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かながわ短編演劇アワード2023

演劇コンペティション(本戦)

20分~40分の短編演劇作品を全国から募集します。
演劇としての表現を拡張し、文化芸術を横断する実験的作品を神奈川から発信していくことを目的とします。
事前審査により5団体(予定)を選出し、公開審査会で大賞を決定します。

当日のチケット情報はこちら

演劇コンペティション
出演団体

  • 県立座間総合高等学校演劇部22世紀飛翔枠/3月25日上演
  • 魔法少女JINDAIS☆(神奈川大学附属高等学校演劇部)22世紀飛翔枠/3月26日上演
  • 関田育子
  • 演劇ユニットせのび
  • 白いたんぽぽ
  • スペースノットブランク
  • 老若男女未来学園
  • 上演順
  • 事前審査選出団体は両日とも出演。
  • 22世紀飛翔枠はオープン参加になります(公開審査会での審査は行いません)。
開催日程 2023年3月25日(土曜日)~3月26日(日曜日)(各日1回・2公演)
  • 場当たり・リハーサルは3月22日(水曜日)から24日(金曜日)を予定しています。
  • 3月26日(日曜日)の公演終了後に公開審査会を開催します。
会場 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(交通アクセスはこちら
審査委員 伊藤雅子(舞台美術家)/岡田利規(演劇作家・小説家)/スズキ拓朗(振付家・演出家・ダンサー)/徳永京子(演劇ジャーナリスト)/矢内原美邦(振付家・演出家・劇作家)

※五十音順

司会者 伊藤達哉(有限会社ゴーチ・ブラザーズ 代表取締役)
審査基準
  • 実験性やオリジナリティが感じられるもの
  • これまでの演劇観にとらわれない方向性が感じられるもの
  • これからの活躍や発展が感じられるもの(年齢制限を設けるものではありません)
公開審査会のポイント
賞金 100万円(大賞1作品)

出演団体紹介

東京都関田育子

『micro wave』

マイクロ波とは、電磁波の一種です。電波は空間を伝わる波動なので、目で見ることも触ることもできません。電子レンジはそのマイクロ波を活用して、ものを温めます。今回の上演においても目に見えるものだけでなく、それらの周縁に無限にある見えないもののエネルギーを感じとれるような視座を開拓することを目指しています。

関田育子 ロゴ
演劇ユニット関田育子として、クリエーションメンバーとともに活動している。俳優の身体と劇場の壁や床が、観客にとって等価に見える『広角レンズの演劇』を提唱し、その実践として演劇作品の創作を行っている。近年の上演作品として、『波旬』(2022年「急な坂ショーケースvol.3」参加演目)、『霊雨』(2022年)、『紙風船』(2020年「演劇人コンクール2020」参加演目)などがある。また、映像作品として『盆石の池』(2021年)がある。

岩手県演劇ユニットせのび

『レーン』

都会の学校に進学したのに、満足に電車にも乗ることができないままに卒業の年を迎えてしまいましたとさ。
その電車に乗っていた、いかにも都会に染まり切っている、その染まり具合がむしろ逆に地方出身って感じがぷんぷんの、ああ、だからあの人も結局自分と変わらないんだろうなあ、ってあの人は、実は同郷の中学校出身で、あ、いやこれ関係ないですね。
今、僕は間違った電車に乗っています。まだ、そのことに気が付いていません。

演劇ユニットせのび
2016年結成。岩手県盛岡市を拠点に活動する演劇ユニット。メンバーは20代を中心に、現在14名が所属。劇場内外での演劇公演のほか、アートフェスイベントの主催なども行っている。「演劇は触媒であり、主役は観客であるという考え」のもと、客席までをひとつの劇場ととらえ、同じ時空間を共有するということを大事に、上演を行う。個人的なエピソード(記憶)をすくいとり、モノローグとシーンをコラージュして繋ぎ、温もりと手触り感のある状態の作品を創る。

大阪府・東京都白いたんぽぽ

『ひももも』

通販で買ったスウェットのズボンの、紐が、異様に長い。
あまりにも下らない事件は、その下らなさ故に、女の鬱屈した毎日にとどめを刺した。
全てを投げ出して引きこもった女のもとに、職場の先輩が訪ねてくる。スウェットを穿いたまま先輩を出迎える女。
ウエストから垂れた紐は、床にのたくり、もつれ、絡まり合う…

大阪府・清風南海高校演劇部の卒業生劇団。2021年5月、上京したメンバーを中心に旗揚げし、大阪・東京の2拠点で活動を行う。高校時代から一貫して同演劇部OG中辻英恵の脚本を上演し、緻密かつ繊細な会話劇を得意とする。理想通りに生きられなかった人々が時間の流れの中で諦めてきた、取るに足りない、しかし切実な思いを物語として掬い上げる。

東京都スペースノットブランク

『また会いましょう』

スペースノットブランクにとって常態化し、ツールとして確立されたコミュニケーションや対話という概念。テキストは「共有する」スタイルを保ち生成されている。対話なくしては生まれない言葉の羅列は「特別なもの」のように見えたり、聞こえたりする。舞台には言葉を喋りたいように喋り、それらを喋られたままに再び喋ろうとする二人が居る。二人は同一人物として扱われる。すると「未然の上演」がやってくる。そこで喋られる「未然の言葉」は、社会と通じてしまう可能性を含んでいる。先入観を無価値なままに引き寄せてしまう可能性もある。言葉が発せられているここに表現される環境がまるで社会そのものらしく存在できてしまうような可能性まであると錯覚する。社会と会話の新しいハブとなる場所で「また会いましょう」と触れ合いたい二人の舞台を見る。

二人組の舞台作家である小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。

東京都・愛知県老若男女未来学園

『シーユレーター』

一人の女優が主演舞台『シーユレーター』の稽古に取り組む数ヶ月の間に、彼女の内部に起こる「別れの捉え方」の変化を描く。周囲の人々と接するなかで、彼女はそれぞれの人々にとっての「別れ」について考えることとなる。
「シーユレーター」とは、「別れ」のなかにある「また会える」という事実を強調し、それを永遠の決別と捉えないためのおまじない。
これは彼女が「シーユレーター」の意味を知るまでのお話。

老若男女未来学園 ロゴ
演劇を中心とした幅広い芸術分野での活動を画策するクリエイティブ団体。2017年旗揚げ。日常にユーモアをねじ込むスタイルを広く人々に提案し実践してもらうことで、めちゃくちゃおもしろい世の中の実現をめざしている。特に近年の活動では、演劇経験のない異分野のクリエイターを積極的にクリエイションメンバーに招き入れることにより、既存の演劇観に囚われない新たな表現の開拓に注力している。

県立座間総合高等学校演劇部22世紀飛翔枠/3月25日上演

『お前が邪魔で勉強ができない 女×女ver』

娘が勉強している部屋に突然入ってくる母。娘は高校3年生で受験生だというのに、あの手この手で勉強の邪魔をしてくる。そんな娘と母のヘンテコなやりとりをのぞく誰かは壁の向こうに…。

座間総合高等学校演劇部は、1年生4人、2年生4人、計8人で活動している明るい部活です。個性豊かな部員たちで和気あいあいと楽しく基礎練や稽古をしています。少人数ですがお客様に楽しんでいただけるよう、日々頑張っています。

魔法少女JINDAIS☆(神奈川大学附属高等学校演劇部)22世紀飛翔枠/3月26日上演

『マジカル人付き合い』

とあるアパートでぐうたらに過ごしていたマホと猫のクニ。ただの無職のアラサーに見えるが、実は…マホは魔法使いであった!新しくアパートに越してきた誠一はマホが魔法を使うところを目撃してしまう。問い詰められ、なんとかその場をしのぐために嘘をついてしまった誠一。その嘘がマホの日常に大きな変化をもたらす…?

魔法少女JINDAIS☆です!!先輩たちが新型コロナウイルスの影響で立つことができなかったKAATの舞台に立つことができて胸がいっぱいです!先輩たちの意思を引き継いで、この日のために、みんなで楽しく劇を作りました!コメディ初挑戦の魔法少女が、爆笑の嵐を巻き起こします!マジカルマジカルみんなの心を惹きつけちゃえ~!!

問合せ先

かながわ短編演劇アワード2023事務局
(tvkコミュニケーションズ内)
TEL. 045-663-9939
(平日10:00~17:00 ※土・日・祝日・年末年始を除く)

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