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更新日:2021年8月31日

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令和3年度全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校の調査結果(速報版)について

2021年08月31日
記者発表資料

令和3年5月27日に実施された全国学力・学習状況調査の神奈川県の結果(速報版)をまとめました。 なお、調査結果の詳細版については、県教育委員会で分析した後、10月中旬頃に公表する予定です。

1 調査の概要

〇小学校は第6学年、中学校は第3学年が対象

〇次の3種類の調査を実施
・教科に関する調査(小学校:国語、算数 中学校:国語、数学)
・学校質問紙調査
 各学校を対象とした、指導方法に関する取組等に関する質問(小学校91項目、中学校91項目)、新型コロナウイルス感染症の影響に関する質問(小学校11項目、中学校11項目)
・児童生徒質問紙調査
 調査学年の児童生徒を対象とした、学習意欲や学習方法、生活、新型コロナウイルス感染症の影響等に関する質問(小学校69項目、中学校69項目)

〇参加規模は次のとおり
参加校数 小学校調査848校(小学校840校、特別支援学校 小学部5校、義務教育学校(前期)3校)
中学校調査401校(中学校389校、特別支援学校 中学部7校、中等教育学校(前期)2校、義務教育学校(後期)3校)
参加人数 小学校調査 約7万1千人、中学校調査 約5万9千人

<参考>県域(政令指定都市(横浜市、川崎市、相模原市)を除いた地域)
参加校数 小学校調査328校(小学校325校、特別支援学校 小学部3校)
中学校調査170校(中学校165校、特別支援学校 中学部3校、中等教育学校(前期)2校)
参加人数 小学校調査 約2万5千人、中学校調査 約2万2千人

2 教科に関する調査結果の概要

(1)平均正答数・平均正答率
*県及び県域の平均正答率は、小数第1位を四捨五入した整数値で国から提供された。
平均正答数・平均正答率

本県の公立小・中学校の平均正答数・平均正答率は、全教科とも、全国公立学校の平均値と大きな差は見られなかった。

(2)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上上回った設問(全県)
【小学校】
該当なし
【中学校】
該当なし

(3)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上下回った設問(全県)
【小学校】 [ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
<国語>
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部ウを、漢字を使って書き直す」
(つみ重ね)[3三(1)ウ]
 神奈川県 46.2 % 全国 54.4 % (ー8.2 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部イで、波線部「残されています」の主語として適切なものを選択する」[3三(2)イ]
 神奈川県 60.1 % 全国 67.0 % (ー6.9 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部エを、漢字を使って書き直す」
(げんいん)[3三(1)エ]
 神奈川県 72.4 % 全国 79.0 % (ー6.6 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の破線部を【西田さんの話】を用いて詳しく書き直す」[3二]
 神奈川県 50.3 % 全国 56.6 % (ー6.3 )

【中学校】
該当なし

3 学校質問紙調査結果

(1)特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・あなたの学校では、教職員間の連絡でコンピュータなどのICT機器を活用した取組を行っている。[70]
 神奈川県 83.8 % 全国 78.1 % (+5.7 )
・校長として、現在、教員の資質能力の向上について最も学びたいと感じている。[12]
 神奈川県 15.8 % 全国 10.7 % (+5.1 )
・個々の教員が、自らの専門性を高めていこうとしている教科・領域等を決めており、校外の各教科等の教育に関する研究会等に定期的・継続的に参加している。[25]
 神奈川県 79.9 % 全国 75.9 % (+4.0 )

【中学校】
・調査対象学年の生徒は、授業において、自らの考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して、発言や発表を行うことができていると思う。[30]
 神奈川県 84.3 % 全国 75.6 % (+8.7 )
・校長として、現在、よりよい教育課程の編成について最も学びたいと感じている。[12]
 神奈川県 19.7 % 全国 13.1 % (+6.6 )
・調査対象学年の生徒は、学級やグループでの話合いなどの活動で、自分の考えを深めたり、広げたりすることができていると思う。[32]
 神奈川県 90.0 % 全国 83.6 % (+6.4 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・全国学力・学習状調査の問題(教科に関する調査)について、学習指導要領の理解を深めるため、校内研修等で、個別の問題を題材として取り上げている。[88-3]
 神奈川県 28.2 % 全国 65.0 % (ー36.8 )
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)について、問題全体を活用し、校内研修等を通じて、授業の改善を行っている。[88-4]
 神奈川県 34.7 % 全国 69.8 % (ー35.1 )
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)について、学習指導要領の理解を深めるため、調査対象学年・教科の教員以外の教員も出題意図を確認している。[88-2]
 神奈川県 41.4 % 全国 73.4 % (ー32.0 )

【中学校】
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)について、問題全体を活用し、校内研修等を通じて、授業の改善を行っている。 [88-4]
 神奈川県 32.9 % 全国 59.9 % (ー27.0 )
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)について、学習指導要領の理解を深めるため、校内研修等で、個別の問題を題材として取り上げている。[88-3]
 神奈川県 20.4 % 全国 46.8 % (ー26.4 )
・全国学力・学習状況調査の結果を、教育活動の改善のために、課題が見られた点を中心として校内研修を実施し、授業改善に活用している。[90-7]
 神奈川県 52.1 % 全国 76.2 % (ー24.1 )

(2)新型コロナウイルス感染症の影響に関する設問での特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、追加的な人材(非常勤の者を含む)の配置を行った。[C6]
 神奈川県 60.6 % 全国 41.8 % (+18.8 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、次年度以降を見越した教育課程編成を行った。[C6]
 神奈川県 52.4 % 全国 35.4 % (+17.0 )

【中学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、時間割編成の工夫(1コマを40分とした上で1日のコマ数を増やすなど)を行った。[C6]
 神奈川県 68.1 % 全国 45.8 % (+22.3 )
・新型コロナウイルス感染症の影響前(令和2年3月以前)と現在(令和3年5月)とを比較して、生徒から家庭環境に関する相談が増えた。[C11]
 神奈川県 50.6 % 全国 29.3 % (+21.3 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、学習内容の定着が不十分である児童を対象とした補習(放課後や休み時間の実施)を行った。[C6]
 神奈川県 22.3 % 全国 46.4 % (ー24.1 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間中、調査対象児童の学習状況や生活状況の把握について、登校日を設定して学校で直接行った。[C3]
 神奈川県 45.2 % 全国 59.3 % (ー14.1 )

【中学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、土曜日の活用を行った。[C6]
 神奈川県  3.5 % 全国 17.6 % (ー14.1 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間中、家庭学習として都道府県や市町村教育委員会が作成した「問題集」・「復習ノート」等の教材(教育委員会のホームページで配信されている場合を含む)を活用した。[C2_7]
 神奈川県 30.7 % 全国 42.8 % (ー12.1 )

4 児童・生徒質問紙調査結果

(1)特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たり2時間以上、勉強をしている(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)。[18]
 神奈川県 32.4 % 全国 26.9 % (+5.5 )
・土曜日や日曜日など学校が休みの日に、1日当たり3時間以上、勉強をしている(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)。[19]
 神奈川県 19.5 % 全国 15.2 % (+4.3 )
・これまで、学校の授業以外で、英語を使う機会があった(地域の人や外国にいる人と英語で話す、英語で手紙や電子メールを書く、英語のテレビやホームページを見る、英会話教室に通うなど)。[63]
 神奈川県 48.4 % 全国 44.4 % (+4.0 )

【中学校】
・学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たり2時間以上、勉強をしている(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)。[18]
 神奈川県 52.9 % 全国 41.8 % (+11.1 )
・土曜日や日曜日など学校が休みの日に、1日当たり3時間以上、勉強をしている(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)。[19]
 神奈川県 32.1 % 全国 26.8 % (+5.3 )
・1、2年生のときに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えが上手く伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫して発表していた。[32]
 神奈川県 67.0 % 全国 62.0 % (+5.0 )
・学校で、コンピュータなどのICT機器を、他の生徒と意見を交換したり、調べたりするために、週1回以上使用した。[27]
 神奈川県 39.8 % 全国 34.8 % (+5.0 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・5年生までに受けた授業で、コンピュータなどのICT機器を週1回以上使用した。
[26]
 神奈川県 31.8 % 全国 40.1 % (ー8.3 )
・解答時間は十分だった(国語)。[68]
 神奈川県 64.3 % 全国 70.3 % (ー6.0 )
・学校で、コンピュータなどのICT機器を、他の友達と意見を交換したり、調べたりするために、週1回以上使用している。[27]
 神奈川県 33.6 % 全国 39.0 % (ー5.4 )

【中学校】
・今住んでいる地域の行事に参加している。[24]
 神奈川県 37.1 % 全国 43.7 % (ー6.6 )
・学習塾の先生や家庭教師の先生に教わっている(インターネットを通じて教わっている場合も含む)。[20]
 神奈川県 50.5 % 全国 55.4 % (ー4.9 )
・数学の授業で問題の解き方や考え方が分かるようにノートに書いている。[59]
 神奈川県 82.5 % 全国 86.6 % (ー4.1 )

(2)新型コロナウイルス感染症の影響に関する設問での特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことがなかった。[67]
 神奈川県 13.8 % 全国 10.3 % (+3.5 )

【中学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは友達に聞いた。[67]
 神奈川県 48.9 % 全国 43.9 % (+5.0 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは先生に聞いた。[67]
 神奈川県 8.7 % 全国 7.2 % (+1.5 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは自分で調べた。[67]
 神奈川県 58.3 % 全国 62.4 % (ー4.1 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、勉強について不安を感じた。[64]
 神奈川県 53.0 % 全国 55.2 % (ー2.2 )

【中学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、規則正しい生活を送っていた。[66]
 神奈川県 45.4 % 全国 48.4 % (ー3.0 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことはそのままにした。[67]
 神奈川県 11.9 % 全国 14.3 % (ー2.4 )

<参考>県域(政令指定都市を除く)

2 教科に関する調査結果の概要

(2)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上上回った設問(県域)
【小学校】
該当なし
【中学校】
該当なし

(3)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上下回った設問(県域)
[ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
【小学校】
<国語>
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部イで、波線部「残されています」の主語として適切なものを選択する」[3三(2)イ]
 県域 54.1 % 全国 67.0 % (ー12.9 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部ウを、漢字を使って書き直す」
(つみ重ね)[3三(1)ウ]
 県域 42.6 % 全国 54.4 % (ー11.8 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の破線部を【西田さんの話】を用いて詳しく書き直す」[3二]
 県域 45.0 % 全国 56.6 % (ー11.6 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部エを、漢字を使って書き直す」
(げんいん)[3三(1)エ]
 県域 69.1 % 全国 79.0 % (ー9.9 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部アを、漢字を使って書き直す」
(ころがっている)[3三(1)ア]
 県域 68.7 % 全国 78.3 % (ー9.6 )
・「丸山さんの【文章の下書き】の中の実線部オで、波線部「すぐに」がくわしくしている言葉として適切なものを選択する」[3三(2)オ]
 県域 37.7 % 全国 43.6 % (ー5.9 )

<算数>
・「直角三角形の面積を求める式と答えを書く」[2(1)]
 県域 46.3 % 全国 55.1 % (ー8.8 )
・「30mを1としたときに12mが0.4に当たるわけを書く」[4(3)]
 県域 45.4 % 全国 51.5 % (ー6.1 )

【中学校】
該当なし

3 学校質問紙調査結果

(1)特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・校長として、現在、よりよい教育課程の編成について最も学びたいと感じている。[12]
 県域 19.8 % 全国 10.7 % (+9.1 )
・校長として、現在、教職員同士が協力し合う職場環境の作り方について最も学びたいと感じている。[12]
 県域 18.9 % 全国 15.9 % (+3.0 )
・調査対象学年の児童に対して、前年度までに、創意工夫の中で学習評価の妥当性や信頼性が高められるよう、評価規準や評価方法の教員間での明確化・共有化や、学年会や教科等部会等の校内組織の活用など、組織的かつ計画的な取組をした。[47]
 県域 85.0 % 全国 84.4 % (+0.6 )

【中学校】
・調査対象学年の生徒は、授業において、自らの考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して、発言や発表を行うことができていると思う。[30]
 県域 84.7 % 全国 75.6 % (+9.1 )
・校長として、現在、よりよい教育課程の編成について最も学びたいと感じている。[12]
 県域 19.4 % 全国 13.1 % (+6.3 )
・調査対象学年の生徒は、学級やグループでの話合いなどの活動で、自分の考えを相手にしっかりと伝えることができていると思う。[31]
 県域92.9 % 全国 86.6 % (+6.3 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(県域)
【小学校】
・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し、具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行った。[91]
 県域 47.6 % 全国 88.7 % (ー41.1 )
・全国学力・学習状況調査の結果を、教育活動の改善のために、学校が実施する学力・学習状況調査等、他の調査結果を組み合わせた分析を行っている。[90-2]
 県域 36.3 % 全国 75.7 % (ー39.4 )
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)について、学習指導要領の理解を深めるため、校内研修等で、個別の問題を題材として取り上げている。[88-3]
 県域 29.9 % 全国 65.0 % (ー35.1 )

【中学校】
・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し、具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行っている。[91]
 県域 57.7 % 全国 85.8 % (ー28.1 )
・全国学力・学習状況調査の結果を、教育活動の改善のために、学校が実施する学力・学習状況調査等、他の調査結果を組み合わせた分析を行っている。[90-2]
 県域 46.5 % 全国 73.2 % (ー26.7 )
・全国学力・学習状況調査の問題(教科に関する調査)を、学習指導要領の理解を深めるため、校内研修等で、個別の問題を題材として取り上げている。[88-3]
 県域 20.6 % 全国 46.8 % (ー26.2 )

(2)新型コロナウイルス感染症の影響に関する設問での特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、追加的な人材(非常勤の者を含む)の配置を行った。[C6]
 県域 79.6 % 全国 41.8 % (+37.8 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間中、調査対象児童の学習状況や生活状況の把握について、郵便により行った。[C3]
 県域 24.1 % 全国  6.3 % (+17.8 )

【中学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、追加的な人材(非常勤の者を含む)の配置を行った。[C6]
 県域 66.5 % 全国 32.6 % (+33.9 )
・新型コロナウイルス感染症の影響前(令和2年3月以前)と現在(令和3年5月)とを比較して、生徒から家庭環境に関する相談が増えた。[C11]
 県域 50.6 % 全国 29.3 % (+21.3 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(県域)
【小学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間が終了した以降に当該休業への対応として、学習内容の定着が不十分である児童を対象とした補習(放課後や休み時間の実施)を行った。[C6]
 県域 26.2 % 全国 46.4 % (ー20.2 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間中、調査対象児童の学習状況や生活状況の把握について、登校日を設定して学校で直接行った。[C3]
 県域 41.2 % 全国 59.3 % (ー18.1 )

【中学校】
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業としていた期間中の家庭学習におけるICT活用について、規則等(セキュリティポリシー等)が整っていないという課題があった。[C5_5]
 県域 21.2 % 全国 34.5 % (ー13.3 )
・令和2年4月以降の新型コロナウイルス感染症の影響による地域一斉の学校の臨時休業等の期間のうち学校の全部を休業していた期間中、家庭学習として都道府県や市町村教育委員会が作成した「問題集」・「復習ノート」等の教材(教育委員会のホームページで配信されている場合を含む)を活用した。[C2_7]
 県域 30.0 % 全国 42.8 % (ー12.8 )

4 児童・生徒質問紙調査結果

(1)特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・普段(月曜日から金曜日)、1日当たり3時間以上、テレビゲーム(コンピュータゲーム、携帯式のゲーム、携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも含む)をしている。[5]
 県域 32.7 % 全国 29.0 % (+3.7 )
・これまで、学校の授業以外で、英語を使う機会があった(地域の人や外国にいる人と英語で話す、英語で手紙や電子メールを書く、英語のテレビやホームページを見る、英会話教室に通うなど)。[63]
 県域 47.4 % 全国 44.4 % (+3.0 )
・5年生までに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表していた。[32]
 県域 65.9 % 全国 63.5 % (+2.4 )

【中学校】
・学校で、コンピュータなどのICT機器を、他の生徒と意見を交換したり、調べたりするために、週1回以上使用した。[27]
 県域 45.9 % 全国 34.8 % (+11.1 )
・1、2年生のときに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えが上手く伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫して発表していた。[32]
 県域 69.1 % 全国 62.0 % (+7.1 )
・学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たり2時間以上、勉強をしている(学習塾で勉強している時間や家庭教師の先生に教わっている時間、インターネットを活用して学ぶ時間も含む)。[18]
 県域 48.5 % 全国 41.8 % (+6.7 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(県域)
【小学校】
・解答時間は十分だった(国語)。[68]
 県域 55.0 % 全国 70.3 % (ー15.3 )
・今住んでいる地域の行事に参加している。[24]
 県域 52.0 % 全国 58.1 % (ー6.1 )
・学級活動における学級での話合いを生かして、今、自分が努力すべきことを決めて取り組んでいると思う。[41]
 県域 67.8 % 全国 73.5 %  (ー5.7 )

【中学校】
・数学の授業で問題の解き方や考え方が分かるようにノートに書いている。[59]
 県域 79.9 % 全国 86.6 % (ー6.7 )
・今住んでいる地域の行事に参加している。[24]
 県域 37.4 % 全国 43.7 % (ー6.3 )
・数学の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思う。[55]
 県域 68.8 % 全国 74.6 % (ー5.8 )

(2)新型コロナウイルス感染症の影響に関する設問での特徴的な項目
[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
ア 全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことがなかった。[67]
 県域 11.0 % 全国 10.3 % (+0.7 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは家族に聞いた。[67]
 県域 79.4 % 全国 78.8 % (+0.6 )

【中学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは友達に聞いた。[67]
県域 48.6 % 全国 43.9 % (+4.7 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことは、先生、友達、家族以外の人に聞いた。[67]
 県域 13.6 % 全国 12.3 % (+1.3 )

イ 全国公立学校の平均を下回った主な設問(県域)
【小学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、計画的に学習を続けることができた。[65]
 県域 61.3 % 全国 64.6 % (ー3.3 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、規則正しい生活を送っていた。[66]
 県域 61.1 % 全国 63.1 % (ー2.0 )

【中学校】
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、規則正しい生活を送っていた。[66]
 県域 45.4 % 全国 48.4 % (ー3.0 )
・新型コロナウイルスの感染拡大で多くの学校が休校していた期間中、学校からの課題で分からないことはそのままにした。[67]
 県域 12.5 % 全国 14.3 % (ー1.8 )

問合せ先

神奈川県教育委員会教育局支援部子ども教育支援課

課長 古島
電話 045-210-8212

教育指導グループ 本間

電話 045-210-8217

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