地震のページ震度とは、地震動の強さの程度を表すもので、計測震度計を用いて観測します。ある地点が実際にどう揺れるかは、地震のエネルギー規模だけでなく、震源からの距離、地盤条件などに左右されます。

どの震度でどんな揺れを感じるかといった目安が下表からわかります。

表:震度と被害規模

震度0

揺れは感じない。

揺れなし

震度1

屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。

揺れに気づく程度

震度2

屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。

つり下がっている電灯などがわずかに揺れる。

天井の吊り下げ電灯が少し揺れる

震度3

屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じている。

棚の食器が音をたてることがある。

みんなが揺れを感じる

震度4

眠っている人のほとんどが目を覚まし、部屋の不安定な置物が倒れる。

天井の吊り下げ電灯がかなり揺れる

震度5弱

家具の移動や食器や本が落ちたり、窓ガラスが割れることがある。

家具の移動や物が落ち、ガラスが割れることも

震度5強

タンスなど重い家具や、外では自動販売機が倒れることがある。自動車の運転は困難。

外では自動販売機など重いものが倒れてくる

震度6弱

立っていることが難しい。壁のタイルや窓ガラスが壊れ、ドアが開かなくなる。

立っていることが難しく四つんばいに

震度6強

立っていられず、はわないと動くことができない。

重い家具のほとんどが倒れ、戸がはずれて飛ぶ。

はってでないと移動できない、建物にも損傷が

震度7

自分の意思で行動できない。

大きな地割れや地すべり、山崩れが発生する。

道路の寸断やがけ崩れなど

(気象庁震度階級関連解説表より)

マグニチュードと震度の関係

マグニチュードは、地震のエネルギー規模を表す単位で、マグニチュードが1大きくなるとエネルギー規模は約32倍になります。
マグニチュードと震度の関係は、電球の明るさ(ワット)と机の上の明るさ(ルクス)との関係にたとえられます。同じ電球からの光でも、机がどのくらい離れているかで、机の上の明るさは変わってきます。

このように、マグニチュードの値が同じ地震であっても、震源が遠ければ震度は小さく、震源が近ければ震度は大きくなります。