更新日:2023年10月26日

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令和4年度共生社会実践セミナー

共生社会の実現と障がいを理由とする差別の解消に向け、県民のみなさんと一緒に考えます。

県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を広め、障がいへの理解を促進するとともに、共生社会を自分事として考え、実現に向けた行動を促進する共生社会実践セミナーを開催しました。

開催概要

1 日時

令和4年12月11日(日曜日) 13時00分から15時30分まで

2 参加方法

神奈川県庁本庁舎3階大会議場 及び オンライン配信

3  内容(コンテンツ)

(1) 学生による活動発表
  憲章の普及や共生社会の実現に取り組む学生が活動内容を発表しました。
 

大学 テーマ
東洋大学LEAF(リーフ)
田園調布学園大学望月ゼミ
お友達プロジェクト(入所施設で暮らしている方たちとの交流)
津久井やまゆり園等の入所施設で暮らしている方の意思決定を促進する取組みとして、お友達のような関係、対等な関係としての実際の交流について発表する。
鎌倉女子大学佐藤ゼミ 共生社会をテーマとした人形劇
教員を目指す学生たちが、津久井やまゆり園とつながり、制作した人形劇を活用し、特別支援学校との交流や大学祭等をとおして行った「ともに生きる社会かながわ憲章」の普及活動について発表する。
神奈川工科大学三枝研究室 障がいや高齢の福祉を目的とした食事や活動の支援
ロボットやAIの研究をする学生たちが、障がい者や高齢者の生活の質の向上を目的とした共生社会への意識醸成を図る取組みを発表する。

東洋大学LEAF(リーフ)
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田園調布学園大学望月ゼミ
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鎌倉女子大学佐藤ゼミ
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神奈川工科大学三枝研究室
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(2)「いのちの授業」大賞受賞者による朗読
「いのちの授業」大賞受賞作文のうち、「ともに生きる社会かながわ憲章賞」受賞者が朗読を行 
いました。

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(3) 共生社会の実践者によるトークセッション

 <講演者プロフィール>

新井 博文 氏
(株式会社ヘラルボニー アカウント部門 シニアマネージャー)

seminar1.jpg 一般社団法人シェアリングエコノミー協会の事業開発部長を経て現職。中学生の頃に地元の暴走族に入り、16歳から18歳まで少年院で過ごす。23歳の時、初海外で世界一周へ。帰国後、地球一周の船旅を企画するNGOピースボートに就職。シェアリングエコノミーという概念を伝導してきた人間力、少年時代に培われた対人感受性、世界を股にかけて吸収した肌感覚を、ヘラルボニーに注入する。二人の子どもとたわむれる日々をすごす父親でもある。
山田 小百合 氏
(特定非営利活動法人Collable 代表理事)
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山田 小百合

特定非営利活動法人Collable 代表理事

東京大学大学院学際情報学修士課程修了。重度知的障害を伴う自閉症の兄と弟の間で育った経験から、インクルーシブな学びの場のデザインに関心を持つ。
大学院在学時に取り組んだインクルーシブデザインや、インクルーシブなワークショップの実践研究を活かす形でNPO法人Collableを創立。現在は多様性を活かしたな学びと創造の場作りに加え、障害のある学生のライフキャリア学習支援も手掛ける。



 

 

 chirasiomoterubi.png(PDF:1,013KB)

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ともに生きる社会かながわ憲章 

この悲しみを力に、ともに生きる社会を実現します

平成28年7月26日、県立の障害者支援施設である「津久井やまゆり園」において19人が死亡し、27人が負傷するという、大変痛ましい事件が発生しました。

この事件は、障がい者に対する偏見や差別的思考から引き起こされたと伝えられ、障がい者やそのご家族のみならず、多くの方々に、言いようもない衝撃と不安を与えました。

私たちは、これまでも「ともに生きる社会かながわ」の実現をめざしてきました。

そうした中でこのような事件が発生したことは、大きな悲しみであり、強い怒りを感じています。

このような事件が二度と繰り返されないよう、私たちはこの悲しみを力に、断固とした決意をもって、ともに生きる社会の実現をめざし、ここに「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めます。

一 私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします

一 私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します

一 私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します

一 私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます

平成28年10月14日

神奈川県

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。