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[2010.12.22掲載]


いわゆる健康食品からシルデナフィルおよび類似成分が検出される

   平成22年8月、痩身や強精強壮効果を標榜した健康食品を、神奈川県衛生研究所で42検体検査をしたところ、そのうち2検体から医薬品成分が検出されました。
  また、別の1検体からは、医薬品成分と疑われる成分が検出されました。
検査結果
  • 1検体からは、シルデナフィル、タダラフィルが検出されました。
  • 1検体からは、ヒドロキシルホモシルデナフィルおよびアミノタダラフィルが検出されました。
  • 1検体からは、緩和な酸性条件下でメチソシルデナフィルを生じる物質が検出されました。

食品には、医薬品成分を加えたり、効能、効果を表示することはできません。
いわゆる健康食品とは、カプセルとか錠剤などの形状の食品です。
このように、医薬品成分を含む健康食品は薬事法違反となり、健康被害が生じる危険性があります。使用されている方は直ちに使用を中止してください。
製品写真1


検出された医薬品成分について 参考資料1
  • シルデナフィル;国内では、シルデナフィルクエン酸塩(販売名:バイアグラ錠)が承認されている
  • タダラフィル;国内で医薬品(販売名:シリアス錠)として承認されている。
  • ヒドロキシルホモシルデナフィル;国内外で承認されていない医薬品成分
  • アミノタダラフィル;国内外で承認されていない医薬品成分
  • メチソシルデナフィル;国内外で承認されていない医薬品成分

医薬品成分を含有する違法健康食品(衛研ニュース)

いわゆる健康食品の検査(神奈川県衛生研究所;身の周りの化学物質)

医薬品成分が検出されたいわゆる健康食品について(厚生労働省)


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