写真で見る！「黒岩日記」 2025年11月14日

令和7年11月14日（金曜）知事のベトナム訪問（4日目）

　本日はまず、ベトナム保健省を訪問し、ヘルスケア政策会合を行いました。会合には、ダオ・ホン・ラン保健大臣をはじめ、バックマイ病院副院長など主要な国立病院関係者も出席されました。日本からは、伊藤駐ベトナム日本国特命全権大使、小林JICAベトナム事務所長のほか、本県の医療やヘルスケアICT事業の専門家や県内企業等、また県立保健福祉大学で学んだ後、ベトナムの医療機関等で活躍されている元留学生の皆様に出席いただき、ベトナムの健康課題解決に向け、活発な意見交換を行いました。

　私からは、本県のヘルスケア・ニューフロンティア政策や未病等に関する取組を紹介しました。ラン保健大臣からは、少子高齢化が急速に進むベトナムでの未病コンセプトの普及のほか、AIや医療機器といったヘルスケア分野の最新技術の導入への関心が示されました。今後も、本県とベトナムにおけるヘルスケア分野の連携をより一層深めてまいります。

　次に、ズオン・ドゥック・トゥアン　ハノイ市人民委員会副委員長と面会しました。ハノイ市とは昨年「友好と協力に係る覚書」を締結し、非常に良好な関係を築いています。
　私からは、未病コンセプトの説明のほか、本県とベトナムとの幅広い交流等について説明しました。トゥアン副委員長からは、「KANAGAWA　FESTIVAL　in　HANOI」について成功を確信している、また、経済、文化、観光等様々な分野において、実務的かつ効果的な協力を今後一層推進していきたいというお話がありました。

　その後、グエン・ヴァン・タン財政大臣との会談を行いました。タン財政大臣からは、2014年から神奈川県と計画投資省（現：財政省）にて、「経済交流に関する覚書」を締結しており、この覚書により双方の経済交流が深まっている、引き続き、ベトナム企業と神奈川の企業の交流推進や、ベトナムへ進出する神奈川県企業をサポートする旨の発言がありました。また、私からは、未病コンセプトや関連産業の説明や、ベトナムへ進出する県内企業に対する、さらなるサポートを依頼しました。

　明日からは、「KANAGAWA　FESTIVAL　in　HANOI　2025」がハノイ市内の統一公園前広場及びチャンニャントン通りで開催されます。より多くのベトナムの皆さまに、日本、そして神奈川県を知って、好きになっていただき、神奈川とベトナムの交流が益々発展していくようなイベントにしたいと思っております。

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