爬虫類や両生類が、サルモネラを保有していることはよく知られていますが、米国の疾病対策予防センター(CDC)がペットのカエルが関連したSalmonella Typhimurium集団感染事例の報告と注意喚起をしていますので、事例をご紹介します。
動物由来感染症には、ご注意願います。 |
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米国では、カエルが関与したサルモネラ症の集団感染事例として、31州から85人の患者が報告されています(2009年12月31日現在)。この事例の患者は2009年3月22日から11月29日の間に発症しており、患者は1歳未満から54歳の年齢層で、10歳以下が79%を占めています。Salmonella Typhimuriumが確認できた47人の患者のうち、これまで16人(34%)が入院しています。 |
また、患者の疫学調査から、原因となったカエルは、コンゴツメガエル(African dwarf frogs )であることも明らかになっており4軒の患者宅の水槽からは、患者から分離されたものと同じサルモネラが検出されています。
このコンゴツメガエルは、カリフォルニア州の特定のブリーダーに由来しています。 |
コンゴツメガエル(出典:CDC) |
いっぽう、患者とその家族に聞き取り調査したところ、「カメなどの爬虫類がサルモネラを保有していることを知っていた」が53%、「カエルなどの両生類がサルモネラを保有していることを知っていた」が31%となっています。そして、30%が「台所の流しで」、35%が「洗面台で」、カエルの水槽を洗っていたことも、明らかになりました。
このように、米国の事例から、身近なペットとして飼育しているカエルが、サルモネラを保有している報告がありましたので、日頃から、カエルの飼育などについては、以下のことに注意しましょう。 |
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* このほかの注意事項は、爬虫類のペットの扱い方と同様です。厚生労働省の爬虫類関連のサイトもご参照ください。
注:リンクは掲載当時のものです。リンクが切れた場合はリンク名のみ記載しています。
CDCの関連サイト
厚生労働省の関連サイト |
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