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更新日:2026年2月18日
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茅ケ崎市の「認定NPO法人Ocean's Love」を取材した「かにゃさんぽ」の記事です。
かにゃお
今日は、主に茅ケ崎市内で、知的、発達障がい児に向けたサーフィンスクールや、就労支援プロジェクト等の活動を行っている「認定NPO法人Ocean’s Love」の理事長鈴木さんにお話しを伺うにゃ! こんにちは、かにゃおです!
鈴木さん
かにゃお、こんにちは!本日はよろしくお願いいたします。
かにゃお
よろしくにゃ! 早速ですが、Ocean’s Loveさんでは、サーフィンスクールを運営しているんだよね。
活動を始めたきっかけは何かにゃ?
鈴木さん
プロサーファーである私たち(代表アンジェラさん・理事長鈴木さん・副理事長あびるさん)は、まず、子どもたちにサーフィンや海の素晴らしさを体験してもらいたいと思い、任意団体(企業のCSR活動)として、知的、発達障がい児のためのサーフィンスクールを2005年から開始しました。 そこから、企業の景気などに左右されてはいけない活動と思ったので、2012年にNPO法人を設立しました。
かにゃお
そうにゃんだ!「サーフィン」や「海」には、何か理由があるのかにゃ?
鈴木さん
カリフォルニアに、自閉症の子どもたちにサーフィンを教える団体があり、その団体がハワイに来たんです。そこで、海に行く時は表情が暗かった自閉症の子どもたちが、海から波に乗った時には満面の笑顔で、「一本乗ったらもう一本」と発してサーフィンをしている姿を、ハワイにいた代表のアンジェラさんが見た時、人よりも自然に教えてもらうことの方が、心を開くのが早いと体験したんです。 あと、海は差別しない最高のフィールドだと思います。私たちが何十年も楽しい想いをさせてもらっているので、それをサーフィン、海を通じて子どもたちに経験してもらいたいっていうのが一番でした。

『取材中のかにゃおと鈴木さん』
かにゃお
にゃるほど。そういった素晴らしい想いでサーフィンスクールを運営されているんだね。
ぼくもサーフィンをしよう・・・あれ・・・ウェットスーツが入らにゃい・・・

『ウェットスーツを着るがはみ出してしまうかにゃお』
鈴木さん
あれ、もしかしてかにゃお大きくなった?(笑)
私たちは6月から10月の期間でサーフィン活動をするんですけど、年々来てくれる子どもたちが、あまり動かないので大きくなってきたんですよね。 なので、冬の期間はビーチの広い場所で一緒に走ったり、子ども同士がペアを組んで、物を運んだりなどをする「運動の会」を始めました。 サーフィンスクールは、ボランティアさんが一人一人に付くんですけど、子ども同士で協働し合うことも必要なことなので、運動を通じたプログラムを始めました。
かにゃおも運動しようね!
かにゃお
へー!「運動の会」があるんだね!ぼくも頑張って運動するにゃ!
今までの活動を通して、嬉しかったことはある?
鈴木さん
嬉しかったことは毎回あるので、どれがというのはないのですが、小学校1年生の子が、説明を聞かず、海に着いた瞬間に走り回っていたんです。それが、いつしかだんだんと周りに合わせられるようになってきて、ビーチのところでみんなと一緒に座って説明を聞けるぐらいに成長したんです。そして、サーフィンができなかったんですけど、その子が18歳ぐらいになった時にはサーフボードに乗れていたんですよね。それを見た時に、感動して泣きそうになりました。子どもたちは成長するけど、途中でつまずくこともある、時には閉ざしてしまっても、またOcean’s Loveに笑顔で帰ってきてくれるっていう子たちがたくさんいるんです。こうして子どもたちの成長を目の前で見せてもらえることが私たちにとって一番の喜びです。
かにゃお
サーフィンのスキルもだけど、子どもたち自身が成長するスキルも上がっているんだね!
ちなみに活動していく上で一番気を付けている、そして大切にしていることはなにかにゃ?
鈴木さん
海なので、「安全・安心」という点はすごく気をつけています。大きな事故は20年間1回もなく、波や陸に関して意識を向けています。
また、事前に、子どものカルテを作るために、親御さんからどのような性格だとか、発作があるか、配慮してもらいたいことはあるかなど、全部聞くようにしています。それをボランティアさんと必ず共有しています。
かにゃお
にゃるほど!事前に子どもたち一人一人のカルテを作成して、気を付けているんだね。だから1回も事故なく続けられているんだね。
鈴木さん
ただ、やっぱり楽しんでもらいたいので、海に入ろうが入るまいが関係なく、砂遊びで終わってしまったらそれもそれで私たちは大丈夫なんです。自然に触れ合って、心をオープンにしてもらいたいんです。
ちなみに、2025年の12月でOcean’s Love が20周年を迎えたので、パーティーを開きました。私たちは、茅ケ崎をはじめ宮崎や北海道、島根、愛知など全国でスクールを開催してて、各開催地ごとのカルテを20年分まとめて整理したんですけど、すごい量でした!
かにゃお
そうにゃんだ!20年分全部まとめるのはとても大変そうだね・・・
鈴木さん
大変というよりは、振り返る時間になって楽しかったです。20年振り返ると、この子こういう風にやっていたな、このお母さんこういう風にやっていたなと、様々なストーリーを思い出しました。
例えば、妹のことを、友達にも恥ずかしくて言えない期間を過ごしてきた子がいたんです。その姉妹がスクールに来た際に、妹にこんなに優しくしてくれる人がいるんだ、妹のことを話しても恥ずかしくないんだと思うようになり、その後、友達に妹を紹介するようになったんです。 私たちはただサーフィンをして楽しんでいるんですけど、こうした相乗効果が20年の中でたくさんあるなと感じました。

『20周年のプリントTシャツとかにゃお』
かにゃお
20年という歳月にはたくさんの物語があって、そして隔てがない社会をどうやって作っていくか色々と考えているんだね!
ちなみにOcean’s Loveさんは、サーフィンの他にもお仕事の体験ができるんだよね!
鈴木さん
よく知っているね!「Ocean’s Love工房」といって、内容は、タイダイ染めやTシャツにプリントをしたり、ペットのおやつを詰めてもらったりするお仕事体験です。サーフィンスクールは小学校1年生から高校3年生までなんですけど、Ocean’s Love工房に関しては中学校1年生から22歳までにしています。
かにゃお
そうなんだ!「Ocean’s Love工房」は、サーフィンスクールの子たちよりも歳が上の子がいるんだね!
鈴木さん
そうなの。高校を卒業し、大学などに進学できない子たちに引き続き、コミュニティに関わってほしい、そして、高校を卒業し、就職したとしても、その子の持つ将来性・可能性はまだまだ見つけられることをここで見つけてほしい、といった理由で22歳までしています。
かにゃお
にゃるほど!何か始めたきっかけはあるの?
鈴木さん
笑顔で海に遊んでくれた子が卒業し、就職して働きだしたら笑わなくなってしまったという話を聞いて、とても胸を痛めました。 そこで、海とは違うところで、どんなことができるんだろうっていうのを考えて、「Ocean’s Love工房」を開始しました。色々な職種の経験をすれば、自分がやりたいと思ってもできなかったり、自分には向いてないことに気付けば、間違わない道に進んでいけるなっていうのをサーフィンスクールの経験を通じて、分かっていたので、このような環境を作りました。コミュニティで、みんなと楽しむ時間も人生の中では必要なので、私たちがこういった機会を始めたいと思ったんです。
かにゃお
そういった想いで始めたんだね。確かに、自分がその職業に合っているかどうかは分からないし、色々と経験することはとても大切だよね。
鈴木さん
大切ですね。そして、月日が経つと、子どもたちは好きなことを選ぶようになるんです。好きなことだと頑張れるので、お仕事体験して卒業した子たちは就職を考えるときに好きなことを選び、そして今も辞めずに働いています。将来を子どもたち自身で選択させるんです。パソコンが得意な子は、病院の事務の補助に入ったりしました。
でも、特に知的障がいの子どもたちは真面目なので、頑張りすぎるとつまずくんですよね。なので、子どもたちにはいつも頑張りすぎないように頑張ってと言っています(笑)
かにゃお
にゃるほど!頑張りすぎないように、頑張る!難しいけど、非常に大切だにゃ!
好きなことを選んで就労体験できる「Ocean’s Love工房」は、令和7年12月から令和8年2月28日(土)まで、ふるさと納税を活用し、寄附者が選択して寄附できる「クラウドファンディング」型の寄附の募集のプロジェクトとして、実施しているんだよね!
鈴木さん
そうなの!サーフィンはしないけれども、こうしたコミュニティが、安心できる場所になっているんだったら、成長していく過程で大事な時間だと思い、今回、クラウドファンディングを出させていただきました。サーフィンスクールでは、チャレンジと勇気を得たので、次は負けない力と継続性を「Ocean’s Love工房」の時間に充てて、子どもたちが、働いて社会性を学ばせてもらえる環境をクラウドファンディングでいただけたらなと思いました。
かにゃお
この度は、ありがとうございますにゃ!クラウドファンディングで集めた寄附金はどういった使い道にゃの?
鈴木さん
仕入れや、機材にはどうしてもお金がかかってしまうので、そこに充てられたらなと思いました。
実は、今、寄附も減っている中、運営的にも厳しいので、いただいた寄附金を私たちの活動資金に充てたいんですよね。子どもたちも一緒に働いてもらいながら還元できていくっていうのが一番のありがたいことなんです。ただ、実際には、私たちが家で持っている機材等で活動しているので、色々と限られてしまう。品物があれば売れるけど、品物を作って売ることができないと、子どもたちがこのコミュニティで働ける回数が減ってしまうんです。そして、売れたお金が、子どもたちの労働に対する対価になっていくようになったら良いなと思いました。

『プリントTシャツとかにゃお』
かにゃお
「Ocean’s Love工房」のようなコミュニティで、お仕事を体験しながらみんなで楽しむ時間があることは素晴らしいことだにゃ!
ぜひ、皆さま下記のリンクからご寄附をよろしくお願いしますにゃ!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/4860
最後に、今後の目標や展開を教えてほしいにゃ!
鈴木さん
コロナの前は、サーフィンスクールに卒業生などの参加ができる形だったんですけど、できていないので、復活させたいと思っています。
また、アフタースクールも運営しているので、そこでは、不登校の子どもたちのケアを少しずつ行います。学校に行けなくて、うちに来る子もいるので、家の中でずっと引きこもっているのではなく、不登校の子どもたちは、午前中を利用して、外出できるような環境を作っていきたいんです。
そして、インクルーシブルな環境づくりという大きいことを考えていて、体育館みたいな室内施設を作りたいなと思ってるんですよ(笑)
かにゃお
え!体育館みたいな室内施設にゃ?(笑)
鈴木さん
そう!柳島にグラウンドはあるんですけど、雨が降るとサーフィンスクールも中止でスポーツなど難しいじゃないですか。体育館みたいな室内施設だといろいろなスポーツもできるので、室内施設を作って、比較的障がいが軽度な子どもたちに室内施設の運営管理という労働を経験してもらいたい、また、たくさんの子どもたちにスポーツなどの活動をしてもらったりしたい。
また、グランドゴルフや年配の方たちにも出来る運動に使ってもらったり、子どもたちが学校に行っている昼間の空いてる時間には、赤ちゃんに広々と遊んでもらったりします。 なので、土地を持っている人が無料で貸してくれるか、譲ってくれないかなと思ったり(笑)
かにゃお
確かに雨の時は、サーフィンも難しいもんね!子どもたちが元気よく遊ぶことができる体育館のような室内施設は良いアイデアだね! お仕事体験の幅も広がりそうだにゃ!
鈴木さん
遊べたり、働くことができる室内施設などの「全部ができる」を掲げているんです。そうした環境があると、子どもたちみんなが安心できて良いなと思います。 スポーツというツールを使って、インクルーシブの形にしていくのがこの先の20年私たちのミッションです。 実は、子どもたちを社会に出すことを先に考えちゃったんですけど、最近は某テーマパークみたいに、「オーシャンズラブランド」を作ってしまえばいいやと思って!
かにゃお
「オーシャンズラブランド」!とても楽しそうだにゃ! じゃあぼくが「オーシャンズラブランド」のアンバサダーとして頑張っちゃおうかにゃ?
鈴木さん
かにゃお、ありがとう!(笑) 「オーシャンズラブランド」に来たら楽しく安心できて、自分に慣れることができる。また、帰った時に辛いけど「オーシャンズラブランド」があると思えば頑張って働けるし、ここに来ればまた安心できるしってなる。 最初は、外に出すことを考えたけど、みんなセーフティーな場所に、戻ってきてほしいと考えるようになりました(笑) でも、いつも安全なわけではないから危険察知能力も身につけなきゃいけないんですよね。
かにゃお
にゃるほど!海という誰に対しても平等な場を基本にして、子どもたちが隔てなく楽しく過ごせるコミュニティがあらためて必要だと思ったにゃ!
鈴木さん、今日はお話を聞かせてくれて、ありがとうございました!
鈴木さん
こちらこそ、ありがとうございました!

『理事長の鈴木さんとかにゃお』
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