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更新日:2026年6月5日
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丹沢大山の現状と課題
丹沢大山へは、その美しい自然を求めて、登山やキャンプなどを楽しむために、たくさんの人たちが訪れています。また、その森林は、貴重な野生動植物の生息・生育地であるとともに、木材の供給や水源かん養の機能も有するなど県民の大切な財産でもあります。
しかし、近年、ブナの立ち枯れ、シカの採食などによる林床植生の退行、大型動物個体群の孤立化、オーバーユース(過剰利用)などにより、この身近な大自然が失われつつあります。

ブナ林の立ち枯れ
<西丹沢 檜洞丸山頂付近>
ブナの衰退の状況は、高標高地である特別保護地区で目立ち、特に鞍部や南側の急斜面で衰退が進んでいます。
標高では、1,500メートル以上に枯死が集中しています。
風衝地では、風上側の衰退が大きくなっています。
檜洞丸山頂付近では、風上側である南東斜面でブナの半数が枯死しています。しかし、風下側の北東斜面では枯死木が認められていません。
(「丹沢大山保全計画」より)
東丹沢の標高1,200メートルから1,400メートルの緩傾斜地でスズタケの退行が著しく、また、ミヤマクマザサは矮小化した生育型を示しています。こうした退行は、1980年代半ばから急激に拡大したと考えられます。
その原因としては、シカを主とした各種動物による採食、天狗巣病の蔓延などが考えられます。
また、丹沢山から蛭ヶ岳を中心とした地域の風衝草原やブナ林では、クガイソウ・オオモミジガサ・レンゲショウマなどが失われています。
その衰退には、ニホンジカなどの各種動物による採食のほか、山草としての採取、林の乾燥化などが考えられます。
(「丹沢大山保全計画」より)

林床植生の退行
ササ類が消えバイケイソウ
(シカの不嗜好植物)ばかりが目立つ

大倉尾根花立(空中写真)
登山道周辺が裸地化している様子。
現在、植生回復を目指して、植樹活動
「丹沢の緑を育む集い」を実施しています。
稜線部の登山道では、登山者等の過剰利用により林床植生が退行し、裸地や崩壊地が拡大しているところがあります。
参考
丹沢山地の地域区分(丹沢大山自然環境総合調査報告書による。)
丹沢大山の自然環境の現状(詳細)(丹沢大山保全計画より抜粋)
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