気になる隣の社食ごはんのページ エントリーナンバー1、日産自動車株式会社グローバル情報システムセンターの取材内容 取材に応じてくださったのはIS企画統括部の方々です。日産自動車の情報システムの企画に関わること全てを担当されています。 こちらの事業所では、社員は約300名。関連会社を入れると約1500名の方が働いています。 平均年齢40.7歳、女性率は16%です。 IS企画統括部の能丸部長の言葉 「私達がやろうとしているのは、“安全で健康な職場づくりの実現”というシンプルなことです。 “すべては一人ひとりの意欲から始まる”というのが日産の考え方ですが、その意欲は、一人ひとりの安全や健康から生み出されるのだと考えています。 ウォーキングラリー、食べて健康イベントなどの全員参加の安全衛生活動を月1回やろうぜは大原則!診療所や、カフェテリアとの連携は欠かせません。」 IS企画統括部の井上さんの言葉 「毎日利用するカフェテリアだからこそ、心地よい場所にしたいんです!自分が参加してみたいと思える楽しいイベントを考えています。 健康イベントはとにかく全員参加を目指しています!」 ベースにあるのは固い「安全衛生」ですが、楽しみながらできる健康づくりを目指し、全ての活動に部長が参加されています。 診療所の看護師さんの言葉 「今までは“メタボ”の人や喫煙者のみを対象にした健康教育を行っていました。 けれども現在は、そうではない方も含めた社員全員に対して健康に関する意識づけを行うことが重要と考え、 IS企画統括部の声かけのもと、原則全員参加の大がかりな健康イベントを就業時間内に行うことができています。 イベントでは、社員の皆さんがすごくいい笑顔になるんです!」 食べて健康イベントにて 食堂を運営する給食会社本社の栄養士さんの応援もいただき、食べ物に関するゲームやクイズを行いました。部対抗なので、とても盛り上がりました。 このイベントでは、野菜料理の上手な選び方を身につけることができました。カフェテリアで小鉢を選ぶ時にすぐに役立ちます。 食堂にて 昼食前になると、食堂の入り口に美味しそうなサンプルが並べられます。 サンプルにはエネルギーや塩分などの栄養表示がされています。 栄養表示は、食事をされる方にとって貴重な情報です! 週間献立表は社内イントラで事前にチェックするぐらい楽しみにしている方もいるそうです!確かにお昼が待ち遠しくなるラインナップ。 「食器で料理の印象が変わる」という思いから、食器にもこだわり、料理に合わせた食器が選ばれています。 定食は3種類。 今日はB定食の「茹で豚とたっぷり野菜のねぎソース」がヘルシー定食になっています。 小鉢の種類も豊富! 盛り付けもとてもキレイです。イベントで小鉢の選び方を学び、食堂でいざ実践!という方も多いのでは? 1g1.2円のバイキングです。 寿司、焼きそば、煮物、揚げ物、サラダに、デザートなどなど主食、主菜、副菜がそろっています。 イベントで学んだ組み合わせをいざ実践!?… バイキングメニューの500円分の組み合わせ例。これならついついとりすぎてお財布が悲鳴をあげることもなさそうです. 表示を参考にご飯やドレッシングの量の調整ができます。 フェアの掲示です。 隠し味フェア。5日間の日替わりメニューの隠し味が何かを当てるものです。 楽しい企画ですね! 食堂の店長さんの言葉 「お客様に楽しんでいただけるよう、バラエティー豊かなお食事の提供を心がけています。毎日ご利用いただくカフェテリアですので、 味付けなどにも飽きがこないよう、オリジナルメニューを考案しています。店長の私も管理栄養士もまだ若いので、 その若さをメニュー作りに活かし、他の会社にはないような素晴らしいカフェテリアを作っていきたいと考えています。」 食堂の管理栄養士さんの言葉 「大切にしていることは、自分が「食べたい、美味しそう、美味しい」と思えるお食事をご提供する事です。 学校の給食や病院などとは違い、こちらの食堂はお客様に選択権があります。そのため、POPやメニューを見て「食べたい」、サンプルを見て「美味しそう」、 実際に食べてみて「美味しい」、と思って頂くことが大切だと思っています。  そこでまずは、自分が食べたい、美味しそう、美味しいと思えるようなメニュー作りをしています。そのようなお食事をご提供し続けることで、 お客様にも「また来たい、毎日通いたい」と思って頂けるでしょうし、長期的な栄養管理もしていけるかと思います。 野菜たっぷりのヘルシーメニューも色合いや味付けにこだわっているため、以前より食べて頂けるようになっています。  今後も、人気メニューとなるようなヘルシーメニューを考案し、お客様に味や量だけでなく、栄養管理の面でも満足して頂ける食堂を作り上げていけるよう、 スタッフ一同で取り組んでいきたいと思います。」 本日のヘルシーメニュー 「茹で豚とたっぷり野菜のねぎソース」  エネルギー287kcal、塩分1.1g ごはん中盛、味噌汁、漬物をあわせると  エネルギー715kcal、塩分3,2g  (PFC比※はP14.8、F19.6、C65.6%) ※PFC比とは3大栄養素である、 たんぱく質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)の摂取比率です。30歳以上の大人の場合、1日の総摂取エネルギーに対して たんぱく質20%未満、脂質25%未満、炭水化物50〜70%で摂取することが望ましいとされています。 ヘルシーメニューはいかがですか? 食堂利用者さんの言葉 「味つけがしっかりしていて美味しいです!」 「こんなに美味しいのにヘルシーなんて理想的です。」 試食をさせていただきました。 フリー栄養士の会 実川さんの言葉 「旬の野菜と彩を考えたメニュー。主菜皿だけでもたっぷりと野菜がとれるので、とっても健康になれそうです。副菜におすすめ!の野菜小鉢を添えるとなお良いですね。  茹でると固くなりがちな豚肉ですが、柔らかく食べられるよう片栗粉をまぶすという工夫がされています。  葱ソースに香味野菜・香辛料が入っていて、味付けでも満足感があり代謝も良くなりそうです。  メタボ予防おすすめレシピぜひお試しを!」 「茹で豚とたっぷり野菜のねぎソース」のレシピ <1人分分量> 豚コマ肉・・・・80g 片栗粉・・・・・10g 人参・・・・・・40g キャベツ・・・・60g タケノコ・・・・30g 玉葱・・・・・・30g アスパラ・・・・20g 長葱・・・・・・10g 特製和風ソース・50g <作り方(家庭用)> @野菜の下ごしらえ  人参は一口大の乱切り、キャベツはざく切り、玉ねぎは  薄めのくし形切り、アスパラは根の固い皮をむき2等   分、茹でタケノコは穂先部分は薄めのくし形切り、長葱  はみじん切りにする。 A肉の下ごしらえ・・豚肉に片栗粉をまぶす。 B下準備・・葱ソースを作る。  みじん切りの長葱と特製和風ソース(市販の和風ドレッシ  ングまたはポン酢で代用も可能)を合わせる。 C鍋にたっぷりの湯を沸騰させ@で切った野菜を、人参→  アスパラ→タケノコ→キャベツと玉ねぎの順で茹で、   各々ザルにとり冷ます。 D最後にAの片栗粉をまぶした豚肉を2〜3分茹で、肉が  白っぽくなったら氷水に放し冷めたらザルにあげ水気を  切る。 E大きめのお皿にそれぞれを彩り良く盛り付け、葱ソース  をかけていただく。 <家庭で作る時のポイント> ・下準備をして加熱調理をすると手際よく料理ができま  す。 ・もっとカロリーダウンしたいときには、脂身の少ない豚  モモ肉を使うとよいでしょう。 ・暑い夏など火を使うお料理がおっくうになる時は、電子  レンジを使ってスチーム料理にアレンジしても。 楽しい食事が、社員の元気を引き出します。 お昼時間でにぎわう食堂。 楽しい食事が、社員の元気を引き出します。 ご協力ありがとうございました!