乱用される薬物とその影響

掲載日:2019年2月22日

覚醒剤

覚醒剤 主に白色やクリーム色の粉末、無色透明の結晶で出回っており、乱用すると神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような状態になります。しかし、それは一時的なものであり、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
 また、幻覚や妄想が現れて中毒性精神病になりやすく、大量に摂取すると死に至ることがあります。乱用をやめても、再燃(フラッシュバック)と呼ばれる、乱用時に経験した幻覚や妄想の出現に悩まされます。
 「元気になる」「やせる」効果があるとして売られることがあり、「シャブ」「エス」「スピード」「アイス」「氷」などの隠語があります。

大麻(マリファナ)

 大麻は、吸引のための乾燥大麻や樹脂等の形で売られています。大麻1
 大麻については、「身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤った情報が流れています。しかし、実際には脳に作用し、知的機能や記憶の形成を司る部位(海馬等)に悪影響を及ぼすなど、様々な不具合を引き起こす違法な薬物です。
※最新の研究で、大麻の主成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が、人体における神経回路の成長阻害作用を有することが明らかとなっています。

 大麻を乱用すると、幻覚作用、記憶への影響学習能力低下等を生じさせます。また、乱用を大麻2続けることによって何もやる気がしない状態(無動機症候群)や知的機能の低下、大麻精神病等が引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。
 「ハッパ」「クサ」「チョコ」「野菜」「ハシッシュ」「ガンジャ」などの隠語があります。

麻薬

あへん系麻薬(ヘロインなど)

ヘロイン 皮膚が鳥肌立ち、全身の強烈な痛みとけいれんにおそわれます。依存性が極めて強く、禁断症状を起こすと激痛を引き起こします。
 「ペー」「チャイナホワイト」「ジャンク」などの隠語があります。

コカイン

コカイン 覚醒剤と同様に興奮作用があり、幻覚や妄想が現れます。少量でもとても協力な作用を持ちます。
 「コーク」「スノウ」「クラック」などの隠語があります。

MDMA

MDMA 科学的に合成された覚醒剤類似の物質で、興奮作用と幻覚作用を併せ持つ恐ろしい薬物です。大量に摂取すると、高体温になり、死に至ります。
 「エクスタシー」「バツ」などの隠語があり、カラフルな色合いとデザインされた刻印が特徴です。

危険ドラッグ

危ドラ1 危険ドラッグは、覚醒剤や大麻等に化学構造を似せて合成された物質などが添加され、インターネットなどで「ハーブ」「お香」「アロマオイル」「バスソルト」などにみせかけて販売されていますが、「合法」でも「安全」でもありません。
 危険ドラッグに添加されている物質は、身体にどんな影響があるのか分からない物質」がほとんどで、中には、覚醒剤や大麻等よりも危険な物質が含まれていることもあり、乱用した人が死亡した例もあります。また、健康被害だけでなく、傷害事件や危ドラ2交通事故等で他人を巻き込む事例も多数報告されました。

その他

他にも、乱用される薬物がたくさんあります。

有機溶剤(シンナー・トルエン)

 シンナーを乱用すると、脳が侵され、幻覚や妄想が引き起こされたり、視力や聴力が低下することがあります。また、脳の神経障害によって手足がしびれたり、歯がぼろぼろになったり、筋肉の委縮が起こることもあります。
 乱用を続けていると、心と体の健全な発達が妨げられます。
 「アンパン」などの隠語があります。

一酸化二窒素製品(「シバガス」など)

シバガス 指定薬物である一酸化二窒素(別名:亜酸化窒素)は麻酔薬として使用される成分であり、医師の処方のもとに使用しなければ、重大な健康被害をもたらす恐れがあります。海外では、乱用による酸欠、死亡事例も報告されています。
 「シバガス」等の製品名を、「タイヤの充填用」「バルーン用」等の用途と偽って販売しているおそれがあります。

マジックマッシュルーム

 麻薬成分を含有するキノコ類で、麻薬原料植物として規制されています。摂取すると、幻覚作用が現れることがあり、大量に摂取すると死に至ります。

向精神薬(睡眠薬・抗不安薬など)

 本来は医師の診断のもと、医療に用いられる薬ですが、乱用されると精神や身体へ悪影響を及ぼします。

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