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更新日:2021年10月29日
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標記調査結果については、本年8月31日に速報版を公表しました。その後、本調査結果を総合的に分析し、全県の傾向を踏まえ、「かながわの学びの充実・改善のための重点事項」として整理しました。あわせて、各学校における「学びの充実・改善のヒント」となる取組事例を収集し、これらをとりまとめ「令和3年度版『かながわの学びの充実・改善のために』」を作成しました。
令和3年度全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校調査結果の分析・活用資料
・小・中学校ともに、児童・生徒一人ひとりのよい点や可能性を見つけ評価する取組を行っている。
〔学校質問紙 小学校…98.7% 中学校…98.5%〕
・小・中学校ともに、児童・生徒の傾向や課題を把握するために、本調査の結果を活用している。
〔学校質問紙 小学校…96.7% 中学校…93.8%〕
・小・中学校ともに、一斉臨時休業後に児童・生徒の様子や学習状況を確認しようとしている。
〔学校質問紙 心身の状況チェック 小学校…98.2% 中学校…98.3%
学習状況及び成果の確認 小学校…90.0% 中学校…88.8%〕
➢この結果を踏まえ、今後も、児童・生徒一人ひとりの実態をきめ細かく捉えることが重要
・小・中学校ともに、他の人が話をしている時はしっかりと聞く、授業開始のチャイムを守るなどの学習規律の維持について指導している。〔学校質問紙 小学校…96.7% 中学校…98.8%〕
・児童・生徒ともに、友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができている。〔児童・生徒質問紙 小学校…95.3% 中学校…96.0%〕
➢この結果を踏まえ、今後も、小・中学校間で重視する指導のポイントを共有することが重要
・小・中学校ともに、校長のリーダーシップのもと、研修リーダー等を校内に設け、校内研修の実施計画を整備するなど、組織的、継続的な研修を行っている。〔学校質問紙 小学校…94.6% 中学校…95.3%〕
・小・中学校ともに、本調査問題を活用し、学習指導要領の理解や授業改善に向かう校内研修を進めている。〔学校質問紙 学習指導要領の理解 小学校…28.2% 中学校…20.4%、 授業改善に向かう校内研修 小学校…34.7% 中学校…32.9%〕
➢組織的、継続的な校内研修を行っているが、学習指導要領の理解や授業改善に向かう校内研修の実施には課題があるという結果を踏まえ、一層の充実が必要
・小・中学校における、「理由を記述する」「考えをもつ」「説明する」などの設問の平均正答率。 〔各教科調査 小学校国語 2 三 …35.1% 中学校数学 7(2) …28.0% など〕 |
・授業で、考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表している児童・生徒の状況。
〔学校質問紙 小学校…66.0% 中学校…84.3%〕
〔児童・生徒質問紙 小学校…65.6% 中学校…67.0%〕
➢この結果を踏まえ、小・中学校ともに、授業の中で、自分の考えを文章等で表現する活動の意義や目的を児童・生徒と共有した上で、学習を充実させることが必要
(1)児童が「自分で決める」ことを大切にした事例
(2)生徒が「考えを伝え合い気付き合う」事例
(1)小学校で「分からない」を大切にし、中学校で「伝え合う」ことを重視している事例
(2)既習事項を踏まえ、実生活との結びつきや、これからの学びを意識した事例
(1)全国学力・学習状況調査の教科に関する調査問題を活用した事例
(2)授業研究において学習指導要領解説を活用している事例
(1)意見を述べる文章を書く単元づくりの事例
(2)観察や実験のまとめのレポートづくりの事例
(3)「単元計画(学びのプラン)」を活用した事例
(4)子どもたちの自発的な学びを単元に結びつける事例
(5)自発的な読書活動と単元の学習を結びつけて表現力を豊かにする事例
(6)国語辞典や漢字辞典の活用を単元に結びつける事例
別添資料 令和3年度版「かながわの学びの充実・改善のために」(PDF:2,155KB)
令和3年度全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校調査結果の分析・活用資料
問合せ先
神奈川県教育委員会教育局支援部子ども教育支援課
課長 古島
電話 045-210-8212
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