旭高等学校
「生徒主体の『あいさつ』する学校づくり~当たり前が当たり前にできる~」【神奈川県立旭高等学校】
本校は、昭和48年に開校し、校訓「自主自律」のもと、常にひとつ上を目指して自ら考え、仲間と切磋琢磨することで人間力の向上を図っています。
その中で、3年生が主体的に取り組み、「あいさつ」やコミュニケーションについて日常生活や委員会活動、行事の企画運営にも反映させ、本校をよりよいものにしようとする運動を展開しています。
「あいさつ運動」の取組について
【生徒が感じた課題】
平成29年度末、新3年生向けに本校の課題について調査を行ったところ、「『あいさつ』をしていない生徒が目立つようになった」や「知ってる人にしか『あいさつ』をしない」などの意見がありました。その課題解決に向けて、3年生自らがお手本となり、日頃から「あいさつ」することを心掛けることが必要だと考え、「あいさつ運動」の取組を進めることになりました。
【おもてなしの心を学ぶ】
本校ではねらいを明確にし、社会見学を行いその成果を学校生活に生かすよう取り組んでいます。3年生はプロのおもてなしの心について学んできました。
【みんなでおはよう】
6月第1週を「あいさつ運動」週間とし、約40名の3年生の有志が8時に正門に集まり、通学してくる仲間たちに声をかけました。大きな声がなかなか出せない人はサインボードを持って参加しました。
初日は通学してくる生徒たちも戸惑いがあったようですが、日が進むにつれ「あいさつ」できるようになってきました。
【「あいさつ」を意識的に行っていますか?】
1学期の終わりに「『あいさつ』を意識的に行っていますか?」との質問に全校の5割を超える生徒が「はい」と回答しました。意識して「あいさつ」ができる生徒が増えています。「あいさつ」の意味が浸透し始めてきている証拠です。
【学校行事でしっかり「あいさつ」】
都築祭(つづきさい(文化祭))においては、実行委員長から開会式で「お客様にしっかり『あいさつ』しましょう」という言葉があり、来場者や地域の方々にも笑顔で「あいさつ」することを全校生徒に呼びかけることができました。
【継続すること】
「あいさつ」はコミュニケーションの第一歩です。イベントなどのような一過性のものではなく、継続することで、校外でも自然に「あいさつ」ができる人になり、「旭高校の生徒は、しっかりと『あいさつ』ができて気持ちがいい」と言われるようになると確信しています。
電話:045-953-3301
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)