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更新日:2023年4月12日

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就任会見(2023年4月10日)結果概要

過去の知事記者会見の様子をテキスト版でご覧いただけます。

発表事項

4期目に当たって

 本日は、選挙後初の記者会見であり、私の実質的な4期目のスタートの会見となります。まず、今回の選挙戦について、振り返りたいと思います。今回の選挙戦、メリハリのついた選挙戦が展開できたのではないかな、と思っています。普段できないことをいろいろな形でやりたいな、という意向の中で、まずひとつは、県民との触れ合いを大切にしました。街の中に出ていって、多くの皆さんと写真を撮るという中で、一言二言でありますけども、短い会話をしながら、そういうことをやったら、多くの皆さんがその写真撮影に応じてくださったということがありました。短い会話ではありますけど、やりとりというのは非常に大きな重みをもったものだと私は受け止めています。それから、膝を交えての、車座のような形での意見交換といったこともありました。それも、なかなかそれだけの近い距離でじっくりお話するということもなかなかできないので、これも非常に実り多いものがあったと思います。それから、企業訪問でありますとか、新しいテクノロジーの開発とか芸術分野でのさまざまな取組みとか、そういった視察をしながら意見交換をする、こういったこともできました。それと大きな集会です。そこでしっかり私の考え方をご説明するといったこともありました。それともう一つ非常に特徴的だったのは、オンラインで10のテーマで次々次々とミーティングを行いました。さまざまな課題についての当事者の皆さんとの対話であったり、専門家の皆さんとのかなり突っ込んだ対話であったり、これは非常に実り多いものとなりました。テーマとして掲げたのは、少子化対策であるとか、医療的ケア児の話とか、それから経済の問題とか、それからDXの課題とか、さまざまな人材の問題、それについて本当に実り多い議論ができたといったことでありまして、私も全部メモしながら、そしてこれは動画配信もしておりまして、動画配信は後からみんな見られるようにもなっているところです。そして、これをちょうど整理して、これから政策課題としてしっかりと実行に移していきたいと、そう考えています。いろんな形のものが展開できたわけでありますけども、私の不徳の致すところで、途中で10数年以上前の私のプライベートな問題が浮上して、それからその対応に追われるということにもなってしまいました。これについては改めて、県民の皆様、そして県庁の職員の皆様、それから、さまざまに私をご支援いただいた政党、団体の皆様、あらゆる方に、心からお詫びを申し上げたいと思っております。そして、きょう、4期目ということで、初登庁させていただいたわけでありますけども、確かに得票数はかなり多い票をいただきました。193万3,753票でありますが、前回の票が225万1,289票であることからするならば、かなり減ったということでもあります。それと得票率でいいますと、今回67.6%でありましたけど前回が76.28%だったということでありまして、前回は対立候補がお1人だけで、今回は対立候補が3人いたということもあるとは思いますが、得票率が減ったということがあります。それとともに、白票等の無効投票数が今回21万2,482票ありまして、これが全体の投票率の6.91%となっておりますが、これまでで言いますと、前回は白票等の無効投票数は8万8,964票、無効投票率は2.93%であったのでありますから、これは非常に増えたということで、これはまさに私に対する批判の票であったとしっかりと受け止めておきたいと思っています。それと今、期日前投票というのはかなり一般化しておりますので、あのような報道が出る前に既に期日前投票してくださった方に対しては、そのようなことだったら投票しなかったと思われる方がたくさんいらっしゃったと思いますので、心からお詫びを申し上げたいと思います。こういうことから考えますと、確かに得票数としては、200万票に迫るような票をいただいたわけでありますけども、前回に比べればやはり大きく減らしたということもありますし、それから無効投票、白票を投じた方がたくさんいらっしゃったということもあるということの重みをしっかりと受け止めながら、何回も申し上げていますけども、0からのスタートではなくて、マイナスからのスタートになったのだということを肝に銘じながら、信頼を裏切った、私だけではなく県庁職員までが皆さんからいただいている信頼を裏切ってしまった形に見えたということも含めて心からお詫びしながら、信頼回復のために仕事でお返しをしていきたいと思っています。
 それでは、4期目に当たっての方針を申し上げたいと思います。はじめに、総合計画についてです。
 本県においても、人口減少社会の到来など予測していた社会が現実のものとしてあらわれ始めており、さらには、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や国際情勢の不安定化など、予測し得なかった事態にも直面しています。
 このように、本県をとりまく社会環境は大きく変化し、未来の姿を見通すことは難しくなっていますが、想定し得ない事態が生じた場合でも、その影響を最小限に抑えるため、あらかじめ社会に潜在する課題を浮き彫りにしていくことが重要です。
 こうしたことから、改めて神奈川の将来像を描き、政策の全体像を示すため、「かながわグランドデザイン基本構想」の見直しに着手します。
 また、昨年度計画期間が終了した「かながわグランドデザイン第3期実施計画」の次の実施計画は、新たな「基本構想」のもとで開始したいと考えており、「基本構想」の見直しと併せて「実施計画」の策定も進めます。
 総合計画の策定に当たっては、「いのち輝くマグネット神奈川」の実現を引き続き目指し、選挙戦において政策集に掲げた「県民目線のデジタル行政でやさしい社会を実現」の視点を基本に据え、さまざまな政策の具体化について職員と議論していきたいと考えています。
 この後、政策局に総合計画策定の指示をいたしますが、今後、総合計画審議会に新たな総合計画の策定について諮問し、議論いただくとともに、県議会をはじめ、県民、企業、各団体の皆様と丁寧に対話をしながら、神奈川の目指す姿を県民と共有して、新しい総合計画を作り上げてまいりたいと考えています。
 次に、こうした政策を支える人事異動や組織再編についてです。
 これまで、退職等に伴う異動を4月1日に実施し、定期の人事異動は知事選挙後に実施することとしています。
 そこで、定期の人事異動を、速やかに実施できるよう調整して、できれば、6月1日を目途に実施したいと考えています。
 こうした定期の人事異動に併せて、選挙で掲げた政策に、スピード感をもって取り組む組織体制を作りたいと考えています。
 具体的には、申請ゼロ・窓口へ行くことゼロを実現するデジタル革命DXの推進、「子育てするなら神奈川」というブランドの確立、脱炭素社会の実現、これらに向けた体制強化などを考えているところです。
 次に、補正予算案についてです。
 肉付け予算のほか、物価高騰対策について、これから関係部局と調整を始め、着実に実行してまいります。
 なお、提案の時期については、6月補正予算での提案を検討していますが、物価高騰対策については、早急に対応する必要があると考えますので、5月補正予算として提案する方向で、具体策の検討を指示したいと思います。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前送付した資料のとおりです。特に付け加えることはありません。私からの発表は以上です。ご質問があればどうぞ。

質疑

今の率直な気持ちについて

記者: 改めてになりますが、まず一夜明けて、知事の今の率直なお気持ちをお聞かせください。

知事: やはり10数年前の私のプライベートなことが明るみになったという状況の中で、ご審判をいただいたといったこと、本当の反省といったものの中からのスタートになった。ですからきょう、初登庁で、県職員の皆さんからも拍手で迎えていただいたわけではありますが、晴れやかで高揚する気持ちというよりも、県職員に本当に迷惑かけたという、そういうことの申し訳なさ、そのような中でスタートしていかなければいけないといったものの重みです。それを改めて感じているところです。何度も申し上げていますが、こういった失われた信頼に対して取り戻していくためには全力を挙げて県政運営に当たって、仕事でお返しをしていきたいと改めて強くそう思ったところです。

選挙戦の分析について

記者: 票を落とされたということですが、それでも大勝で、次点との差をつけての勝利だったと思います。選挙戦のどんなところがこの票に結びついたと分析されますか。

知事: きょう初登庁で、県の職員の皆さんにも話をしたのですけれども、やはり街に出た実感としては、3期12年のやってきたこと、これを皆さん評価してくださったということ。それから特にこの3年間のコロナ対策です。40以上のコロナ神奈川モデルを作ってきたといったことで、国のコロナ対策をリードしてきたということがやはり県民の皆さんに浸透していたと肌で感じました。さまざまな形で、写真を撮りながらも「神奈川県のコロナ対策はすばらしかったですね」といった声を、何人の方も言ってくださいました。これは、私個人のこういったプライベートの問題でのことが浮かび上がってもなお、多くの県民の皆さんが支持してくださったということは、これは私に対してというよりも、県庁職員の仕事ぶりに対して皆さんが評価してくださったのだと受け止めているところです。ですから、県庁職員の皆さんに本当に心から改めて感謝申し上げたいと思うし、しっかり県庁職員の皆さんにも詫びながら、再スタートを共に切っていきたい、そう考えています。

物価高対策について

記者: ありがとうございます。最後に、4期目に取り組みたい内容として、物価高対策というものを挙げられたと思います。もう少し具体的にこんなことをやっていくなどあればお願いします。

知事: 先日公表されました国の物価高克服に向けた追加策において地方創生臨時交付金の増額措置が盛り込まれ、本県への交付額は約167億円と示されました。この臨時交付金を活用して、物価高騰対策を行っていきますが、具体的な支援策については、国の推奨事業メニューに示されている生活者支援や、事業者支援の事例も参考にしながら、今後、検討してまいります。

神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例について

記者: 選挙中の主要公約にも掲げていたのですけれども、当事者目線の障害福祉の関係で条例が4月1日に施行されました。この実効性確保も、知事がおっしゃっていたことだと思いますが、改めて条例の施行に合わせてその決意をお願いいたします。

知事: 7年前に津久井やまゆり園で起きた悲惨な事件、いのち輝く神奈川を目指すんだと言ってきたこの神奈川で、そういう悲惨な事件が起きてしまった。コミュニケーションが取れない人間は生きている意味がない、でたらめなことを言って、19人の貴重な命を奪った。こういうことがありました。ともに生きる社会かながわ憲章といったものを議会の皆さんとともにつくり、何とかして立て直そうという形で進んでいる最中に、今も障害者施設では、虐待と言わざるをえない事実が続いていた。なぜか、それは施設を運営する側の目線での支援であって、障害当事者の目線には立ってないといったことだったというふうに思います。そういうことで、県議会の皆さんともしっかり議論しながら、昨年秋に、当事者目線の障害福祉推進条例というものをつくった。そのプロセスにおいては、当事者の皆さんとしっかりと議論を重ねてきて、そして、一緒になって作りあげた。そのときに、当事者の皆さんからの生の声で、条例の文章は難しくて分からないから、分かりやすい版も作ってほしいという声がありましたので、それも障害当事者の皆さんとともにつくりあげた。日本の法律では多分初めてだと思うのですけども、条例と、そしてその分かりやすい版が同時に出たといったことになったわけですが、そのときから申し上げていましたけれども、条例ができることはゴールではなくスタートです。だから、それを形にしていく作業、これが一番大事なのだと。そこで具体に今、取り組んでいるのは県の直営施設、中井やまゆり園です。これが昨年、24件の虐待事例といったものが報告されました。県の直営施設でそのようなことがあったと、私も大変驚愕をしましたが、そのときに現場を激しく叱責するのではなくて、膿を全部出そうといったことを呼びかけた。そしたら90数件にわたる、生々しい虐待事例、虐待と思われる事例が浮かび上がってきたわけでありまして、そのようなことを踏まえて、まずは中井やまゆり園を変えようということで、外部の皆様のお力もお借りしながら、県の幹部も本当にそこに常駐しながら改革に当たっています。具体に24時間部屋に閉じ込められた人が、随分状況も変わってきているという大きな変化が見え始めています。これをやはり形にしていくことが何より大事なことだと思います。4月1日にこの条例が施行されたわけでありますから、まさにこの条例が本当の形になるように全力を挙げていきたいと考えています。

県議会との向き合い方について

記者: きのうの統一地方選で県議選も行われて、新たな会派勢力等も生まれそうな状況です。県議会との向き合い方、これを教えてください。

知事: 今回、新しく、維新が6議席でしょうか。一つの会派となってこられる。今まで維新というのはなかったわけですから、維新という新しい県議会の中の勢力の皆さんがどのような考えを持っておられるのかといったことが、まず一番気になるところであります。そして、今回の選挙では、自民、公明、国民民主が支援をしてくださって、立憲も自主投票とは言いながら実際の選挙戦でいったときには、さまざまな立憲候補の皆さんが、一緒になって活動してくれたということもありました。ただそうは言っても、それは選挙の上での話でありまして、実際に私が途中で、先程から何回も申し上げていますが、10数年前のプライベートなことでの問題が明らかになったということもありますので、そういったあたりに対して、しっかりと私もご説明していきたいと思いますし、共にやはり県民の皆さんの目線に立った行政が推進できるように、しっかりとコミュニケーションをとってやっていきたいと思っています。これまでのコロナ対策にあけくれた3年間は議会の皆さんとも、さまざまな形でコミュニケーションを取りにくい状況があったので、そのへんの齟齬が生じたところもあったのではないかとは思っているところでありまして、今回新しい議会になるわけですから、今回本当に議会の皆さんとの対話といったことを重視、重点化して取り組んでいきたいと考えています。

障害サービス課長: 知事から先程、中井やまゆり園の虐待の事案の件数、回答がございましたが、昨年9月に外部調査委員会の結果で公表した虐待が疑われる事案は25事案でございます。先程、知事は24事案とおっしゃいましたが25事案でございます。

県職員からの目線について

記者: 先程、県の職員の方々を前に就任あいさつをされておられました。力強いお言葉で、今後の4期目の意気込みを語られていたと思うのですけれども、職員の皆様からの目線、雰囲気、どのように知事は受け止められたでしょうか。

知事: 皆さん本当に一生懸命、聞いてくださっていると感じました。何を言っているのだという感じの目は正直、無かったと思います。そうは言っても、多くの県職員の皆さんがいらっしゃるわけですから、私の目に見えた県職員の数は限られていて、幹部の皆さんだけだったわけですけれども、そこにいわゆる冷たい視線というのは特には感じはしませんでした。しかし、県の職員にとってみれば、それは外部からいろんな激しい言葉、ご批判の声を受けた方もたくさんいらっしゃると思いますので、それはしっかりと、私の目の前には見えなかったけども、そういった思いがあるのだということを心に刻みながら、これから、そういったことを挽回するようにしっかり頑張っていかなければいけないと改めて思ったところです。

4期目について

記者: 1点、あえてお伺いしますけども、非常に力強く4期目の意志というのを感じたのですけれども、いろいろとスキャンダルというのが先日公表されましたけど、4期目の任期を全うされるお考えと受け止めてよろしいでしょうか。

知事: もちろんせっかく皆さんからこういう形でご信任いただいたわけでありますから、それを途中で投げ出すわけにはいきません。しっかりと務め上げていきたいと思っています。

スキャンダルについて

記者: 先程のスキャンダルの件で、支援してくれた政党ですとか団体に、これからご説明といいますか、お詫びをしていきたいというような話ございましたけれども、まだ政党ですとか、あるいは今回特に4選出られるという決断の基になった、障害当事者の方から言われたことが出馬の決断だったと思うのですけれども、そういった障害当事者の団体の方にまだ説明されてないということなのでしょうか。

知事: まだそういう余裕はないです。きのうのきょうですから。どのような形でご説明するかというのは、いろいろ検討していきたいと思いますけど、しっかり私自身でご説明しないといけないなと思っています。

記者: もう1点伺います。突っ込んで申し訳ないのですけれども、特にスキャンダルの性質が性質なものですから、職員の中でも特に女性職員の方の心が離反するのではないかという不安が私としては持っているのですけれども、この点についていかがお考えでしょうか。

知事: 今回の記事の内容が、かなり微に入り細に入り、という形になっていて、特に女性が嫌悪感を示されるってことは当然想定できます。ですから、ここの信頼回復は容易ではないと思っているのですけれども、しっかりそのあたりも含めて、私自身そういうところを認識しながら、しっかりと誠実に対応していきたいと思っています。

障害福祉施設における独立行政法人の設置について

記者: 知事の公約集の中にも盛り込んであって、弊社のアンケートでも具体的にお答えいただいたのですが、障害福祉施設の運営の主体として、独立行政法人を考えているというような記載がございました。もう少し詳しく教えていただければと思います。

知事: 県直営の施設である中井やまゆり園で、先程申し上げたように不適切な支援が行われて、県は現在その改善に向けて、民間の支援改善アドバイザーの力を借りながら、全力で取り組んでいますけれども、まだ改革は途上にあります。当事者目線の障がい福祉の実現に向けて、県立施設が率先して取り組んでいかなければならず、そのため、中井やまゆりにおける改革を持続的なものにしていく必要があります。私の政策集に書きました地方独立行政法人。これは、すでに法人化した県立病院機構。県立病院機構というのがある種、医療版とするなら、それの福祉版を作りたいということです。コロナ対応の中で、県立病院機構の理事長のリーダーシップの下で、われわれ県が打ち出すコロナ対策としっかり連動して、うまくやってきた。こういう実感があります。ですから、当事者目線の障害福祉を実現する。これも新しい政策課題だと思っていますので、こういったコロナ対策でうまくいったその手法を、こういった福祉の実現の中でも活用していくのが一番いいのではないかと考えているところです。ただ一方で、独法にした場合、システムの導入経費など、県直営や指定管理と比べても、県の財政負担が多くなる可能性もありますので、具体的な内容はこれから、県議会や利用者などの障害当事者、さらにはそのご家族をはじめとする県民の皆様と議論を重ねて、検討を進めていきたいと考えています。

多選禁止条例について

記者: 今回4期目ということで、多選の関係で少し伺わせてください。県の多選禁止条例ができてから知事は初めて4期目を目指そうとした立場になると思いますが、選挙戦を通じて、この多選ということは有権者の方からどういう反応があったか、4期目を目指すということが、多選になるかということも含めて、どういう反応があったかというのを知事の実感で教えていただけますでしょうか。

知事: 今回の選挙戦は冒頭申し上げたように、本当に県民の皆さんの近くへ寄って意見交換をしたし、さまざまな形で本当にたくさんの声をいただきましたけれども、少なくとも私の耳に直接届いた、多選批判といったものはなかったです。

記者: その上で、これまでも伺っておりますが、この条例を、知事ご自身の手で、廃止したりですとか見直したりですとか、その条例を何かいじったりするということは考えられていることは、今いかがでしょうか。

知事: やらなければいけない政策課題がいっぱいあるのです。ですから、今わざわざその問題に目を向けて何とかしなければいけないという、せっぱ詰まった状況ではないと思いますので、今の当面のたくさんの課題について、まずは向き合っていきたいと思います。

4期目後の判断の時期について

記者: あともう一つお願いします。先程4期目の、この任期を全うしたいというお話がありました。今回出馬をするに当たっても進退どうするかというのは、いろいろ悩まれたかと思うのですけれども、スタートの段階なのであえてちょっと伺いたいと思うのですが、この4期目を終えたときにどうするかというのは、いつぐらいに判断したりですとか、そこのイメージというのは今どういうことを考えていますか。

知事: 4年後どうするかというのは、なかなか難しいです。やはり、もうとにかく全力疾走していくしかないかというふうに思っています。それから、前も4期目に出るのですか、出ないのですかと聞かれたときに、マラソンを走っているというお話をしました。マラソンを走って、あと3期でゴールだというときに、もう1回というような、そういうパワーはとても出てきませんという話から始まったと思います。今、また、いろいろなことがありましたけども、結果的にもう1回、4年間というのは相当長いと思いますから、マラソンのスタート台に立ったという、走り始めたばかりですから、とにかく、その4期目の最後に、精根尽き果てて、やり切るまで走り続ける。今はそれしか考えていません。

オンライン集会について

記者: 今回の選挙戦で力を入れたオンライン集会について、この中で対話を交わす中で、知事自身、これを4期目にぜひやっていきたいなという、何か交流の中で見えたものは、ありましたか。

知事: これは実は、いっぱいあったのです。それを今、ちょうどまとめてもらっているところです。全部、文字起こしして、それを基にしながら、その動画も全部見られるようになっていますので、そのときには県の職員が入っていませんから、改めてそれを県の職員と一緒に見てもらって、そこで実際に、これ面白いからやりましょうという、具体的なご提案もあって、やりましょうといったこともあるのです。ですから、普段だったらわれわれや、県民の皆さんとの会話とか対話とか、それからいろんな専門家と会話するときも、県の職員が一緒に見て、それを全部記録して、そこで私が約束したこととか、全部、すぐに県職員につながっていますけど、今回、選挙戦の最中にやったので、そういうものがないので、これを大至急まとめて、そしてやるように、いま話をしていますので、具体の話はいっぱいこれから出てくると思います。このやり方は結構有意義だなということを思ったのです。これからの4期目の県政運営の一つの手法として、このやり方をいろいろな形で展開したいといま思っています。

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