の皆様は、ぜひこちらのページに情報を公開しているペットボトル水平リサイクル対応産業廃棄物処理業者にご相談をいただき、ペットボトル水平リサイクルの実施についてご検討ください。
※印刷して、身近なリサイクルボックス付近にぜひ掲示してください。