令和7年度(2025年度)神奈川県職員採用試験受験案内1種試験(テキスト版) 令和7年度1種試験のポイント ・技術系区分の第1次試験は、専門試験のみです。また、第2次試験は論文試験を廃止し、人物試験のみで受験できます。 ・最終合格者は、第2次試験の結果のみで決定する人物重視の試験です。 ・他日程の県職員採用試験とも併願ができます。 ・必ずインターネットで申し込んでください。スマートフォンからも申込みができます。インターネットにより申込みができない方は、令和7年4月28日(月曜日)までに神奈川県人事委員会事務局総務課任用グループ(電話045-651-3245)に必ず御連絡ください。 ・申込期間は4月11日(金曜日)午前10時から5月7日(水曜日)午後5時受信分までで、第1次試験日は6月15日(日曜日)です。 ・災害等で試験が実施できないなど緊急のお知らせは、職員採用ホームページで行います。試験実施の変更等がある場合も、同ホームページに掲載しますので、適宜、御確認ください。 ・各試験共通の注意事項や申込方法、身体の障がいなどにより受験上の配慮を希望する方への御案内等は、職員採用ホームページに掲載していますので必ず御確認ください。 (https://www.pref.kanagawa.jp/docs/s3u/saiyou/jyukenannai_kyotsu) 1試験区分、採用予定人員及び職務の内容 (1)試験区分行政、採用予定人員 120人程度、職務の内容は行政機関等(知事部局、企業庁、教育委員会等)における事務。 (2)試験区分農政技術(農業)、採用予定人員 11人程度、職務の内容は環境農政局等における農業行政、試験研究、普及指導業務等。 (3)試験区分農政技術(森林)、採用予定人員 8人程度、職務の内容は環境農政局等における森林・林業行政、水源環境・森林生態系の保全事業等。 (4)試験区分水産、採用予定人員 5人程度、職務の内容は環境農政局等における水産振興業務、研究所等における調査研究業務等。 (5)試験区分総合土木、採用予定人員 26人程度、職務の内容は県土整備局等における建設事業、土木行政等、環境農政局等における農業農村整備事業等、企業庁における水道、ダム等の施設の管理・更新等。 (6)試験区分建設技術(建築)、採用予定人員 7人程度、職務の内容は県土整備局等における建設事業、建築行政、都市計画等。 (7)試験区分環境技術、採用予定人員 6人程度、職務の内容は環境農政局等における環境行政、許認可業務等、研究所等における試験研究、調査研究業務等。 (8)試験区分機械、採用予定人員 2人程度、職務の内容は県土整備局等における営繕業務等、企業庁における浄水場、発電所、ダム等の施設の管理・更新等。 (9)試験区分電気、採用予定人員 6人程度、職務の内容は県土整備局等における営繕業務等、企業庁における浄水場、発電所、ダム等の施設の管理・更新等。 2受験資格 行政、農政技術(農業)、農政技術(森林)、総合土木、環境技術、機械及び電気は次のいずれかに該当する人で、外国籍の人も受験できます。水産及び建設技術(建築)は日本国籍を有し、次のいずれかに該当する人が受験できます。 (1)平成7(1995)年4月2日から平成16(2004)年4月1日までに生まれた人 (2)平成16(2004)年4月2日以降に生まれた人で、学校教育法に基づく大学(短期大学を除く。)を卒業又は令和8(2026)年3月までに卒業見込みの人(人事委員会が同等の資格があると認める人を含む。) ただし、全ての区分において、次の(1)、(2)に該当する人は、受験できません。 (1)地方公務員法第16条の欠格条項に該当する人 ア禁錮(刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律(令和4年法律第68号)施行以降は「拘禁刑」)以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの人 イ神奈川県職員として懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない人 ウ日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した人 (2)平成11年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている人(心神耗弱を原因とするものを除く。) 3試験の方法 (1)試験区分行政 ア第1次試験は教養試験、専門試験を行います。 ・教養試験の方法は択一式で、知識分野28問中18問選択解答、知能分野22問必須解答、内容は公務員として必要な一般的知識及び知能についての筆記試験(大学卒業程度)です。配点は100点で、試験時間は2時間です。教養試験の出題範囲は、知識分野は法律、政治、経済及び社会一般から12問。日本史、世界史及び地理から9問。物理、化学、生物、地学及び数学から7問です。知能分野は文章理解(英文を含む。)、判断推理(言語、非言語)、数的処理及び資料解釈です。なお、「判断推理(言語)」とは、数字や複数の事柄の関係等を手がかりとして、原因や結果等を推理し判断を下す能力を測定するものです。また、「判断推理(非言語)」とは、図形や軌跡等の空間関係を把握する能力を測定するものです。 ・専門試験の方法は択一式で80問中40問選択解答、内容は行政事務に必要な専門的知識についての筆記試験(大学卒業程度)です。配点は100点で、試験時間は2時間です。専門試験の出題範囲は、憲法、政治学、行政学、行政法、民法、刑法及び労働法から26問。経済学(経済原論、経済政策、経済事情、経済史)、財政学及び経営学から23問。社会政策、心理学、統計学、社会学、国際関係(国際政治学、国際経済学、国際法)及び教育学から18問。数学・物理及び情報・通信工学から13問です。 イ第2次試験は論文試験と人物試験を行います。 ・論文試験の方法は記述式で、1題必須解答、1,200字程度、内容は思考力、創造力、論理力、柔軟性等についての筆記試験です。配点は50点、試験時間は1時間30分です。 ・人物試験の方法はグループワーク及び個別面接2回で、内容は人柄、性向等についての試験です。グループワークの課題は第1次試験合格通知とともにお知らせします。試験時間と配点はグループワーク40分、50点、第1回個別面接1人約15分、50点、第2回個別面接1人約30分、200点です。 (2)試験区分農政技術(農業)、農政技術(森林)、水産、総合土木、建設技術(建築)、環境技術、機械及び電気 ア第1次試験は専門試験を行います。 農政技術(農業)、農政技術(森林)、水産、建設技術(建築)、環境技術、機械及び電気の専門試験の方法は択一式で40問必須解答、総合土木は択一式で50問中22問必須解答、残り28問中18問選択解答です。内容は各試験区分に応じて必要な専門的知識についての筆記試験(大学卒業程度)です。配点は100点で、試験時間は2時間です。専門試験の出題範囲は次のとおりです。 (ア)農政技術(農業)は、栽培学汎論、作物学、園芸学、育種遺伝学、植物病理学、昆虫学、土壌肥料学、植物生理学、畜産一般及び農業経済一般です。 (イ)農政技術(森林)は、森林政策・森林経営学、造林学(森林生態学、森林保護学を含む。)、林業工学、林産一般及び砂防工学です。 (ウ)水産は、水産事情・水産経済・水産法規、水産環境科学、水産生物学、水産資源学、漁業学、増養殖学、水産化学及び水産利用学です。 (エ)総合土木は ・必須解答が、数学・物理・情報、応用力学、水理学、測量及び材料・施工。 ・選択解答が、応用力学から2問。水理学から2問。土質工学から4問。都市計画から2問。土木計画から6問。材料・施工から2問。農業水利・土地改良・農村環境整備から8問。農業土木構造物から2問です。 (オ)建設技術(建築)は、数学・物理・情報、構造力学、材料学、環境原論、建築史、建築構造、建築計画、都市計画、建築設備及び建築施工です。 (カ)環境技術は、数学・物理・情報、物理化学、分析化学、無機化学・無機工業化学、有機化学・有機工業化学及び化学工学です。 (キ)機械は、数学・物理・情報、材料力学、流体力学、熱工学、電気工学、機械力学・制御、機械設計、機械材料及び機械工作です。 (ク)電気は、数学・物理、電磁気学・電気回路、電気計測・制御、電気機器・電力工学、電子工学及び情報・通信工学です。 イ第2次試験は人物試験を行います。 ・人物試験の方法はグループワーク及び個別面接2回で、内容は人柄、性向等についての試験です。グループワークの課題は第1次試験合格通知とともにお知らせします。試験時間と配点はグループワーク40分、50点、第1回個別面接1人約15分、50点、第2回個別面接1人約30分、200点です。 4試験の日時・場所・合格発表 ・第1次試験は6月15日(日曜日)、行政の区分は午前8時45分から午前9時25分に受付、午前9時30分着席、午後5時30分頃終了予定です。行政以外の区分は午後0時5分から午後0時45分に受付、午後0時50分着席、午後3時30分頃終了予定です。場所はいずれも神奈川県内で、受験票で指定します。なお、行政の区分で実施する論文試験は第2次試験種目ですが、第1次試験日に実施します。論文試験を棄権した場合は、第1次試験を棄権した扱いとし、一切採点は行いません。 ・第2次試験の第1回個別面接は、7月2日(水曜日)から同月11日(金曜日)までのうちの指定する1日に行います。グループワーク及び第2回個別面接は、行政は7月22日(火曜日)から8月19日(火曜日)までのうちの指定する1日、行政以外は7月14日(月曜日)から8月1日(金曜日)までのうちの指定する1日に行います。場所はいずれも横浜市内で、第1回個別面接の日時と場所及び第2回個別面接の場所の詳細は第1次試験合格通知とともにお知らせします。第2回個別面接の日時は、第1回個別面接実施後に職員採用ホームページに掲載します。 ・第1次試験合格者発表は6月25日(水曜日)午前10時に職員採用ホームページで合格者の受験番号を示します。最終合格者発表は、行政は8月29日(金曜日)午前10時に、行政以外は8月15日(金曜日)午前10時に職員採用ホームページで合格者の受験番号を示します。 (注意1)受付終了後は、受験できません。ただし、鉄道の不通、遅れによるときは、鉄道機関発行の遅延証明書の提出を条件として受験を認める場合があります。 (注意2)所定の着席時刻に着席していない場合は、受験できません。 (注意3)第2次試験日に人物試験の参考とするため、性格等について、質問紙法による検査を実施します。 (注意4)合格発表については、受験者全員にe-kanagawa電子申請システムでも通知します。 5合格者の決定方法等 ・第1次試験の得点は、標準偏差を用いて算出します。 ・試験種目ごとに合格最低基準がありますので、一種目でも当該基準に達しない場合、不合格となります。 ・最終合格者は、第2次試験の結果のみで決定します。 ・受験資格がないこと又は虚偽の申告等が判明した場合は、その後の試験を受験できません。最終合格している場合は合格を取り消します。 6勤務条件 給与の月額は、次のとおりです(令和7年4月1日現在)。 ・約253,000円 ・採用時の給与の月額については、今後の給与改定等により、この額から変動する場合があります。 ・この額は、それぞれの試験区分に応じた代表的な職務に従事した場合のもので、職務の内容によって金額が異なる場合があります。 ・この額には、地域手当が含まれています。また、このほか、住居手当、通勤手当、時間外勤務手当、期末・勤勉手当等がそれぞれの支給条件に応じて支給されます。 ・採用に伴い住居を移転し、一定の要件を満たした場合、引っ越し代として移転料が支給されます。 ・この額は、新規に大学を卒業した人の給与例で、学校卒業後に学歴又は職歴がある人は、この額に一定の基準で算出された額が加算されます。 ・主な休暇制度として、年次休暇(1年につき20日)、夏季休暇(5日)、慶弔休暇、不妊治療休暇、出産休暇、子の看護等休暇、育児休業、育児部分休業、子育て部分休暇、介護休暇などがあり、その他、フレックスタイム制度、時差出勤制度、育児・介護職員向け週休3日制度などもあります。 ・受動喫煙防止措置として、採用後の就業場所は、敷地内禁煙(一部施設においては、屋外に喫煙場所設置)としています。 ・外国籍の人は、県民等に対して身体・財産等の権利を制限することとなる職務などを除いた職務を担当します。詳しくは、職員採用ホームページを御覧ください (https://www.pref.kanagawa.jp/docs/s3u/saiyou/jyukenannai_kyotsu)。 7問合せ先 神奈川県人事委員会事務局総務課任用グループ 〒231-0023横浜市中区山下町32 電話045-651-3245 ファクシミリ045-651-3239 職員採用ホームページ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9111/