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イベントレポート

カミイチ(かみふなかクラフト市)

主催:カミイチ実行委員会

日程:2020年10月24日(土)10時から16時

場所:上府中公園(小田原市東大友113)

参加:認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル

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自分らしい〝オリジナル〟を大切に

晴天に恵まれた10月24日、小田原球場がある上府中公園で手作り商品が集まる「カミイチ(かみふなかクラフト市)」が開催されました。80店以上のブースが並ぶ中、地元小田原で障がい者が自由な表現で創作活動を行う施設「認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル」が初出店しており、ブースには多くの人が訪れていました。

もうすぐ100回目を迎える人気イベント「カミイチ」

「小田原でクラフト市ができないか―」。主催する実行委員会メンバーが1年をかけて会場確保に奔走し、2012年に始まった「カミイチ」。毎月1回(第4土曜日)のペースで開催し続け、今回で95回目を迎えました。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3月から7月までは開催を自粛したものの、再開した8月以降は、イベント開催を待ち侘びていたかのように、大勢の人が訪れているそうです。

80以上のブース出店があった95回目の「カミイチ」
80店以上のブース出展があった95回目の「カミイチ」

アール・ド・ヴィーヴルのオリジナル商品

初参加した「認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル」は、ダウン症や自閉症、知的障がいや精神障がい、肢体不自由などの障がいがある人たちが、自分の得意なことを発信して「自分らしく生きること」を追求できる場を提供している障害福祉サービス事業所。同施設には18歳から50歳代まで、幅広い年代の利用者が通い、好きな画材を使って絵やイラストを描いたり、フィギュアやクラフト品を創作しています。

この日のイベントでは、利用者のオリジナリティ溢れるデザインが描かれたカレンダーや手帳、ぽち袋、ポストカードなどが並び、来場者の目を楽しませていました。

認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル利用者のオリジナリティー溢れるデザイン商品が並んでいました
ブースでは利用者のオリジナリティ溢れるデザイン商品が並んでいました

イベント主催者のコメント

「カミイチ」は、優れた手作り商品が並ぶクラフト市をコンセプトとして運営しています。他の障害福祉サービス事業所のブース出展者様もそうですが、障がいの程度や状態にかかわらず、素敵な作品やおいしいものを作れることは貴重な「武器」であり、来場者様を楽しませてくれるのは主催者側として大変嬉しいです。

参加事業者のコメント

「カミイチ」への出展は初めてでしたが、大勢の人で賑わっているイベントで驚きました。初めてお会いする方だけでなく、久しぶりにお会いする知人らも多く、イベントを通じて改めて繋がる機会になりました。「もっと色々な商品を持ってくれば良かった」と思うほど、商品の売れ行きは良く、自分で制作した作品が目の前で評価を受け、購入されることはこの上ない喜びで、とても意義があることです。参加させていただき、とても感謝しています。

来場者のコメント

毎回楽しみにしていて、今回は秋晴れのイベント日和で良かったです。(認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴルの商品は)色彩が豊かであったり、文字の組み合わせだったりと、既製品では見られないデザインに魅かれました。今年の終わりもそろそろと見え始めましたので、2021年の手帳を購入させていただきました。大切に使わせていただきます。

子どもから大人まで、多くの人が商品を購入していました
子どもから大人まで、多くの人が商品を購入していました
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