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1. 世界と日本の温室効果ガスのいま大気中のCO₂濃度

 ハワイのマウナロア観測所では、大気中の二酸化炭素濃度の観測を最も長期間続けています。産業活動などの影響を受けにくい立地のため、この観測所のデータは気候変動の観測における重要な指標となっています。2013年5月に観測された大気中の日平均二酸化炭素濃度は、1958年の観測開始以来初めて400ppmを超えました。2019年の世界の平均二酸化炭素濃度は、410.5±0.2ppmで、観測史上最高を更新しています。

 日本における二酸化炭素濃度は、3地点(綾里、南鳥島、与那国島)で継続的に観測されており、2014年には年平均値が綾里と与那国島で初めて400ppmを超えました。

 二酸化炭素濃度は、植物による光合成(二酸化炭素を吸収して酸素を放出する)が活発になる春から夏にかけて減少し、夏から翌春にかけて増加するという季節変動を示しますが、年平均の値は上昇してきています。

大気中の二酸化炭素濃度の図表

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