神奈川県 リスキリング人材育成事業

データを活用した
営業力向上コース

データを分析し、営業力・組織力を向上させるためのスキルを習得するコースです。
主にデータ分析の手法や、統計的思考について学び、社内に蓄積されたデータの活用をめざします。

主な学習分野

統計的思考

データ
分析

デジタル化は手段に過ぎない
学びを通じてDXの真価に気づく

PROFILE
製造業

株式会社吉岡精工

1971年設立。2002年に横浜市鶴見区に移転。半導体製造装置に搭載する自社商品「ポーラスチャック」の設計から製作までを自社で手がける。

SPEAKER
  • 管理部部長
    我妻 真理子 さん

    人事・総務・経理などの間接部門と、生産管理を担当。

  • 取締役副社長
    吉岡 大治朗 さん

    工場長も兼任し、製造部門を中心に会社全体を統括。

  • 技術部部長
    熊谷 正彦 さん

    技術営業として製品の販路拡大や設計開発業務を担う。

学びのポイント

  • POINT 1

    DXの目的が、顧客や従業員の満足度を高めることにあると知った

  • POINT 2

    自信をもって、社内にDXの必要性を説けるようになった

  • POINT 3

    各部署の管理者としてDXを推進していく自覚が芽生えた

  • 問われて初めて気づく、
    DXへの理解の曖昧さ

    当社は半導体製造装置向け部品を製造しています。製造現場は手作業による職人技も必要でアナログな部分も多いのですが、6年ほど前から国や県の補助制度等を活用してデジタル化を推進してきました。2024年にはDX推進を掲げた中期目標を立てました。その結果、紙中心の運用から脱却を進め、生産スケジュールや図面、顧客情報、機械の稼働状況など、あらゆる社内情報のデータ化を実現しました。ところが、「ではDXとは何か」と問われると、「DX=ペーパーレス化」という程度の認識で、デジタル化の先にある展望が見えていませんでした。会社全体としてDXをどのように進めるべきかという「理念」や「指針」が必要だと感じたため、本事業では業務効率化コースに加えて、経営者・管理者向けDX推進コースも受講しました。製造部、技術部、管理部の責任者が参加し、各部署に知見を持ち帰ることを目標にしました。

  • 経営視点で再定義するDXの意義

    経営者・管理者向けDX推進コースでは、DXの本質を理解できたことが何よりの収穫でした。これまでは、とにかくデジタル化を進めて「作業の手間を減らすこと」ばかり考えていました。しかし、デジタル化も効率化も最終的なゴールではなく、デジタル化をお客様への価値提供や会社としての利益、従業員の満足につなげて初めてDXだと言えるという考え方を講師から聞き、理解が深まりました。自社に置き換えてみると、例えば、デジタルツールを活用することで、製品の生産状況の管理が可能になると、納入予定時期を適切にお客様へ共有でき、安心感の向上につながります。同時に、部品等の発注先にも当社が希望する納品期日を正確に共有できるようになり、業務の効率化にもつながります。社員にも、その時点での納品ペース、売上推移など自社の状況が伝わり、やりがい向上にもつながります。これらのメリットに気づいたことにより、「なぜDXを推進すべきなのか」を従業員全体へ説明できるようになりました。また、講義の中では、自社のビジョン、ロードマップを検討するワークがありました。日々の業務に追われていると目先のことに集中しがちですが、管理者として改めて企業としての将来を考える良い機会になりました。

  • 管理者が率先して挑戦。
    小さな成功から広がる全社DX

    経営者・管理者向けDX推進コースの講師によると、「まずは1人でも率先してDXに取り組み、小さくても成果を出せると、会社全体のDXが進みやすい」とのことでした。その教えをもとに、まずは私たち管理者が率先して取り組もうと、クラウドサービスを活用し、業務アプリの構築に着手しました。定型作業の自動化を進めた結果、月に1時間程度かかっていた工程を数分に短縮することができました。加えて、生産管理システム内の作業の一部を自動化することにも着手しました。また今後さらにDXを推進するために、各部署のデータを一元管理する仕組みを構築し、その主導を目標としています。特に毎月定例で管理している数値を自動で集計し、経営層へ定期的に情報提供できる仕組みを作れるよう、進めていく予定です。当社も、人手や時間等の「資源」は限られています。まずは、管理者が推進役となり、他の従業員にもDXの効果を実感してもらえる取り組みを今後も広げていきたいと考えています。そして、データをもとにした経営判断の根拠を従業員全体にも共有していき、全社でのDXを推進していきたいと考えています。

ラーニングパートナーからひとこと

学びを起点に取り組みを広げ、途中経過を丁寧に確認しながら前進されました。得られた成果を周囲へ還元し、継続的な改善につなげる姿勢が印象的でした。