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更新日:2020年9月10日

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神奈川県議会 代表質問・一般質問(「議会かながわNo.159」より 平成30年8月20日発行)

代表質問・一般質問議会かながわNo159

代表質問・一般質問(「議会かながわNo.159」より 平成30年8月20日(月曜日)発行)

 ページの都合上、質問・答弁の一部を掲載しています。詳しくは、神奈川県議会会議録をご覧ください。
 会派名・選挙区は、質問時点のものです。

6月19日(火曜)代表質問6月20日(水曜)代表質問6月21日(木曜)代表質問6月25日(月曜)一般質問6月26日(火曜)一般質問

6月19日(火曜)代表質問

河本 文雄

(かわもと ふみお)

自民党 相模原市中央区 河本議員

自転車の安全で適正な利用

問 自転車による交通事故から県民のいのちを守るため、自転車の安全で適正な利用の推進と、自転車損害賠償保険の加入促進に、条例化も視野に入れ取り組むべきと考えるが、知事の見解を伺う。


答 自転車の安全で適正な利用と自転車損害賠償保険の加入義務を柱とする条例を年度内に制定できるよう、県民、関係団体等の意見を伺いながら、精力的に検討を進めていく。

災害発生時の要配慮者対応

問 高齢者や障がい者、乳幼児など災害発生時において、配慮が必要な方を、どのように捉え、災害発生時の保健医療救護体制の強化を図っていくのか、知事に伺う。

答 どういった方にどのような配慮が必要なのか、関係団体、市町村、当事者から意見を伺い、対応を検討する。そして、検討内容を盛り込んだ「災害時における要援護者支援マニュアル作成指針」を今年度中に改正し、市町村における支援が円滑に進むよう取り組み、災害発生時の保健医療救護体制の確立を目指す。

都市農業推進条例と農業振興

問 生産緑地を保全するためには、行政や農協が生産者に寄り添う必要があり、県が果たしていく役割は重要である。都市農業推進条例を改正する意義を踏まえ、都市農業の振興にどのように取り組んでいくのか、知事に伺う。

答 農業団体とも連携し、農家等の生の声を聴く意見交換の場を設け、条例改正や都市農業推進のための支援策の見直しに反映するとともに、必要に応じて国に制度改善の提案をしていく。この取り組みにより、営農継続の環境を整備し、都市農業の持続的発展を図る。

このほか、ともに生きる社会かながわ憲章の普及、待機児童解消、教員の働き方改革、さがみロボット産業特区と中小企業活性化などについて質問しました。

松崎 淳

(まつざき じゅん)

立憲民主党・民権クラブ 横浜市金沢区 

松崎議員

本県のヘイトスピーチ対策について

問 ヘイトスピーチ解消法に規定する県の責務を踏まえ、外部有識者を交えた検討会を設置し、具体的取り組みを速やかに検討・実行すべきである。また、県管理施設の利用についても、庁内横断的体制による検討と実行が必要と考えるが、知事の所見を伺う。

答 8月開催のかながわ人権政策推進懇話会で、ヘイトスピーチを新たなテーマに取り上げ、具体的方策の意見を伺い、また、県管理施設の利用申請があった場合の確認点についても、意見を伺い、ヘイトスピーチ解消に取り組む。

公文書の管理と保存について

問 情報公開条例や公文書館条例は施行後大きな改正がないが、ここ10年個人情報流出等の問題が生じている中、公文書管理の組織的見直しを検討すべきと考えるが、知事の所見を伺う。

答 公文書管理は、行政の信頼に直結する重要課題であり、速やかに全庁横断的組織を立ち上げ、公文書管理の在り方を見直し、年度内のできるだけ早い時期に結果を取りまとめていく。

このほか、通学路の安全確保の強化、災害時の要配慮者対策、公契約条例の制定、中小企業等の事業承継支援、英語教育などについて質問しました。

6月20日(水曜)代表質問

西村 くにこ

(にしむら くにこ)

公明党 川崎市川崎区

西村議員

災害時の県立高校体育館の安全性確保と機能充実

問 避難施設としての機能が期待される県立高校体育館の窓ガラスに貼っている飛散防止フィルムは、来年、その耐用年数の約10年が経過する。今後どのように対応するのか、教育長に伺う。

答 飛散防止フィルムは、設置場所により劣化状況に差があり、十数年経っても安全性に支障がない場合もあるため、今年度から順次、フィルムの現状を把握し、その状況に応じて、貼り替えなど必要な措置を検討していく。

盲ろう者の支援

問 盲ろう者支援センターの設置を見据え、盲ろう者への支援を充実していくべきと考えるが、現在の検討状況と今後の進め方について、知事に伺う。

答 現在、盲ろう者一人ひとりの生活の状況や必要な支援内容等の実態把握のため、市町村を通じて調査を行っている。この調査結果を踏まえ、当事者や関係団体から丁寧に意見を聞き、まずは、専用相談窓口の早期設置や通訳・介助員の資質向上に努める。

このほか、震災復興対策、ヘリコプターを活用したあおり運転の取り締まり、県立病院でのがん医療の提供、てんかん対策などについて質問しました。

日下 景子
(くさか けいこ)

かながわ国民民主党・無所属クラブ 茅ヶ崎市

日下議員

水素社会実現に向けた取り組み

問 かながわスマートエネルギー計画の目標達成に向け、水素エネルギーの活用を促進させる取り組みを強化すべきだと考えるが、知事の見解を伺う。

答 燃料電池自動車※1や水素ステーション※2の普及に加え、今年度から燃料電池フォークリフトの導入支援を始めるほか、水素サプライチェーンの構築や、再生可能エネルギー由来の水素を活用する取り組みへの支援などを検討していく。

県庁内のハラスメント対策

問 県庁内のハラスメント相談が減っていない現実を踏まえ、ハラスメント対策に一層取り組む必要があると考えるが、知事の見解を伺う。

答 今後とも、研修を充実させ、職員一人ひとりの意識啓発を図るとともに、幹部職員を一堂に集めたトップセミナーでハラスメント防止研修を実施するなど、対策を強化していく。

このほか、プラスチックの海洋汚染対策、持続可能な人生100歳時代、中小企業における働き方改革の推進などについて質問しました。

※1 燃料電池自動車/※2 水素ステーション

燃料電池自動車とは、燃料電池で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーを使って、モーターを回して走る自動車のこと。水素ステーションとは、燃料電池自動車に水素を補給するための施設のこと。

相原 高広
(あいはら たかひろ)

県政会 川崎市麻生区 

相原議員

県立学校に関して困難な状況を抱えた生徒への支援

問 困難な状況を抱えた県立高校の生徒への支援充実のため、高校内での居場所カフェ※3への協力支援の充実と外部団体との連携協力について、教育長に伺う。

答 高校内居場所カフェには教育効果があり、支援を充実していく。また、外部団体等との連携に努め、支援を要する生徒への対応の充実を図っていく。

教育実習生へのセクハラ防止

問 この10年間の教育実習生に対するセクハラの実態と、今後の防止の取り組みについて、教育長に伺う。

答 平成20年度の調査実施以降、教育実習生からセクハラの相談や報告はない。教育実習生に対するセクハラは決して許されるものではなく、今後もセクハラへの意識向上を図っていく。

このほか、ラグビーワールドカップ・東京五輪に向けて対応をより一層強化すべき課題、生活安全産業への指導監督などについて質問しました。

※3 居場所カフェ

若者支援に取り組むNPO法人等のスタッフが、昼休みや放課後に高校等の一室をカフェに見立て、生徒と交流する取り組みのこと。

6月21日(木曜)代表質問

木佐木 忠昌
(きさき ただまさ)

共産党 横浜市鶴見区

木佐木議員

県内の中学校完全給食の実施拡大に向けて

問 中学校完全給食が子どもたちに必要と認識しているのか。また、市長会要望である給食施設整備への補助を行うべきと考えるが、知事の見解を伺う。

答 食事の正しい知識とバランスの良い食事は大切であり、学校給食も必要と考える。施設整備は、市町村負担であり、県教育委員会が財政負担軽減事例を情報提供し、市町村を後押ししていく必要があると考える。

保育士の待遇改善に向けて

問 県内で働く全ての保育士に対して、賃金を引き上げるための補助を行うべきと考えるが、知事の見解を伺う。

答 保育士の待遇改善は、国全体の制度設計として取り組むべきもので、今後も機会を捉え、他の職種の給与水準を踏まえた引き上げを国に要望していく。

このほか、オスプレイの飛行中止に向けて、住宅困窮者解消に向けた県営住宅政策、県職員の働き方の改善に向けてなどについて質問しました。

柳下 剛
(やなぎした つよし)

自民党 横浜市緑区 柳下議員

ヘルスケア・ニューフロンティアの推進について

問 任期最終年度を迎え、ヘルスケア・ニューフロンティアの取り組みを進めていく上で、市町村や企業との連携を具体的にどう進めるのか、知事に伺う。

答 市町村との連携については、今年度、新たに市町村との連絡会議を設置し、市町村の施策と一体となった未病改善や、県民の行動変容につなげる取り組みを進める。また、エイジフレンドリーシティ※4についても、市町村と連携して進めていく。企業との連携については、企業が持つ資源やネットワークを生かし、最先端医療分野の産業化や地域の活性化、商品を通じた未病コンセプトの普及に取り組む。

教育旅行による外国人誘客

問 教育委員会等と連携し、訪日教育旅行の誘致に積極的に取り組むべきと考えるが、今後の進め方を、知事に伺う。

答 教育委員会等と連携した受け入れ可能校のリスト整備、市町村や民間と連携した産業観光施設や日本文化体験施設等を紹介するパンフレット作成、また、訪日教育旅行が増えている台湾での説明会参加や、台湾の関係者を招いての県内案内を行い、誘客を強力に進める。

このほか、企業経営の早期改善への取り組み、アンテナショップかながわ屋の在り方、森林環境税の創設に伴う本県の役割などについて質問しました。

※4 エイジフレンドリーシティ

WHO(世界保健機関)が立ち上げた、高齢者に優しい地域社会づくりに取り組む市町村の国際的なネットワークのこと。

6月25日(月曜)一般質問

芥川 薫
(あくたがわ かおる)

自民党 座間市 芥川議員

さがみグリーンライン自転車道の活用について

問 現在、整備が進められている、さがみグリーンライン自転車道について、スポーツ振興の場としても有効活用していくべきと考えるが、スポーツ局長の見解を伺う。

答 整備の進捗状況を見ながら、沿道市町やスポーツ団体等と、様々なスポーツイベント等への活用について意見を交わし、広域的視点で沿道市町等の取り組みや連携を後押しし、貴重なスポーツ資産として最大限活用する。

このほか、米軍基地との交流・協力、大規模災害時の消防の受援体制強化、関係人口を意識した移住促進などについて質問しました。

岸部 都
(きしべ みやこ)

立憲民主クラブ・民権クラブ 横浜市南区 岸部議員

教員の働き方改革について

問 市町村立学校教員の長時間労働の一因である中学校の部活動の在り方や、児童・生徒の指導だけで所定の勤務時間を超える実態にどう取り組むのか、教育長に伺う。

答 部活動については、外部の専門家の活用を含め、市町村教育委員会と対応する。また、学校経営アドバイザーによる分析も踏まえ、働き方改革に実効性ある対策を検討し、併せて、教員の定数改善を改めて国へ働きかける。

このほか、オスプレイの飛行に対する今後の取り組み、フードドライブ※5、ヤングケアラー※6などについて質問しました。

※5 フードドライブ

家庭で余っている食品を持ち寄り、広く地域の福祉団体や施設等に提供する活動のこと。

※6 ヤングケアラー

病気や障がいのある親、祖父母、兄弟等の家族を介護する若者のこと。

谷口 かずふみ
(たにぐち かずふみ)

公明党 大和市 谷口議員

県立高校における通級指導の拡大について

問 通級指導は、多様な学びを通じて、障がいのある生徒の可能性を引き出す重要な取り組みだが、他校の生徒を受け入れて通級指導を行う「他校通級」の実施を含め、今後、どのように展開していくのか、教育長の所見を伺う。

答 8月を目途に各校の通級指導の状況を把握し、充実に向け検証を行う。「他校通級」については、通学の利便性等を考慮した導入校の選定や指導体制の検討に着手する。

このほか、学校のブロック塀の安全対策、ヘルプマーク※7の普及、骨髄移植推進、かながわブランドの販売促進などについて質問しました。

※7 ヘルプマーク

内部障がいや難病の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要とする方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせるマークのこと。東京都が作成し、本県のほか、他の府県でも導入している。

さとう 知一
(さとう ともかず)

かながわ国民民主党・無所属クラブ 厚木市 さとう議員

繁華街・歓楽街総合対策について

問 県内での大規模イベントの開催などを控え、繁華街や歓楽街の安全安心の確保に向けて、今後、どのように取り組んでいくのか、警察本部長に伺う。

答 東京五輪等の開催を控え、今後、国内外から多くの来訪者が見込まれており、更なる風俗環境の浄化が求められている。引き続き、関係機関・団体と連携しながら、総合的な歓楽街対策を推進していく。

このほか、これからの公共施設整備、厚木秦野道路(国道246号バイパス)、小学校外国語教育などについて質問しました。

高橋 延幸
(たかはし のぶゆき)

県政会 足柄下 高橋議員

県内初の生食用イワガキの生産支援について

問 県内初となる真鶴町での生食用イワガキの生産に向け、どのように、どの段階から支援していくのか、知事に伺う。

答 有害プランクトンのモニタリング等を進めるとともに、出荷施設整備のための国の補助制度の活用に向けた助言を行う。さらに、生産・出荷体制が確立し、本格的な事業実施の際には、漁業権免許取得に必要な手続きを進め、イワガキ養殖が軌道に乗るよう段階に応じて的確に支援していく。

このほか、小田原養護学校湯河原・真鶴方面分教室、南足柄市と箱根町の連絡道路、広域農道小田原湯河原線などについて質問しました。

6月26日(火曜)一般質問

瀬戸 良雄
(せと よしお)

自民党 南足柄市

瀬戸議員

 

未病バレー「ビオトピア」※8の今後の取り組み

問 県西地域活性化の核として今後の展開が期待される未病バレー「ビオトピア」への未病産業の集積にどのように取り組んでいくのか、知事の見解を伺う。

答 未病産業研究会や大学等に、ビオトピアでの未病関連事業の展開を働きかけるとともに、県の持つネットワークを最大限活用し、ビオトピアを国内外に向けて強く発信していくことで、県西地域全体の活性化につなげる。

このほか、ほ場をはじめとする農業生産基盤整備、金子開成和田河原線の整備、酒匂川水系の浸水被害対策などについて質問しました。

※8 未病バレー「ビオトピア」

県、(株)ブルックスホールディングス、大井町の3者が整備を進めている、食、運動、癒しを通じて未病改善の取り組みを実践できる施設で、今年4月に第1期オープンを迎えた。

守屋 てるひこ
(もりや てるひこ)

自民党 小田原市 守屋議員

忍者の活躍による「かながわ」の魅力発信を

問 北条氏に仕えたと言い伝えのある、風魔忍者の活躍による「かながわ」の魅力発信について、国際的なPRも含め、どのように取り組んでいくのか、知事に伺う。

答 国際的なイベントを活用して風魔忍者を大胆にPRし、海外での反響を国内へ逆輸入する仕掛けを企画するなどにより、国内外から多くの人々を引き寄せ、新たな人の流れを創るマグネットかながわを実現していく。

このほか、海洋ツーリズムの取り組み、ジャパン・ソサエティとの協働による情報発信、早川の河川環境保全などについて質問しました。

神倉 寛明
(かみくら ひろあき)

自民党 秦野市 神倉議員

秦野赤十字病院の分娩再開について

問 県内でも特に産科医師や分娩施設が少ない県西部地域の周産期医療体制の維持・確保に向けた取り組みと、秦野赤十字病院の分娩再開実現について、知事に伺う。

答 分娩施設の拠点化と地域連携の強化、修学資金の貸し付けを行い、県西部地域の安全安心な分娩環境の維持に取り組んでいく。秦野赤十字病院の分娩再開については、引き続き病院や秦野市と連携し、しっかりと取り組んでいく。

このほか、全国育樹祭の誘致、インクルーシブな都市公園づくり、収入未済金対策、通学路の安全対策などについて質問しました。

 

「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を東京五輪と記載しています。

 

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