けがや病気の野生鳥獣を見つけたら・・・

掲載日:2015年7月9日

神奈川県内でけがや病気の野生動物を見つけたら、県内4カ所の公立の保護施設に持ち込んで下されば、保護・収容します。

また、一部の民間動物病院でも一時治療を行います。

★★鳥のヒナを発見・保護された方へ★★
    5月から7月は鳥のヒナが巣立ちを迎える時期です。巣立ったばかりのヒナを道路や地面などで見かけた場合、休憩していたり、親鳥がエサを運んでくるのを待っていることがあります。しばらく鳥の様子を観察し、鳴いたり、動いたりして元気なようであれば、そのままにしておいてください。詳しくはこちらをご覧ください。⇒ 巣立ちビナとは?


県内の保護施設

神奈川県内には、けがや病気の野生動物(野生傷病鳥獣・やせいしょうびょうちょうじゅう)を保護する4つの公立施設があります。また一部の民間動物病院でも一時的な治療等を行っています。 施設に持ち込んでいただいた野生傷病鳥獣は、必要な治療を行い、快復した後、自然に帰しています。

県内の公立保護施設

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受け入れができない場合

本来なら、傷ついた野生動物は、種類に関わらず保護したいのですが、一部受け入れができない場合があります。

  1. 次のような事情から、県内の保護施設では、原則としてドバトとカラス(ハシブトガラス、ハシボソガラス。以下同じ。)は保護受け入れを行っていません。
    • 都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。また、気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるドバトやカラスは各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物の生存にいろいろな悪影響を与えています。

      このようなことから、原則としてドバトとカラスは受け入れをしていません。

  2. 民間動物病院では、それぞれの病院の事情により、受け入れができない動物や受け入れができない場合があります。
  3. 海棲ほ乳類、逃げ出したペットなども受け入れを行いません。
  4. 生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種(特定外来生物。県内で野生化した鳥獣では、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウが該当。特定外来生物の指定状況については関連情報にある環境省のホームページをご覧ください。)は保護施設では受け入れていません。

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こんなときは?Q&A

Q.1けがをしている・病気などで弱っている動物を見つけたら?
A.1野生動物がけが、病気等で生命の危機にある場合には、保護施設に持ち込めば保護収容し、一部の動物病院でも一時的な治療を行っています。保護にあたっては次の点に注意して下さい。
  1. まず動物の種類、大きさ、色形やけがなどの状況を確認します。

  2. 状況から保護する必要があるか、ご自身や周りの人で保護できるかを判断します。

  3. 保護をする場合は、人間もけがをしないように慎重に段ボール箱などに保護し、保護施設に連絡して搬送して下さい。(保護施設から引き取りには行けません。また、公立の保護施設では無料ですが、民間動物病院では治療費の負担をお願いする場合があります。

Q.2保護する必要が無いのはどのような場合ですか?
A.2野鳥のヒナは、巣から出たあとすぐには上手に飛べず、巣の近くで親からエサをもらって飛ぶ練習をします。こうしたヒナを巣立ちヒナといい、練習中には地面におりてしまうこともありますが、普通のことですので保護する必要はありません。また、ヘビに食べられていた鳥、タカに襲われた鳥なども保護する必要はありません。保護することは、自然の営みを妨げることになります。
Q.3ドバト、カラスは保護してもらえないのですか?
A.3気軽に与えたエサやゴミ捨て場の生ゴミなどを食べるため、ドバトやカラス(ハシブトガラス、ハシボソガラス)が各地で増殖し、人の暮らしや他の野生動物に悪影響を与えています。また、都市化が進む神奈川県では、人と野生動物のあつれきからケガや病気で保護され保護施設に運ばれる野生動物が増えており、施設は保護された動物でいっぱいです。こうしたことから原則としてドバトとカラスは受け入れておりません。
なお、ドバトは数百年以上前にヨーロッパ産のカワラバトが日本に持ち込まれて定着した外来種です。
Q.4アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウは保護してもらえないのですが?
A.4生態系、人の生命・身体等に被害を及ぼす(またはそのおそれがある)外来生物として国が指定した種(特定外来生物。県内で野生化した鳥獣では、アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウが該当。)は保護施設では受け入れていません。また、特定外来生物を持って帰ることはできません。ただし、特定外来生物を捕まえた場合、その場ですぐ放すのであれば問題ありません。(特定外来生物の指定状況は、関連情報にある環境省のホームページをご覧ください。)
Q.5受け入れてもらえない場合や、保護する必要が無い鳥獣はどうすれば良いですか?
A.5巣立ちヒナの場合は、近くに親がいますので、そのままそっとしておきましょう。どうしても移動する必要がある場合は、親鳥が探せるよう鳴き声が聞こえるくらいの範囲で安全そうな場所に動かしましょう。それ以外の場合は、近くの雑木林や草原等の自然が残された場所に、そっと放しておきましょう。
特定外来生物の場合は、危険ですので手を触れずその場を離れて下さい。特定外来生物については環境省、被害防除等については県または最寄りの市町村にお問い合わせ下さい。
Q.6その他、注意する点は?
A.6次の点に注意して下さい。
  1. 保護のために捕まえる際に、けがをした動物が捨て身で攻撃してくることもあります。捕獲が必要になりそうな場合の具体的方法は保護施設に御相談ください。

  2. 野生動物から人間への病気の感染を防ぐため、保護を行う場合は、素手で動物を触ることは極力避け、また糞や毛を吸い込まないようにマスク等を付けるとより良いでしょう。また、保護をした後は石けんで良く手を洗い、うがいをしましょう。

  3. 野生鳥獣は、法律で許可無く捕獲したり飼育したりすることが禁止されています。

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保護された鳥獣から分かること

保護され、保護施設等で収容した鳥獣は、必要な治療を行い快復後放鳥獣します。

県内の保護施設では、受付時に保護した方に神奈川県傷病鳥獣保護記録票(PDF)への記入をお願いしています。

この記録票には、鳥獣の種類、保護場所、保護時の状況、傷や病気の状況、保護原因(傷病の原因)などが記録できるようになっており、情報が蓄積されています。こうした保護された鳥獣の記録や残念ながら死亡してしまった個体は、野生鳥獣の保護の研究に使われるなどして、野生鳥獣の保護に活用されています。ご協力をお願いします。

これまでに保護された鳥獣の数

※動物病院での保護数は平成8年度から集計しています。

これまでに保護された鳥獣の数

野生鳥獣はこのような原因で傷つき保護されています。

野生鳥獣はこのような原因で傷つき保護されています。

上記のグラフの説明

  1. 犬、猫等による・・・飼い猫や野良猫に鳥が襲われたり、カラスに鳥が襲われたりするもの。
  2. 巣から落ちる・・・何らかの原因で巣から落ちたもの。親が落とすこともあるようです。
  3. 転落・衝突・・・窓ガラスや送電線など人工物への衝突などが報告されています。
  4. 交通事故・・・主に自動車に轢かれたものです。
  5. 網、釣り糸等・・・捨てられた釣り糸に絡まったり、針を飲み込んだりした事故や防鳥ネット等に絡まる事例もあります。
  6. わな・・・無許可でわなを架設したこと等により傷ついたものです。
  7. 誤認保護・・・巣立ち途中の鳥のヒナは、一人で上手に飛ぶことができず、地面に下りてしまうことがあります。こうしたヒナは保護の必要が無いことが多いのですが、誤って保護してしまったものです。
  8. 伝染病・寄生虫症・・・タヌキ等ほ乳類の疥癬症という皮膚病などによるものです。
  9. その他・・・台風などの強風で海に暮らす鳥が衰弱して内陸まで飛ばされてしまう事例や、小屋を壊したところ中にヒナや幼獣が見つかったなど、さまざまな原因が含まれます。

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