睡眠不足で生活習慣病に!?

掲載日:2021年4月15日

 睡眠が不足すると、体内のホルモンのバランスが変化することがわかっています。例えば、睡眠時間が短くなると、満腹感を起こすホルモン(レプチン)の分泌が低下して食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が増えたり、糖をエネルギーに変換するインスリンの働きが悪くなったりします。そのため、不眠が続くと、肥満や糖尿病などの生活習慣病を起こしやすくなるのです。

 睡眠不足は、心の健康にも大きな影響を与えます。65歳以上で寝つきの悪い人は、3年後にうつ症状をもつ確率が非常に高くなるという報告があります。さらに、アルツハイマー型認知症患者の脳内で大量に見られる老廃物(アミロイドベータたんぱく)は、睡眠中に代謝によって排出されるため、睡眠の量が不足したり質が低下したりすると、その蓄積が促進されるとの報告もあります。

 生活習慣病を防ぐためにも、心の健康のためにも十分な睡眠をとることが必要なのです。

 

※このページは、権利者の許諾を得た上で、「日本健康マスター検定(健検)」の公式テキストを基に作成しています。

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