更新日:2022年1月13日

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演劇のミライ

東京2020 NIPPONフェスティバル Our Glorious Future KANAGAWA2021の演劇のミライ映像です

演劇のミライ

しるやるかわるいるおどるプロジェクト

総合ディレクション:多田淳之介(演出家)

“共生社会” と言った時に、普通ではない、特別にみんなと違っていて、特別に共に過ごしにくい人といかに共に過ごすか、という発想になりがちです。例えばなにか身体に障がいがあっても無くても、そもそも私たちはそれぞれ違っていて、お互いの考えていることの100%は絶対に相手に伝わらないし、共に生きるには工夫が必要です。生き残るために争うのは動物としての本能ですが、共に社会を構成し生き延びるのが人類の生存戦略です。動物として他者を受け入れないのか、人間として多様な社会を構成するのか、そのレベルの岐路にいまだに人類は立たされています。演劇部門では、自分や自分でないものを体験する“演じる体験” から、自分について、そして他人について、異なるものとの共生についての気づきにつながるワークショップ、そしてそれぞれの違いに関わらずその場にいること、場所と時間を共有するだけでだれでも参加できる“盆踊り” を開催する予定でした。
残念ながら無観客、映像配信となりましたが、ワークショップのドキュメントと盆踊りをモチーフにしたセレモニーのドキュメントを制作しました。いまだコロナ禍の収束の気配を感じることの出来ない状況ですが、それでも私たちはどう生きるのか、考えるための一助となれば嬉しいです。

(演劇部門ディレクター 多田淳之介)

MOVIE/CONTENTS

しるやるかわる共生ドキュメント

多田淳之介総合演出による、自分や他人を知ることから共生社会の実現へ一歩踏み出すためのプロジェクト。共生へのヒントやきっかけとなる活動をされている方へのインタビューやワークショップのドキュメント映像、そして盆踊りをモチーフに、亡くなったヒト、失ったモノ、そして今いるわたしたちのこれからのためのセレモニーをお届けします。

● 老いとの共生
『菅原直樹氏:老いとボケと演劇~認知症の人と“いま、ここ” を楽しむ~』

菅原直樹氏が開催する演劇体験を通じて楽しみながら認知症の人とのコミュニケーションを考える「老いと演劇のワークショップ」。参加者同士で認知症の人と介護者を交互に演じて、認知症の人の言動を否定せずに受け入れるコミュニケーションや、言動を否定されたときの認知症の人の気持ちを疑似体験してもらいます。実際に身体を使って演じることで、認知症ケアの気づきやヒントを講師と参加者間で共有していきます。ワークショップを通して、老いと共生を考えます。

 

● モノとの共生
『大月ヒロ子氏:くふうよ!→(きったり・ぬったり・つないだり)→!ようふく』

廃材を新たな魅力あるものに変身させるワークショップを行っている大月ヒロ子氏。コミュニティの産業や暮らしから出て来る廃材を収集し、分類して、並び替えて、展示してみることで、次のモノづくりの材料に変身します。廃材で身につけるアイテムを創作し、それらを身につけての演劇的「変身体験」を通じて、ものや人のあらたな魅力を知り、共生社会において多様な視点に気づくヒントを探ります。ワークショップを通して、モノとの共生について考えます。

 

● 自分との共生
『ヴィヴィアン佐藤氏:名付けられない時間、名付けられない空間、名付けられない自分』

芸術家/文筆家/非建築家/ドラァグクイーン/プロモーター、ジャンルを横断して活躍するヴィヴィアン佐藤氏。ヘッドドレスとは...基本的にお化粧やヘッドドレスの装着は、違う自分や非日常的な変身ではありま せん。化粧や着飾る行為とは、どんどん裸になって本来の自分に戻る行為なのです。通常隠されて いる自分自身の大切な一面を取り戻すこと。自分を解放し、自身の潜在的な感性や哲学を再び確認してみるのです。もう一度「自分」「私」の在り方に向き合う装置なのです。また、ヘッドドレスとはアンテナの役目を果たします。普段気付かない情報や出来事、気付かなかったふりをしていた ものを傍受し発信するためのものでもあります。ヴィヴィアン佐藤氏のワークショップを通して、自分との共生を考えます。

 

いる・おどるセレモニードキュメント

『わんす おぼん な たいむ』

盆踊りをモチーフに、亡くなったヒト、失ったモノ、そして今いるわたしたちのこれからのためのセレモニー。お盆に集まれない人々に代わり盆棚のお供物達による盆踊り。むかしむかしあるところ、そんなお盆もあったかな、なくなったものとダンスのチャンス、わんすおぼんなたいむ。

● 使用楽曲

『うろおぼえおんど』(作曲:やまみちやえ、作詞:飯塚うなぎ)
『ゆるびすさびうらんぼんえ』(作曲・作:やまみちやえ)
『わんす おぼん な たいむ(作曲:やまみちやえ、作詞:飯塚うなぎ)

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老いとの共生

菅原直樹氏

老いとボケと演劇~認知症の人と“いま、ここ” を楽しむ~

 

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モノとの共生

大月ヒロ子氏

くふうよ!→(きったり・ぬったり・つないだり)→!ようふく

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自分との共生

ヴィヴィアン佐藤氏

名付けられない時間、名付けられない空間、名付けられない自分

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いる・おどるセレモニードキュメント

わんす おぼん な たいむ

 

01

©Toru Hiraiwa

演劇部門ディレクション

演出家

多田 淳之介 TADA Junnosuke

神奈川県出身。演出家。東京デスロック主宰。古典から現代戯曲、小説、詩など古今東西のテキストから現代社会の問題を炙り出す。学校や文化施設でのワークショップや創作も数多く手掛 け、 韓国、東南アジアとの国際共同製作も多数。韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。東京芸術祭ファームディレクター。

02

撮影:草加和輝

しる・やる・かわる共生ドキュメント 出演

劇作家 / 演出家 / 俳優 /介護福祉士

菅原 直樹 SUGAWARA Naoki

1983年栃木県生まれ。青年団に俳優として所属。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを 岡山県和気町にて設立し、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開している。

03

しる・やる・かわる共生ドキュメント 出演

ミュージアム・エデュケーション・プランナー

大月 ヒロ子 OHTSUKI Hiroko

有限会社イデア代表取締役。美術館学芸員を経て有限会社イデアを設立し、数多くの公立ミュージアムの設立準備や運営に関わる。大型児童館ビッグバン総合プロデューサー・東京国立近代 美術館客員研究員・国立歴史民俗博物館客員准教授など歴任。 2013年倉敷市玉島にIDEARLABを開設し、クリエイティブリユースをキーコンセプトに、モノ作りやエリアイノベーションの実験を行う。

04

PHOTO:ANJU杏珠

しる・やる・かわる共生ドキュメント 出演

美術家 / ドラァグクイーン

非建築家 / 文筆家 / 映画批評家

ヴィヴィアン佐藤 VIVIENNE SATO

美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。 ジャンルを横断して独自の見解で分析。作品制作発表だけではなく、「同時代性」をキーワードに映画や演劇、都市など独自の芸術論で批評展開。また様々な地方町興しコンサルタント、尾道観光大使など。サンミュージック提携タレント。大正大学客員教授。

05

撮影:福本 剛士

いる・おどるセレモニードキュメント 構成/振付/作詞/録音補佐/出演

妖精大図鑑 Youseidaizukan

飯塚 うなぎ(脚本家/照明/美術) IIZUKA Unagi

永野 百合子(演出家/振付家/俳優) NAGANO Yuriko

鈴木 はじめ(音響家/映像)SUZUKI Hajime

舞台・映像作品を創作する、多摩美術大学卒の3人組ユニット。ダンス、コント、歌など様々なシーンによって構成される作品を多く発表。おバカ、なのにちょっと切ない、エキセントリックセンチメンタル。横浜ダンスコレクション2018最優秀新人賞受賞。2020年5月から、短編映像「Ammonite Night」毎週(土)YouTubeにて配信中。

06

いる・おどるセレモニードキュメント 出演

俳優 / 振付家 / 歌い手

間野 律子 MANO Ritsuko

2010年~2021年7月まで東京デスロック所属、以降フリーに。これまで、劇団作品の他、数多くの演劇、ダンス作品に出演。また、MV振付、ダンス作品創作、ボーカル参加、楽曲制作など幅広く活動中。

07

撮影:和久井幸一

いる・おどるセレモニードキュメント 出演

演出家 / 振付家

山下 恵実 YAMASHITA Megumi

1998年生まれ。埼玉県立芸術総合高校 舞台芸術科卒業。演劇作品やダンス作品の創作の他、こども参加型公演やワークショッ プなど、アウトリーチ活動も積極的に行う。横浜ダンスコレクションコンペティションⅡ 奨励賞受賞。「ひとごと。」主宰、青年団演出部所属。

08

©石倉来輝

いる・おどるセレモニードキュメント 出演

ダンサー / 振付家 / 俳優

安部 萌 ABE Megumi

幼少よりクラシックバレエを学ぶ。2018年多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。現在フリーで活動中。 近藤良平、CHAiroiPLIN、ままごと、木ノ下歌舞伎、妖精大図鑑、山道弥栄企画、橋本ロマンス等の作品に参加。ライブバックダンサー・MV出演、振付やフライヤー等のデザインも手がけ、活動の幅を広げている。

09

いる・おどるセレモニードキュメント 出演

振付家 / ダンサー どうぶつ体操家(アニマルコンちゃん)

東京都ヘブンアーティスト

齊藤 コン SAITO Con

ダンサーとして国内外の公演に出演。振付家として生物の生態を モチーフにした作品を発表。 アニマルコンちゃんとして生き物の動きを体験するどうぶつ体操を主宰しライブや大道芸の活動をしている。

10

photo by bozzo

いる・おどるセレモニードキュメント 出演

住 玲衣奈 SUMI Reina

1992年富山県生まれ。幼少より和田朝子舞踊研究所にて現代舞踊、クラシックバレエを学ぶ。2011年、桜美林大学総合文化学群入学し、コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。笠井瑞丈×上村なおか、川村美紀子、森下真樹やその他様々な団体の作品に参加。MV出演、宣伝美術、被写体としても活動する。

11

いる・おどるセレモニードキュメント 音楽/作調・演奏(太棹三味線)

作曲家 / 太棹三味線演奏家

やまみち やえ YAMAMICHI Yae

幼い頃より歌舞伎や文楽に親しみ、6歳より義太夫三味線、10歳より邦楽囃子を始める。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。2018年より木ノ下歌舞伎所属。公益財団法人クマ財団第 3期クリエイター奨学生。日本の古典作品をモチーフとした義太夫節と邦楽囃子、コンテンポラリーダンスによるパフォーマンス作品 の創作・上演を行なっている。

12

いる・おどるセレモニードキュメント 作調・演奏(囃子)

邦楽囃子方

望月 左太助 MOCHIZUKI Satasuke

1996年東京都生まれ。幼少期より和太鼓を始め、邦楽囃子を望月左太郎、長唄を東音味見純に師事。2019年東京藝術大学邦楽科卒業。稀音家浄観賞、安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞。 2018年望月流森下派家元より望月左太助の名を許される。国内外の舞踊会、歌舞伎公演で活動する一方、NHK大河ドラマなどにも鳴物で出演。

13

いる・おどるセレモニードキュメント 作調・演奏(囃子)

邦楽囃子方

藤舎 雪丸 TOSHA Yukimaru

東京藝術大学邦楽科卒業。囃子を二世藤舎呂雪、長唄三味線を杵屋三澄那の各師に師事

2018年六世家元 藤舎呂船師より邦楽囃子方藤舎流 藤舎雪丸の名を許される。国立劇場を始め各地の劇場にて邦楽演奏会のほか歌舞伎公演、日本舞踊公演、またNHK「にっぽんの芸能」などにも出演。その他韓国、フランスなどでの海外公演などにも出演。

14

いる・おどるセレモニードキュメント 作調・演奏(笛)

能管・篠笛

迎田 優香 MUKAEDA Yuka

17歳より笛を藤舎流笛方中川善雄に師事。長唄三味線を杵屋五司郎に師事。 現在、東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子専攻に在学中。

15

いる・おどるセレモニードキュメント 作調・演奏(唄)★

唄方

西垣 秀彦 NISHGAKI Hidehiko

1998年、東音西垣和彦の長男として生まれる。 父より長唄の手ほどきを受け、3歳のときに国立劇場にて初舞台を 踏む。長唄を東音西垣和彦師、杵屋利次郎師に師事。三味線を東音伊藤恭子師、東音塚原勝利師に師事。令和2年東京藝術大学邦楽科を卒業。在学中に東音会賞を受賞。 現在、同大学の大学院に在学中。

16

撮影:玉田伸太郎

いる・おどるセレモニードキュメント 舞台美術

舞台美術家

佐々木 文美 SASAKI Ayami

1983年鹿児島県生まれ。劇団「快快」(ファイファイ)の活動に加えて、舞台美術家として演劇、ダンス、コンサート、展示など様々な企画に参加している。 ホームパーティーをするのが好きだが、今は静かにしている。

17

©comuramai

いる・おどるセレモニードキュメント 衣装

俳優

原田 つむぎ HARADA Tsumugi

1993年福島県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。2015年から多田淳之介主宰・東京デスロックに、2019年からは額田大志主宰・ヌトミックにも所属。ふたつの劇団に所属しながら、舞台作品を中心に活動している。

 

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