結果報告書 (ライオン株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 東京都墨田区本所一丁目3番7号
届出者氏名 ライオン株式会社  代表取締役社長 掬川 正純
主たる業種 製造業  |  中分類;化学工業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

このページの先頭へもどる

計画期間

2019 年度~ 2021 年度

このページの先頭へもどる

エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度 2018 年度

排出量の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準排出量の合計量 7,480 tCO2 7,470 tCO2
計画初年度の排出量の合計量 7,470 tCO2 7,450 tCO2
計画2年度目の排出量の合計量 7,470 tCO2 7,460 tCO2
計画3年度目の排出量の合計量 7,120 tCO2 7,070 tCO2
目標とした最終年度の排出量の合計量 7,260 tCO2 7,250 tCO2
削減率 4.81 % 5.35 %

排出量原単位の状況

基礎排出係数ベース調整後排出係数ベース
基準年度の排出量原単位 0.335 tCO2/トン 0.335 tCO2/トン
計画初年度の排出量原単位 0.356 tCO2/トン 0.355 tCO2/トン
計画2年度目の排出量原単位 0.371 tCO2/トン 0.371 tCO2/トン
計画3年度目の排出量原単位 0.388 tCO2/トン 0.385 tCO2/トン
目標とした最終年度の排出量原単位 0.325 tCO2/トン 0.325 tCO2/トン
削減率 -15.82 % -14.93 %
原単位の指標の種類 生産重量

排出の状況に関する説明

<削減目標の達成状況>
●CO2排出量:達成
 最終年度のCO2排出量は、基準年度に対して4.81%の削減となり目標を達成した。
●排出量原単位:非達成
 最終年度の排出量原単位は、基準年度に対して15.8%の悪化となり目標未達となった。

<削減目標の達成の要因>
●CO2排出量:達成
 下記の理由により達成できた。
 ・研究所のリモートワークにより、空調機負荷が減少した。
 ・各省エネ施策を実施したため。
 ・電力購入元のCO2排出係数が低下したため。
 ・生産重量が基準年22,310トンに対して最終年18,350トンと17.7%減少した。

●排出量原単位:非達成
 ・生産重量が基準年に対して減少したほか、生産品種がよりエネルギーを消費する
  生産品種が増加した。
 ・工場における新型コロナウィルス感染予防対策で扉・窓の開放等の換気及び
  夏季熱中症対応で設定温度を下げて、空調機負荷が増大した。
 ・工場における特別高圧変電所設置により、電気消費が増加した。

このページの先頭へもどる

エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

計画実施の結果
○推進体制の整備(3101)
 ISO14001の維持継続でPDCAサイクルを用いて、環境管理組織の省資源部会活動を更に活発化して改善継続強化を図る。


○管理基準の作成・変更(3102)
 設備の省エネ対策の維持と向上を徹底するため、毎年度の管理標準見直しと範囲拡大を図る。
○冷凍機対応(3305)
 老朽化した冷凍機の更新と季節や系統による設定温度を見直し省エネと二酸化炭素削減を図る。
○空気調和設備対応(3306)
 老朽化した空調機の更新と季節や系統による設定温度を見直し省エネと二酸化炭素削減を図る。(冷水・温水設置温度含む)
○変圧器対策(3701)
 老朽化した変圧器を更新(トップランナー適合品)して、省エネと二酸化炭素削減を図る。
○コンプレッサー対策(3805)
 老朽化したコンプレッサーのインバーター制御コンプレッサー更新により、省エネと二酸化炭素削減を図る。
○電動機対策(3806)
 三相誘導電動機を高効率電動機に変更または、インバータ制御により、省エネと二酸化炭素削減を図る。
○推進体制の整備(3101)
 省エネを省資源部会として取り組み、ISO14001でのPDCAサイクルを用いて、環境管理組織下の省資源部会活動で使用エネルギー原油換算(kL/年)の昨年比1%以上削減を目標に改善施策立案・実施を行い削減施策を完遂した。(2022年11月~2021年8月)
○管理基準の作成・変更(3102)
 エネルギー管理標準項目の追加と見直しを毎年実施。

〇冷凍機対策(3305)
 設定温度見直しと2019年9月、2021年5月に設備更新
で62千kWh、28tCO2/年を削減した。
〇空気調和機対策(3306)
 季節による設定温度見直しと2019年5月~2021年8月
に5台のビルマルチ空調機設備更新で83千kWh、37tCO2/年
を削減した。
〇変圧器対策(3701)
 2019年11月に変圧器更新と入替で21千kWh、9tCO2/
年を削減した。
○コンプレッサー対策(3805)
 設備更新で24千kWh、10tCO2/年を削減した。
 (2019/8)
○電動機対策(3806)
 2019年8月に排気ファンの連続運転を温度センサー
化とルーツブロアのターボブロア化及び2021年6月に
エアハンドリングユニット送風機の定速+ダンパー制
御からダンパー全開+インバーター化で86千kWh、
38tCO2を削減した。
〇蒸気ドレンの廃熱回収の管理対策(3402)
 2020年2月にドレンタンクと配管類の保温材取付で都市ガス4千㎥、9tCO2/年を削減した。

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

計画実施の結果
外灯を中心とした太陽光発電設備+充電設備の導入。(2020/3)

このページの先頭へもどる

地域の地球温暖化対策の推進への貢献

計画実施の結果
①工場見学者、年間約3,000人に工場環境方針、省エ
ネ活動等の取組みと成果をPRする広報活動を行っています。

②1997年に神奈川県緑化モデルの指定を受け、構内の
高木、低木を合わせて約800本の樹木を維持管理してい
ます。
①工場見学者、工場環境方針、省エネ活動等の取組みと成果をPRする広報活動を行っていますが、新型コロナウィルスの影響により、2019年度1,000人だけの工場見学者となりました。
②1997年に神奈川県緑化モデルの指定を受け、構内の高木、低木合わせて約700本(*)の樹木を維持管理しています。(*:指定制度はなくなっており、施設の設置は従来から可。特別高圧変電所、生産用建屋設置や虫害により本数減少。)

このページの先頭へもどる

温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

計画実施の結果
①洗剤等に使用されている界面活性剤や変圧器の絶縁油を植物原料から作り、カーボンニュートラルをしてCO2排出抑制をしています。

②洗剤容器のプラスチック使用量削減や生産効率向上などにより、洗剤1個あたりのCO2排出量削減に 取り組んでいます。


③里山の保全活動
山梨県が進める「企業の森推進事業」の第1号として、2006年10月に山梨市水口地区の山梨市有林(約56ha)が開設されました。森林整備への協賛金を提供するだけでなく、社員ボランティアによる森林整備活動や社員と地域の方々との交流も行っています。
①洗剤等に使用されている界面活性剤や変圧器の絶縁油を植物原料から作り、カーボンニュートラルをしてCO2排出抑制する取組を継続した。

②洗剤容器のプラスチック使用量削減や生産効率向上などにより、洗剤1個あたりのCO2排出量削減する取組を継続した。


③里山の保全活動
森林整備への協賛金を提供するだけでなく、社員ボランティアによる森林整備活動や社員と地域の方々との交流も行っていますが、新型コロナウィルスの影響により、2019年度のみの実施となりました。(継続中)

このページの先頭へもどる

エネルギー管理指定工場等の一覧

指定の区分工場等の名称所在地産業分類事業内容
第1種 小田原工場 神奈川県小田原市田島100 1669 その他の化粧品・歯磨・化粧用調整品製造業

このページの先頭へもどる