【資料5】 障害児等メディカルショートステイ運営事業について 1 事業の経緯 重症心身障害児者の現状 〇県内の重症心身障害児者の数は3,583人(令和3年度末)  重症心身障害児者施設の入所定員は約900人 →差は約2 700人  → 多くの重症心身障害児者が、 在宅で家族等の介護に支えられて生活している。 〇重症心身障害の認定を受けている医療的ケア児の数は約65% (令和元年度)  → さらに多くの重症心身障害児者が在宅で生活している。 医療型短期入所事業 〇利用者を日帰り又は宿泊で-時的に受け入れる医療型短期入所の存在 【課題】  ・子どもは、子どもならではの支援が必要 ・高度な医療的ケアが必要なケ-スは、医療的ケアの個別性、困難度が高く、受入れの負担が大きい  ・障害福祉サ-ビス報酬は診療報酬に及ばない   →ハードルが高く、開設が進んでいない   ※ 短期入所の受け皿は政令市 ・ 中核市に比べて圧倒的に不足している 重症心身障害児者数と医療型短期入所事業所(宿泊あり)数 (令和4年3月31日現在)             県   横浜市   川崎市   相模原市   横須賀市 重症心身障害児者数    920  14445     829     231      157  うち15歳未満      270  474   201 66 40 各所管域の事業所数 13 13 5 3 1  うち15歳御南受入可 5 7 3 3 1 各所管域のベッド数 (3)※ (83) (26) (5) (2)  うち15歳未満受入可 (3) (35) (25) (5) (2)  ※空床利用型の場合は定員がないことから、 5事業所あるものの定員は3人 2 事業の目的 〇重症心身障害児者と保護者にとって短期入所は不可欠なサ-ビス 〇県所管域における短期入所の受け皿が不足   ↓ メディカルショートステイ(短期入院)『小児科主要医療機関の協力』   ↓ 〇重症心身障害児者の一時的な生活の場を確保 〇対象児者と保護者が地域で安心して生活することができる。 3 事業の内容 メディカルショ-トステイ 〇生活情報(身体の状態や日常生活の様子等)の事前登録を行った重症心身障害児者等が、保護者 (介護者) 又は家族の病気や冠婚葬祭なとの事情により、在宅での療養が困難になった場合に、一時的に入院ができる制度。 〇既存の医療型短期入所を利用できない場合に、県が利用者からの申込を受けて、協力医療機関と受入調整を行う。(県は看護師等の医療職が対応予定) 〇協力いただく医療機関とは、あらかしめ委託契約を締結し、受け入れていただいた実績(受入延べ日数)に応じて受入費用をお支払いするとともに、受入がないない期間も事業にご協力いただく事務費として1日あたり2,000円お支払いする。 事業イメ-ジ           委託料        ←――――――――       @登録・利用申込 協力医療機関          神奈川県 ←―――――――― 利用者        ←―――――――→          A受入調整 @ 利用登録を行った重症心身障害児者等の保護者からの利用申込 A 利用者の身体の状態や居住地を考慮して、協力医療機関と受入調整 ※医療機関は、常時空床を確保する必はなく,、空床がある場合に受入可否を検討する ※受診歴のない利用者は、受入調整後、入院前に 度外来へ受診するよう案内します 対象者 (@~Bを全て満たす方) @県内在住(政令市及び中核市を除く)の重症心身障害児者又は高度な医療的ケアを必要とする児者であること  ※具体的な対象者は、医療機関の体制等に合わせて個別に調整 A常時医学的管理を要する方であること  ※人工呼吸器の装着、気管切開、経管栄養を行っている方など B医療型短期入所が利用できないこと 日数 1回あたり最大7日程度を予定 委託料 〇受入費用  ・1人個室の場合   1日あたり22,000円+リハビリ実施で6,000円 1日あたり最大28,000円  ・2人以上病室の場合 1日あたり13,000円+リハビリ実施で6,000円             1日あたり最大19,000円 〇事務費 1日,000円(365日)