更新日:2025年1月15日

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下水中インフルエンザウイルス量と定点医療機関当たりの報告数

季節性インフルエンザウイルス量と定点医療機関当たりの報告数の比較グラフを掲載しています。

相模川左岸・右岸

  • 期間 2022年10月2日から2025年1月7日

インフルエンザウイルス量とインフルエンザ報告数の1月の図

インフルエンザウイルス量と流域の定点医療機関当たりの週別患者報告数の1月の図

今シーズンは2024年10月15日から調査を再開した下水中のA型インフルエンザ・ウイルス濃度は、11月下旬から増加傾向にあり直近の1月7日でも増加した。なお、流域の定点観測データ(A型およびB型をインフルエンザ・ウイルス含む)は12月上旬から上昇傾向にあったが、直近の1月5日に19まで減少した。

※下水中インフルエンザウイルスRNA量について

定量PCR法によって測定した下水1リットルに含まれるウイルスの遺伝子数(コピー)であり、この値が大きいほど下水の処理区域内に感染者が多く存在していることが想定されます。

この調査では、降雨による希釈等の影響を補正するため、「下水中のインフルエンザウイルスRNA濃度」を「ヒトの糞便に排泄されるトウガラシ微斑ウイルス(PMMoV)の濃度」で除した値を、左岸・右岸の各処理場ごとに計算しています。次いで、PMMoVで補正した左岸・右岸の両処理場のインフルエンザウイルスRNA濃度の幾何(相乗)平均値を計算した後、この両処理場の幾何平均値の過去3回の検査の算術(相加)平均値を図表に示しています。

※定点医療機関当たりの患者報告数

指定医療機関から報告された、1週間ごとのインフルエンザの患者数のことです。毎週、感染症情報センター(神奈川県衛生研究所)に掲載される感染症発生動向調査週報にある「表1 報告数・定点当たり報告数 疾病、政令市・保健所別」に基づき算出しています。

なお、保健所管轄地域と下水処理場流域が完全に一致しないことから、流域市町村の人口に対する下水処理場対象区域(人口比)を基に按分して推定しています。

感染症情報センター(神奈川県衛生研究所)のホームページ(別ウィンドウで開きます)

 

相模川左岸・右岸について

左岸

相模原市、座間市、綾瀬市(一部)、海老名市、寒川町、藤沢市(一部)、茅ケ崎市、平塚市(飛地)

右岸

愛川町、厚木市、伊勢原市(一部)、平塚市、大磯町

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