HOME統計資料から調べる 1. 世界と日本の温室効果ガスのいま二酸化炭素累積排出量と平均温度の関係

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1. 世界と日本の温室効果ガスのいま二酸化炭素累積排出量と平均温度の関係

 二酸化炭素の累積排出量と世界の平均気温の上昇量は、ほぼ比例関係にあります。そのため、シミュレーション結果の幅はありますが、気温の上昇を一定の値に抑えるためには、今後排出できる二酸化炭素の総量が決まってきます。

 例えば、IPCC1.5℃特別報告書(2018年)によると、世界の平均気温の上昇を、産業革命以前から1.5℃に50%超の確率で抑えるには、2018年以降の二酸化炭素(CO₂)累積排出量を、約580GtCO₂以内にとどめることが必要と言われています。なお、現在、1年あたり42±3GtCO₂排出されており、その猶予は年々少なくなっていっています。

1861~1880年平均と比較した気温変化の図表

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