令和6年度障がい者ピアサポート研修実施報告 神奈川県福祉子どもみらい局福祉部 障害福祉課 地域生活支援グループ 1 研修概要 ■目的  自ら障害や疾病の経験を持ち、その経験を活かしながら、他の障害や疾病のある障害者の支 援を行うピアサポーター(障がい当事者)及びピアサポーターの活用方法等を理解した障害福祉サービス事業所等の管理者等の養成を図ることにより、障害福祉サービス事業所等における質の高いピアサポート活動の取組を支援する。 ■実施内容 ・定員72名(1コース36名×2日程) ・基礎研修2日間、専門研修2日間の計4日間のカリキュラム※ ・対面形式による実施 ※ フォローアップ研修については次年度に実施予定 2 申込状況 受講定員72名に対し、122名の方から申込  (内訳)  ※  事業所に所属する専門職とピアサポーター2人1組での申込   3-1 受講者の内訳①  ■申込区分内訳 ※ 2事業所(計4名)が受講辞退 ■障がい種別内訳(複数回答) 3-2 受講者の内訳② 所属事業所別内訳 ◎受講者68名+ファシリテーター18名が研修に参加。 4 合理的配慮について(一部抜粋) 【ハード面】 ・研修室と多目的トイレを同フロアに備えている会場を選定 ・体調不良時の静養室を確保 ・車いす使用者が利用できる座席を確保 【ソフト面】 ・文章の理解に時間を要する方には、研修資料を事前に配布 ・手話通訳者を配置 ・UDトークを使用し、講義やグループワーク時の会話を視覚化 5 修了者について ■基礎研修                            ■専門研修 6 課題 申込時に必要な合理的配慮について申出は無かったが、研修当日に合理的配慮が必要であることが判明した。 事業所が当事者(ピアサポーター)に研修を受講することの意思を確認せずに、申込をしるケースがあり、「(参加するように)言われて来た」受講者や、受講を辞退する申込者がいた。 「支援者として雇用されているピアサポーター」を対象としているが、就労継続支援の事業所で利用者として雇用されている方の申込みが複数あった。 知的障がいのある受講者の研修理解や到達度の確認方法について。