更新日:2023年10月10日

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分身ロボット 「OriHime(オリヒメ)」について

分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」について紹介します

分身ロボットOriHimeの写真

分身ロボット 「OriHime(オリヒメ)」とは?

〇 株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボットです。
〇 カメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、インターネットを通して操作が可能です。
〇 移動の制約があっても「行きたい場所」にOriHimeを置くことで、その場の風景を見たり、その場の会話に、声や身振りでリアクションをするなど、あたかもその人がその場にいるようなコミュニケーションが可能です。

OriHimeを活用している様子

 自宅にいながら、分身ロボットOriHimeを遠隔操作して、ひらつか障がい者福祉ショップ「ありがとう」で働いています。

自宅から遠隔でありがとうにいるOriHimeを操作するみさきさんの様子 

 みさきさんが働く平塚市役所障がい者福祉ショップありがとうでの様子

ありがとうでのOriHimeの写真ありがとうでお客さんと話すOriHimeの写真

【利用者の声】

 みさきさんにお話を伺いました。

 私は現在OriHimeを使い、平塚市の障がい者福祉ショップ「ありがとう」で「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及活動をしています。

 OriHimeを知ったのは、分身ロボットカフェのテレビ特集でした。障がい者の方たちがロボットを通じて自宅から接客をしている姿を見て、「こんな働き方もあるんだ!」と衝撃を受けました。病気を発症する前から接客業などの人と関わる仕事がしたいと思っていたので、家にいながらもお客様と同じ時を共有でき、多くの方の笑顔に出会うことができて本当に嬉しいです。

 様々な理由で外に出て働くことができない方がいると思うので、こういった働き方がもっと広まり、働き方の選択肢が増えていくといいなと思います。

【一緒に働いている方の声】

ありがとう高橋さんとOriHimeの写真 

みさきさんが働いているひらつか障がい者福祉ショップありがとうの高橋さん(写真左)に伺いました。

 お店に来るお客さんの中には、初めは分身ロボット「OriHime」のことを知らない方も少なくなかったですが、みさきさんから積極的に明るい声をかけて、コミュニケーションをとっていました。そして、今ではたくさんのお客さんから話しかけられるようになって、とても愛される存在になっています。すっかり「ありがとう」のお店の一員です。

 今まで障がいを乗り越えていくために、スロープやエレベーターなどの設置といった「バリアフリー」の取組みが行われてきました。

 いま私は次の段階にきていて、自分自身でも障がいを乗り越えていく時代になっていると感じています。その1つの手段がインターネットやパソコンであったり、この分身ロボット「OriHime」だと思います。
 みさきさんは「OriHime」という手段を通じて、自宅にいながら、「ありがとう」のお店に訪れた平塚の色んな人たちに会って繋がることができました。自分自身の可能性を広げ、とても大きな仕事をしていると思います。

 これからも、このようなテクノロジーを活用して、新たな社会参加の方法や働き方があるということを、多くの方に知ってもらいたいです。そして、新たにテクノロジーを活用して、社会参加していく人たちが出てきてほしいと思います。


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