平成20年度 身体拘束に関する実態調査結果報告書 『利用者の願いを受け止めて!必ずできる拘束なき介護』 平成21年9月     神奈川県保健福祉部高齢福祉課  はじめに 神奈川県では、介護保険制度のスタートに合わせ作成した「かながわ拘束のない施設づくり ガイドライン」を基に、これまで県内の高齢者施設において独自の取組みにより、身体拘束 を廃止するための取組みを推進してきました。 平成13年度から身体拘束廃止に向けた取組み状況の把握を目的として、「身体拘束に関する 実態調査」を実施しており、平成21年2月に実施した調査結果をまとめました。 この報告書では、まず第T章で身体拘束に関する県の取組みの周知をはかるため、 施策・事業について掲載しました。身体拘束廃止の推進事業については、県主催の研修での アンケートや実態調査での意見をとりまとめ、事業に反映し展開していく予定です。 第U章の関係法令及び制度では、平成18年4月の「高齢者の虐待の防止、高齢者の養護者 に対する支援等に関する法律」いわゆる「高齢者虐待防止法」と「身体拘束廃止未実施減算」 の制度の内容についてふれてあります。 そして第V章において、平成20年度の実態調査結果をまとめましたので、この報告書をごらん いただき、身体拘束廃止の取組みに向けた一助としていただければ幸いです。 また、調査実施にあたりご協力いただいた施設の方々には厚く御礼申し上げます。 目次 は じ め に                   T 県の取組み                  P.1 1 身体拘束廃止及び高齢者虐待防止等に関する事業について     P.2 2 拘束なき介護推進部会の運営について    P. 5 3 身体拘束廃止推進モデル施設養成研修について   P. 7 U 関係法令及び制度                P.9 1 養介護施設従事者等による虐待への対応について   P.10 2 身体拘束廃止未実施減算について  P.13 V 実態調査結果                  P.14  1 調査の概要         P.15  2 調査結果の概要                       P.17  3 個別調査結果          P.20  4 調査票                           P.46 参考資料(身体拘束の廃止について)                P. 55