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キッズコーナー

食べ物の検査

衛生研究所では食べ物の検査をしています。「事件・事故が発生した時」だけでなく、食品の安全を守るため、スーパーマーケットなどで売っている食品の検査も計画的にしています。

スーパーマーケットなどの食品検査

食品を買う時に「表示がちがっていないか」「食べても安全か」など心配をしている?

そんな心配はしてないよ。表示もあまり見ないし、安全だと信じて買っちゃっているよ。

そうよね。でも、食品が安全だと信じられるのは当たり前のことではないのよ。
定期的に食品を検査している仕組みがあって安全を確認しているから、わたしたちは安心して買い物ができているのよ。

衛生研究所では、食の安全を守るためのルールに従って食品の検査をおこなっているのよ。そういう人たちがいて、日本の「食の安全」は守られているのよ。

安心して食品を買えていたのは、いろいろな人に支えられてできていたことなんだ。
これからも安心して買い物をしつづけられる社会であってほしいな。

食品検査では、なにを調べているの?

スーパーマーケットなどで売られている食品を検査して、
「食品の表示にまちがいがないか(食品の表示について)」
「食べても安全か(食品の安全性について)」
など、皆さんが安心して食品を買えるようにたとえば次のことを検査しています。

 

1食品の表示について

①「食品添加物」②「食物アレルギー」③「遺伝子組換え」について、表示されている内容にまちがいがないか調べています。

①「食品添加物(てんかぶつ)

日本では昔から食品を「塩づけ」にして長持ちさせたり、豆乳に「にがり」を入れて固めてとうふに加工したりしてきました。
保存や加工などをするため食品に加えられるものは、現在「食品添加物」と呼ばれ食品とは区別されています。
「食品添加物」には「保存料」「調味料」「着色料」などがあり、くさりにくくしたり、味や色合い、かみごたえをよくしたりして食品をおいしくしたり長持ちさせたりするものです。しかし、使いすぎや違法な添加物が入っていると体に悪い影響がある可能性があります。食品にどのような添加物が使われているかを衛生研究所では定期的に検査しています。

食品添加物はわたしたちの生活に必要なものとなっています

②「アレルギー」

まちがえてアレルギーの原因となる食べ物を食べてしまうと、じんましんが出たりお腹をこわしたりすることがあります。また、「アナフィラキシーショック」という症状が起きて、命の危険にさらされる場合があります。そのようなことが起きないように、どの食材が使われているか正しく表示されていなければなりません。表示にまちがいがないかを衛生研究所では定期的に検査しています。

アレルギーを起こす原因はタンパク質です。アレルギーの検査はタンパク質を はかっています。

③「遺伝子組換(いでんしくみか)え食品」

遺伝子組換え技術によって作られた作物や、これを使った食品を「遺伝子組換え食品」と言い、日頃食べる食品の中にもたくさんあります。「遺伝子組換え食品」の安全性を心配する声があるため、入っている場合は表示しなければなりません。衛生研究所では大豆、とうふ、コーンスナック菓子などを定期的に検査しています。その検査では、「虫に強い」「病気に強い」などの目的で遺伝子を組換えた作物が入っていないことが正しく表示されているかどうかを見ています。

遺伝子は目に見えないため、組換えられたものが入っているかどうかは、そのままでは分かりません。検査では遺伝子を増やして、組換えたものが入っていないか、機械を使って調べています。

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2食品の安全性について

①「細菌」②「農薬」③「動物用の医薬品」などが食品に入っていないか、または基準に合っているかを調べています。

①「細菌」

お弁当やおそうざい、ゆでめん、冷凍食品、洋生菓子などのさまざまな食品にいる細菌の検査をしています。食品の安全性を確認するため、食品にいる細菌数が基準以下であることを調べる検査が多いです。また、乳酸菌飲料などでは乳酸菌が一定数以上いることを調べています。
このように衛生研究所では、細菌を調べて基準に合っているかを定期的に検査しています。

細菌を調べることで、衛生状態が悪くないか知ることができます。

②「農薬」

多くの野菜や果物などの農作物は育てている間に農薬が使用されています。その農薬が野菜などに多く残っていないかを定期的に検査をしています。
衛生研究所では県内産を中心に検査していますが、県外産や輸入品についても定期的に検査しています。また季節の農作物を多く調べています。

農薬はとても基準が厳しく、検査が複雑なので、いろいろな器具を使います。

③「家畜(かちく)などの動物用医薬品」

家畜や養殖の魚が病気にならないように、また病気になってしまった場合には治すために、人間と同じように薬を使います。その薬が多く残っていると、それを食べたわたしたちに悪い影響が出てしまう危険性があります。衛生研究所では肉、養殖の魚、えびや卵、牛乳などについても定期的に検査しています。

農薬の検査と同じく、とてもきびしい基準があります。

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