20分~40分の短編演劇作品を全国から募集します。
演劇としての表現を拡張し、文化芸術を横断する実験的作品を神奈川から発信していくことを目的とします。
事前審査により5団体(予定)を選出し、公開審査会で大賞を決定します。
演劇コンペティション
出演団体
- 県立座間総合高等学校演劇部22世紀飛翔枠/3月25日上演
- 魔法少女JINDAIS☆(神奈川大学附属高等学校演劇部)22世紀飛翔枠/3月26日上演
- 関田育子
- 演劇ユニットせのび
- 白いたんぽぽ
- スペースノットブランク
- 老若男女未来学園
- 上演順
- 事前審査選出団体は両日とも出演。
- 22世紀飛翔枠はオープン参加になります(公開審査会での審査は行いません)。
開催日程 | 2023年3月25日(土曜日)~3月26日(日曜日)(各日1回・2公演)
|
---|---|
会場 | KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(交通アクセスはこちら) |
審査委員 | 伊藤雅子(舞台美術家)/岡田利規(演劇作家・小説家)/スズキ拓朗(振付家・演出家・ダンサー)/徳永京子(演劇ジャーナリスト)/矢内原美邦(振付家・演出家・劇作家)
※五十音順 |
司会者 | 伊藤達哉(有限会社ゴーチ・ブラザーズ 代表取締役) |
審査基準 |
|
賞金 | 100万円(大賞1作品) |
東京都関田育子
『micro wave』
マイクロ波とは、電磁波の一種です。電波は空間を伝わる波動なので、目で見ることも触ることもできません。電子レンジはそのマイクロ波を活用して、ものを温めます。今回の上演においても目に見えるものだけでなく、それらの周縁に無限にある見えないもののエネルギーを感じとれるような視座を開拓することを目指しています。
岩手県演劇ユニットせのび
『レーン』
都会の学校に進学したのに、満足に電車にも乗ることができないままに卒業の年を迎えてしまいましたとさ。
その電車に乗っていた、いかにも都会に染まり切っている、その染まり具合がむしろ逆に地方出身って感じがぷんぷんの、ああ、だからあの人も結局自分と変わらないんだろうなあ、ってあの人は、実は同郷の中学校出身で、あ、いやこれ関係ないですね。
今、僕は間違った電車に乗っています。まだ、そのことに気が付いていません。
大阪府・東京都白いたんぽぽ
『ひももも』
通販で買ったスウェットのズボンの、紐が、異様に長い。
あまりにも下らない事件は、その下らなさ故に、女の鬱屈した毎日にとどめを刺した。
全てを投げ出して引きこもった女のもとに、職場の先輩が訪ねてくる。スウェットを穿いたまま先輩を出迎える女。
ウエストから垂れた紐は、床にのたくり、もつれ、絡まり合う…
東京都スペースノットブランク
『また会いましょう』
スペースノットブランクにとって常態化し、ツールとして確立されたコミュニケーションや対話という概念。テキストは「共有する」スタイルを保ち生成されている。対話なくしては生まれない言葉の羅列は「特別なもの」のように見えたり、聞こえたりする。舞台には言葉を喋りたいように喋り、それらを喋られたままに再び喋ろうとする二人が居る。二人は同一人物として扱われる。すると「未然の上演」がやってくる。そこで喋られる「未然の言葉」は、社会と通じてしまう可能性を含んでいる。先入観を無価値なままに引き寄せてしまう可能性もある。言葉が発せられているここに表現される環境がまるで社会そのものらしく存在できてしまうような可能性まであると錯覚する。社会と会話の新しいハブとなる場所で「また会いましょう」と触れ合いたい二人の舞台を見る。
東京都・愛知県老若男女未来学園
『シーユレーター』
一人の女優が主演舞台『シーユレーター』の稽古に取り組む数ヶ月の間に、彼女の内部に起こる「別れの捉え方」の変化を描く。周囲の人々と接するなかで、彼女はそれぞれの人々にとっての「別れ」について考えることとなる。
「シーユレーター」とは、「別れ」のなかにある「また会える」という事実を強調し、それを永遠の決別と捉えないためのおまじない。
これは彼女が「シーユレーター」の意味を知るまでのお話。
県立座間総合高等学校演劇部22世紀飛翔枠/3月25日上演
『お前が邪魔で勉強ができない 女×女ver』
娘が勉強している部屋に突然入ってくる母。娘は高校3年生で受験生だというのに、あの手この手で勉強の邪魔をしてくる。そんな娘と母のヘンテコなやりとりをのぞく誰かは壁の向こうに…。
- 座間総合高等学校演劇部は、1年生4人、2年生4人、計8人で活動している明るい部活です。個性豊かな部員たちで和気あいあいと楽しく基礎練や稽古をしています。少人数ですがお客様に楽しんでいただけるよう、日々頑張っています。
魔法少女JINDAIS☆(神奈川大学附属高等学校演劇部)22世紀飛翔枠/3月26日上演
『マジカル人付き合い』
とあるアパートでぐうたらに過ごしていたマホと猫のクニ。ただの無職のアラサーに見えるが、実は…マホは魔法使いであった!新しくアパートに越してきた誠一はマホが魔法を使うところを目撃してしまう。問い詰められ、なんとかその場をしのぐために嘘をついてしまった誠一。その嘘がマホの日常に大きな変化をもたらす…?
- 魔法少女JINDAIS☆です!!先輩たちが新型コロナウイルスの影響で立つことができなかったKAATの舞台に立つことができて胸がいっぱいです!先輩たちの意思を引き継いで、この日のために、みんなで楽しく劇を作りました!コメディ初挑戦の魔法少女が、爆笑の嵐を巻き起こします!マジカルマジカルみんなの心を惹きつけちゃえ~!!
かながわ短編演劇アワード2023事務局
(tvkコミュニケーションズ内)
TEL. 045-663-9939
(平日10:00~17:00 ※土・日・祝日・年末年始を除く)