資料2−1 本人活動について 奈良崎真弓(崎は正しい字体は山へんに立の下に可) 本人活動の会のこと 説明 〇障がい者(本人)たちとその関係する支援者が集まって、休みの日や仕事が終わったあとにやる。 〇話し合い 自分たちに関係する制度など 〇レクレーション、食事会、カラオケ、バーベキューなど 〇その他ほかの仲間たちとの交流をしたり、意見交流会をしています 日本にも本人活動の会ができた〜歴史について 知的障がい者の本人たちと支援者と合わせて10名が日本で始めて世界で行われた本人大会に参加しました。 そこでは世界の同じ知的障がい者の本人たちが自分たちの体験してきたことや自分の障がいについてを本人が発表がありました。 日本に戻ってきて同じ仲間や関係者などに報告がありました。 1年後に北海道、徳島、長崎、東京で本人活動の会を作りました。 その頃はまだ活動吸うためのお金がなく支援者もいませんでした。 それに活動する場所もありませんでした。 そのため親の会や施設の支援者にやっていました。 何年後になった仲間たちと友だちができて全国に本人活動の会が広がりました。 今では日本に約100くらいになりました。 世界大会 日本の本人活動と世界の交流する場があります。4年に1回に世界大会があります。 いっぽいの日本の本人たちや関係する人たちがお金をためて参加しているのです。本人たちは育成会やピープルファーストの仲間が参加しています。 その大会のテーマは世界大会のリーダーや本人たちがプログラムを作りました。 分科会は、@自分の障がいについて、A制度、暮らし、働く場について、B障害者権利条約について、C情報、本人の会について、D支援者についての5つがあります。 この大会は約一週間ぐらいありました。分科会をやっている中に自分で観光している仲間たちが多かったです。 アジア大会 2年に1回、アジア大会があります。発達障がい者も参加しています。 育成会に関係する仲間も参加しています。中身は世界大会の分科会と変わりません。 アジア大会は14カ国が参加しています。今年で24回もやっています。 初めの参加者は支援者だけで本人たちが参加していませんでした。3年目からようやく本人たちが参加するようになりました。 本人たちや関係する人たちがお金をためて参加しているのです。 JICA 日本で初めのJICAで知的障がい者が専門家としてタイ、マレーシア、ミャンマーに行きました。 メコン川周辺の本人たちの仲間とJICAの人と私が交流をしながら意見を言いました。 その後、タイ、ミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジアなどの国のことも聞きました。 ポイント@日本には教育や働く場が制度そしてあるけど、メコン川周辺の本人たちの仲間にはありませんでした。特に自分に関わる情報が多いこと少ないことで差別されている人が多い。自分が障がい者であることを知っている人が多い。意見交換をすることで自分に障がいがあっても教育や働く場や制度や情報を受ける権利があります。その他としていろんな意見がありました。A自分たちも日本から海外に行って勉強することができます。ダスキン、ピープルファーストリーダーがアメリカなどがやっています。 自分が知的障がい者でも参加ができる「場」 @ピープルファースト大会や育成会の全国大会などに参加できます。 Aグループホーム学会などに参加ができます。特にグループホームで暮らしている仲間には参加してほしい。 B地元のブロック大会に参加ができます。この大会は育成会で活動をしている人なら参加ができます。 神奈川県と知的障がい者に関することでお願いしたいこと @本人の会の活動を見に来てほしい。そして活動するためのお金を考えてほしい。 A本人のピア・サポートを仕事として役割をしてほしい。 B自立支援協議会や県の委員会などに知的障がい者本人をできたら男女各1名を入れてほしい。 C委員会のその時に本人たちと支援者に謝礼金を考えてほしいです。支援者がいることは本人たちにとって大切な役割があるということを理解してほしい。それと合理的配慮も忘れずに。 D今までは知的障がい者に関係することは親たちや関係する専門家に聞いていたけど、本人たちに先に聞いてほしいです。 まとめ @知的障がい者たちは一人ひとりにできないこととできることがあります。なので一人ひとりを理解してほしい。 A私たちのことを私たち抜きで決めないでほしい。あと一人の人間として見てほしい。 (解説)(文責・小林博) 本人活動とは、障がい者同士が集まって、様々な自主的な活動をするグループ活動である。日本では特に知的障がいをもつ当事者たちの自主的活動を指してこの用語を使っている。基本的にはあくまでも当事者が運営の中心を担っているが、活動を進めていくためいんは支援者の存在が不可欠で、親の会や行政機関、社会福祉協議会などがバックアップしている場合もある。 日本の本人活動のグループの数は、2005年の全日本手をつなぐ育成会の調査によると全国で239箇所となっている。グループの構成員は10人前後のところが多いが、数人から数十人まで様々である。親の会のバックアップから生まれたもの、行政・社協などの支援を受けているも、カナダを発祥地とする世界組織であるピープルファーストの流れをくむもの、など色合いが違うグループが混在している。ただし上記2005年の調査を最後に本格的な本人活動についての実態調査はなされておらず、現状の把握が急務である。 神奈川県内の本人活動のグループ数は、上記2005年の調査で15箇所となっている。本委員会の当事者委員の所属する本人活動グループは、小西委員(ピープルファースト横浜)、冨田委員(ブルースカイクラブ)、奈良ア委員(にじいろでGO!)である。ただし、上記の通り、本格的な調査が途切れたままで、各グループの横のつながりもほとんどないので、県内の本人活動グループのネットワーク組織化が当事者の間で議論されている。 本人活動の具体的な活動内容は、当初はカラオケ、外出、ボウリングなどのレクレーション活動が主軸であったが、近年は当事者の権利意識が急速に高まり、障害者権利条約、福祉サービス制度、成年後見制度、自分たちの住む場所をどう選ぶか、意思決定支援などについての勉強会・学習会も盛んにおこなわれるようになっている。