調整部会の検討状況について (第1回) 平成23年2月18日(金)14時00分〜16時40分 かながわ県民センター第1会議室 県民から寄せられた意見を「県民会議で議論する必要がある意見群」と「調整部会で整理する意見群」に分類し、県民会議で議論すべきテーマとして5つに区分した。 【各委員からの主な発言】 1 協議テーマの区分について ・「ユニバーサルデザイン」という言葉はまだ一般化していないから、「バリアフリー」という言葉を使っている。街づくりを福祉とすると、特別なことになってしまうから、バリアフリーも福祉の視点で考えてはいけない。 2 「点字ブロック」に関する普及啓発について ・設備を正常に使われるような取組みを、一般の大人も含めて、行うとよい。 ・立場によって相反する整備基準については、定められた経緯を周知し、現行の整備基準の理解を深めていく。 3 現行整備基準の見直し検討について ・現在の基準に照らしあわせて、新しい対応や取組が見込まれる県民意見については、今後の検討課題ということでまとめていく。 4 施設の計画段階における関係者の参画について ・公共施設にしろ、民間施設にしろ、何か具体的な対策があるのならば検討を進めたい。 ・建物を建てるときに関係者から意見を聞くというのは非常に難しいため、施設の使い勝手が悪いというならば、設計基準を見直すべきである。 (第2回) 平成23年4月22日(金)14時00分〜16時00分 かながわ県民センター第1会議室 県民会議で議論すべきテーマについて、今後の取組みの方向も含め協議した。 【各委員からの主な発言】 1 子どもたちを始めとした「心のバリアフリー」に関する教育の充実について ・障害について、他人事ではなく、自分にも起こりうるのだという視点で、教育のプログラムを考えていく必要がある。 ・バリアフリー教育における取組みについては、校長先生や担当教員の意向に影響され、地域によって温度差があるので、底上げしたい。 ・地域の中にはたくさんの人が住んでおり、交流しながら、触れ合いながら、共に生きているということを、体験して理解して、地域の中で生きているということを理解することが大事である。 ・疑似体験や障害当事者とのコミュニケーションは、子どもたちにとって、新たな発見となり、非常に感動を与える。 2 「駅」の安全性確保について ・視覚障害当事者は、目と目が合わず、手伝ってくれる人を探せないので、声をかけてもらいたい。 ・困っているならば、逆に声をかけてくれるようにしてくれると有難い。 ・当事者の視点と相手役の視点とではズレがあるので、双方の思いがわかると、より一層、施策として有効となる。