結果報告書 (アサヒビール株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 東京都墨田区吾妻橋1丁目23番地1号
届出者氏名 アサヒビール株式会社  代表取締役社長 塩澤 賢一
主たる業種 製造業  |  中分類;飲料・たばこ・飼料製造業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

2019 年度~ 2021 年度

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度 2018 年度

排出量の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 15,600 tCO2 15,600 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 15,700 tCO2 15,700 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 13,300 tCO2 13,300 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 13,500 tCO2 12,200 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 15,132 tCO2 15,132 tCO2
削減率 13.46 % 21.79 %

排出量原単位の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準年度の排出量原単位 102 tCO2/千kl 102 tCO2/千kl
計画初年度の排出量原単位 109 tCO2/千kl 109 tCO2/千kl
計画2年度目の排出量原単位 106 tCO2/千kl 106 tCO2/千kl
計画3年度目の排出量原単位 96.8 tCO2/千kl 87.5 tCO2/千kl
目標とした最終年度の排出量原単位 98.9 tCO2/千kl 98.9 tCO2/千kl
削減率 5.10 % 14.22 %
原単位の指標の種類 年間ビール類生産数量

排出の状況に関する説明

<削減目標の達成状況>
●CO2排出量:達成
 最終年度のCO2排出量は、基準年度に対して13.5%の削減となり目標を達成した。
●排出量原単位:達成
 最終年度の排出量原単位は、基準年度に対して5.1%の改善となり目標を達成した。
<削減目標の達成の要因>
●CO2排出量:達成
 計画期間の3年間で生産数量が約9%減少した他、下記の理由により達成できた。
 ・計画した削減対策を着実に実施でき、都市ガス使用量、電気使用量とも減少したため。
 ・調整後排出量は、低炭素電気事業者へ電気の購入先を変更したため。
●排出量原単位:達成
 生産数量(排出量原単位の指標、分母)の減少はあったが、各種対策によるCO2排出量の削減
 が大きく、排出量原単位は改善し、目標を達成した。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○推進体制の整備(3101)
 年次計画にユーティリティの目標原単位を掲げ、省エネ委員会を通じて目標を達成する活動を行う。
○主要設備等の保全管理(3103)
 効率の高い機器を優先的に運転し、効率の低い機器の保全・改善を行う。

○エネルギー使用量の管理(3105)
 月ごとの使用量を把握し、データを各部へフィードバックを行い、省エネ活動を推進する。

○冷凍機対策(3305)
 高効率の冷凍機への更新を行い、かつ冷却塔の冷却水薬品処理システムの導入により、より良好な冷却水質を確保して、効率改善を図る。
○蒸気ドレンの排熱回収の管理対策(3402)
 蒸気ドレン回収の安定化を図る。

○コジェネレーション設備対策(3502)
 排熱利用先の使用状況の適正管理をし、効率向上の改善を行う。

○配管の管理対策(3601)
 スチームトラップからの漏洩がないか管理し、また漏洩しているスチームトラップについては、順次交換を実施していく。

○ポンプ対策(3803)
 排水処理設備などの休日稼働している電動機の運転方法の見直しをする。


○ファン及びブロワー対策(3804)
 高効率タイプのブロワーを導入する。




○照明設備(3809)
 場内各所の照明負荷の高い箇所へ高効率照明設備(LED等)を導入する。
○推進体制の整備(3101)
 毎年目標原単位を掲げ、活動している。

○主要設備等の保全管理(3103)
 効率の高い機器を優先的に運転し、効率の低い機器の保全・改善計画を進めた。(効率の良い冷凍機を優先的に稼働(2021年1月~))
○エネルギー使用量の管理(3105)
 エネルギー使用量の把握をし、そのデータをもとに省エネ委員会を通じて、各部へ情報共有化を図り、新規省エネ案件の推進に努めた。(毎月実施)
○冷凍機対策(3305)
 2019年11月、2020年11月の2年にかけて、高効率冷凍機への更新を行い、最適な運転状況を検証し、改善を行った。

○蒸気ドレンの排熱回収の管理対策(3402)
 2020年3月に蒸気ドレン未回収箇所であった洗びん機のドレン回収を行った。
○コジェネレーション設備対策(3502)
 2021年7月、排熱を缶列ウォーマーの熱源として利用していたが、十分に活用できていなかったため、運転方法の改善を図り、効率が向上した。
○配管の管理対策(3601)
 2019年4月、2020年4月、2021年4月の毎年4月にスチームトラップからの漏洩がないか点検し、不良トラップの順次交換を実施した。
○ポンプ対策(3803)
 2019年9月、排水処理設備などの休日稼働している電動機の運転方法の見直しを行ったが、停止による配管の閉塞等のトラブルが発生したため、計画の見送りとした。

○ファン及びブロワー対策(3804)
 2019年12月、ルーツブロワー(水冷式)から、当社他工場において高効率の実績のあるスクリュータイプのブロワー(空冷式)を導入した。また、水冷式から空冷式への変更により冷却塔が不要となったため、それに関わる冷却水ポンプなどの電力量も併せて削減することができた。
○照明設備(3809)
 2021年4月、場内各所の照明負荷の高い箇所へ高効率照明設備(LED等)を導入した。(※工場内のLED化率:50%)

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
○水源地保全活動の実施
 例年通り、年1回程度、一般の方々と共に市内の山林で植樹活動を行う。
○工場での生物鑑賞会の開催
 例年通り、年間複数回にわたって、ホタルの放流会や鑑賞会、ビオトープでの生物鑑賞会、とんぼ勉強会など、様々な生物鑑賞会を行う。
○水源地保全活動の実施
 毎年11月に水源地保全活動を実施していたが、コロナウィルス感染防止の観点から、実施を見送った。
○工場での生物鑑賞会の開催
 2019年度、2020年度はコロナウィルス感染防止の観点から実施を見送ったが、2021年6月にホタルの放流会や鑑賞会を行った。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

計画実施の結果
○汚泥収集運搬車の台数削減
 排水処理設備から産業廃棄物として、排出される汚泥の含水率の適正化を図ることで、収集運搬に関わるトラックの輸送台数を減らし、トラックからの排出ガス抑制を図る。
○汚泥収集運搬車の台数削減
 排水処理設備から産業廃棄物として、排出される汚泥の含水率の適正化を図ることで、2019年4月より、収集運搬に関わるトラックの輸送台数を減らし、トラックからの排出ガス抑制を図った。また、2021年4月より、下水放流規制の緩和により、更なる収集運搬に関わるトラック台数を減らすことができた。

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エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 神奈川工場 神奈川県南足柄市怒田1223 1022 ビール類製造業

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