事業活動温暖化対策計画書 (東日本電信電話株式会社)

事業者の名称等

届出者住所 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号
届出者氏名 東日本電信電話株式会社 代表取締役社長 井上 福造
主たる業種 情報通信業  |  中分類;通信業
特定大規模事業者の区分年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
連鎖化事業者のうち、年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者
対象自動車を100台以上使用する事業者

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計画期間

令和 1 年度~令和 3 年度

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事業活動に伴う温室効果ガスの排出の削減を図るための基本方針

○ NTT東日本グループでは、人と地球が調和する未来をめざし、2030年に向けた環境目標「NTT東日本グループ環境目標2030」を制定しました。
温暖化の要因となるCO2の排出が少ない「低炭素化している未来」、限りある資源を有効に活用する「資源が循環している未来」、資源を生み出す源泉である自然を守る「自然と共生している未来」の3つの未来に向けて、以下の目標を策定しました。
【NTT東日本グループ環境目標2030】
 低炭素化している未来
  私たちは、社会のCO2削減貢献量を自社排出量の10倍以上にします。
  私たちは、気候変動への“適応”に幅広く取り組みます。
 資源が循環している未来
  私たちは、廃棄物の最終処分率1%以下を継続します。
 自然と共生している未来
  私たちは、生態系保全活動に積極的に取り組みます。

○ 神奈川県の計画書制度への対応においては、これまでに構築してきたISO14001における推進体制を活かし、計画期間内における目標の達成に取り組んでいきます。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標等
《年度あたりの原油換算エネルギー使用量が1,500kl以上の事業者》

基準年度平成 30 年度

排出量の目標

基準排出量の合計量最終年度の排出量の合計量目標削減率
基礎排出係数ベース 43,400 tCO2 42,900 tCO2 1.09 %
調整後排出係数ベース 43,700 tCO2 43,200 tCO2 1.09 %

削減の目標の設定に関する説明

温室効果ガスの排出の大部分は、電気通信設備で使用する電力に伴う排出です。
 電気通信は、重要な社会インフラであることに加え、次世代ネットワーク(NGN)サービスに伴う設備の導入が進んでいることから、エネルギー消費量の削減は容易なものではありません。そこで、NTT東日本では、これまで進めてきたネットワーク設備の更改・統合や、空調設備の更改、TPR運動(トータルパワー改革運動として、NTTグループ全体として、省エネルギー活動からさらに一歩踏み込んで研究開発段階から電力エネルギー削減に取り組むトータル的な運動を言います。)等の施策に加えて、通信機械室内の運用改善や太陽光発電の導入等についても推進していくことにより、温室効果ガス排出量の増加を抑え、削減に努めます。
 温室効果ガス排出量の削減計画は、下記の通りです。
 ・2019年:ネットワーク設備の更改・統合、空調設備の更改等 約 167 t-CO2削減
 ・2020年:ネットワーク設備の更改・統合、空調設備の更改等 約 186 t-CO2削減
 ・2021年:ネットワーク設備の更改・統合、空調設備の更改等 約 122 t-CO2削減
また、上記以外の省エネ活動も進めていくことにより、3年間で1.09%のCO2排出量削減を目指す。

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エネルギー起源二酸化炭素の排出の削減の目標を達成するための措置の内容

工場等における措置

○ 推進体制の整備(1101)
  ISO14001で構築した体制を活用したPDCAサイクルの運用や、Remoni(エネルギーモニタリングサービス)による事業所のエネルギー使用量モニタリング、さらにNTTグループ全体で推進するTPR(トータルパワー改革)運動により二酸化炭素排出量の削減を推進していきます。

○ 管理基準の作成・変更(1102)
  エネルギー主要設備、事務用機器(PC、複合機プリンター等)について作成した運用方法やマニュアル管理標準に基づき、効率的な運用に努めていきます。

○ 空気調和設備(1201)
  高効率な通信設備用空調機への計画的な更改を実施します。

○ 照明設備(1401)
  LED照明の導入を検討し、一部LED照明の導入を実施し、その他Hf蛍光灯の導入も実施します。

○ その他
  ネットワーク設備の更改・統合を実施します。

再生可能エネルギー等の導入その他の具体的な措置

〇 NTT東日本は、電力を消費している事業者として、事業活動による電力使用量の低減を図っていくことも重要な社会的責任の1つであると認識しています。この責任を果たし、低炭素社会の実現に貢献するために、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの利用促進に取り組んでいます。

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地域の地球温暖化対策の推進への貢献

○ 社員に向けた環境教育の実施
 社員一人ひとりが日常で生じる環境負荷の低減に向けて2009年6月より開始した社員参加型環境活動「NTT東日本グループアクトグリーン21」は、順調に活動の輪を広げています。環境デーや環境月間等を通じた清掃活動には延べ34,500名以上が参加しました。さらに、社員の各家庭においても節電や節水等に取り組んでいます。これからも、社員一人ひとりの取り組みにつながる各種施策を展開していきます。

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温室効果ガスの排出の抑制に寄与する製品の開発その他の温室効果ガスの排出の抑制に関する取組

○ フレッツ光の普及拡大
 NTT東日本では、光ブロードバンドサービス「フレッツ光」の普及拡大に積極的に取り組んでいます。「フレッツ光」により、便利で快適な通信環境をご提供するとともに、社会全体の環境負荷の低減にも寄与することができます。

○ 通信設備における取組
 NTT東日本グループにおける電力購入量は、通信設備によるものがその大部分を占めています。
 これまでも、ネットワーク設備の更改・統廃合や高効率な設備への更新および運転台数適正化等のトータルパワー改革(TPR)運動施策に加えて、通信サービスの確保を前提とした上で、空調設定温度の適正化や、余裕空調機の停止や、老朽化空調機の更改により冷却効率を高める等、空調環境改善に最大限取り組んできました。
 今後もネットワーク設備のシンプル化を進めるとともに、高電圧直流給電システムや間接外気冷房等、省エネルギー技術の導入を検討・推進し、電力使用量の削減に取り組んでいきます。

○ 環境保全活動
 NTT東日本は、2015年より東京都立小峰公園の里山再生活動を継続して実施しています。この活動の目的は、雑木林の生物多様性の保全です。人間と自然が共存できる里山は、多くの生物の生息環境であり、持続可能な資源を供給してくれる場でもあります。里山を再生し保全することで、美しい自然の景観や多様な生物相を未来につないでいきたいと考えています。NTT東日本グループは、環境保全活動に今後も継続して取り組んでいきます。

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