更新日:2023年8月9日

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令和3年入込観光客調査

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令和3年神奈川県入込観光客調査結果の概要

1 県全体の入込観光客の状況

(1)延観光客数

令和3年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は1億1,725万人で、令和2年の延観光客数(1億849万人)に比べ877万人の増加(前年比+8.1%)となった。

延観光客数は、平成13年以降増加を続け、平成21年には開港博Y150に伴う集客効果等により過去最高の1億8,357万人を記録したものの、平成23年は東日本大震災の影響を受けて1億5,197万人まで減少した。

平成24年以降は増加傾向にあり、平成29年に初めて2億人を突破し、以降、平成30年は2億26万人、令和元年は過去最高記録となる2億467万人と、3年連続で2億人を突破した。

しかし、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により前年の半減に近い1億849万人に激減。令和3年も感染拡大防止のため施設の休館やイベントの中止など厳しい状況が続いたが、結果としては前年からわずかに増加し1億1,725万人となった。

〇令和3年の月別入込観光客数の推移について

 コロナ禍で初の年始となった1月は前年比5割程度まで減少した。3月下旬に緊急事態宣言が解除され、その後県内一部地域がまん延防止等重点措置の適用を受けたが、3月~7月は前年を超えた。8~9月は県内も緊急事態宣言の対象となった影響で前年を割り込み、9月は700万人台まで落ち込んだ。10~12月は緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の適用がなく、感染症拡大前の前々年比8~9割程度まで回復した。

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(2)日帰り客数

日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億668万人で、延観光客数の91.0%を占めており、前年に比べ874万人の増加(前年比+8.9%)となった。

日帰り客数は、平成11年以降は概ね増加傾向で推移し、平成21年には1億7,016万人となったが、平成23年は東日本大震災の影響を受けて大きく減少した。

平成24年以降は増加傾向にあり、令和元年は過去最高記録の1億8,731万人となったが、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、前年の半減に近い9,794万人に激減。令和3年も厳しい状況が続いたが、前年よりわずかに増加し1億668万人となった。

 

(3)宿泊客数

宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,057万人で、前年に比べ2万人の増加(前年比+0.2%)となった。

宿泊客数は、平成12年以降は回復傾向で推移し、平成18年には1,300万人台に達した。平成23年は東日本大震災の影響で大きく減少した。

平成24年以降は平成30年まで毎年最高記録を更新し、平成30年は1,791万人となったが、令和元年は1,735万人に減少し、令和2年は新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、前年の約4割減の1,054万人に激減。令和3年もほぼ横ばいの1,057万人にとどまった。

2 地域別に見た観光客の状況

(1)横浜・川崎地域

横浜・川崎地域の延観光客数は3,543万人で、前年に比べ177万人の増加(前年比+5.3%)となった。

市別にみると、横浜市は411万人の増加(前年比+21.3%)、川崎市は234万人の減少(前年比▲16.3%)であった。

横浜市では、主要観光施設への来訪者の増加や、「ヨルノヨ」等イベントへの参加者の増加により、411万人増加した。一方、川崎市では、初詣客の減少や「川崎競馬場」等施設の一時休業による来訪者の減少などにより、234万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は177万人増加した。

(2)三浦半島地域

三浦半島地域の延観光客数は1,093万人で、前年に比べ125万人の増加(前年比+12.9%)となった。

市町別にみると、横須賀市は86万人の増加(前年比+18.2%)、逗子市は13万人の増加(前年比+27.0%)、三浦市は19万人の増加(前年比+4.7%)、葉山町は7万人の増加(前年比+15.7%)であった。

横須賀市では、「ヴェルニー公園」や「ソレイユの丘」等への来訪者の増加などにより、86万人増加した。また、逗子市では、海水浴場の開設などにより、13万人増加した。三浦市では、「三崎」や「油壷」への来訪者の増加などにより、19万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は125万人増加した。

(3)湘南地域

湘南地域の延観光客数は2,948万人で、前年に比べ213万人の増加(前年比+7.8%)となった。

市町別にみると、平塚市が89万人の増加(前年比+23.6%)、鎌倉市が81万人の減少(前年比▲11.0%)、藤沢市が180万人の増加(前年比+15.6%)、茅ヶ崎市が28万人の増加(前年比+15.3%)、寒川町が21万人の減少(前年比▲11.3%)、大磯町が19万人の増加(前年比+42.7%)、二宮町が1千人の減少(前年比▲0.3%)であった。

平塚市では、「湘南平」や「平塚市総合公園」等屋外施設への来訪者増加などにより、89万人増加した。また、藤沢市では、江の島島内を中心としたイベントの実施や「湘南海岸・江の島」への来訪者の増加などにより、180万人増加した。大磯町では、「大磯海岸」や「大磯ロングビーチ」等への来訪者の増加などにより、19万人増加した。一方、鎌倉市では、初詣時期の観光客減少などにより、81万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は213万人増加した。

(4)箱根・湯河原地域

箱根・湯河原地域の延観光客数は2,434万人で、前年に比べ281万人の増加(前年比+13.0%)となった。

市町別にみると、小田原市が159万人の増加(前年比+42.8%)、南足柄市が10万人の増加(前年比+11.8%)、開成町が1千人の増加(前年比+5.4%)、箱根町が93万人の増加(前年比+7.4%)、真鶴町が29万人の増加(前年比+37.8%)、湯河原町が10万人の減少(前年比▲2.8%)であった。

小田原市では、「小田原城址公園」等への来訪者の増加や、「ミナカ小田原」及び「小田原市観光交流センター」の新規開設などにより、159万人増加した。また、箱根町では、ワクチン接種の広まりなどにより、旅行需要が徐々に回復したことなどから、93万人増加した。真鶴町では、磯遊びや釣り客等の増加などにより、29万人増加した。これらにより、地域全体での入込観光客数は281万人増加した。

(5)丹沢・大山地域

丹沢・大山地域の延観光客数は1,150万人で、前年に比べ74万人の増加(前年比+6.8%)となった。

市町村別にみると、秦野市が28万人の増加(前年比+8.4%)、厚木市が1万人の増加(前年比+0.9%)、伊勢原市が8万人の増加(前年比+6.1%)、中井町が2万人の増加(前年比+10.1%)、大井町が2万人の増加(前年比+6.5%)、松田町が11万人の減少(前年比▲22.7%)、山北町が7万人の減少(前年比▲5.8%)、愛川町が25万人の減少(前年比▲29.2%)、清川村が75万人の増加(前年比+45.6%)であった。

秦野市では、「弘法山」や「丹沢表尾根 大倉」等観光地点での来訪者増加などにより、28万人増加した。また、清川村では、「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」の開催や、「宮ヶ瀬」等への来訪者の増加などにより、75万人増加した。一方、松田町では、「桜まつり」等のイベント中止などにより、11万人減少した。愛川町では、河川敷閉鎖によるキャンプ客減少などにより、25万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は74万人増加した。

(6)相模湖・相模川流域

相模湖・相模川流域の延観光客数は557万人で、前年に比べ7万人の増加(前年比+1.3%)となった。

市別にみると、相模原市が5万人の増加(前年比+1.0%)、大和市が4万人の増加(前年比+22.8%)、海老名市が2万人の減少(前年比▲56.0%)、座間市が1千人の減少(前年比▲1.1%)、綾瀬市が1千人の減少(前年比▲28.2%)であった。

相模原市では、「相模原麻溝公園」や「県立相模原公園」等への来訪者の増加などにより、5万人増加した。また、大和市では、新型コロナウイルスの影響で一部休業していた「自然観察センター・しらかしのいえ」等施設が通年で開所したことによる来訪者の増加などにより、4万人増加した。一方、海老名市では、「ふれあい農業まつり」等イベントの中止などにより、2万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は7万人増加した。

統計データ

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