様式３
審議（会議）結果
審議会等名称	第５回神奈川県障害者施策審議会障害当事者部会
開催日時	令和７年５月27日（火曜日）　14時から16時まで
開催場所	神奈川県庁新庁舎５階　第５会議室（オンライン参加有り）
出席者	【部会長】内藤委員、（以下名簿順）宇都木委員、尾山委員(※)、小西委員、小山委員、猿渡委員、下条委員、関委員、高野委員、高橋委員、多賀谷委員、冨田委員、奈良﨑委員、榛澤委員、弓矢委員(※)（計15人）
(※)尾山委員及び弓矢委員は当日御欠席でしたが、別途意見をいただいています。
次回開催予定日	未定
所属名、担当者名
問合せ先	障害福祉課企画グループ　渡邊
電話（045）285‐0528  　ファクシミリ（045）201‐2051
掲載形式	議事録
審議経過	以下のとおり

≪議　　題≫
(1) 団体の活動の社会への発信について
(2) 障がい当事者の視点から「働くこと」を考える

≪報　　告≫
(1) 障がい者主体の活動を行う団体への支援について
(2) 神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例～ともに生きる社会を目指して～
　に基づく基本計画について

≪配布資料≫
資料１：団体の活動の社会への発信について
資料２：障がい当事者の視点から「働くこと」を考える
報告資料１：障がい当事者団体の活動を支援します！
報告資料２：「当事者目線の障害福祉推進条例～ともに生きる社会を目指して～
　　　　　　に基づく基本計画」の指標の調査について
※その他、尾山委員・奈良﨑委員から事前に提出された意見一覧を配付


【事務局による進行】
　・黒岩知事挨拶
　・事務連絡

【内藤部会長による進行】
（内藤部会長）
　内藤でございます。本日は、皆様どうぞよろしくお願いいたします。議事に入る前に、皆様が活発にご意見を表明できる有意義な会になるように、ご協力をお願いしたいと思います。
　それでは、早速議事に入らせていただきます。本日は議題が、２つ報告が２つでございます。議題と報告の順番・時間の目安は、次第の通りでございます。
　それでは、議題の２（１）、１つ目の議題でございます。団体の活動の社会への発信につきまして、事務局から説明をお願いいたします。

（事務局）
資料１に基づいて説明

（内藤部会長）
　ありがとうございました。今のような内容で、障害者施策審議会に報告するとのことでございました。
　事務局から、２の現在の団体活動で困っていることと、３の今後の団体活動で必要だと思うことについて、追加したい意見を求められました。ご発言の際は、２に追加したい意見なのか、３に追加したい意見なのか、あるいは両方に共通する意見なのかを、発言の冒頭で明確におっしゃった上で、意見をいただければと思います。
　各委員の方、意見を申し述べていただければありがたいです。
　はい、猿渡委員よろしくお願いします

（猿渡委員）
　神奈川県障害者自立生活支援センターの猿渡です。今回なんですけれども、先ほど事務局から言われた通り、普段かなか発言できなかったりする方を優先して、より多くの課題を議論していただきたいと思います。
　あと一つ、横の繋がりについて、障がい者同士の繋がりが、縦割りになっています。そこは行政の縦割りとも同じなので、行政も、もうちょっと横に繋がって、みんなで福祉団体の応援をやっていただきたいと思います。以上です。

（内藤部会長）
　高野委員、よろしくお願いいたします。

（高野委員）
　高野元です。２番について、意見を述べます。
　私は神奈川難病連の代表として、この場に出席していますが、川崎つながろ会という神経難病コミュニティーも主催しています。その経験をご紹介します。
　川崎つながろ会は毎月の定例会に加えて、時々、みんなで遊びに行きます。車椅子に乗った60歳前後の神経難病患者が数人いるので、普通は異様な集団に見えると思います。我々の活動は、１つ大きな特徴があって、看護学生の参加が多いんです。ＡＬＳをはじめとする神経難病は世間的にはお手上げと見られることが多いですが、学生は知らないことから、偏見なく、我々との時間を一緒に楽しんでくれます。これが我々患者の気持ちを明るくしてくれますし、学業に影響しない範囲で作業を分担してくれます。
　もちろん彼らの参加は一朝一夕でできたものではなくて、私が数年間、いくつか看護学校での講義を続けてきたことで、少しずつ学生の参加が増えてきたのです。私が講義をしているある大学は、壁一面にアルバイトやボランティアの募集チラシが貼ってありました。医療系福祉系の大学や専門学校にもコンタクト先を広げてはいかがでしょうか。県にもそのような活動を後押ししてもらえればと思います。
　障がい者向けのボランティア募集に協力的な学校を見つけてもらうだけでも、障がい者団体としては助かると思います。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。関委員

（関委員）
　関です。よろしくお願いします。３番についてです。
　横の繋がり似てるんですけど、団体同士が繋がる機会があると良いと思っています。良いこととか困っていることとかも、意見交換しあえるのがあるとみんな助かるかな、と思っています。以上です。

（内藤部会長）
　下条委員、よろしくお願いします。

（下条委員）
　ピアサポーターの下条です。２番のほうです。
　活動場所の問題がありまして、私たちが活動しているところは電車の駅のないところなので参加者が増えないという問題があります。駅の近くの施設を利用したいんですが、自治体がそもそも違うため、市民でないと利用できない制約があります。そのため一般のフリースペース等を、時間借りをして使用するような状況になっておりますが、会場費がものすごく高くなってしまって困っています。
　それで、今年は社協の助成金を受けることができたんですけれども、この場合、私たちが申請をした社協がある自治体の住民の人が半分以上いないと、この助成金を使ってはいけないような制約になってしまっていて、活動範囲が狭まってしまっているとういう問題が発生しています。こういうところを、もし制度上で変えることができればもうちょっと活動範囲が広がるかないうふうに思っています。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。小山委員、よろしくお願いいたします。

（小山委員）
２番ですかね。
だんだんみんな歳を取って、だんだん、今まで働いた仕事から、今度はＡ型とかＢ型とか、そういうちょっとお金が少ないところに行って。親が亡くなって、今度兄弟になって、それで兄弟に許可を取らないとっていう話になっている。あとは体のこと。普通に体調が良ければいいんだけれども、だんだん悪くなってきて。
だから、ちょっと仕事の訓練をしてくれるような、そういうところが近くにあったらいいかな。例えばパソコンとか、職業訓練が近くにあったり、あと調理師免許とか、そういった感じで、長く仕事が続けられるような資格が取れればよいなと思う。
まず収入がなければ、活動ができない。だんだん生活に困ってきちゃって。活動はお金次第だねっていう話になっちゃう。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。他にございませんでしょうか。
　それでしたら、奈良﨑委員から先に意見を提出していただいておりますから、それも含めて、もしございましたら、よろしくお願いいたします。

（奈良﨑委員）
　ありがとうございます。奈良﨑です。すいません。私は障がい者の当事者活動支援についての意見なんですけど、それでもいいですか。２番と３番には、あまり意見はないんですけども大丈夫でしょうか。

（内藤部会長）
　はい。よろしゅうございます。

（奈良﨑委員）
　まず、私が今回意見を出させてもらったのが、当事者の方の勉強会を運営するって、県からお金をもらえることは、すごくいいと思うんですけど、実際こうお金をもらいますって言ったときに、今回、１回、講師の方に3万8000円発生するところ会場費は1万5400円もらうとか、それについてのコメントを出したくて。
　まず、こういうお金が出ますよって言う前に、当事者部会があるのに、なんでそこで、議論してないんだろうっていうのは私はちょっと嫌だなと思いました。というのは皆さん当事者部会でこういうお金が出ますって急に言われても、自分たちが何の活動で何を使いたいのかっていう実際その辺もモニタリングも何もなくて、こんなもん出されても、「え～・・・」って思うところもあるんです。
　というのは私がやっているにじいろでＧＯ！は、毎回毎回学習会をやるために講師の謝金は欲しいけど、１回3万8000円？悪いけど、何回も呼びたいときがあるんだよな。今年はちなみに３回呼びたいけど、３回呼ぶのに、１人は3万8000円、１人は1000円、１人は500円とかになっちゃうよねって議論になりそうだねって先週、話をしてます。
　やっぱりそこは当事者部会で、こんな活動でこういうものに使いたいですって意見交換をやってほしい、絶対、神奈川県はやってほしいなっていうのがお願いです。
　それともう１点。最終的には講師だけじゃないものにも使えるようにして欲しいなって。
　例えば事前に私たちは紹介するために、資料のパンフレットを作ったり、そういう資料って、今日もそうなんですけど、レジュメの資料の印刷って結構半端じゃないんです。
　例えばうちの仲間とよくやるのはカラー印刷で、イラストを絵を描くときって、カラーコピーって高いですよね。そういうのも議論になっちゃうので、その資料代とか。あとできたら私は毎回おやつが欲しいので、おやつ代とかも含めて考えて欲しいなと思ってます。
　それともう１つ、会場費は、１つのフロア、こんなに大きい部屋だったら多分1万5000円かもしれないけど、できたら、例えば何ヶ所使って1万5000円ってしてくれるといいのかなって。例えば大きいサイズちっちゃい部屋も含めて、何個までってして欲しいなっていうのをお願いしたいです。以上です。ありがとうございました。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。はい。高橋委員、よろしくお願いいたします。

（高橋委員）
　ゆりの会の高橋和代です。盲ろう当事者として盲ろうという定義がないため、神奈川盲ろう者ゆりの会としては小さな団体なんですけれども、会員は以前と比べやはり減ってきている状況になっています。
　例えば、何か講演をお願いするときに、講師お１人だけではなく、そこに通訳・介助員もついていきますので、そちらに費用も生じます。盲ろう者が講演をする場合に、謝金は、やはり通訳者にも出さなければならなくなります。盲ろう者１人に対して２人ずつ通訳・介助員がつくようになっています。広い部屋もなかなか探せません。ネットで予約しても、やはり混んでいて取れない場合があります。また別の部屋を借りる場合に、その部屋代も高くなってしまいます。ですので、そういう状況を改善していただきたいなと思っています。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。他に。はい、猿渡委員。

（猿渡委員）
　はい、猿渡です。今、神奈川県で、ともいきボランティアというのをやっております。これは共生推進本部室がキルクとか、いろんな方に委託して、ともいきボランティアをやってますが、そういうところにですね、障がい当事者の参画、当事者もボランティアできるということをもう少し知って欲しいかなということと、やっぱり公民館とかの有料化っていう部分と指定管理化っていうのがあります。
　県庁の出先機関でもいいので、例えばそういうところを貸していただいたりできればいいのかなっていうのと、年間でいくらっていうところはやっぱり奈良﨑さんたちと同じなので、講師とか通訳とかいろいろ人がいるんで、そこに対して例えば上限いくらで、年間活動大体10回とかね。
　サンフラワーでも、おやつ代にしても講師代にしても皆さんやっぱり大変、どこでも大変なので、そういうところのどういうふうなところに経費がかかってるかっていうのを、見ていただいてですね、適正な値段というのを出していただければもっとありがたい。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。はい。下条委員、よろしくお願いします。


（下条委員）
　下条です。今度は３番についてなんですけれども、団体活動に必要だと思うことということで、まず、県の方にはアンケートやヒアリング等をするときのためにピアサポーター団体や事業、福祉事業所などと連携をしていただきたいと思います。
　ＮＰＯ法人だったり各種の福祉事業所だとか、ボランティアグループ当事者会か家族会、あとは福祉系の団体とか、圏域ごとにピアサポーターの事業所があるので、そちらの方との連携をしていただいて、イベントなんかのときに、その関係のある団体さんにメーリングリストなんかを作っていただいて案内を出していただいた方が、直接団体さんの活動の幅も広がるかと思います。
　あと、これを活用して、相談したくてもそもそも連絡先がどこなのかわからないという問題もありますので、その団体の情報が掲載された名簿のようなものを作っていただくとか、そういう連絡先がわかるような状況を公開していただけた方が、活動が増えるかなと思います。あと先ほど関さん言ってましたが、団体の運営側が、自分たちの活動の中での悩み事などを話し合って相談したり、自分たちの活動によってこういうのをやっていますよっていう経験の話もできるような場所を作ったほうがいいのではないかと思いました。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。冨田委員、よろしくお願いします。

（冨田委員）
　冨田ですけど、２番なんですけど、現在の活動に困っていることがちょっとあるんですよ。
　ブルースカイグループで勉強会を開こうと思って、勉強会って言うとなかなか人が集まらないんですよ。それで今、自分たちは、どうやったらかみ砕いてわかりやすくできるかということを今考えてます。今年度はねそういうそういう方向で僕は行こうと思ってます。はい。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。はい、小山委員よろしくお願いします。

（小山委員）
　私は３番で、障がい者の理解っていう点で、これから小学校・中学校とかに行って、こういった障がいだっていうことを伝えたい。
　また、働き始めるとどうしても、おばさんや学歴の良い人たちは得体の知れないものっていう扱いで。たぶんそのおばさん達とかは、あんまりここまで福祉に関わってなくて、その場で、私たちこういう団体やってますっていう、そういう研修会みたいなのをやって欲しいんですよね。
　要は障がいの理解みたいな研修会をやってほしいなと思います。私たちはこういう団体で、こういうふうに小学校とか中学校とか回ったり、あとね、障がい者に対してちょっと違うよっていう人達を、集めてもらっておばさんとか特にそうなんで、何かね、嫌だって言ってね、障がい者と一緒に働くの、ただそれが原因で辞めるっていうケースがあるんで、小学校もやっぱり子どものうちから障がい者の理解促進をこれからしていきたいなって思います。

（内藤部会長）
　はい。ありがとうございました。では冨田委員、どうぞ。

（冨田委員）
　３番なんですけれども、今後の団体活動に必要だと思うことなんですけど、それ実を言いますと僕は去年の１月から、高齢の方と障がいの方と一緒に活動できる場所をやっています。
　例えば、歌を歌ったり、体操したり、カラオケをやったりしています。それで、必要だと思うことは実を言いますと、僕がそこに行ってるときに、中学校の生徒がボランティアで来てくれるんですよ。２年生とか３年生とか。
　で、一緒に高齢の方とお話ししたり、自分たちともお話ししているので、そういうことは、これからどんどんやったほうがいいと思います。障がいがあっても全然そんな気にしてません。中学生の方が。僕は、すごくそれを感謝しています。はい。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。では多賀谷委員よろしくお願いします。

（多賀谷委員）
　神奈川県聴覚障害者協会、多賀谷と申します。
　３番目について意見を申し上げたいと思います。
　手話関係なんですが、それを指導してるとき、今までほとんど、小学生に対して行うことが多いです。中学生・高校生にも興味を持っていただきたいと思っています。小中高と、交流みたいなもの、そういった場所を作って欲しいなっていうふうに思っています。
　それと２番目として、聴覚障がい者とコミュニケーションが取れないために、パートとか、アルバイトをしたくても断られてしまいます。そういったことがほとんど。本当に多いんです。とても範囲が狭くて仕事をしたい時でも、パートとかアルバイトっていうものができないので、それをもっと範囲を広めて、そういったことができるようにっていうふうにして欲しいという声も他の方から聞いておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

（内藤部会長）
　はい。ありがとうございました。猿渡委員

（猿渡委員）
　ちょっと手短に言わせていただきます。
　高齢化は皆さん進んでますが、やっぱり小さい頃からですね、インクルーシブ教育、障がいのある人もない人もともに生きるということを、県も推進校って形でやってますけれども、もっと範囲を広げることと、あとですね、普通校の中に支援級があっても支援学校と同じなんですよ。
　なので、支援が必要なお子さんでも、普通の学級にいて、必要なときだけ支援員が入るという形をもっと取っていただきたいということです。交流ではなく、常に社会的な配慮の必要な人、社会的に生活したり、いろんなことを学習したりすることが難しい人ですね、そういう人たちを、周りの友達が関われるように、支援員が近くにいるんではなく、友達同士の関係を小さい頃から、作っていただきたいと思います。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。それでは、高橋委員、よろしくお願いいたします。

（高橋委員）
　ゆりの会の高橋和代です。多賀谷さんがおっしゃった通り、小学校・中学校に盲ろう者が行って講演する機会は本当に少ないです。コミュニケーション方法について、小学校・中学校で、手話ができなくても、手に書いて伝えるとか、そういうことがわからないままなんですね。
　神奈川県には高等部が１つ、そこに行ってコミュニケーションができるところもあるんですが、やはり一般的な高校生は手話ができないので、盲ろう者がどんな人なのかわからないんですね。
　ですから、できれば盲ろう者を呼んでいただいて、いろんな場所で理解を深めたいと思っていますのでお願いします。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございます。それでは、奈良﨑委員よろしくお願いします。

（奈良﨑委員）
　はい、奈良﨑です。はい。３番についてお願い事があって、できたら、私たち当事者も皆さんもそうなんですが、この先、若いリーダーを育てないといけないと思うんです。できたらそのリーダー研修みたいなのを神奈川県でやってもらえると嬉しいなと。というのは私、全日本育成会で今はもう育成会変わっちゃったんですが、そのとき私は若かったんです。
　その時に、後輩たちとか先輩たちが自分たちがどんなリーダーを未来目指すかとか、例えば、私なんかはロバート・マーティンさんとかの映画を見ながら、リーダーの研修を受けたりそういう研修をこの先、後輩たちにもつなげないといけないのかなあって思いました。ぜひ神奈川県でもやって欲しいなと思います。以上です。

（内藤部会長）
　はい。ありがとうございました。小山委員どうぞ。

（小山委員）
　横須賀本人会の小山です。３番ですが、車椅子バスケやボッチャなど、そのスポーツ大会って、地方でやってくれないのかな、なんてずっと言っているんですね。わざわざ横浜までいかないといけない。前日に行くんです。前日に泊まって大会に参加するという形で、宿泊費もかかるし、やっぱり車いすだと朝混んでて、なかなか乗れないし、一泊して行く必要がある。仲間も水泳をやってたりすると、大会か辞めるかどっち選ぶって言われることもあって、じゃあ水泳辞めますっていう人もいた。スポーツをするにしてもお金がかかるので、働くかやめるか。ダンス大会とかスポーツ大会とか、参加しやすいところでやってくれるといいなと思います。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。

（猿渡委員）
　小山さんの意見に関して、ちょっと知ってることあるんで。小山さんの件に関してなんですけど、もう私もボッチャの公式のボール持ってまして。昨年ですけど、内藤さんが開会式を行いましてですね、神奈川県障害者スポーツ大会今年も行われます。それは市町村のスポーツ課にあります。
　それで、全国のところは昨年佐賀でありましたけれども、そういうのがですね市区町村の窓口、障害福祉課かスポーツ関係の窓口にしかないんですね。ボッチャとかに関しては、例えば、相模原だとけやき体育館とか、あるいは橋本で月に１回、火曜日にあったりとかしてます。各チームあるんですけれども、やっぱりその障がいの度合いとかですねそれで全部分かれてるんです。
　なのでそういう情報を、例えば、県の方からもうちょっとわかりやすくですね、各団体にお知らせをして、こういう人たちがいないかどうかっていうところでサポートして欲しいかなと思います。働くことについては、ちょっと別の件でお話させていただきたいと思います。以上です。

（内藤部会長）
　いろいろご意見いただきましてありがとうございました。この問題につきまして、よろしいでございましょうか。はい。事務局におきましては、ただいまいただきましたご意見を、障害者施策審議会へ報告する際の参考としていただければありがたいと思います。
　続きまして、次第の２（２）、報告事項で、障がい者主体の活動を行う団体への支援について、事務局から説明をお願いいたします。

（事務局）
資料２に基づいて説明

（事務局）
事務局から補足でございます。先ほどお話の中で奈良﨑さんからご意見いただいたのは、今ご説明したこの事業のことでよろしいですね。

（奈良﨑委員）
はい。

（事務局）
　皆さんそういうことですので、よろしくお願いします。

（内藤部会長）
　今、説明していただきました件につきまして、何か、委員の方から質問がございましたらどうぞ。それでは猿渡委員よろしくお願いします。

（猿渡委員）
すいません。猿渡です。今、県の方で障がい者団体の把握っていうのが70と聞いています。政令市も含めてですね、大体どれぐらいなのかっていうのを把握していただいて、それで、使い道ってのはそれぞれだと思うんです。
もう今ですね結構美大とか、若い学生さん達が、メタバースとかもそうですけれども、絵を描いたりとかですね、それが得意な奈良﨑さんの方もそうですけど、絵をかいて表現するのが、上手い方なんかも結構いらっしゃいます。あと就労Ｂの、そういう印刷とかやってるところとかもあったりすると思うんですね。
なので、そういう社会資源を使っていただくと、例えば就Ｂに通ってる人が、団体に入っていれば、そういうところから広がっていく。当事者活動に入りたいけれどもやっぱり何をやってるかわからないってことが多いのと、グループホームに入ってる方がですね、在宅に土日に戻ってしまうっていうのは、私たち当事者活動をやっている団体と繋がれば活動できますけど、やっぱり知らない。
家族の中でも地域との繋がりが少ないので、やっぱりね、こういうクラブがあるよ、こういう例えばピープルファーストの大会があるよとか、そういうふうな活動って知らないしわからないじゃないですか。
なのでそういう情報も含めてやっていくのと、例えばこの申請のホームページを作るときに、なるべくわかりやすく、どういうふうな活動をしたいのか、どんな活動を目指したいのかとか、どんなことを伝えたいですかみたいな、本人の立場に立った作り方っていうのを、していただければと思います。以上です。

（内藤部会長）
ありがとうございました。他に何か、委員の方から質問がございませんでしょうか。先ほど説明していただきましたことについて、よろしゅうございますか。
それでは、前半で行いました件につきまして、知事、副知事からのコメントをいただきたいと思います。

【知事・副知事コメント】

（内藤部会長）
どうも、ありがとうございました。ここで、前半のコメントいただきましたものですから、ちょっと休憩にしたいと思いますけれどもよろしゅうございますでしょうか。それでしたら、15時５分に再開したいと思いますので、約15分休憩とさせていただきます。再開は15時５分でございます。よろしくお願いいたします。

《休憩》

（内藤部会長）
はい。皆さんよろしゅうございましょうか。それでは時間になりましたものですから、会議を再開したいと思います。次第の２（３）２つ目の議題でございます。障がい当事者の視点から、働くことを考えるにつきまして、事務局から説明をお願いいたします。

（事務局）
（資料２に基づき説明）。

（内藤部会長）
はい。ありがとうございました。事務局から、働くことのイメージにつきまして、ざっくばらんに話して欲しいとのことでございますが、各委員の皆さんから、ご発言がございましたらお願いいたします。はい。はい、関委員、よろしくお願いいたします。

（関委員）
　関です。よろしくお願いします。合理的配慮についてです。障がいに応じて、必要な配慮をしてもらうのは労働者の権利だと思っています。一般企業の障がい者枠では面接のときなどに合理的配慮のことを必ず聞かれるので自分の障がいの特性を包み隠さず話すことによって、自分も働きやすくなるし雇用主も配慮しやすくなると思っています。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございます。では、猿渡委員。

（猿渡委員）
　はい。続けてなんですけども、関さんのお話もそうですが、僕も精神とか持ってます。例えばですね本当に精神障がいを持っているっていうだけで、身体も、僕は発達もありますけれども、そういう障がいを持っているとなると、どういう支援員が必要なのか、例えば知的の方だったらジョブコーチとかがいますけど、例えばその人たちも、期間が決められたり、あと盲ろうの方とかいろんなね障がいを持ってる方がいますけど、その人そのニーズに応じた、合理的配慮とか社会的な調整ということがやっぱりなかなかしづらいんですよ。
　それを、やっぱりその、当事者と、もうちょっとその企業側が向き合うというか、合同面接だけじゃなく、やっぱり今はね特別支援学校とがやっていますけど、そういうのだけではなくてですね例えば、神奈川県だったら県庁が、出先機関も含めて、県の職員が、県の当事者職員が、難病も含めて、権利条約に入っている障がいと言われてる、困難を抱えてる方たちがテレワークなど、どんな働き方をするかっていうのを、当事者部会で見るっていうのも１つだと思います。
　あと、やっぱりその働くっていうのは例えば自治会活動だったり、ボッチャ活動だったり、お金がなくてもやれることもある。僕も、障がい者が地域で生きる会っていうのをやっています。なので、そういう社会参加に関しても働くっていうそのお金の部分っていうところで、いろんなやり方があると思うように皆さんが地域の中に関わることが働くってことなのではないかなと思っております。以上です。

（内藤部会長）
　オンラインで、榛澤委員の方から手挙がっておりますものですから、榛澤委員ご意見おっしゃってください。

（榛澤委員）
まずちょっと参加が遅れてしまって申し訳ありません。
今は、働くことについてなんですけども、精神障がいをお持ちの方で、一般就労したいけどなかなかそこまで結びつかない、なかなかそう至らない。働いても結局長続きしないって方が多くて、もし働ける、精神障がい者で働きたい意欲のある方が、働けるようになることはすごく僕は大事だと思ってて、僕もそれに、作業所に利用者として通っていて、今、一応スタッフとして働けるようになって、すごく充実感というか自己肯定感もありましたし、すごく大事なことだと思っています。
その中で、今現在、例えば就労継続支援Ｂ型に通ってる方が、例えば将来就労したいって時に、一般就労しながら、Ｂ型通えれば、その中で、そのプロセスって過程としていいんじゃないかと思ってまして、例えば今、就労継続支援Ｂ型通ってる方が、一般就労したいっていうときに、週５日働けないけど、週１日だったら働けると。
そういうときに、もし、週１日働くと、Ｂ型は原則使えなくなります。ただ、いきなり週３日とか５日とか難しくて、１日だったら働ける方が、かと言って、週１日働いてＢ型やめちゃうと、次、他の日が行き場所がなくなってしまって。特別に認めてもらえる場合もあるんですけど、基本的に、Ｂ型を使いながら、一般就労はだめなんですね。これってすごく当事者目線からいうと非常に利用しづらい。例えば最初、週１日から始めて２日３日と増やしていく過程で、他の日にＢ型使えれば気が休まると。
そういうふうに、もっと緩和して欲しい。作業所Ｂ型とかＡ型とか通ってる方が、一般就労も自由にできて、その両方を組み合わせながらだんだん一般就労についてふやしていくみたいなシステムにできないかどうか、それができなくて非常に、就労にしたいけどいきなり、就労だけになっちゃうというのでそこを、何とかできないかってことで、１つ考えてますはい。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。はい。では小山委員、よろしくお願いいたします。

（小山委員）
横須賀本人会の小山です。結局、現場と事務所って分かれていて事務所側が障がい者を雇っています。罰金を払いたくないとか、いい会社だっていう風にみられたいとかで雇いたいっていうのがあって。
でも現場では、特におばさんたちは障がい者と一緒に働きたくないよねって言って。露骨に聞きますね。それで、なんで障がい者がここで一般と一緒に働くのか。障がい者は障がい者のところで働いたほうがいいんじゃないって言われたりとか。
それで、あと、学歴のある若い人たちは、仕事を教えたらどんどん出世していっちゃう。私たち、平社員で、時給もずっと安いままなんですよね。例えば、720円で、一般が850円だったりしてそういう時期がありました。理由としては、それだけ能力が劣るからっていうことがあってね、障がい者、学歴があろうがなかろうが能力が劣るんだから、それが当たり前だろっていうやり方をされました。
途中から、これはおかしいんじゃないって思っていや、別にでしたね。だからなかなか一般就労って難しくて、障がいを理解してもらわないと働けないっていうのが現実ですね。だからみんなが作業所行ったりＢ型・Ａ型行くんだけれども、Ａ型は結局今、精神の人ばっかりで、３障がいっていっておきながら精神専門のところになってますね。だから私はいま、Ａ型に行っていますが、精神専門っていう風になってますね。

（内藤部会長）
　ありがとうございました。高橋委員よろしくお願いいたします。

（高橋委員）
ゆりの会の高橋です。全盲ろうです。今まで、弱視ろうだったんですけれども、企業で働こうと思ったんですけれども、ほとんど見えないということで仕事に就けないことが多かったんです。
横浜に盲ろう者が働ける作業所がありますが、給料は安いということなんですね。一般と比較するとかなり低い賃金で働いています。同じレベルにしていただきたいなと思っています。
盲ろう者も通訳・介助員と一緒に出かけていきます。コミュニケーション方法はそれぞれ違いますけれども、周りの情報であったりとか、いろいろなコミュニケーション方法を使って、情報を把握しています。１人では外出ができませんので、可能ならば、家の内職等、例えば箸を袋に詰める等の内職等の仕事ができるような、そんなシステムができたらいいなというふうに考えています。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。高野委員、よろしくお願いいたします。

（高野委員）
　高野です。問題については、これまでも考え続けてきました。我々重度身体障がい者は、ヘルパーや家族に介護してもらわないと日常生活を送れません。しかし、ヘルパーは給料が出るような就労の時間には使えないと制度上で決められています。つまり我々は制度上、働いて給料をもらうことが極めて制限されています。
　とはいえ、何か社会と関わりを持ちたいもので、私は、社会参加という言葉をよく使いますが、そこには給料が発生するとかしないかはあまり関係ありません。働くとは社会関係を持ち続けることではないかと思います。
　もちろん、給料があったほうがよいのは間違いないですが、その他に、社会から評価されているということが大切です。健常者との比較ではなく、その人が自分として頑張っていることを時々褒めて欲しいんです。それが県の仕組みになっていればなおよいと思います。例えば、発表の機会があるとか、公認の表彰状とかでも、良いかと思います。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございます。冨田委員よろしくお願いします。

（冨田委員）
　冨田です。働くっていうことなんですけど、自分の働いている当時は、合理的配慮とか、そういうのありませんでした。今からかなり昔だったので、もう半世紀ぐらい前だったんで、前の万国博覧会がやっていたときに会社を決めたんですから、そういうこと一切なくて、給料も一緒、平等にもらえてました。だからやっぱりすごく厳しかったですね。
　でも働くってことはもう１つありますよね。楽しく働くってことね。
　どうしたら皆が楽しく働けるかってことを考えてました。仕事じゃないところですけどね。そしたら皆さんわかってくれました。こういうふうにやったらいいのかなと思って。興味のあることを話すんですよ。彼らの興味のあること。
　例えば誰が好きとか、よくそうやって話すと結構ねモチベーションが上がって、みんな頑張って仕事をやるんですよ。だから、働くだけではちょっと難しいと思うので、何か面白くね、発想したほうがいいと思うんですよ。僕はそういうふうにやってました。向こうも言っています。「冨田さん、今日はあの人出てる？」とか言ってきますもん。僕が行ったときは。今はそこにはいませんけどね。
　はい。以上です。だから、面白く言った方がいいと思うんですよ。

（内藤部会長）
どうもありがとうございました。はい、多賀谷委員。

（多賀谷委員）
　多賀谷です。よろしくお願いいたします。聞こえない者として、仕事が必要だと思います。仕事を続けるイメージとしては私としては、聞こえる人達とのおつき合い、交流など、コミュニケーションができないところを広げるということも大事だと思います。
　でも私だけではなくて、他のろう者の考え方では、見方や考え方それぞれ違います。まちまちになっております。私の主人の場合は、仕事をしています。仕事をしながら、聞こえる人たちとのコミュニケーションに一番難しい面もあるというふうに言っております。少しずつ会話に慣れていって、楽しく会話ができるようになる。そして情報をもらうことができる。会社に通勤するのはそういうところも一番大切だと言っています。仕事上のつき合いが大切だと思うというふうに言っております。
　昔は、やはり差別を排除するっていうことがなかったですね。
　なので、差別を排除していかなければならないですが、それについても知ってる会社も知らない会社もあると思います。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。次に、宇都木委員よろしくお願いいたします。

（宇都木委員）
　私は、先天盲なんですけれども、盲学校を卒業してからずっと働いてきました。これは、いわゆるお給料を、収入を得るために働いてきたわけですけれども、マッサージの仕事、鍼灸の仕事をしたり、それから、今は、県の出先機関で電話交換手として働いています。
　ずっと今まで働いてきた中で、もちろん結婚し子育てをしながら、働いてきたんですけれどもあんまりこう、収入を得るために働いて、それ以外のことっていうのはあまり考えてなかったんですけれど、今回この働くことに、この議題をいただいたときに、いろいろ考えてみて、自分の中で、ずっと働いてきたことで、自分の生きがいになったり、働いてきたことが生きがいだったり、それから社会と繋がっていられることだったり、それから、自分の団体でのいろんな働きの中で、いろんな面で自信に繋がっていたり、生きがいだったりっていうことにすごく今までの働きが繋がってきているかなっていうふうに思っています。
　１つだけ、視覚障がい者っていうのは、なかなか、今、パソコンとかがすごく発達してきて、事務作業とかっていうのも、皆さんそういうので就労されてる方もいるんですけれども、私がやって今仕事している電話交換手っていうものが、県の方では、少しずつ減らしていこうっていう動きになっているような気がします。
　ちょっとこの場合、かけ離れてしまうんですけど、私たち障がい者が継続して働いていかれるこの場を奪わないで欲しいというふうに思っています。これからの若い子たちにもこうやって、どんどん働いていって欲しいと思っているので、この場を借りてちょっとお願いも含めて、お伝えしてみました。

（内藤部会長）
　ありがとうございました。はい。下条委員、よろしくお願いいたします。

（下条委員）
下条です。私は、働かないといけないと思っていたんです。
一番最初、うつで病院に通っていて、今は発達障がいの診断を受けていますけれどもその前までは、精神障がいっていうことで、色々支援を受けたりしていたんですが、やはり働かないといけないと思っていたので、福祉的就労をなどをしてたことがあります。
それで、一般的な話ですが、現状、グループホーム等に入所している方の多くは、年金と生活保護のお金を合わせた金額で何とか生活しているような状況です。
私の場合は親の持家と親族がいるので生活保護の申請がそもそもできない、生活保護がつかえない。そうなると、生活保護がない状況では働いて自分でお金を稼がないと、生活が成り立たなくなってきてしまうんです。
親が今はいるので、親の年金もあり、自分の生活はできているんですが、実際親が高齢ですので、いなくなった場合、自分だけで生活を成り立たせようとすると絶対に働かなきゃいけない。そういう面が出てきます。
でも実際のところ私は、決まった時間に仕事をするっていうのがそもそも苦手で向いていない。そういう仕事が向いていないっていうふうに、Ａ型事業所で仕事をしてみて分かりまして体調の変化などが、その日その日によって読みづらいっていうのがあり、１日を通して体調が一定に保てないっていうところがあります。それに外的要因でこの不調になることが多いんですが、これを理解してもらえるところでないと働けないっていうのもあり、そもそも働かなきゃいけないのかっていうところをちょっと考えました。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。次、奈良﨑委員、よろしくお願いします。

（奈良﨑委員）
はい。奈良﨑です。あくまで意見なんですが、素直に、障害年金がすごい少ないと私は思います。それで、私自身でよく考えると、海外の仲間たちがすごい豊かだなあと。私はさっきロバート・マーティンになるんだっていうのが私の夢になりました。最近は。
それは何でっていうんですが、彼たちは働くよりは、自分たちは税金を上げてもらって、障害年金を上げれば生活がハッピーになれるよっていうのが多いんです。でも日本はすごく税金が高いです。多少高いのに、私達障害年金が少なすぎだろうと。
だから私たちは無理してでも働かないといけないのかなっていうのが、知的の仲間達と議論をしてます。それとあと、私はもし、働かなくていいよ、明日から障害年金いっぱいあげるから働かなくていい、素直に私はそういう生活ができるように、いつか日本にやってもらえるといいのかな。そしたら自由に、権利を奪われず、自分たちの権利でできることがある。
例えば学校に行く、勉強したい。例えば自分はこんな勉強したいとか、学生になりたいっていうのは、私もずっと夢だったので、そういうことも考えて欲しいなっていうのをお願いしたいんです。それでもう１点、皆さんの例えば働くっていうことに対して、多分いろんな意見が出ると思うんです。今日も多分知事は頭の中整理ができないと思うんですが、ぜひ一人一人のインタビューを時間かけて話を聞きたいなと。それをぜひお願いしたいなと思います。
それでもう１つ、私の中で一番思ったのが、障がい者の人が、どうやれば楽な働き方が、今私すごい楽しいなと思うのが、新しく東洋大学にこの前ちょっと私、研修で行かせてもらって、その人に合った時間で働き方改革をしたんですね。例えばその人が８時間が嫌なんだったら、１時間来て毎日１時間来て、その分のお給料をあげましょうとか、そういう改革もできるんじゃないかなというふうには思ってます。
それでもう１つ大事な、２つ目にお願いをしたいのが、私も今おかげで、クビにはなってないんですけど、毎回私社員になりたくなくて、パート・アルバイトで繋げて、今の会社、高齢者施設で何十年にもなってるんですけどその時、保障がないんですね。
例えば家族が病気になった、兄がインフルエンザになったときも、４日間会社休んだときに、給与が発生してないんですね。その保障をして欲しいですね、アルバイトの人たちにも。例えば保障っていうのが、例えばお給料が丸々でなくてもいい。半分でもいいので保障してもらう。そうすればお金がかからなくて済むのかなと。そのためにはちゃんと私たちも診断書、家族の診断書をとる。家族手当もそう。お金が出るために私たちは、訴えないといけないのかなあと思ってます。以上です。

（内藤部会長）
　はい。ありがとうございました。はい。猿渡委員よろしくお願いいたします。

（猿渡委員）
　猿渡です。まず１点、他の自治体で市民生活センターが主に関わって、埼玉とかですねいくつか、今、重度訪問介護があります。知的や身体の方とか一部の人たちに使えるようになっています。区分４以上ですけど。仕事上で重度訪問介護使えませんが、埼玉とかでは、重度訪問介護を使えるようにしています。僕が昔いた調布市でも、今、使えるように、検討してるところなんですね。
　今は、僕は橋本に住んでるんですけど、町田との境に住んでいます。例えばそういうふうな、重度訪問介護の中で、施設支援もそうですけど今回初めて施設支援入ってる人は、移動が使えないってとこも使えるようにしますし、そういうことはあるんですけど、例えばそういう障がいの自分らしさを活かしながら、その人に合った、僕もそうですけど皆さん波がありまして、障がいによっていろいろあると思いますので、そういう中で、僕らが、施策審の方にも僕入っているんですけれども、その施策審で今度調査をやるんですけど、そこの中に、当事者のこのメンバーにいっぱい入ってもらって、その中に新しいその、次に担えるような、当事者の方をですね、入れて、モニタリングのサポートみたいな形でですね、新しい方を育てるっていうのはどうかなと思います。
　なので県の方で、時短とか会計年度とかありますけれども、そこの中で例えば重度訪問介護１日何時間使えるようにするって、移動ができれば、違う働き方ができる方もいると思いますし、テレワークできる方もいます。なのでそういうところでちょっと重度訪問介護ですね、考えていただけるとありがたいな、仕事上で使えるようにということで、以上です。

（内藤部会長）
　はい。ありがとうございました。はい。小山委員よろしくお願いします。

（小山委員）
働く場合には、面接っていうものがありまして、ハローワークで、知的っていうのをまず向こうに伝えてくれって言われるんですよね。それで、向こうで面接しました。そうすると、まず、障がいのことを詳しく聞くんですよね。「うちじゃ発作を起こしたらちょっと対応が難しいですね。」って言われたり。
合同面接会っていうところも、まずね聞かれるんです。どういった知的で、どういう病気ですかって。発作があります、と言うと「うちじゃ発作が起きたら対応できないんですけど」って言われて。それで面接がだめになって。応募がたった１人だから大丈夫だよって行ってみたら、なんか障がいのことを詳しく聞くんですよね。やっぱり。だから、多分、合格だよ１人だからって言われて行ってみたら、不合格だったという。発作を起こしちゃうような人は無理ですって。あと働けなくなったときに、保障が欲しいですね。入院や怪我した時って保障が何もなくって、だからずっと次で働くまで何ヶ月もあったりするんで、そのときの保障が欲しいし、その時に親が働いてればいいんですけども、働いていないと本当に苦しいんですね。年金だけちょっと貰えるけど。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。次に、小西委員、よろしくお願いいたします。すいません。

（小西委員）
　ピープルファーストの小西です。小山さんが言った通り、私も、ハローワーク行ったんです。そしたら、最初に話を受ける人に、いろんな資料集めてくれって言われました。そして、合同面接があって、そこで８人受けて採用予定は１人って書いてある。そしたら面接ではニコニコしながら、お断りメールが来た。
　それで、これはプライベートでいいですかね、僕も10代の時はほとんど仕事してなかったので、１回目も会社のときは保険等がありました。学校から来て、保険の交渉してもらって。そのあと辞めちゃって、３年間遊んでみて。親父のお金もらって。そのあと別の会社に入って。そしてピープルファーストに入っていろんなことをやりました。ちょっと長くなっちゃうんだけど、省略しましょう。そしたらいろんな人の顔が見えてきて。全国の顔が。俺、全国うろうろしてるんで。そしていろんな人、しゃべれない人、目が見えない人、耳が聞こえない人もいっぱいいます。そこの大会が、宣伝になりますけど、神奈川大会、こういうピープルファーストの大会が、８年ぶりにあります。

（内藤部会長）
　ありがとうございます。はい。ウェブの方で、榛澤委員が手を挙げておられますので、榛澤委員、どうぞ発言してくださいませ。出来るだけ簡潔にお願いいたします。

（榛澤委員）
　了解です。たびたびの発言申し訳ありません。先ほどちょっと時間が足りなくてごめんなさい。まず僕は今回この、働くことを考えるっていうふうに議題を出されて、中にはその会社からお給料をもらうことだけが働くことではないって書いてありますけども僕は役所、国も県も市町村も、その働くことを強制しないと言いながら、本音では、もっと障がい者も働けと。働くことを促すような。
　生活保護の現場とかで、僕もそうですし、知り合いもそうなんですけど、すべての生活保護のワーカーじゃないけど、ワーカーの中にやっぱ就労を急かすような人がいる。もちろん働ける人に働くことを促すのはいいことですけども、本当に厳しい、目に見えない障がいだから働けそうに見えちゃうけど、働けない人に働くことを急かすというか、非常にプレッシャーをかける人がいて、精神的にすごく追い込まれてる人もいるんですね。僕はやっぱりこういう、給料を貰うことだけが働くということではないとは言ってても、本当は僕は役所の中には、やっぱりもっと障がい者も、もっと働け働けっていうようなものが、僕は全員じゃないかもしれないけどあると思ってて、結局そうやってプレッシャーをかければかけるほど、むしろ就職に遠ざかってしまうんじゃないかと。
　そういうプレッシャーじゃなく、本人が意欲出るまで、少し待つというか、特に精神障がいは見た目に現れない、元気そうで働けそうだから、そういうふうにやっちゃう人もいるんでしょうけど、それが結果的にそういう人を追い込むことになったり、働くことから遠ざけてしまうことになるので、そういうことがないように、していただきたいとと思います。はい。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。今の働くことに関して、よろしゅうございますでしょうか。ちょっと時間も迫ってきましたものですから、続きまして、次第の２（４）報告事項でございます。神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例～ともに生きる社会を目指して～に基づく基本計画につきまして、事務局から説明をお願いいたします。

（事務局）
　報告資料２に基づき説明
　※神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例～ともに生きる社会を目指して～に基づく基本計画の概要版については、作成過程のものであるため会場限りとし、その場で回収した。

（猿渡委員）
　猿渡です。これなんですけど、例えば概要版の絵のほうに呼吸器ユーザーとか入ってくるのかなというのがひとつ、あと、中のポンチ絵、真ん中のポンチ絵は大分見やすくはなったんですけれども、これの意味、絵はわかりますが、他の当事者の人たちにとって、「教育機関とは何？」、「医療機関とは何？」っていうところの「？」がいっぱいつくんじゃないかなと思っています。
　それとですね、あともう１個だけ言わせていただきます。当事者目線の福祉推進条例とはっていうところ、一番下のところ大分わかりやすくなってますけれど、もうちょっと、僕らの審議会の方でも、もう少しですね、皆さんがわかりやすい書き方ができないかなと思っています。差別とか偏見とか、例えばいろいろ大きな柱がありますが、権利とか虐待とか、なかなか難しいことだと思うんですよね。
　なのでこれをもうちょっとわかりやすくして、皆さんが手に取れるような形で、これは総合計画審議会の中でも言ってます。僕委員やってるので。そういう中で、地域共生社会とは何っていうことをもうちょっとですねみんなの立場に立って、わかりやすくやっぱりこの当事者部会で出た意見を、いかにして、もうちょっと盛り込んで絵は絵で大事だと思うんですけど、医療機関でいろんなところあるよね、例えば医療保護入院とかいろんな入院があります。筋ジス病棟とか、いろんな病棟もあります。そういうところとかもあるんですけど、こういうのをもうちょっと分かりやすくしたほうがいいのかなって思ったのと、あともう少しですねここを、みんなで議論できたらいいのではないのかなと思っております。以上です。

（内藤部会長）
　はい。下条委員。

（下条委員）
　「障害者」の「害」の字が漢字で入っているのですが、ここのところ平仮名にした方が良いのではないかと思います。結構こだわっている方も多いので、たぶん気になる方もいると思います。

（内藤部会長）
　はい。奈良﨑委員、よろしくお願いします。

（奈良﨑委員）
　奈良﨑です。まずすいません、すっごい悪いけど、表紙が、このいっぱいの絵は重いです。いや、それをごめんなさい。裏の表紙とこの絵がマッチされていないと思うんです。例えばおかしいけど人間って裏と表で近い絵を描いてもらうといいのかなと思ってて、ていうのは、多分これは、ともいきアートだと思うんですけど、あんまりくどい絵を入れちゃうと、中を見たくない、お腹いっぱいになっちゃうと思うので、そこもちょっと改革して欲しいなと思います。
　それとあと、ちょうど下条さんも猿渡さんも、すごくいいこと言ってくれてありがとうございます。っていうのもあるんですが、本当に皆さんが思ったよりコンパクトすぎて。字が。何をアピールするのか、大事なことが抜けてるなっていうのをもういっぺん議論したいなと思います。以上です。

（猿渡委員）
　はい、猿渡です。知事の横で言うのもなんなのですが、本当に委員一人一人からそのまま意見を頂戴するっていうことも本当に１つなんですね。それもやっていただきたいと思います。で、まして相模原の委員が３人いるんですけど、例えばなんですが、表面に基本計画って書いてある面には、今の状態を表す。裏面ですね。神奈川憲章についてとか書いてあるところは、将来像の絵を、描くっていうと、わかりやすいんじゃないかと思います。
　こんなふうになったらいいなっていうと、その中身はここにちょっと大まかに書いてあるよってそれはもう僕ら、施策審の問題でもあるのでそれをちょっと提案してみたいと思います。作る方が大変だと思いますが、そういうふうにした方がですね将来像として、今はこうだけどこういうふうにしたいよね。
　だったらもうちょっとその権利条約とかも近くなってくるんじゃないのって。権利条約って障害者権利条約とかね、そういうその今の暮らしから、じゃあ神奈川県こういうふうな暮らしを目指してるんだよね。っていう部分が将来像が見えてくると思うので、ここら辺はちょっと何か考える必要があるのかなということと、やっぱり中は見づらいとわかりにくさと、もっとわかりやすいっていうのがどんなことかっていうのは皆さん本当に、社会じゃないですけど、関わり方によって大分違いますよね。社会とどうやって関わってきたか、自分が地域やいろんなところでどういうふうに関わって、どういう職員いろんな人で関わってるかによって価値とか経験とかが違います。
　なので、そういうところをもうちょっとわかりやすく書いてもらえると、みんなが読みやすい手に取ってみたいなって思えるように作りたいと思っています。以上です。

（内藤部会長）
　はい、ありがとうございました。他に。はい、下条委員よろしくお願いします。


（下条委員）
　下条です。すいません。多分、絵とかをは変えようがないと思うのでそれ以外で。カラーが黄色ですね。これって結構、明度が高くてまぶしく見えるんです。なので、できれば、緑とかの方が目には優しく見えるかなという感じがあります。私としては、緑とかそういう色のほうが見やすいと思いました。

（内藤部会長）
　はい。これに関してよろしゅうございますでしょうか。他にご意見、ご質問ございますか。よろしいですか。はい。どうもありがとうございました。本日の会議の進捗等につきまして、次回の障害者施策審議会で報告させていただきます。それではマイクを事務局の方へお返しさせていただきます。よろしくお願いいたします。

【事務局による運営】
　・知事・副知事コメント
　・事務連絡