県のたより6月号

掲載日:2020年5月29日

KNG Info かながわ県のたより

令和2年6月号
No.782 6月1日発行

この苦境を、みんなで乗り切りましょう。

Photo by Aki Nagao

©SUNTORY SUNGOLIATH

松島幸太朗 選手からのメッセージ

世界中が見えない敵と戦い、日常を奪われてしまいました。僕たちもファンの皆さんの前でラグビーをすることが出来ません。しかしこの状況を受け入れて、1日でも早く終息するように外出を控え、「今」我慢することが重要だと思います。その我慢をする日々の中でも自分に必要なことや出来ることをやり、そこで積み重ねたことが後で振り返った時に役立つことがあると思っています。今をみんなで乗り切りましょう。

プロフィール:

1993年2月26日生まれ。南アフリカ出身、27歳。桐蔭学園高校時代、初の全国優勝を飾る。昨年のラグビーワールドカップ2019TMでは5トライをあげ史上初のベスト8進出に貢献。来季はフランス1部リーグに移籍。ポジションはフルバック。持ち味は圧巻のスピードとステップ。

   神奈川県はこれまで、新型コロナウイルスによる感染爆発・医療崩壊という最悪のシナリオを回避するために、中等症患者を集中的に受け入れる重点医療機関の整備を柱とする医療提供体制「神奈川モデル」を進めてきました。

   特に、検査が十分に受けられないという、みなさんのご不満にお応えすべく、「PCR検査場」の整備を加速化させています。それぞれの地域医師会などが中心となり、ドライブスルー方式やウォークスルー方式など、地域の実情に合わせた方式により、検査件数の増大を図っています。県内20カ所の検査場ができると、一日200~300件だった検査数が600~700件になると予測しています。

   今は、患者数に対しての病床数は十分ではありますが、これからの二次、三次の感染拡大に備え、感染者専用のプレハブの仮設病棟を180床、藤沢市の湘南ヘルスイノベーションパーク内に整備しています。整備費は国の資金で賄う見込みですが、もしかしたら最終的にこれらのベッドは必要なく、壮大な無駄になるかもしれません。でも、本当は無駄に終わるのがベストシナリオです。手遅れになるより早すぎる方がはるかにいいと私は思っています。

   この一部を精神科コロナ対応病床にしています。精神科の重症患者が新型コロナウイルスに感染した時、誰がどこで診るのかという大きな問題がありました。このたび、県立精神医療センターと湘南鎌倉総合病院が連携して、対応するという全国初めての態勢が出来上がりました。

   さらに保護者が感染した時のお子さんをどうするかという難しい対応策も作ることができました。まずはお子さんに優先的に検査を行い、陰性だった場合であっても、保護者が入院で不在になる場合は、児童福祉施設で預かっていただくようにしました。お子さんが乳幼児などの場合は、小児コロナ受入医療機関でそのお子さんを預かることにしました。

   コロナとの闘いは長期戦になりそうですが、県民のみなさんが安心して生活を送れる日常を取り戻し、経済の回復を目指すためには、医療提供体制をしっかりと維持し、早期に収束させることが第一です。県民のみなさんのいのちを守るために、これからも先手先手で対応してまいります。

神奈川県知事 黒岩祐治