更新日:2020年8月13日

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令和元年入込観光客調査

入込観光客調査のページ

令和元年神奈川県入込観光客調査結果の概要

1 県全体の入込観光客の状況

(1)延観光客数

令和元年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は2億467万人で、平成30年の延観光客数(2億26万人)に比べ440万人の増加(前年比+2.2%)となった。

延観光客数は、横浜博覧会が開催された平成元年の1億6,065万人をピークに減少傾向を示し、平成10年には1億4千万人台前半まで減少した。しかし、その後増加傾向に転じ、平成21年には開港博Y150に伴う集客効果等により過去最高の1億8,357万人を記録したものの、平成23年は東日本大震災の影響を受けて1億5,197万人まで減少した。

平成24年以降は増加傾向にあり、平成29年に初めて2億人を突破し、以降、平成30年は2億26万人、令和元年は過去最高記録となる2億467万人と、3年連続で2億人を突破した。

(2)日帰り客数

日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億8,731万人で、延観光客数の91.5%を占めており、前年に比べ496万人の増加(前年比+2.7%)となった。

日帰り客数は、平成元年の1億4,894万人をピークに減少傾向を示し、平成10年に1億2千万人台となった。平成11年以降は概ね増加傾向で推移し、平成21年には1億7,016万人となったが、平成23年は東日本大震災の影響を受けて大きく減少した。

平成24年以降は増加傾向にあり、令和元年は過去最高記録を更新した。

(3)宿泊客数

宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,735万人で、前年に比べ56万人の減少(前年比▲3.1%)となった。

宿泊客数は、平成3年の1,292万人をピークに減少傾向を示し、平成11年には1,100万人台となったが、平成12年以降は回復傾向で推移し、平成18年には1,300万人台に達した。平成23年は東日本大震災の影響で大きく減少したが、平成24年から平成30年まで毎年過去最高記録を更新していた。しかし、令和元年は前年を下回る結果となった。

2 地域別に見た観光客の状況

(1)横浜・川崎地域

横浜・川崎地域の延観光客数は7,599万人で、前年に比べ851万人の増加(前年比+12.6%)となった。

市別にみると、横浜市は896万人の増加(前年比+19.1%)、川崎市は45万人の減少(前年比▲2.2%)であった。

横浜市では、ラグビーワールドカップ2019™大会の開催や、新たな観光施設のオープンなどにより、896万人増加した。一方、川崎市では、台風第19号の被害を受け、施設の休館や、例年開催されていたイベントの中止など、大きな影響が生じたことなどにより、45万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は851万人増加した。

(2)三浦半島地域

三浦半島地域の延観光客数は1,650万人で、前年に比べ25万人の減少(前年比▲1.5%)となった。

市町別にみると、横須賀市は18万人の増加(前年比+2.1%)、逗子市は4万人の減少(前年比▲4.4%)、三浦市は23万人の減少(前年比▲3.6%)、葉山町は16万人の減少(前年比▲19.2%)であった。

横須賀市では、5月の大型連休が10連休だった影響などにより、「ヴェルニー公園」で18万人、「三笠公園」で10万人増加した。一方、夏場の天候不順や台風の影響により、逗子市の「逗子海岸」で3万人、三浦市の「三浦海岸」で14万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は25万人減少した。

(3)湘南地域

湘南地域の延観光客数は5,178万人で、前年に比べ63万人の減少(前年比▲1.2%)となった。

市町別にみると、平塚市が21万人の減少(前年比▲2.7%)、鎌倉市が85万人の減少(前年比▲4.3%)、藤沢市が91万人の増加(前年比+4.9%)、茅ヶ崎市が38万人の減少(前年比▲12.9%)、寒川町が4万人の増加(前年比+2%)、大磯町が12万人の減少(前年比▲11.2%)、二宮町が1万人の減少(前年比▲2.3%)であった。

藤沢市では、1月、2月に開催された江の島のライトアップイベント「湘南の宝石」が好調だったことや、主要観光地点である「江の島・湘南海岸」の来訪者が年間を通じて増加したことなどにより、91万人増加した。一方、鎌倉市では、台風第15号及び第19号の被害を受け、「天園ハイキングコース」を閉鎖したことなどにより、85万人減少した。また、夏場の天候不順や台風の影響により、茅ケ崎市では、「サザンビーチちがさき花火大会」や「茅ケ崎ジャンボリー」が中止された影響などにより、38万人減少し、大磯町では、「大磯海岸」で7万人、「大磯ロングビーチ」で4万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は63万人減少した。

(4)箱根・湯河原地域

箱根・湯河原地域の延観光客数は3,141万人で、前年に比べ211万人の減少(前年比▲6.3%)となった。

市町別にみると、小田原市が7万人の増加(前年比+1.1%)、南足柄市が2万人の増加(前年比+2.3%)、開成町が5千人の減少(前年比▲1.9%)、箱根町が230万人の減少(前年比▲10.8%)、真鶴町が35万人の減少(前年比▲28%)、湯河原町が45万人の増加(前年比+12.3%)であった。

小田原市では、ラグビーワールドカップ2019™大会の影響や、「漁港の駅 TOTOCO小田原」がオープンしたことなどにより、7万人増加した。一方、箱根町では、大涌谷の噴火警戒レベルの引き上げや、台風第19号の被害などの影響により、230万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は211万人減少した。

(5)丹沢・大山地域

丹沢・大山地域の延観光客数は1,518万人で、前年に比べ107万人の減少(前年比▲6.6%)となった。

市町村別にみると、秦野市が68万人の増加(前年比+18%)、厚木市が21万人の減少(前年比▲6.8%)、伊勢原市が4万人の増加(前年比+1.9%)、中井町が1万人の減少(前年比▲4.3%)、大井町が2千人の増加(前年比+0.3%)、松田町が4万人の減少(前年比▲5.5%)、山北町が7万人の減少(前年比▲4.6%)、愛川町が5万人の減少(前年比▲3.4%)、清川村が141万人の減少(前年比▲47.1%)であった。

秦野市では、1月から6月にかけて天候が良好だった影響で、「丹沢表尾根 大倉」で14万人、「弘法山」で10万人増加した。一方、9月から11月にかけての天候不順や台風の影響などにより、厚木市の「飯山」で12万人減少し、清川村の「宮ヶ瀬」で141万人減少した。これらにより、地域全体での入込観光客数は107万人減少した。

(6)相模湖・相模川流域

相模湖・相模川流域の延観光客数は1,380万人で、前年に比べ4万人の減少(前年比▲0.3%)となった。

市別にみると、相模原市が8万人の増加(前年比+0.7%)、大和市が4万人の増加(前年比+2.7%)、海老名市が6万人の減少(前年比▲19.6%)、座間市が4万人の減少(前年比▲8.5%)、綾瀬市が6万人の減少(前年比▲24.8%)であった。

相模原市では、平成30年に悪天候のため中止された「相模原納涼花火大会」が2年振りに開催されたことなどにより、8万人増加した。一方、天候不順や台風の影響により、海老名市の「商工フェア」や座間市の「ひまわりフェスタ」が中止になり、綾瀬市の「厚木基地スプリングフェスティバル」は5万人減少するなどの影響があった。これらにより、地域全体での入込観光客数は4万人減少した。

統計データ

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