更新日:2023年3月31日

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学習活動プログラム(2)

リーフレット,インクルーシブ教育,学習活動

リーフレット「かながわのインクルーシブ教育の推進」を活用した学習活動の一例を紹介します。

【対象:小学校低学年】

「友だちと仲良くし、お互いに助け合っていこうとする心情を育てる」ことをねらいとしています。

学習のながれ

インクルーシブ教育の推進に向けた道徳の計画案を掲載しております。

詳しくは、インクルーシブ教育学習活動計画案(小学校)をご覧ください。

多様な指導方法が考えられますので、子どもの発達段階や実態に合わせて、ご活用ください。

インクルーシブ教育学習活動計画案(小学校低学年)(PDF:83KB)(別ウィンドウで開きます)

 

【対象:小学校高学年~中学生・高校生】

わたしたちの学校

「インクルーシブな学校づくりについて子どもたちが主体的に考える」ことをねらいとしています。

学習のながれ

1.導入(クイズ)、世界に起こる問題

数多くの問題

  • 導入としてクイズなどを行います。
  • 「私」と「私と違う人」をわけて考えてしまうことが、「仲間はずれ」の考え方を生み、世界で起こっているさまざまな問題につながってしまうことがあるのではないか、と投げかけます。
  • 「インクルーシブ」の言葉の意味をおさえながら、すべての人の多様性を尊重し、だれもが大切な仲間という考えの中に「包みこむ」ことが大切な考え方であることを伝えます。

2.世界のさまざまな条約

人権に関する世界の動き

世界では、すべての人の人権が守られるように、多くの取り決めや条約がつくられてきたことについてふれます。

3.疑似体験(多様な感覚や考え方)

人によって、見え方、聞こえ方、感じ方など、自分と同じではない多様な感覚があり、理解のしかたや考え方もそれぞれ違うということを実感してもらうために、疑似体験を行います

4.「平等」の考え方

  • 一人ひとりが違うということを、理解し、前提としたとき、「平等」とはどういうことなのか、イメージを示しながら、子どもたちに考えてもらいます。
  • 理解のしかたやスピードなどが一人ひとり違うとき、みんなが活動に参加するために、一人ひとりに応じて必要な配慮を行うことは、不公平ではなく、当然のことである、ということを理解してもらいます。

5.みんなに優しい学校づくり

みんなに優しい学校づくり

  • 街では、「ユニバーサルデザイン」という考え方で、すべての人にとって住みやすい社会づくりが広まっていることを、身近な例を出しながら説明します。
  • 施設などのハード面だけでなく、心の面でも居心地の良い社会にすることが大切であり、心の優しさがポイントであることを伝えます。
  • 一人ひとりの力で、学校を、すべての子どもにとって居心地の良い学校にしていく必要があるというメッセージを投げかけ、「自分たちの学校の良いところ」について、子どもたちに考えてもらいます。

6.リーフレットを活用したグループ協議

インクルーシブな学校をつくる

リーフレット「かながわのインクルーシブ教育の推進」を使って、授業づくり、学級づくり、学校づくりの観点から、「みんなが居心地の良い学校=インクルーシブな学校」はどんな学校なのかについて話します。

  • 「インクルーシブな学校」をつくるために、自分がどんなことができるかについて、一人ひとりが自分自身のこととして考え、リーフレットに書きこみます。
  • その後、グループになってお互いの考えを交流し、話し合います。
  • 最後に、各グループから、話し合ったことを発表します。
  • プログラムが終わった後、一人ひとりが振り返りをし、その後の学習につなげます。

 

【対象:高校生】

「インクルーシブな学校づくりについて子どもたちが主体的に考える」ことをねらいとしています。

学習のながれ

プレゼンテーションスライドやリーフレット「かながわのインクルーシブ教育の推進」を用いて、説明・投げかけやクイズなどを行い、子どもたち一人ひとりが、自分にできることについて考えます。

詳しくは、インクルーシブ教育学習活動計画案(高校)をご覧ください。なお、計画案で使用しているスライドについては、当課までお問合せください。

インクルーシブ教育学習活動計画案(高校)(PDF:54KB)(別ウィンドウで開きます)

 

児童・生徒の感想

(平成28年度に行われた)学習会の感想については、教職員・PTA向け研修会、生徒向け学習会の取組でご覧いただけます。

 

お問合せ

インクルーシブ教育推進課指導グループ 電話:045-285-1022

学習プログラム資料の提供や、学習会への講師派遣など、詳細についてはインクルーシブ教育推進課までお問合せください。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は教育局 インクルーシブ教育推進課です。