更新日:2023年9月12日

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水環境(湖沼・ダム湖)への影響と適応策

神奈川県における湖沼に対する気候変動の影響と適応策

気候変動の影響

 気候変動による気温の上昇は、湖沼等の水温を上昇させます。
 神奈川県では将来、水温上昇に伴う溶存酸素の低下や水質の悪化が予測されています。

芦ノ湖水温

芦ノ湖湖央部における上層の水温の変化

出典:公共用水域水質測定結果から県適応C作成

影響に対処するための県による施策(適応策)

 生活排水対策の促進や曝気(ばっき)循環設備(エアレーション装置)による水質保全対策を実施します。

現在県で取組んでいる具体的な事例

  • ダム集水域において、生活排水対策を促進することにより、富栄養化の状態にあるダム湖の水質を改善
  • 相模湖・津久井湖におけるエアーレーション装置による水質保全対策の継続実施

 

【参考】日本全国における気候変動による影響(概要)

出典:気候変動影響評価報告書(別ウィンドウで開きます)(2020年12月、環境省)

現在の状況

  • 全国の湖沼のうち、夏季は76%、冬季は94%で水温が上昇傾向

将来予測される影響

  • 富栄養湖に分類されるダムが2100年代に増加(特に東日本で増加数が大きい)

 

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