医療用麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の取扱いについて

掲載日:2018年7月5日

麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の取扱いは、それぞれ麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法で厳格に定められています。これらの法令に違反した場合、厳しい罰則等が科せられる場合がありますので、必ず関係法令やマニュアルを確認してください。

目次

医療用麻薬適正使用ガイダンス(平成29年4月発行版)

厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課編集の「医療用麻薬適正使用ガイダンス(平成29年4月発行版)」が公開されています。

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平成29年4月発行版

厚生労働省ホームページに掲載されておりますので、ぜひご活用ください。なお、冊子での配布は行っておりません。

病院、診療所、飼育動物診療施設における麻薬・向精神薬の取扱い

麻薬を取扱うには、麻薬施用者、麻薬管理者の免許が必要です。
麻薬・向精神薬の取扱いについては関係法令や厚生労働省作成のマニュアル等を必ずご確認いただき、不明な点がありましたら薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所にお問い合わせください。

注意事項

  1. 麻薬施用者でなければ、麻薬を処方、施用することはできません。
  2. 麻薬施用者免許は、代表者1人ではなく、麻薬を使用する全ての医師等が取得しなければなりません。
  3. 麻薬施用者が複数いる場合は、麻薬管理者を置く必要があります。

薬局における麻薬・向精神薬の取扱い

麻薬を取扱うには、麻薬小売業者の免許が必要です。
麻薬・向精神薬の取扱いについては、関係法令や厚生労働省作成のマニュアル等を必ずご確認いただき、不明な点がありましたら薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所にお問い合わせください。

注意事項

  1. 麻薬小売業者でなければ、麻薬を取扱うことはできず、患者さんから返却を受けることもできません。

医療機関における覚せい剤原料の取扱い

病院、診療所、飼育動物診療施設、薬局であれば、医薬品である覚せい剤原料を取扱うことができます。
取扱いについては、関係法令や厚生労働省作成のマニュアル等を必ずご確認いただき、不明な点がありましたら薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所にお問い合わせください。

医療機関等における麻薬・覚せい剤原料の廃棄について

麻薬廃棄届

麻薬を廃棄する場合は、麻薬の品名、数量及び廃棄の方法について、都道府県知事に「麻薬廃棄届」により届け出て、麻薬取締員等の立会いの下に行わなければなりません。ただし、麻薬処方せんにより調剤された麻薬(麻薬施用者自らが調剤した場合を含む。)については、廃棄後30日以内に都道府県知事に「調剤済麻薬廃棄届」を届け出ることとされています。

麻薬廃棄届

次のような場合は、麻薬廃棄届が必要です。

  1. 在庫している麻薬の使用期限が切れた場合
  2. 在庫している麻薬を使用しないこととした場合
  3. 調剤、調整を誤った場合

予約制となっておりますので、県薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所あてにご連絡ください。廃棄にあたっては、麻薬帳簿が必要ですのでご準備ください。

調剤済麻薬廃棄届

次のような場合は、調剤済麻薬廃棄届が必要です。

  1. 麻薬を使用していた患者様の死亡等により、ご遺族から麻薬を譲り受けた場合
  2. 麻薬を調剤後、処方の変更により麻薬を使用しなくなった場合
  3. 患者様の持参薬である麻薬を使用しないこととし、廃棄する場合

麻薬管理者(麻薬管理者がいない麻薬診療施設においては麻薬施用者)が麻薬診療施設の他の職員の立会いの下に適切な方法で廃棄し、廃棄後30日以内に「調剤済麻薬廃棄届」を提出してください。麻薬帳簿にその旨を記載するか、廃棄用の補助簿を作成して記録する必要があります。

覚せい剤原料廃棄届

覚せい剤原料を廃棄するには都道府県知事に届け出て、覚せい剤監視員の立会の下に行わなければなりません。
麻薬と異なり、外来患者やご遺族が持参した覚せい剤原料は医療機関で譲り受けることができません。また持参薬を継続することは可能ですが、使用しない場合も医療機関が廃棄することはできません。

麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の事故について

管理している麻薬・向精神薬・覚せい剤原料につき、破損、流出、盗取、所在不明その他の事故が生じたときは、すみやかに「麻薬事故届」「向精神薬事故届」「覚せい剤原料事故届」により都道府県知事に届け出てください。

※向精神薬事故届の対象は、次のとおりです。ただし、盗取・詐取等が疑われる場合には、これ以下の量であっても事故届を提出するとともに、速やかに県薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所等へ連絡するとともに、警察署にも届け出てください。

向精神薬の剤型
末、散剤、顆粒剤 100グラム(包)
錠剤、カプセル剤、坐剤 120個
注射剤 10アンプル(バイアル)
内用液剤 10容器
経皮吸収型製剤 10枚

注意事項

  1. 所在不明事故等が発生した場合は、事故届の提出とともに、すみやかに県薬務課もしくは管轄の保健福祉事務所等へ連絡してください。
  2. 麻薬等の盗取・詐取が疑われる場合には、すみやかに警察署にも届け出てください。
  3. 麻薬事故届は麻薬管理者(麻薬管理者がいない麻薬診療施設においては麻薬施用者)名で提出してください。
  4. 破損や流失事故にあたり、回収できた麻薬等の廃棄には、麻薬廃棄届が必要な場合があります。

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